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これからどうしよう
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バロールとの戦いから3日が経過した。
3日間寝ていたおかげで傷は完治した。
これからどうしようかと悩んでいるのである。
今の力ではバロールに勝つことはできない。自分たちのレベルアップや魔力を高める以外に、まず相手のことを知るべきだと考えた。
とりあえず刑務所にいるスキンヘッドの男に話を聞くのが良いと考え、ルーナと刑務所に向かった。
ルーナ
「その人、魔王の手下なんでしょ。そんな簡単に話してくれるとは思わないけど。」
ユート
「大丈夫だよ、これで交渉するから。」
僕は右手に持った袋をルーナに見せた。
刑務官に面会をしたいと相談し、スキンヘッドの男と話せる機会を作ってもらった。
スキンヘッド
「久しぶりだな、俺に何のようだ?」
ユート
「あなたが知っているバロールという魔王について教えてください。」
スキンヘッドの男
「バロール様についてだと、なぜ知りた
い?」
ユート
「倒したいからだ。教えてくれれば美味しいご飯を持ってきたから差し上げるぞ。」
この刑務所は面会の時なら面会人が持ってきたご飯を食べることができるのだ。
スキンヘッドの男
「なるほどな、いいだろう交渉成立だ。俺が話したことは誰にも言うなよ。」
なんとか上手くいったようだ。
スキンヘッドの男
「やつはとても強い。簡単な傷を秒で治すことができる。やつは硬いから攻撃するなら剣より魔法をおすすめするぜ。」
ユート
「なるほど、ちなみにどの属性で攻撃するのが1番効くか知ってるか?」
スキンヘッドの男
「これは確かか分からないが、前にとある勇者のパーティと戦っている時、闇属性の人間を集中攻撃してたのを見たことがある。戦うなら闇属性が相性良いかもな。」
ユート
「もう1つ質問がある。デスクラッシュについて教えて欲しい。」
スキンヘッドの男
「それは俺も呪文ってことぐらいしか知らねーな。」
ユート
「じゃ、誰が教えたか知ってるか?」
スキンヘッドの男
「それなら見たことがある。30代のおっさんからだ。異様な雰囲気を醸し出してたから印象に残ってるぜ。」
ユート
「異様な雰囲気ってどういうことだ?」
スキンヘッドの男
「上手くは説明できないが、人間ってより悪魔に近い感じがしたんだよな。」
まあ、悪魔の仲間になればそんな雰囲気にはなるか。
ユート
「そいつは今どこにいるんだ?」
スキンヘッドの男
「それは俺にも分かんね。バロール様の命令でいろんなところに出かけてるからな。メクリアにいない日の方が多い。」
これは探すのが難しいそうだな。
ユート
「なぜバロールは人間の呪文を教えてもらったんだ?魔王なら他にも強い呪文あるだろ」
スキンヘッドの男
「それなら魔王が呪文を試すときに話をちょろっと聞いたが、相性が悪い人間にも使える呪文だかららいしぞ。」
なるほど、相性の良し悪しに関係なく人間などの骨を持つ種族なら効果のある呪文だからだな。
ユート
「そうか、ありがとな。」
スキンヘッドの男から話を聞いた後、近くのお店で昼食を取ることにした。
頼んだものを食べながらルーナと少し話をしていた。
ユート
「ルーナのお父さんはいつ帰ってくるの?」
ルーナ
「私にも分からないんだ。急に帰ってきたりするけど、1年で数回しか会わないんだ。」
ユート
「そうなんだ。お父さんは何してる人なの?」
ルーナ
「なんか世界をまわってるんだって」
ルーナが少し悲しい顔をしていた。
ルーナ
「そんなことよりこれからどうするの?」
ユート
「バロールの弱点の闇属性の呪文の練習をしようと考えてるから、とりあえず図書館に行って呪文の書を借りに行くつもり。」
ルーナ
「ユートは全属性使えるんだもね。私は闇属性使えないしどうしようかな。」
たしかにルーナは闇属性使えないからな。
ルーナには何か1つを極めてもらった方がいいのかな。そんなことを考えながら図書館へ向かった。
3日間寝ていたおかげで傷は完治した。
これからどうしようかと悩んでいるのである。
今の力ではバロールに勝つことはできない。自分たちのレベルアップや魔力を高める以外に、まず相手のことを知るべきだと考えた。
とりあえず刑務所にいるスキンヘッドの男に話を聞くのが良いと考え、ルーナと刑務所に向かった。
ルーナ
「その人、魔王の手下なんでしょ。そんな簡単に話してくれるとは思わないけど。」
ユート
「大丈夫だよ、これで交渉するから。」
僕は右手に持った袋をルーナに見せた。
刑務官に面会をしたいと相談し、スキンヘッドの男と話せる機会を作ってもらった。
スキンヘッド
「久しぶりだな、俺に何のようだ?」
ユート
「あなたが知っているバロールという魔王について教えてください。」
スキンヘッドの男
「バロール様についてだと、なぜ知りた
い?」
ユート
「倒したいからだ。教えてくれれば美味しいご飯を持ってきたから差し上げるぞ。」
この刑務所は面会の時なら面会人が持ってきたご飯を食べることができるのだ。
スキンヘッドの男
「なるほどな、いいだろう交渉成立だ。俺が話したことは誰にも言うなよ。」
なんとか上手くいったようだ。
スキンヘッドの男
「やつはとても強い。簡単な傷を秒で治すことができる。やつは硬いから攻撃するなら剣より魔法をおすすめするぜ。」
ユート
「なるほど、ちなみにどの属性で攻撃するのが1番効くか知ってるか?」
スキンヘッドの男
「これは確かか分からないが、前にとある勇者のパーティと戦っている時、闇属性の人間を集中攻撃してたのを見たことがある。戦うなら闇属性が相性良いかもな。」
ユート
「もう1つ質問がある。デスクラッシュについて教えて欲しい。」
スキンヘッドの男
「それは俺も呪文ってことぐらいしか知らねーな。」
ユート
「じゃ、誰が教えたか知ってるか?」
スキンヘッドの男
「それなら見たことがある。30代のおっさんからだ。異様な雰囲気を醸し出してたから印象に残ってるぜ。」
ユート
「異様な雰囲気ってどういうことだ?」
スキンヘッドの男
「上手くは説明できないが、人間ってより悪魔に近い感じがしたんだよな。」
まあ、悪魔の仲間になればそんな雰囲気にはなるか。
ユート
「そいつは今どこにいるんだ?」
スキンヘッドの男
「それは俺にも分かんね。バロール様の命令でいろんなところに出かけてるからな。メクリアにいない日の方が多い。」
これは探すのが難しいそうだな。
ユート
「なぜバロールは人間の呪文を教えてもらったんだ?魔王なら他にも強い呪文あるだろ」
スキンヘッドの男
「それなら魔王が呪文を試すときに話をちょろっと聞いたが、相性が悪い人間にも使える呪文だかららいしぞ。」
なるほど、相性の良し悪しに関係なく人間などの骨を持つ種族なら効果のある呪文だからだな。
ユート
「そうか、ありがとな。」
スキンヘッドの男から話を聞いた後、近くのお店で昼食を取ることにした。
頼んだものを食べながらルーナと少し話をしていた。
ユート
「ルーナのお父さんはいつ帰ってくるの?」
ルーナ
「私にも分からないんだ。急に帰ってきたりするけど、1年で数回しか会わないんだ。」
ユート
「そうなんだ。お父さんは何してる人なの?」
ルーナ
「なんか世界をまわってるんだって」
ルーナが少し悲しい顔をしていた。
ルーナ
「そんなことよりこれからどうするの?」
ユート
「バロールの弱点の闇属性の呪文の練習をしようと考えてるから、とりあえず図書館に行って呪文の書を借りに行くつもり。」
ルーナ
「ユートは全属性使えるんだもね。私は闇属性使えないしどうしようかな。」
たしかにルーナは闇属性使えないからな。
ルーナには何か1つを極めてもらった方がいいのかな。そんなことを考えながら図書館へ向かった。
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