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Ability-アビリティ-
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帰りの車中はエミリア弾劾裁判の様相を呈してきた。
「で、エミリアさん、先程は何をなされていたのですか?」
アリスからの冷徹な問いに、すっかり酒の抜けたエミリアが、小さくなってか細く答える。
「わかりません、覚えていません」
ルームミラーに映るエミリアは、居場所を亡くした子猫のように小さくなっている。
「ゲンボクちゃんもエミリアも、人の分身の中で何をやってくれているのかなあ」
すまん千里、言い訳はせぬ。
車内が重い空気に包まれる。
ところが予想外の人物から予想外の提案があった。
「そんなことよりもみんなでこれを食べるの」
どうやら小町は、エミリアのことはどうでもいいらしい。
そう言えば千里も、俺がエミリアに胞子力エネルギーを充填したことよりも、自分の分身を使われたのにご立腹のようだ。
純粋にエミリアへの真昼間からのエネルギー充填に腹を立てていたらしいアリスも、既に小町が冷凍庫から取り出した大きなレジ袋に興味を移している。
そこにはファミリーサイズの箱から取り出された、色々な種類の小さなアイスが詰まっていた。
「色々な種類があるから感想を聞かせてほしいの」
「それでは私はこの白くまというのを、まずはいただいてみますわ」
「ボクはソーダ味がいい!」
アリスも千里も、既にエミリアのことは眼中になくなっている。
「ゲンボクちゃんはどれがいい?」
「俺はチョコレートをもらおうかな」
すると小町が袋から出した棒付きアイスを、運転席の後ろから俺に手渡してくれる。
しかしエミリアは小さくなったまま。
さすがに自分も何事もなかったように仲間に入るのは気まずいらしい。
ところが小町はエミリアにアイスを一本手渡した。
「エミリアはこれを強制的に試すの。世界一固いと評判のアイスなの」
そう、それはあずきのアイスキャンデー。
「いいのかい?」
「いいの、その代わり一気にかじるの」
無理を言ってやがる。
つまり小町もご立腹だったってことだな。
この後エミリアがあずきキャンデーに四苦八苦している間に、アリスたちはもう一本ずつ味見をしやがった。
そんな感じで車内の空気も再び和んできた。
既に帰路も半分となり、最後の自動販売機もまもなくとなって来た頃。
助手席に移動していた千里が前方に何かを発見した。
「ゲンボクちゃん、車が二台変な風に止まっているよ」
千里の言うとおり、白のSUVと黒のミニバンが道路に八の字を描くように止まっている。
どうやら追突事故のようだ。
自動販売機がある場所は三差路になっており、こちらからみると左に自動販売機があり、右折の道がある。
この道を右折するとダム下流の川に近づくのだが、そこはバーベキューの穴場として、知る人ぞ知る穴場となっている。
恐らくはそこからのバーベキュー帰りの二台が追突事故を起こしたということだろう。
そのまま車を走らせ近づいていくと、SUVの持ち主らしき若者と、ミニバンの持ち主らしい中年の男が何やら言い争っている。
こうした場合「君子危うきに近寄らず」が鉄則なのだが、残念なことに2台の車で道路を完全にふさがれているので、このままでは村に帰ることができない。
仕方がねえなあ。
自動販売機近くの空き地に車を止め、2台に道を開けるように頼みに行くことにする。
「お前らちょっと車の中で待っていろ」
「わかったの」
「はいよ」
「わかったよ」
ところが指示に従わないのが一人いた。
「私も一緒に参ります」
「だめだ」
「参ります」
あー、これは一歩も引かない奴だね。
「仕方がないなあ、それなら俺の後ろの隠れていろよ」
「当然ですわゲンボクちゃん」
二台の車に近づいていくと、若者と中年男の言い争いが聞こえてくる。
「追突してきたのはそっちだろクソが!」
「いきなりバックしてきたのはそっちだろ! きっちりドラレコに撮ってあるからな!」
どうやらSUVが三差路を左折直後に自動販売機前でバックをしたらしい。
そこに続いて左折してきたミニバンが追突したということだろう。
こりゃあどっちもどっちだよな。
SUVの中では信じられない角度までシートを倒し、スマホをいじっている若い女が一人、ミニバンの中には、やけにケバいおばさんと子供が二人、こちらもスマホとゲーム機をいじくっている。
とりあえずどいてもらうことにしよう。
「ちょっとすいません、お取り込み中失礼ですが、道路を開けてもらえますか?」
「ああ?」
「なんだあ?」
若者も中年男もガラが悪い。
「こっちは今大事な話をしてんだ!」
「部外者はすっ込んでろ!」
そうこちらに吐き捨てると、二人は言葉のバトルを再開した。
威勢だけはいいなあ。
さて、どうしようか。
別に喧嘩が怖いわけじゃないが、アリス達を巻き込むのは面倒だ。
見た感じ二人ともちょっと粋がっているだけのパンピーみたいだし。
さて、どうしたものか。
すると俺の後ろに隠れていたアリスが、耳元で小さく囁いた。
「ゲンボクちゃん、私ったら思い出しちゃいました」
俺も小声で返す。
「どうしたアリス」
「ゲンボクちゃんのBasic Abilityですわ」
続けてアリスが囁く呪文のような言葉を俺もなぞっていく。
Construct the primary core, 'The Strong Man'
同時に俺の全身に力がみなぎり、肌が硬化していく感覚がやってくる。
「これが俺の能力か?」
「そうですわ、正しくは基本の能力ですけれどね」
楽しそうに答えるアリスを背後に従えたまま、俺は言い争いをしている二人を避け、SUVとミニバンに向かった。
「それじゃあ失礼しますよ」
まずはSUVのリヤに手をかけ、一気に持ち上げる。
車内から女がひっくり返るような音と悲鳴がしたが、まあ気にしない。
そのままリヤを道路に並行になるように移動し、自販機の前まで車を移動してしまう。
ここで言い争い中の二人も俺の行動に気づいたようが、恐らくは何が起こったのか理解できていないのだろう。
続けて俺はミニバンのフロントに近寄り、そのまま持ちあげた。
この時も車内で何かがひっくり返るような盛大な音が響いたが、気にしないことにしよう。
どうやらミニバンはパーキングブレーキをかけていなかかったらしく、簡単に後輪が回ってしまう。
このまま川まで落ちて行かないように注意しながら、ミニバンを三差路の手前まで移動する。
ミニバンのフロントを降ろしたところで、事態が飲みこめた若者と中年男が俺に向かってきた。
「おい、何をしやがる」
まず俺の胸倉を掴んだのは若い方。
ここで能力を検証がてらこいつを挑発してみよう。
「邪魔だから移動しただけだクソが」
「てめえ!」
お約束のように若者は右拳で俺の左頬を殴りつけた。
ぼきん。
「ぐああ!」
悲鳴を上げたのは若者の方。
頬伝いに響いた音からすると、恐らくこいつの指が折れたな。
そのままうずくまる若者を尻目に、中年男に確認する。
「なあおっさん、今こいつって俺を殴ったよね?」
返事がない。
「なあおっさん、今のシーンも恐らくおっさんのドライブレコーダーに撮影されているよね」
今度は無言で頷く中年男。
「それじゃあさ、それを使ってもいいから、少しでも有利な条件を保険屋から引き出しな」
中年男自体が殴られたわけではないが、若い方が俺を殴りつけて自爆した映像は警察の心証に影響するだろう、若い方が不利になる方向で。
「その代わり俺らのことをこれ以上詮索するなよ、お前の車のナンバーは控えたからな」
「あ、ああ、わかった、助かったよ」
中年男は精一杯虚勢を張りながら俺と対等に会話をしようとしているが、腰が引けているのはまるわかりだ。
その後、俺は車に戻り、アリス以外の三人からの質問攻めに遭いながら、SUVとミニバンの間を走りぬけた。
ちょっと余計な時間を食っちゃったけれど、俺にも胞子エネルギーの恩恵があるとわかったので、よしとしよう。
「で、エミリアさん、先程は何をなされていたのですか?」
アリスからの冷徹な問いに、すっかり酒の抜けたエミリアが、小さくなってか細く答える。
「わかりません、覚えていません」
ルームミラーに映るエミリアは、居場所を亡くした子猫のように小さくなっている。
「ゲンボクちゃんもエミリアも、人の分身の中で何をやってくれているのかなあ」
すまん千里、言い訳はせぬ。
車内が重い空気に包まれる。
ところが予想外の人物から予想外の提案があった。
「そんなことよりもみんなでこれを食べるの」
どうやら小町は、エミリアのことはどうでもいいらしい。
そう言えば千里も、俺がエミリアに胞子力エネルギーを充填したことよりも、自分の分身を使われたのにご立腹のようだ。
純粋にエミリアへの真昼間からのエネルギー充填に腹を立てていたらしいアリスも、既に小町が冷凍庫から取り出した大きなレジ袋に興味を移している。
そこにはファミリーサイズの箱から取り出された、色々な種類の小さなアイスが詰まっていた。
「色々な種類があるから感想を聞かせてほしいの」
「それでは私はこの白くまというのを、まずはいただいてみますわ」
「ボクはソーダ味がいい!」
アリスも千里も、既にエミリアのことは眼中になくなっている。
「ゲンボクちゃんはどれがいい?」
「俺はチョコレートをもらおうかな」
すると小町が袋から出した棒付きアイスを、運転席の後ろから俺に手渡してくれる。
しかしエミリアは小さくなったまま。
さすがに自分も何事もなかったように仲間に入るのは気まずいらしい。
ところが小町はエミリアにアイスを一本手渡した。
「エミリアはこれを強制的に試すの。世界一固いと評判のアイスなの」
そう、それはあずきのアイスキャンデー。
「いいのかい?」
「いいの、その代わり一気にかじるの」
無理を言ってやがる。
つまり小町もご立腹だったってことだな。
この後エミリアがあずきキャンデーに四苦八苦している間に、アリスたちはもう一本ずつ味見をしやがった。
そんな感じで車内の空気も再び和んできた。
既に帰路も半分となり、最後の自動販売機もまもなくとなって来た頃。
助手席に移動していた千里が前方に何かを発見した。
「ゲンボクちゃん、車が二台変な風に止まっているよ」
千里の言うとおり、白のSUVと黒のミニバンが道路に八の字を描くように止まっている。
どうやら追突事故のようだ。
自動販売機がある場所は三差路になっており、こちらからみると左に自動販売機があり、右折の道がある。
この道を右折するとダム下流の川に近づくのだが、そこはバーベキューの穴場として、知る人ぞ知る穴場となっている。
恐らくはそこからのバーベキュー帰りの二台が追突事故を起こしたということだろう。
そのまま車を走らせ近づいていくと、SUVの持ち主らしき若者と、ミニバンの持ち主らしい中年の男が何やら言い争っている。
こうした場合「君子危うきに近寄らず」が鉄則なのだが、残念なことに2台の車で道路を完全にふさがれているので、このままでは村に帰ることができない。
仕方がねえなあ。
自動販売機近くの空き地に車を止め、2台に道を開けるように頼みに行くことにする。
「お前らちょっと車の中で待っていろ」
「わかったの」
「はいよ」
「わかったよ」
ところが指示に従わないのが一人いた。
「私も一緒に参ります」
「だめだ」
「参ります」
あー、これは一歩も引かない奴だね。
「仕方がないなあ、それなら俺の後ろの隠れていろよ」
「当然ですわゲンボクちゃん」
二台の車に近づいていくと、若者と中年男の言い争いが聞こえてくる。
「追突してきたのはそっちだろクソが!」
「いきなりバックしてきたのはそっちだろ! きっちりドラレコに撮ってあるからな!」
どうやらSUVが三差路を左折直後に自動販売機前でバックをしたらしい。
そこに続いて左折してきたミニバンが追突したということだろう。
こりゃあどっちもどっちだよな。
SUVの中では信じられない角度までシートを倒し、スマホをいじっている若い女が一人、ミニバンの中には、やけにケバいおばさんと子供が二人、こちらもスマホとゲーム機をいじくっている。
とりあえずどいてもらうことにしよう。
「ちょっとすいません、お取り込み中失礼ですが、道路を開けてもらえますか?」
「ああ?」
「なんだあ?」
若者も中年男もガラが悪い。
「こっちは今大事な話をしてんだ!」
「部外者はすっ込んでろ!」
そうこちらに吐き捨てると、二人は言葉のバトルを再開した。
威勢だけはいいなあ。
さて、どうしようか。
別に喧嘩が怖いわけじゃないが、アリス達を巻き込むのは面倒だ。
見た感じ二人ともちょっと粋がっているだけのパンピーみたいだし。
さて、どうしたものか。
すると俺の後ろに隠れていたアリスが、耳元で小さく囁いた。
「ゲンボクちゃん、私ったら思い出しちゃいました」
俺も小声で返す。
「どうしたアリス」
「ゲンボクちゃんのBasic Abilityですわ」
続けてアリスが囁く呪文のような言葉を俺もなぞっていく。
Construct the primary core, 'The Strong Man'
同時に俺の全身に力がみなぎり、肌が硬化していく感覚がやってくる。
「これが俺の能力か?」
「そうですわ、正しくは基本の能力ですけれどね」
楽しそうに答えるアリスを背後に従えたまま、俺は言い争いをしている二人を避け、SUVとミニバンに向かった。
「それじゃあ失礼しますよ」
まずはSUVのリヤに手をかけ、一気に持ち上げる。
車内から女がひっくり返るような音と悲鳴がしたが、まあ気にしない。
そのままリヤを道路に並行になるように移動し、自販機の前まで車を移動してしまう。
ここで言い争い中の二人も俺の行動に気づいたようが、恐らくは何が起こったのか理解できていないのだろう。
続けて俺はミニバンのフロントに近寄り、そのまま持ちあげた。
この時も車内で何かがひっくり返るような盛大な音が響いたが、気にしないことにしよう。
どうやらミニバンはパーキングブレーキをかけていなかかったらしく、簡単に後輪が回ってしまう。
このまま川まで落ちて行かないように注意しながら、ミニバンを三差路の手前まで移動する。
ミニバンのフロントを降ろしたところで、事態が飲みこめた若者と中年男が俺に向かってきた。
「おい、何をしやがる」
まず俺の胸倉を掴んだのは若い方。
ここで能力を検証がてらこいつを挑発してみよう。
「邪魔だから移動しただけだクソが」
「てめえ!」
お約束のように若者は右拳で俺の左頬を殴りつけた。
ぼきん。
「ぐああ!」
悲鳴を上げたのは若者の方。
頬伝いに響いた音からすると、恐らくこいつの指が折れたな。
そのままうずくまる若者を尻目に、中年男に確認する。
「なあおっさん、今こいつって俺を殴ったよね?」
返事がない。
「なあおっさん、今のシーンも恐らくおっさんのドライブレコーダーに撮影されているよね」
今度は無言で頷く中年男。
「それじゃあさ、それを使ってもいいから、少しでも有利な条件を保険屋から引き出しな」
中年男自体が殴られたわけではないが、若い方が俺を殴りつけて自爆した映像は警察の心証に影響するだろう、若い方が不利になる方向で。
「その代わり俺らのことをこれ以上詮索するなよ、お前の車のナンバーは控えたからな」
「あ、ああ、わかった、助かったよ」
中年男は精一杯虚勢を張りながら俺と対等に会話をしようとしているが、腰が引けているのはまるわかりだ。
その後、俺は車に戻り、アリス以外の三人からの質問攻めに遭いながら、SUVとミニバンの間を走りぬけた。
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