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おクスリの恐怖
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逆海老縛りにされたイーゼルは、クラウスから食らったティックルの魔法によって、全身をくすぐりによる理不尽な快感に襲われている。
その刺激はティアドールの禁断症状による負の苦しみをも凌駕した。
淀んだ瞳を皮肉にも涙で輝かせ、猿轡をかまされた口元から溢れる唾液を光らせながら、自由の利かない身体にも構わず床を転げまわっている。
思わずナイはイーゼルを抱きかかえようとしたが、それをアージュに止められた。
「だめだナイねーちゃん!」
「だって、こんなに苦しんでいるのに!」
アージュに掴まれた腕をふりほどこうとするナイ。
しかし今度はその正面にクラウスが立つ。
「苦しまなきゃ、おクスリが身体から抜けないんだよ!」
「だって!」
「いいから聞け、ナイねーちゃん!」
アージュはナイを後ろから羽交い絞めにしながら、彼女の耳元で怒鳴りつけた。
涙人形の正体は、同名で呼ばれている植物の小さな果実だ。
この果実を人間が摂取すると、その中央にある種子が発芽を始める。
種子はそれを包む果実部分から栄養分を摂取するのだが、このときに人体に強烈な鎮静効果をもたらす物質を老廃物として排出する。
この状態が、いわゆる「おクスリが効いている」ときである。
ところが、種子は果実の部分を養分として使い果たしてしまうと、今度は宿主の神経組織を分解し、それを自らの養分にしようと活動を始める。
これが禁断症状の原因となる。
禁断症状を抑えるには、新たな果実を宿主に与えればよい。
すると体内の種子は、新たに送り込まれた果実を、その中心にある次の種子と共有し分けあいながら、再び鎮静物質を排出し始めるのだ。
種子は宿主の神経組織に流れる興奮信号を頼りに神経を探り当て、探り当てた神経をさらに刺激することにより発芽を促そうとする。
ここで種子の数が少なければ、宿主の抗体によりそれらは駆逐され、やがては淘汰、分解されていく。
しかしながら、何度もティアドールの果実を与えられてしまうと、それだけ同時に体内に残る種子の数も多くなる。
そうなれば種子と抗体との戦争はより激化する。
そして種子が宿主の抗体に勝利するとき、それは宿主が苗床として、新たな涙人形の実をその身体に結実させるときなのだ。
宿主の命を引き換えとして。
こうした仕組みから、宿主が何らかの外的要因によって活動を低下させると、種子は宿主の興奮信号を察知できなくなるので、その活動を一旦停止させる。
種子の活動が停止してしまえば、宿主の抗体も働くことはない。
つまり、禁断症状を発症させた宿主を睡眠や仮死によって鎮静化させても、それは種子の抗体による淘汰を遅らせるだけなのだ。
なので、できるだけ禁断症状に合わせて、宿主に対してさらに苦痛などの刺激を与えた方が、神経信号をより活性化し、種子の活動を短期的に活発にさせることになる。
そうすれば宿主の抗体発生を促すことができるのだ。
クラウスがナイにティックルを重ねた理由の一つがこれだ。
もう一つの理由は、禁断症状に陥った宿主は強烈かつ無差別な殺意を抱くということ。
前述の通り、種子による宿主神経分解は主に「致死」つまり殺傷欲求を高めてしまう。
だからアージュはイーゼルの自由を奪ったのだ。
これについても、発症前に拘束しては意味がない。
なぜなら、発症後に見せる強烈な肉体暴走が、事前に施した拘束を破壊してしまうからだ。
だからアージュは肉体暴走を待ってから、イーゼルを拘束した。
さらにティックルの効果で、イーゼルの意識を支配しようとする殺意を理不尽な快感で上書きし、塗りつぶしたののだ。
「わかったかい、ナイおねーちゃん?」
「大丈夫だ、死にはしないからイーゼルは放っておいてやれ、ナイねーちゃん」
ガキ二人にそう諭されたナイは、なんとか落ち着きを取り戻した。
同時に彼女は奇妙な感覚に襲われる。
「わたし、何でイーゼルのことがこんなに心配なんだろ?」
そう、これまで一人が当たり前だったナイにとって、他者が心配になるというのは初めての感覚だった。
だから落ち着いてみると、逆に先程までのアージュやクラウスに食ってかかった自分の方が彼女にとっては不思議なのだ。
ナイは、もう一度猿轡を噛まされ、全身を逆海老に固定されながらも、うめき声を漏らし、封じられた抵抗を試みようと身を震わせているイーゼルの姿を見つめてみる。
……。
ぴくん……。
突然何らかの感情がナイの意識に響いた。
それは恐怖に対してではない、危険に対してでもない、油断に対してでもない。
もっと根源的な「警告」のような感覚だ。
しかしすぐにその感覚からナイは引き戻された。
「それじゃ寝るぞナイねーちゃん!」
と、アージュに左手を引かれ、
「明日もちゃんと起こしてよねナイおねーちゃん」
と、クラウスに右耳にそっと耳打ちされながら、ナイはいつものようにベッドに連れ込まれた。
さて翌朝のこと。
ナイの鼻腔を甘い香りがやさしく刺激する。
「あ、朝ね」
香りは隣の台所から漂ってくる。
これはアージュが朝食を仕込んでいる香りだ。
朝食完成時までに目覚めていないと、その後、アージュから強烈な蹴りが飛んでくるのはナイも学習済み。
「クラウス、朝よ」
ナイは自身の右側で彼女の右胸に顔をうずめながら眠りこけている少年を優しく起こしてやる。
目覚めた少年は無意識にあたりをきょろきょろと見回すと、今日は蹴りが飛んでこないのを確認した。
「おはよ。起こしてくれてありがと、ナイおねーちゃん」
こいつも妙なところで律儀なガキである。
すると二人の気配を察知したのか、台所から大きな声が響いた。
「ナイねーちゃん、クラウス、起きたらイーゼルの様子を見てもらえるか!」
部屋の隅を見ると、まるで死んでいるかのようにおとなしくなった縄の塊が、エクストラベッドに転がされている。
多分早起きしたアージュが落ち着いたイーゼルを床からベッドに運んでやったのだろう。
クラウスとナイは、警戒しながらもゆっくりとイーゼルの縄をほどいていく。
縄はイーゼルの手足や首、顔などに赤黒い跡を痛々しく残してはいるが、イーゼル自体は憑きものが落ちたように、すやすやと寝息を立てている。
「アージュ、大丈夫みたいだよ」
クラウスの報告に呼応するかのように、アージュが大鍋を持ってやってきた。
「ちょうどメシができたぜ。今日はイーゼルの快気祝い代わりに朝から肉を煮込んだぞ!」
「まあ、朝からお肉なのね!」
既に皿やカップなどの配膳を終わらせてあるローテーブルに一目散に駆け寄ったナイは、その場でその美しい顔面にカウンターでアージュの蹴りを食らった。
「がっつくんじゃねえクソアマ! さっさとイーゼルを起こして来やがれ!」
ということで、ナイは文句を言いたげな、でもその後のお肉の煮込みがとっても楽しみだといった表情も透かしながら、イーゼルの方をやさしく揺すってやる。
「イーゼル、ご飯よ。起きて」
「朝じゃなくてご飯かよ」といったアージュの無粋な突っ込みとともに、イーゼルはゆっくりと目を覚ました。
「おっ」
「へえ」
「あら?」
三人はイーゼルの表情を見て各々呟いた。
何故なら、イーゼルの瞳は紅色から優しく輝く銀色へと変化していたからだ。
「ふーん、イーゼルの元々の瞳は銀色だったんだね」
納得するかのようなクラウスの独り言に、他の二人も同調するように頷いた。
「よっしゃイーゼル。飯だぞ」
アージュが促すも、なぜかイーゼルは無反応だ。
「イーゼル、ご飯だよ」
クラウスが続けるも、イーゼルは不安そうな表情で左右を見渡すのみ。
「ああんイーゼル、お肉が冷めちゃう!」
ナイがイーゼルをベッドから立たせようとしたところで、イーゼルは何かに気付いたような表情となった。
「イーゼルって私のこと?」
そうだとばかりに三人が頷くと、イーゼルは首を左右に振り、いきなり三人に対してけんか腰となった。
「なんで私がイーゼルなんて呼ばれなきゃならないのよ。私には「ベル」という名前があるんだから!」
はあ?
その刺激はティアドールの禁断症状による負の苦しみをも凌駕した。
淀んだ瞳を皮肉にも涙で輝かせ、猿轡をかまされた口元から溢れる唾液を光らせながら、自由の利かない身体にも構わず床を転げまわっている。
思わずナイはイーゼルを抱きかかえようとしたが、それをアージュに止められた。
「だめだナイねーちゃん!」
「だって、こんなに苦しんでいるのに!」
アージュに掴まれた腕をふりほどこうとするナイ。
しかし今度はその正面にクラウスが立つ。
「苦しまなきゃ、おクスリが身体から抜けないんだよ!」
「だって!」
「いいから聞け、ナイねーちゃん!」
アージュはナイを後ろから羽交い絞めにしながら、彼女の耳元で怒鳴りつけた。
涙人形の正体は、同名で呼ばれている植物の小さな果実だ。
この果実を人間が摂取すると、その中央にある種子が発芽を始める。
種子はそれを包む果実部分から栄養分を摂取するのだが、このときに人体に強烈な鎮静効果をもたらす物質を老廃物として排出する。
この状態が、いわゆる「おクスリが効いている」ときである。
ところが、種子は果実の部分を養分として使い果たしてしまうと、今度は宿主の神経組織を分解し、それを自らの養分にしようと活動を始める。
これが禁断症状の原因となる。
禁断症状を抑えるには、新たな果実を宿主に与えればよい。
すると体内の種子は、新たに送り込まれた果実を、その中心にある次の種子と共有し分けあいながら、再び鎮静物質を排出し始めるのだ。
種子は宿主の神経組織に流れる興奮信号を頼りに神経を探り当て、探り当てた神経をさらに刺激することにより発芽を促そうとする。
ここで種子の数が少なければ、宿主の抗体によりそれらは駆逐され、やがては淘汰、分解されていく。
しかしながら、何度もティアドールの果実を与えられてしまうと、それだけ同時に体内に残る種子の数も多くなる。
そうなれば種子と抗体との戦争はより激化する。
そして種子が宿主の抗体に勝利するとき、それは宿主が苗床として、新たな涙人形の実をその身体に結実させるときなのだ。
宿主の命を引き換えとして。
こうした仕組みから、宿主が何らかの外的要因によって活動を低下させると、種子は宿主の興奮信号を察知できなくなるので、その活動を一旦停止させる。
種子の活動が停止してしまえば、宿主の抗体も働くことはない。
つまり、禁断症状を発症させた宿主を睡眠や仮死によって鎮静化させても、それは種子の抗体による淘汰を遅らせるだけなのだ。
なので、できるだけ禁断症状に合わせて、宿主に対してさらに苦痛などの刺激を与えた方が、神経信号をより活性化し、種子の活動を短期的に活発にさせることになる。
そうすれば宿主の抗体発生を促すことができるのだ。
クラウスがナイにティックルを重ねた理由の一つがこれだ。
もう一つの理由は、禁断症状に陥った宿主は強烈かつ無差別な殺意を抱くということ。
前述の通り、種子による宿主神経分解は主に「致死」つまり殺傷欲求を高めてしまう。
だからアージュはイーゼルの自由を奪ったのだ。
これについても、発症前に拘束しては意味がない。
なぜなら、発症後に見せる強烈な肉体暴走が、事前に施した拘束を破壊してしまうからだ。
だからアージュは肉体暴走を待ってから、イーゼルを拘束した。
さらにティックルの効果で、イーゼルの意識を支配しようとする殺意を理不尽な快感で上書きし、塗りつぶしたののだ。
「わかったかい、ナイおねーちゃん?」
「大丈夫だ、死にはしないからイーゼルは放っておいてやれ、ナイねーちゃん」
ガキ二人にそう諭されたナイは、なんとか落ち着きを取り戻した。
同時に彼女は奇妙な感覚に襲われる。
「わたし、何でイーゼルのことがこんなに心配なんだろ?」
そう、これまで一人が当たり前だったナイにとって、他者が心配になるというのは初めての感覚だった。
だから落ち着いてみると、逆に先程までのアージュやクラウスに食ってかかった自分の方が彼女にとっては不思議なのだ。
ナイは、もう一度猿轡を噛まされ、全身を逆海老に固定されながらも、うめき声を漏らし、封じられた抵抗を試みようと身を震わせているイーゼルの姿を見つめてみる。
……。
ぴくん……。
突然何らかの感情がナイの意識に響いた。
それは恐怖に対してではない、危険に対してでもない、油断に対してでもない。
もっと根源的な「警告」のような感覚だ。
しかしすぐにその感覚からナイは引き戻された。
「それじゃ寝るぞナイねーちゃん!」
と、アージュに左手を引かれ、
「明日もちゃんと起こしてよねナイおねーちゃん」
と、クラウスに右耳にそっと耳打ちされながら、ナイはいつものようにベッドに連れ込まれた。
さて翌朝のこと。
ナイの鼻腔を甘い香りがやさしく刺激する。
「あ、朝ね」
香りは隣の台所から漂ってくる。
これはアージュが朝食を仕込んでいる香りだ。
朝食完成時までに目覚めていないと、その後、アージュから強烈な蹴りが飛んでくるのはナイも学習済み。
「クラウス、朝よ」
ナイは自身の右側で彼女の右胸に顔をうずめながら眠りこけている少年を優しく起こしてやる。
目覚めた少年は無意識にあたりをきょろきょろと見回すと、今日は蹴りが飛んでこないのを確認した。
「おはよ。起こしてくれてありがと、ナイおねーちゃん」
こいつも妙なところで律儀なガキである。
すると二人の気配を察知したのか、台所から大きな声が響いた。
「ナイねーちゃん、クラウス、起きたらイーゼルの様子を見てもらえるか!」
部屋の隅を見ると、まるで死んでいるかのようにおとなしくなった縄の塊が、エクストラベッドに転がされている。
多分早起きしたアージュが落ち着いたイーゼルを床からベッドに運んでやったのだろう。
クラウスとナイは、警戒しながらもゆっくりとイーゼルの縄をほどいていく。
縄はイーゼルの手足や首、顔などに赤黒い跡を痛々しく残してはいるが、イーゼル自体は憑きものが落ちたように、すやすやと寝息を立てている。
「アージュ、大丈夫みたいだよ」
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「まあ、朝からお肉なのね!」
既に皿やカップなどの配膳を終わらせてあるローテーブルに一目散に駆け寄ったナイは、その場でその美しい顔面にカウンターでアージュの蹴りを食らった。
「がっつくんじゃねえクソアマ! さっさとイーゼルを起こして来やがれ!」
ということで、ナイは文句を言いたげな、でもその後のお肉の煮込みがとっても楽しみだといった表情も透かしながら、イーゼルの方をやさしく揺すってやる。
「イーゼル、ご飯よ。起きて」
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「おっ」
「へえ」
「あら?」
三人はイーゼルの表情を見て各々呟いた。
何故なら、イーゼルの瞳は紅色から優しく輝く銀色へと変化していたからだ。
「ふーん、イーゼルの元々の瞳は銀色だったんだね」
納得するかのようなクラウスの独り言に、他の二人も同調するように頷いた。
「よっしゃイーゼル。飯だぞ」
アージュが促すも、なぜかイーゼルは無反応だ。
「イーゼル、ご飯だよ」
クラウスが続けるも、イーゼルは不安そうな表情で左右を見渡すのみ。
「ああんイーゼル、お肉が冷めちゃう!」
ナイがイーゼルをベッドから立たせようとしたところで、イーゼルは何かに気付いたような表情となった。
「イーゼルって私のこと?」
そうだとばかりに三人が頷くと、イーゼルは首を左右に振り、いきなり三人に対してけんか腰となった。
「なんで私がイーゼルなんて呼ばれなきゃならないのよ。私には「ベル」という名前があるんだから!」
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