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1章

意味が分からない裏設定が山ほどある

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そのまま気絶した私は寮に送還されたようで目を開ければここ最近見慣れてきたクリーム色の天井に出会す。

婚約者だの契約だの取説には何もございません。今、頭の中にインプットされている用語や内容だけで事足りない事が充分に身に染みて分かった。R-18な展開も有りつつ脳みそトロトロにされないよう頑張って1年間超えねばメリーバッドエンドになりそうだ。



まず会長は俺様で成金系お坊っちゃまくらいしか把握出来ていない。副会長は茶道の家元の三男で几帳面かつ手段を選ばずヤンデレ系。裏設定で婚約者也。荒波先輩は公式では硬派扱いだったが手段を選ばない屑でした。教師との癒着も何でもござれの本当に手段を選ばない方で取扱説明書がただの紙屑にも及ばぬ約立たずさ。いっそ取扱説明書がない方が警戒とか出来て良かった気がする類の代物でした。


副会長は律儀にも《何かあったら直ぐに通報しろ。頭が痛いが学園内の犯罪が多発している。荒波の様な輩も多数いるから防犯は徹底しろ》と書き置きを残してくださっている。ヤンデレ扱いでしたけどただの優しい人です。


ステータスを開けば感度Lv.2になっておりスキルに«ローターオナニー»が加わっている。意味がわからない。スキルが発動も出来るとか本当に制作スタッフちょっと何考えてるんだろ。でも、気になりはするから発動させてみる。

「スキル発動」

先程までなかったピンクの卵型ローターが光と共に現れ、身体が勝手に動き脳内でオペレーションされる。

『部位開発コースと美肌コース本日はどちらになされますか?』
「美肌コースで」
『それでは開始します』

ヴヴヴと機械音を掻き鳴らしながら振動を始めたローターをまずは焦らすように乳輪の周りで遊ばせる。身体が火照っていくと中心から甘い香りが漂い中から自浄されていくような不思議な感覚にピリピリと電気が走る。

リアルの不安な事も悲しい事も全てを忘れさせてくれるかのような刺激に思考を溶かし身体を委ねる。幸せな夢に浸った時間はすぐに過ぎてコースが終了する。名残惜しさも残る中鏡に向かうと先程と肌の艶がちがう。エロを糧にするエロゲーなのだろうか。現実にもこのハリツヤは欲しいが生活リズム不規則な為望めないだろう。ゲームの中とはいえオシャレも楽しめるのは嬉しいがあくまでも乙女ゲーの皮をかぶったエロゲーである。
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