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第三章 ニキを元の世界に帰してやりたいのだ
3-1
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週明け、例の同僚は上司に呼ばれた。
彼の一件は社長の耳に入るとかニキは言っていたが半信半疑だったけれど、本当に伝わったんだろうか。
しばらくして戻ってきた同僚は私と目があった途端、怯えたように目を逸らした。
「桜井、ちょっと」
「はい」
今度は私が上司から呼ばれる。
「金曜、持ち帰って仕事をしたって本当か?」
もしかして、持ち帰りはマズかったとか?
叱責を覚悟しながら、口を開く。
「はい。
頼まれた仕事を家に持ち帰ってやりました」
私の答えを聞いてはぁーっと課長の口からため息が落ちた。
「タクシー代とその分の時間外労働申請、しろよ?」
「……はい?」
予想外の言葉が返ってきて、ついぱちぱちと何度かまばたきをしていた。
「……ああ。
旦那に手伝ってもらったんだったらアルバイト代も出すから、申請しろよ?」
「……はい?」
タクシー代と時間外労働代が出るのだって驚きなのに、ニキのアルバイト代まで出ると?
いったい、なにが起こっているんだ?
「あと、アイツには厳重注意した。
でもお前も悪いんだぞ?
無理な仕事を引き受けるな。
オレか、いないなら誰かに相談しろ。
いいな?」
「はい」
それはニキにも指摘されたことだし、身に染みる。
しかし課長はずっと前から、私が頼まれてキャパオーバーの仕事を引き受けているのは知っていたのだ。
それで放置していたのに、どうして今頃注意してきたんだろう?
「ったく、アイツのせいでオレまで怒られたじゃないか」
ぼそっと落とし、ちっと忌ま忌ましげに課長が舌打ちをする。
「もう行っていいぞ」
けれどまだそこに私がいたと思い出したのか、しまったといった顔をしたあと、邪険に手を振った。
席に戻り、言われたとおりに申請書を埋めていく。
これはよかったような、悪かったような。
まあ、臨時収入ができたと喜んでおこう。
――その後。
「桜井さーん。
この仕事、頼まれてくれなーい?」
終業間際、女性社員から両手で拝まれる。
「ええっとー」
笑顔が引き攣らないか気を遣う。
これって昼間、部内一のイケメン社員に頼まれ、いい顔をして引き受けた仕事だよね。
「私、急用ができちゃって。
ね、お願い」
さらに彼女は拝んでくるが。
「すみません、私も用事があるんです」
にっこりと笑顔で返す。
今日はニキと外食の約束をしているのだ。
どうしても私じゃなきゃいけない仕事なら引き受けるが、そうでないならお断りさせてもらいたい。
それに彼女の急用っていうのも疑わしいし。
「ええーっ。
どうしても、ダメ?」
可愛らしく彼女が小首を傾げてみせる。
いままではそれに苦笑いして引き受けていたが、いままでと同じとは思わないでもらいたい。
「すみません」
「じゃ、いいや。
他の人に頼もーっと。
あ、ねえー」
ぺこりと頭を下げたら、あっさり彼女は引き下がった。
しかももう次のターゲットを見つけたらしく、そちらへと足早に去っていく。
ちなみに次の標的にされたのはおとなしいタイプの男性社員で、ご愁傷様としか言えない。
私が引き受ければ彼は被害に遭わないで済んだんだろうが、そこは頑張って断ってねと心の中でエールを送っておいた。
「お先に失礼します」
それ以上は誰に止められることなく、会社を出る。
定時で帰れるなんていつぶりだろう?
これからは本当に大変そうな人の頼みは引き受けるが、ただ仕事を押しつけたい人は断っていこう。
晩ごはんを食べながら、キッチンの片隅に置かれるそれをちらり。
……昨日も買ってたよね。
最近、それ――トイレットペーパーをなぜかニキは買いだめしている。
別にトイレットペーパーが世間に不足しているとかいうわけではない。
いや、そうだったなら、こんなに買い占めるようにトイレットペーパーを購入しているニキを怒るが。
しかし、こんなに買ってどうするんだろう?
そろそろ収納場所もなくなってきて、部屋にまで溢れている。
「あのさ」
「ん?
マズかったか?」
ニキの眉間に皺が寄り、不安そうな顔になった。
「あ、ううん。
美味しいよ。
特にこの、ミートボールのクリーム煮」
「やった、苺に褒められた」
一気にニキが上機嫌へと変わる。
彼は私にちょっと褒められるだけでいつも、有頂天になった。
そうやって小さなことで喜べるのは、いいなって思う。
「今日はデザートも期待していていいからな」
「やった」
ニキの準備してくれるデザートって毎回、すっごく美味しいんだよね。
楽しみ。
うきうきと残りを食べながら、ふと気づいた。
もしかして、誤魔化された?
食後は美味しいチョコレートケーキを堪能した。
「ねえ、これってどこで買ったの?」
ものすごくチョコが濃厚で、さらに入っている林檎がいいアクセントになっている。
「俺が作った」
「……へ?」
まじまじとお皿にのるケーキを観察する。
これが、ニキの手作り?
料理も完璧でこんなに美味しいデザートも作れるなんて、ニキってスーパー専業主夫だな。
「ニキって凄いね」
「普通だろ、これくらい」
彼はなんでもない顔をしているが、いやいやそんなことないって。
しかし、魔王が主夫している姿とか、向こうの世界の人が見たらびっくりするだろうな。
デザートを食べ終わり、携帯でweb小説でも読もうかと思っていたら、なにかがテーブルの上に滑らされた。
「ニキ?」
手に取るとそれは、旅館の宿泊チケットだった。
「温泉旅行、行かないか?
ほら、この世界では結婚したら新婚旅行に行くんだろ?
俺たち、行ってないし」
ちらっ、ちらっと、うかがうように彼の視線がこちらに向かう。
「だから頑張って、福引き当ててきたんだ」
……それでかー。
部屋にまで溢れているトイレットペーパーをちらっと見る。
福引き券を集めるために、トイレットペーパーを大量に買っていたんだ。
理由はわかったけれど、謎が残る。
「どうして、福引き?」
新婚旅行に行きたいのなら、普通に予約すればいい。
ニキが株で稼いでくれるおかげで、家計にはかなり余裕がある……と、思う。
実は、ニキが専業主夫するようになってから彼にまかせっきりなので、よくわかっていない。
『俺の稼ぎだけで家計は回せるから、苺の稼ぎは苺の好きにしろ』
……と、株が軌道に乗った頃、言われた。
それ以来、ニキにお金は渡していない。
いや、渡すけれど受け取ってくれないのだ。
おかげで貯蓄がかなり増えて、今後ひとりになっても問題なさそうだ。
それに、ニキは自分の必要にあわせて稼ぎを調整している。
だから福引きで当てなきゃ新婚旅行に行けないほど、余裕がないはずはない。
「んー?
普通に誘っても苺は、行かないって言うだろ?」
「うっ」
図星過ぎてなにも返せなかった。
だいたい休日は「寝たいー」と昼まで起きないし、ニキも起こさない。
せいぜい、近所の公園へ散歩に行くくらいしかしないのだ。
「福引きで当てれば、行かないのはもったいないって行くだろ?」
これ以上ないほどにっこりと、いい顔でニキが笑う。
「うっ。
そ、そーだねー」
つい視線が泳ぎ、棒読みになる。
どこまでニキは私を理解しているんだ。
恐ろしい旦那様だ。
「じゃ、決定ってことで。
……あ、有休取れよ」
「……へ?
なんで?」
一泊二日なら土日でいいよね?
「少しでも経費を減らすために、平日限定なんだ。
それに苺は働き過ぎ。
たまには休め」
「あいたっ」
いつものごとくニキに額を弾かれる。
近所の商店街は便利だが、やはり駅向こうの大型スーパーには苦労させられているようだ。
少しでも商店街にお金を落とすようにしよう。
それはいいが、休めと言われて気軽に休めるものでもない。
「有給、もらえるように頑張ります……」
最近、有給取っていないし。
それにニキに無理なものは無理って言えって言われた。
余計な仕事を抱えなければ大丈夫なはずだ。
彼の一件は社長の耳に入るとかニキは言っていたが半信半疑だったけれど、本当に伝わったんだろうか。
しばらくして戻ってきた同僚は私と目があった途端、怯えたように目を逸らした。
「桜井、ちょっと」
「はい」
今度は私が上司から呼ばれる。
「金曜、持ち帰って仕事をしたって本当か?」
もしかして、持ち帰りはマズかったとか?
叱責を覚悟しながら、口を開く。
「はい。
頼まれた仕事を家に持ち帰ってやりました」
私の答えを聞いてはぁーっと課長の口からため息が落ちた。
「タクシー代とその分の時間外労働申請、しろよ?」
「……はい?」
予想外の言葉が返ってきて、ついぱちぱちと何度かまばたきをしていた。
「……ああ。
旦那に手伝ってもらったんだったらアルバイト代も出すから、申請しろよ?」
「……はい?」
タクシー代と時間外労働代が出るのだって驚きなのに、ニキのアルバイト代まで出ると?
いったい、なにが起こっているんだ?
「あと、アイツには厳重注意した。
でもお前も悪いんだぞ?
無理な仕事を引き受けるな。
オレか、いないなら誰かに相談しろ。
いいな?」
「はい」
それはニキにも指摘されたことだし、身に染みる。
しかし課長はずっと前から、私が頼まれてキャパオーバーの仕事を引き受けているのは知っていたのだ。
それで放置していたのに、どうして今頃注意してきたんだろう?
「ったく、アイツのせいでオレまで怒られたじゃないか」
ぼそっと落とし、ちっと忌ま忌ましげに課長が舌打ちをする。
「もう行っていいぞ」
けれどまだそこに私がいたと思い出したのか、しまったといった顔をしたあと、邪険に手を振った。
席に戻り、言われたとおりに申請書を埋めていく。
これはよかったような、悪かったような。
まあ、臨時収入ができたと喜んでおこう。
――その後。
「桜井さーん。
この仕事、頼まれてくれなーい?」
終業間際、女性社員から両手で拝まれる。
「ええっとー」
笑顔が引き攣らないか気を遣う。
これって昼間、部内一のイケメン社員に頼まれ、いい顔をして引き受けた仕事だよね。
「私、急用ができちゃって。
ね、お願い」
さらに彼女は拝んでくるが。
「すみません、私も用事があるんです」
にっこりと笑顔で返す。
今日はニキと外食の約束をしているのだ。
どうしても私じゃなきゃいけない仕事なら引き受けるが、そうでないならお断りさせてもらいたい。
それに彼女の急用っていうのも疑わしいし。
「ええーっ。
どうしても、ダメ?」
可愛らしく彼女が小首を傾げてみせる。
いままではそれに苦笑いして引き受けていたが、いままでと同じとは思わないでもらいたい。
「すみません」
「じゃ、いいや。
他の人に頼もーっと。
あ、ねえー」
ぺこりと頭を下げたら、あっさり彼女は引き下がった。
しかももう次のターゲットを見つけたらしく、そちらへと足早に去っていく。
ちなみに次の標的にされたのはおとなしいタイプの男性社員で、ご愁傷様としか言えない。
私が引き受ければ彼は被害に遭わないで済んだんだろうが、そこは頑張って断ってねと心の中でエールを送っておいた。
「お先に失礼します」
それ以上は誰に止められることなく、会社を出る。
定時で帰れるなんていつぶりだろう?
これからは本当に大変そうな人の頼みは引き受けるが、ただ仕事を押しつけたい人は断っていこう。
晩ごはんを食べながら、キッチンの片隅に置かれるそれをちらり。
……昨日も買ってたよね。
最近、それ――トイレットペーパーをなぜかニキは買いだめしている。
別にトイレットペーパーが世間に不足しているとかいうわけではない。
いや、そうだったなら、こんなに買い占めるようにトイレットペーパーを購入しているニキを怒るが。
しかし、こんなに買ってどうするんだろう?
そろそろ収納場所もなくなってきて、部屋にまで溢れている。
「あのさ」
「ん?
マズかったか?」
ニキの眉間に皺が寄り、不安そうな顔になった。
「あ、ううん。
美味しいよ。
特にこの、ミートボールのクリーム煮」
「やった、苺に褒められた」
一気にニキが上機嫌へと変わる。
彼は私にちょっと褒められるだけでいつも、有頂天になった。
そうやって小さなことで喜べるのは、いいなって思う。
「今日はデザートも期待していていいからな」
「やった」
ニキの準備してくれるデザートって毎回、すっごく美味しいんだよね。
楽しみ。
うきうきと残りを食べながら、ふと気づいた。
もしかして、誤魔化された?
食後は美味しいチョコレートケーキを堪能した。
「ねえ、これってどこで買ったの?」
ものすごくチョコが濃厚で、さらに入っている林檎がいいアクセントになっている。
「俺が作った」
「……へ?」
まじまじとお皿にのるケーキを観察する。
これが、ニキの手作り?
料理も完璧でこんなに美味しいデザートも作れるなんて、ニキってスーパー専業主夫だな。
「ニキって凄いね」
「普通だろ、これくらい」
彼はなんでもない顔をしているが、いやいやそんなことないって。
しかし、魔王が主夫している姿とか、向こうの世界の人が見たらびっくりするだろうな。
デザートを食べ終わり、携帯でweb小説でも読もうかと思っていたら、なにかがテーブルの上に滑らされた。
「ニキ?」
手に取るとそれは、旅館の宿泊チケットだった。
「温泉旅行、行かないか?
ほら、この世界では結婚したら新婚旅行に行くんだろ?
俺たち、行ってないし」
ちらっ、ちらっと、うかがうように彼の視線がこちらに向かう。
「だから頑張って、福引き当ててきたんだ」
……それでかー。
部屋にまで溢れているトイレットペーパーをちらっと見る。
福引き券を集めるために、トイレットペーパーを大量に買っていたんだ。
理由はわかったけれど、謎が残る。
「どうして、福引き?」
新婚旅行に行きたいのなら、普通に予約すればいい。
ニキが株で稼いでくれるおかげで、家計にはかなり余裕がある……と、思う。
実は、ニキが専業主夫するようになってから彼にまかせっきりなので、よくわかっていない。
『俺の稼ぎだけで家計は回せるから、苺の稼ぎは苺の好きにしろ』
……と、株が軌道に乗った頃、言われた。
それ以来、ニキにお金は渡していない。
いや、渡すけれど受け取ってくれないのだ。
おかげで貯蓄がかなり増えて、今後ひとりになっても問題なさそうだ。
それに、ニキは自分の必要にあわせて稼ぎを調整している。
だから福引きで当てなきゃ新婚旅行に行けないほど、余裕がないはずはない。
「んー?
普通に誘っても苺は、行かないって言うだろ?」
「うっ」
図星過ぎてなにも返せなかった。
だいたい休日は「寝たいー」と昼まで起きないし、ニキも起こさない。
せいぜい、近所の公園へ散歩に行くくらいしかしないのだ。
「福引きで当てれば、行かないのはもったいないって行くだろ?」
これ以上ないほどにっこりと、いい顔でニキが笑う。
「うっ。
そ、そーだねー」
つい視線が泳ぎ、棒読みになる。
どこまでニキは私を理解しているんだ。
恐ろしい旦那様だ。
「じゃ、決定ってことで。
……あ、有休取れよ」
「……へ?
なんで?」
一泊二日なら土日でいいよね?
「少しでも経費を減らすために、平日限定なんだ。
それに苺は働き過ぎ。
たまには休め」
「あいたっ」
いつものごとくニキに額を弾かれる。
近所の商店街は便利だが、やはり駅向こうの大型スーパーには苦労させられているようだ。
少しでも商店街にお金を落とすようにしよう。
それはいいが、休めと言われて気軽に休めるものでもない。
「有給、もらえるように頑張ります……」
最近、有給取っていないし。
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2025/10/21 和泉 花奈
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