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新たな魔女の誕生
特訓であり稼ぎ時でもあり!
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魔女馬車に搭載する家具類の発注も済んだので、あとは届くのを待つのみ。楽しみーっ!!
そうなると私たちがすべきことは……そう、戦闘訓練です! なにしろ天狼任せだったので! キトラ達、子犬なのに驚くほど強いのですよ。
いくら魔法が使えても我ら五歳児だからね……。何度も言うけど、いくら前世の記憶があって中身大人で魔法が使えても、肉体は五歳児ぞ。
私達は魔法という名の遠距離攻撃が主だから、お互いが背中合わせだったり隣に立っていれば攻撃が当たることもない。安心安全! 我らの攻撃は使い魔の天狼達にも当たらない! 安心して魔法をぶっ放せるじゃないですかー!(でも天狼達に当たらないように私もエレンもすると思うけどねっ)
「さぁ、張り切ってやっつけましょうね。頑張ったらその分旅立ちの時の資産になるわよ」
今が五歳で旅立ちまでに七年あるとはいえ、懐が温かいに越したことはない。何かが起きて高額な出費もありえるし、お母さんは大丈夫だと言ったけど、お母さんの手元にもお金を残しておいたほうがいい!
魔法の制御だってまだまだなんだから、魔物暴走は特訓としていいと思う、ことにした!
いくら魔力が多くたって無限じゃないし、好きなように放って魔力切れだっておこすかもしれない。
魔物暴走は秋に発生しやすいものの、毎年というわけではないそうで、内心もう少し成長してからが良かったけど、こればかりはどうしようもない。
今年来るっていうなら、やっつけるのです。そして稼ぐのです!
天狼のキトラ達が魔物の気配に気付いてくれるので楽だなー、なんて思ってたらママンに注意されたでござる。
「気配を消すのが得意な魔物もいるから、あなた達も索敵するようになさいね」
隠密的なことができる魔物、確かにいてもおかしくない。索敵という魔法を教えてもらってやってみたものの、持続し続けるのが結構大変。集中力が切れてしまって何回も天狼やエレンに助けてもらった。ごめんそれとありがとう!
魔法にもレベル的な概念があるのか、使えば使うほど精度が上がるらしい。やだー、使わなくちゃじゃないですかー。
魔力は個人によって上限があって、元から少ない人は魔力を閉じ込めた魔石や魔道具を使って補填するとのこと。というかそもそも魔力持ちが少ないみたい。だから魔石や魔道具を利用することが当たり前なんだって。魔女馬車にのせた家具や魔道具を見てても思ったけど、色んな魔道具がありそうだから旅に出るのが楽しみ。
索敵して見つけた魔物を倒すわけだけど、何でもかんでも倒せばいいというものでもなくて。魔物も含めて生態系というものがある。よほど凶悪なのでなければ、適正になるように間引くような感じが正しいらしい。
そもそも、普通の動物と魔物の違いが分からなくて、マミーに教えていただいた。自然界の生物が何かしらの過程で魔力を身に蓄えると魔物になるらしい。猪の魔物は元は猪だったということ。魔物はその姿形から魔獣とも呼んだり魔鳥と呼んだりする。
この魔物化の際に突然変異したものは特殊個体として認識され、名前を付けられる(ネームドっていうんだって)。
ファンタジーですなー! 私とエレンもいつかそういうのと戦う日がきたりするのかは分からんけれども。
あ、ファンタジーでよく出てくるゴブリンとかオークとかオーガは基本滅殺するんだって。繁殖力が高く、知能もあって人以外の生物にも影響が大きいらしくって。
とあるお話以外ではあんまり良い印象ないもんなぁ、ゴブリンとか……。
って思ってたそばからゴブリンの集団が現れた!
「キトラ、シュナ!」
「シエ、ミトラ!」
私達に名を呼ばれた天狼達は勢いよく駆け出し、ゴブリンに攻撃をしかけた。私とエレンは他にもいないかを索敵する。
近くにはいなさそうだと判断したところで、ゴブリン達は倒されていた。子犬サイズでこれだもんなー。成狼(?)したらもっと凄いんだろうな!
ゴブリンを観察してお母さんが言う。
「うーん、この装備ならまだ集落は小さそうね」
「装備でそこまで分かるの?」
武器は石斧で動物の皮を腰に巻いてるのみ。素朴な疑問として、何故腰周りを隠すんだろう。急所だから?
「この武器や腰布が人から奪ったもののようだったりしたら、そこそこに繁殖していると分かるの」
……なるほど、既に犠牲者が出ているってことか……。
「さ、日暮れ前に殲滅して帰りましょうね」
そう言うとお母さんは使い魔の鹿にひらりと飛び乗った。私達もそれにならって天狼に乗る。
「『軌跡』」
お母さんが呪文を唱えると、光の筋が森の奥に向かって走っていった。ゴブリン達が来た方向を教えてくれているみたい。
「さ、行きましょう」
「これは放置でいいの?」
これとはゴブリン達のご遺体のことですな。
「そうだったわ。残っていても誰も喜ばないし、燃やしましょう」
パチン、と指を鳴らすとあっという間にゴブリン達は消し炭になった。これねー、私もできるようになりたいんだけど、指が鳴らないんだよね……ぅぬぅ……。
そうなると私たちがすべきことは……そう、戦闘訓練です! なにしろ天狼任せだったので! キトラ達、子犬なのに驚くほど強いのですよ。
いくら魔法が使えても我ら五歳児だからね……。何度も言うけど、いくら前世の記憶があって中身大人で魔法が使えても、肉体は五歳児ぞ。
私達は魔法という名の遠距離攻撃が主だから、お互いが背中合わせだったり隣に立っていれば攻撃が当たることもない。安心安全! 我らの攻撃は使い魔の天狼達にも当たらない! 安心して魔法をぶっ放せるじゃないですかー!(でも天狼達に当たらないように私もエレンもすると思うけどねっ)
「さぁ、張り切ってやっつけましょうね。頑張ったらその分旅立ちの時の資産になるわよ」
今が五歳で旅立ちまでに七年あるとはいえ、懐が温かいに越したことはない。何かが起きて高額な出費もありえるし、お母さんは大丈夫だと言ったけど、お母さんの手元にもお金を残しておいたほうがいい!
魔法の制御だってまだまだなんだから、魔物暴走は特訓としていいと思う、ことにした!
いくら魔力が多くたって無限じゃないし、好きなように放って魔力切れだっておこすかもしれない。
魔物暴走は秋に発生しやすいものの、毎年というわけではないそうで、内心もう少し成長してからが良かったけど、こればかりはどうしようもない。
今年来るっていうなら、やっつけるのです。そして稼ぐのです!
天狼のキトラ達が魔物の気配に気付いてくれるので楽だなー、なんて思ってたらママンに注意されたでござる。
「気配を消すのが得意な魔物もいるから、あなた達も索敵するようになさいね」
隠密的なことができる魔物、確かにいてもおかしくない。索敵という魔法を教えてもらってやってみたものの、持続し続けるのが結構大変。集中力が切れてしまって何回も天狼やエレンに助けてもらった。ごめんそれとありがとう!
魔法にもレベル的な概念があるのか、使えば使うほど精度が上がるらしい。やだー、使わなくちゃじゃないですかー。
魔力は個人によって上限があって、元から少ない人は魔力を閉じ込めた魔石や魔道具を使って補填するとのこと。というかそもそも魔力持ちが少ないみたい。だから魔石や魔道具を利用することが当たり前なんだって。魔女馬車にのせた家具や魔道具を見てても思ったけど、色んな魔道具がありそうだから旅に出るのが楽しみ。
索敵して見つけた魔物を倒すわけだけど、何でもかんでも倒せばいいというものでもなくて。魔物も含めて生態系というものがある。よほど凶悪なのでなければ、適正になるように間引くような感じが正しいらしい。
そもそも、普通の動物と魔物の違いが分からなくて、マミーに教えていただいた。自然界の生物が何かしらの過程で魔力を身に蓄えると魔物になるらしい。猪の魔物は元は猪だったということ。魔物はその姿形から魔獣とも呼んだり魔鳥と呼んだりする。
この魔物化の際に突然変異したものは特殊個体として認識され、名前を付けられる(ネームドっていうんだって)。
ファンタジーですなー! 私とエレンもいつかそういうのと戦う日がきたりするのかは分からんけれども。
あ、ファンタジーでよく出てくるゴブリンとかオークとかオーガは基本滅殺するんだって。繁殖力が高く、知能もあって人以外の生物にも影響が大きいらしくって。
とあるお話以外ではあんまり良い印象ないもんなぁ、ゴブリンとか……。
って思ってたそばからゴブリンの集団が現れた!
「キトラ、シュナ!」
「シエ、ミトラ!」
私達に名を呼ばれた天狼達は勢いよく駆け出し、ゴブリンに攻撃をしかけた。私とエレンは他にもいないかを索敵する。
近くにはいなさそうだと判断したところで、ゴブリン達は倒されていた。子犬サイズでこれだもんなー。成狼(?)したらもっと凄いんだろうな!
ゴブリンを観察してお母さんが言う。
「うーん、この装備ならまだ集落は小さそうね」
「装備でそこまで分かるの?」
武器は石斧で動物の皮を腰に巻いてるのみ。素朴な疑問として、何故腰周りを隠すんだろう。急所だから?
「この武器や腰布が人から奪ったもののようだったりしたら、そこそこに繁殖していると分かるの」
……なるほど、既に犠牲者が出ているってことか……。
「さ、日暮れ前に殲滅して帰りましょうね」
そう言うとお母さんは使い魔の鹿にひらりと飛び乗った。私達もそれにならって天狼に乗る。
「『軌跡』」
お母さんが呪文を唱えると、光の筋が森の奥に向かって走っていった。ゴブリン達が来た方向を教えてくれているみたい。
「さ、行きましょう」
「これは放置でいいの?」
これとはゴブリン達のご遺体のことですな。
「そうだったわ。残っていても誰も喜ばないし、燃やしましょう」
パチン、と指を鳴らすとあっという間にゴブリン達は消し炭になった。これねー、私もできるようになりたいんだけど、指が鳴らないんだよね……ぅぬぅ……。
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