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双子魔女の旅立ち
村奪還および駆逐作戦終了からの防壁作成へ
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うぅ……オークめぇ……。
やっと六つ目の村を奪還した。最後の村は一番破壊されていたのもあって、復興が大変だった。ほぼほぼ作り直したと言っていい。
これで村は全て奪還。あとの復興は村の人達に頑張ってもらうとして、我らは他領との境界線に防壁を張りまくるのです。それが終わったら街道を設置して、領都と繋ぐ。最後に魔導石に魔力注いだら依頼完了。
……まだやることいっぱい。でもね、村人達すっごい喜んでくれたし、私達も報酬もらえるはずなんで! 頑張って、私とエレン!
「また攻め込まれる前に防壁作って、なんなら堀も掘っておく?」
「そうだね。ロープが足りないくらい深くて広いのだとなお良し」
エレンちゃん、やる時はやる人だからね。敵に回してはいけないタイプです。
でも堀はありかも。村と同じように広くて深ーいのを作っておけば、地下を掘って侵入してくるのもできない。
なお、魔導石を使っての防御ができるなら、堀は不要。地下にも壁を作っておく予定だし。
「ただ、堀を作ってると時間がかかる」
「そうなんだよね」
村の再興で堀作りが上達したけど、手間がかかるのは変わらないし、これだけ広大な領地に防壁を作るだけでも大概だしなぁ。誰よ発案したの、私よ!
どうしようかなーなんて思いながら、境界線に到着。一応あるんだよ、他領との境界に気持ち程度の壁はね。関所もあるし。でもそれがずっと続いてるわけじゃない。境界線上に森なんかがあったりすると、そこから入ってこれちゃうわけです。そう、目の前の森ですよ。森の中に壁作るのは環境破壊で気が乗らないです……。
馬車を降りたら、リーダーさんがいた。
「防壁作成の前に領主から届いた手紙の内容をお二人にお知らせします」
お? 伝書鳩で色々やりとりしてるのは知ってたけど、その中に領主様とのもあったのか。
「今回討伐いただいた村の全てに、ニルアインワ領の特産品が見受けられました。ニルアインワ領で討ち漏らしたものがフュリンガー領に侵入していたことになります。ゴブリンやオークなど集団で襲ってくる魔物に関しては、自領で討伐に失敗した場合、速やかに他領に連絡をすることが義務付けられているのですが、されておりません」
あー、やっぱりわざとなのかー。
「領主は正式にニルアインワ領主に抗議し、その賠償としてこちらの森を丸ごと譲渡していただきました」
視線を森に戻す。
この森結構大きいよ? これ全部譲渡させたんだ? フュリンガーの領主様、やり手なのでは。
……やり手の人は敵を作りやすいよね、うん。でもやられたらやり返さないとだよねー!
「分かりました。では境界線はもっと先ということですね」
「はい」
兵士さん達に案内してもらって、新しい境界線まで移動。
植生やどんな動物が暮らしているのかまでは分からないけど、基本的に森は動植物が豊富だから丸っと入手できたのは良いことだと思う。
私達がいた森のような魔物暴走が発生するほど深い森なのかは分からないけど。この短期間にニルアインワの領主と話をつけられるぐらい優秀な領主なら、そのあたりも考えてはいそう。
村の再興でやったように、兵士達が剣で印をつけていった境界線に防壁を作っていく。私が作った防壁の厚みをエレンが増やしていく。二つの魔力が混じることで防御力が上がる。これはね、魔法の本に書いてあったので防壁作りで活用してる。ありがとう、魔法の本!
地下十メートル、地上十メートルの防壁をどんどん作っていく。日が暮れたら終了。残業はしないのです。
兵士達はてきぱきと野営の準備をしていく。
初めの頃は兵士さん達もシルルの料理を渡すと申し訳なさそうにしていたんだけど、今じゃ慣れたもの(?)で、今日の夕飯は何ですかねと言うようになった。
シルルの気分次第だから私達も分からないんだけどね。
最近は私とエレンも兵士達と一緒にごはんを食べたりもする。主にお昼。夜はシルルが許さない。毎日気合い入れて夕飯を作ってるから、目の前で反応が見たいんだと思われる。
「シルルさんの料理は本当に美味いですね、この依頼が終わったらもう食べられないんだと思うと残念です」
おいやめろ、フラグ立つだろ、っていうのは冗談として、そうでしょうそうでしょう、シルルの作るものは美味しいんですよ。
「シルルに伝えておきます」
見張りがいらないので、兵士達は野営ではあるもののちゃんと眠れているようで、長期に渡ってる割に疲労はそれほど溜まってはいなさそう。
彼らの洗濯物もシルルがやってくれたし、水浴び用に大量の水というかお湯も提供したし、食事はシルルが毎日三食作ってくれた。
野営が長期化した場合に辛いのは、食事と休息だと思う。
兵士達に食事を渡したので、私達も食事!
今日は猪の魔物肉をカバーシュテという野菜で包んで煮込んだもの。いわゆるロールキャベツです。さすがにこの世界にトマトはないだろーと思っていたら、過去の魔女が発見して食用に改良したのであるんだよね。いや、助かるけどさ、トマト。
領都の料理屋さんにもトマトを使った煮込み料理があるし、屋台だとミニトマトと肉を交互に串刺しにした串焼きも売ってたりする。
トマトがあるということは、勿論じゃがいももあります。
ありがとう、先人達!
やっと六つ目の村を奪還した。最後の村は一番破壊されていたのもあって、復興が大変だった。ほぼほぼ作り直したと言っていい。
これで村は全て奪還。あとの復興は村の人達に頑張ってもらうとして、我らは他領との境界線に防壁を張りまくるのです。それが終わったら街道を設置して、領都と繋ぐ。最後に魔導石に魔力注いだら依頼完了。
……まだやることいっぱい。でもね、村人達すっごい喜んでくれたし、私達も報酬もらえるはずなんで! 頑張って、私とエレン!
「また攻め込まれる前に防壁作って、なんなら堀も掘っておく?」
「そうだね。ロープが足りないくらい深くて広いのだとなお良し」
エレンちゃん、やる時はやる人だからね。敵に回してはいけないタイプです。
でも堀はありかも。村と同じように広くて深ーいのを作っておけば、地下を掘って侵入してくるのもできない。
なお、魔導石を使っての防御ができるなら、堀は不要。地下にも壁を作っておく予定だし。
「ただ、堀を作ってると時間がかかる」
「そうなんだよね」
村の再興で堀作りが上達したけど、手間がかかるのは変わらないし、これだけ広大な領地に防壁を作るだけでも大概だしなぁ。誰よ発案したの、私よ!
どうしようかなーなんて思いながら、境界線に到着。一応あるんだよ、他領との境界に気持ち程度の壁はね。関所もあるし。でもそれがずっと続いてるわけじゃない。境界線上に森なんかがあったりすると、そこから入ってこれちゃうわけです。そう、目の前の森ですよ。森の中に壁作るのは環境破壊で気が乗らないです……。
馬車を降りたら、リーダーさんがいた。
「防壁作成の前に領主から届いた手紙の内容をお二人にお知らせします」
お? 伝書鳩で色々やりとりしてるのは知ってたけど、その中に領主様とのもあったのか。
「今回討伐いただいた村の全てに、ニルアインワ領の特産品が見受けられました。ニルアインワ領で討ち漏らしたものがフュリンガー領に侵入していたことになります。ゴブリンやオークなど集団で襲ってくる魔物に関しては、自領で討伐に失敗した場合、速やかに他領に連絡をすることが義務付けられているのですが、されておりません」
あー、やっぱりわざとなのかー。
「領主は正式にニルアインワ領主に抗議し、その賠償としてこちらの森を丸ごと譲渡していただきました」
視線を森に戻す。
この森結構大きいよ? これ全部譲渡させたんだ? フュリンガーの領主様、やり手なのでは。
……やり手の人は敵を作りやすいよね、うん。でもやられたらやり返さないとだよねー!
「分かりました。では境界線はもっと先ということですね」
「はい」
兵士さん達に案内してもらって、新しい境界線まで移動。
植生やどんな動物が暮らしているのかまでは分からないけど、基本的に森は動植物が豊富だから丸っと入手できたのは良いことだと思う。
私達がいた森のような魔物暴走が発生するほど深い森なのかは分からないけど。この短期間にニルアインワの領主と話をつけられるぐらい優秀な領主なら、そのあたりも考えてはいそう。
村の再興でやったように、兵士達が剣で印をつけていった境界線に防壁を作っていく。私が作った防壁の厚みをエレンが増やしていく。二つの魔力が混じることで防御力が上がる。これはね、魔法の本に書いてあったので防壁作りで活用してる。ありがとう、魔法の本!
地下十メートル、地上十メートルの防壁をどんどん作っていく。日が暮れたら終了。残業はしないのです。
兵士達はてきぱきと野営の準備をしていく。
初めの頃は兵士さん達もシルルの料理を渡すと申し訳なさそうにしていたんだけど、今じゃ慣れたもの(?)で、今日の夕飯は何ですかねと言うようになった。
シルルの気分次第だから私達も分からないんだけどね。
最近は私とエレンも兵士達と一緒にごはんを食べたりもする。主にお昼。夜はシルルが許さない。毎日気合い入れて夕飯を作ってるから、目の前で反応が見たいんだと思われる。
「シルルさんの料理は本当に美味いですね、この依頼が終わったらもう食べられないんだと思うと残念です」
おいやめろ、フラグ立つだろ、っていうのは冗談として、そうでしょうそうでしょう、シルルの作るものは美味しいんですよ。
「シルルに伝えておきます」
見張りがいらないので、兵士達は野営ではあるもののちゃんと眠れているようで、長期に渡ってる割に疲労はそれほど溜まってはいなさそう。
彼らの洗濯物もシルルがやってくれたし、水浴び用に大量の水というかお湯も提供したし、食事はシルルが毎日三食作ってくれた。
野営が長期化した場合に辛いのは、食事と休息だと思う。
兵士達に食事を渡したので、私達も食事!
今日は猪の魔物肉をカバーシュテという野菜で包んで煮込んだもの。いわゆるロールキャベツです。さすがにこの世界にトマトはないだろーと思っていたら、過去の魔女が発見して食用に改良したのであるんだよね。いや、助かるけどさ、トマト。
領都の料理屋さんにもトマトを使った煮込み料理があるし、屋台だとミニトマトと肉を交互に串刺しにした串焼きも売ってたりする。
トマトがあるということは、勿論じゃがいももあります。
ありがとう、先人達!
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