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貿易都市って凄い!
我、冒険者ぞ
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オッス、オラ冒険者。
ということで今日は冒険者ギルドに来てみた!
フュリンガーでの指名依頼のおかげでランクDになってる。ランクDだとさすがに薬草採取依頼とかない……ってあるやないか。
私が依頼書をじっと見ていたら、エレンが隣にやってきた。
「ランクDに依頼する薬草採取。そこそこの難易度っぽいね」
「そうなんだよ」
さらーっと◯◯草採取って書いてあるけど、その◯◯草の採取難易度がそれなりなんだろうなと。
依頼日も結構前なのに誰も受領してないあたり、面倒な依頼と見た。
「これを受けるの?」
エレンに聞かれたので首を横に振る。
「このアグパル草が何なのかと、どれだけ大変なのかを調べたらかなぁ」
「あー、嬢ちゃん達、それは止めとけ」
背後から声をかけられて振り向く。いかにも冒険者といった鍛えられた肉体の、四十路の人の良さそうなオジサンが立っていた。無精髭がまた味があるね。
「どうしてですか?」
「嬢ちゃんらが魔女でもアグパル草は手に入らんよ」
私達が魔女だと知ってる。魔女は年齢不詳だと分かっていた上で嬢ちゃん呼びとは。このオジサン、やりおるな。
「アグパル草は妖精の世界にしかないらしいからな」
「それは難しいですね」
うちには妖精が二人いる。頼むとしたらファゴットだけど、自分ができないものを受けて達成してもらうのは違うと思うんだよね。それは冒険ではない。丸投げっつーのだ。
「止めておきます」
「おぅ、それが良い」
じゃあな、と言ってオジサンは去って行った。
「良い人っぽい?」
「もし普通に採取できる草だったとしても、わざわざあんな風に声をかけられるような依頼なんだから、関わらないほうが良さそう」
「それ、真理」
君子危うきに近寄らず、って奴だね。
おっと、ゴブリン退治がある。でもランクEだから受領できないなぁ。勝手に潰しに行っちゃう?
「キリエ、これは?」
エレンが指差した依頼書には、洞窟に住み着いたオークの集団の討伐と書かれていた。依頼ランクもDと書かれているし、我らにぴったりですね。
場所はここからは少し離れてる。天狼で行って帰れる距離ではない。なんで初めて来た領なのに日帰りでは無理なのか分かるのかというと、依頼書が張られた壁の隣にコヴァルシャ領の地図が貼られているから。山や川といった地形情報も描かれてるから、これを見て必要な装備が分かる。親切だよね。助かる。
ゴブリンのほうはどなたかがササッと受領して退治してくれますように。
「いいね」
依頼書を手にし、受付で受領する。
出発は明日。出かける前には天幕を張らないとね!
初天幕!
ギルドを出てキャンプエリアに向かう。
今日はバステさんのお店には行かないぞ。
「おや、ひよっこ魔女さん達じゃぁないか」
こ、この声は……!
振り返ると思った通りの人がいた。
「バステさん、こんにちは」
「こんにちは」
「今日も君達が喜びそうなものを仕入れてきたよ」
「!?」
なんですと!?
いや、でも、今日はバステさんのお店に行かないって決めて……。
「豆腐と米麹とにがりなんだけど、要るよね?」
「要りますねっ」
「ありがとうございます!」
駄目だー!
煩悩に負けてしまったー!!
いや、でもさ、豆腐だよ!?
しかも米麹とにがりだなんて、この前買った大豆であんなことやこんなことができちゃうじゃないか!(煩悩)
この誘惑に勝てる者がいるだろうか、いや、いない!(反語)
誘惑に弱くてごめんなさい、って誰に謝ってるんだ私は!
明日から頑張るから! とかダイエットに失敗する人間みたいなこと思ってるけど、本当に!
ということで今日は冒険者ギルドに来てみた!
フュリンガーでの指名依頼のおかげでランクDになってる。ランクDだとさすがに薬草採取依頼とかない……ってあるやないか。
私が依頼書をじっと見ていたら、エレンが隣にやってきた。
「ランクDに依頼する薬草採取。そこそこの難易度っぽいね」
「そうなんだよ」
さらーっと◯◯草採取って書いてあるけど、その◯◯草の採取難易度がそれなりなんだろうなと。
依頼日も結構前なのに誰も受領してないあたり、面倒な依頼と見た。
「これを受けるの?」
エレンに聞かれたので首を横に振る。
「このアグパル草が何なのかと、どれだけ大変なのかを調べたらかなぁ」
「あー、嬢ちゃん達、それは止めとけ」
背後から声をかけられて振り向く。いかにも冒険者といった鍛えられた肉体の、四十路の人の良さそうなオジサンが立っていた。無精髭がまた味があるね。
「どうしてですか?」
「嬢ちゃんらが魔女でもアグパル草は手に入らんよ」
私達が魔女だと知ってる。魔女は年齢不詳だと分かっていた上で嬢ちゃん呼びとは。このオジサン、やりおるな。
「アグパル草は妖精の世界にしかないらしいからな」
「それは難しいですね」
うちには妖精が二人いる。頼むとしたらファゴットだけど、自分ができないものを受けて達成してもらうのは違うと思うんだよね。それは冒険ではない。丸投げっつーのだ。
「止めておきます」
「おぅ、それが良い」
じゃあな、と言ってオジサンは去って行った。
「良い人っぽい?」
「もし普通に採取できる草だったとしても、わざわざあんな風に声をかけられるような依頼なんだから、関わらないほうが良さそう」
「それ、真理」
君子危うきに近寄らず、って奴だね。
おっと、ゴブリン退治がある。でもランクEだから受領できないなぁ。勝手に潰しに行っちゃう?
「キリエ、これは?」
エレンが指差した依頼書には、洞窟に住み着いたオークの集団の討伐と書かれていた。依頼ランクもDと書かれているし、我らにぴったりですね。
場所はここからは少し離れてる。天狼で行って帰れる距離ではない。なんで初めて来た領なのに日帰りでは無理なのか分かるのかというと、依頼書が張られた壁の隣にコヴァルシャ領の地図が貼られているから。山や川といった地形情報も描かれてるから、これを見て必要な装備が分かる。親切だよね。助かる。
ゴブリンのほうはどなたかがササッと受領して退治してくれますように。
「いいね」
依頼書を手にし、受付で受領する。
出発は明日。出かける前には天幕を張らないとね!
初天幕!
ギルドを出てキャンプエリアに向かう。
今日はバステさんのお店には行かないぞ。
「おや、ひよっこ魔女さん達じゃぁないか」
こ、この声は……!
振り返ると思った通りの人がいた。
「バステさん、こんにちは」
「こんにちは」
「今日も君達が喜びそうなものを仕入れてきたよ」
「!?」
なんですと!?
いや、でも、今日はバステさんのお店に行かないって決めて……。
「豆腐と米麹とにがりなんだけど、要るよね?」
「要りますねっ」
「ありがとうございます!」
駄目だー!
煩悩に負けてしまったー!!
いや、でもさ、豆腐だよ!?
しかも米麹とにがりだなんて、この前買った大豆であんなことやこんなことができちゃうじゃないか!(煩悩)
この誘惑に勝てる者がいるだろうか、いや、いない!(反語)
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