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王都ミツメ編 後編 恋する乙女と炎の竜
エピローグ:勇者ティナの君臨
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勇者選定から数日後。
俺たちは国王、というかエリスに勇者パーティーとして認められたので、今後は城に宿泊することを許された。
まあ実際にはエリスがそうして欲しそうだったからお言葉に甘えることにした形なんだけどな。
今は宿屋のチェックアウトがてら荷物を取りにきていて、最後に受付のお姉さんに挨拶をしようとしているところ。
荷物を一旦その場に下ろすとティナが切り出した。
「それではお姉さん、お世話になりました」
「寂しくなるわ。今後も食事だけでもしにきてね。それと、他の街でお姉ちゃんたちに会ったらよろしくね、勇者様方」
最後に色っぽく片目を瞑って軽い調子で言うお姉さん。
無論そのつもりだ。俺もティナも、この宿屋一階の酒場の味を気に入っている。
ツギノ町の宿屋と同じ味で、家に帰ってきたみたいで安心できるから。
ティナも同じ思いなのか、二人の声が重なる。
「「はいっ」」
「それでは、よい旅路を」
お姉さんの言葉を聞きながら荷物を取り顔をあげて、堂々と扉を押し開けるティナの後ろをいく。
まだ少し感じる名残惜しさを振り切って宿屋を後にした。
さて、気に入った宿からのチェックアウトも重要な行事だったけど、俺たちにはこれからもう一つの行事が控えている。
それは勇者の着任式。今日は民衆の前でティナが正式に勇者として認められる日なのだ。
ティナは緊張した面持ちながら、どこか期待に目を輝かせてもいる。
ミツメの人の多さにはさすがに慣れたものの、未だに好きにはなれない。
人の多い時間帯なんて歩くだけでいちいち誰かと身体が触れてしまうしな。
だけど、ここに来た頃には人波に飲まれてはぐれてしまいそうだったティナを見失うことはもう、ない。
街中の水路にかかる小さな橋を歩いていると、突然ティナが立ち止まり橋の下を覗き込む。
ティナはこの水路を眺めるのが好きらしい。
横から一緒になって覗いてみると、ティナを映す水面が、眩しいくらいに陽光を反射していた。
城につくと部屋に荷物を置いて、着任式が行われる大広間に近い部屋で待機しているエリスたちと合流した。
他には国王、ラッド、ロザリアのほか偉そうなやつらが数名といった顔ぶれ。
ラッドがティナに話しかける。
「いよいよこれからだねえ。緊張してるかい?」
「まあまあ。でもちょっとだけ楽しみでもあるかな」
「まあ大船に乗った気でいてくれたまえ、何が起きたってこの僕がどうにかしてみせるさ!」
そういって前髪をかきあげるラッドに、エリスが真顔で言葉を投げる。
「ラッドはパーティーの一員として顔を見せるだけで、特にやることはないわよ」
「ふっ、それは僕がいるだけで存在感を発揮すると、そう解釈してもよろしいのですね? エリス様」
エリスは肩をすくめてため息をついてから答えた。
「あんたのそのプラス思考は見習うべきかもしれないわね」
「お褒めに預かり光栄です」
「まあいけませんわラッド様。誰も褒めてなどおりませんのに」
相変わらず辛口な言葉を困った表情で吐くロザリアの方へ、ラッドは芝居がかった仕草で手を差し伸べながら答える。
「そうだね、でも構わないさ。僕は君に褒められればそれで充分なのだから」
「そ、そんな、嫌ですわラッド様ったら、みんなの前で……」
両手を頬に当てて顔を赤らめるロザリア。
いい加減この二人のやり取りにも慣れてきたので、偉そうなやつらも含めて全員真顔だ。
やがて部屋にちょっと偉そうな兵士がやってきた。兵士長とかいうやつじゃなかったかな。
その兵士が部屋を見渡して一礼してから言った。
「失礼いたします。皆さま、そろそろお時間です」
「さ、いくわよ」
なぜかエリスの仕切りで全員が大広間に向けて歩き出した。
「エリスちゃん待ってぇん」
国王が情けない声をあげながら先頭をきったエリスについていく。
いつも思うけどこの国本当に大丈夫なのかよ。
大広間に入り、部屋の中央を走る赤い絨毯の上を歩きながら周囲を見渡す。
室内はすでに人でごった返しているものの、勇者選定の課題が発表された時ほどじゃない。
冒険者の数が大分減って、その代わりに一般市民や貴族の姿が見受けられるようになった感じだ。
単純に勇者がどんなやつかと見にきたり、エリスや国王と話をしにきたりとそんなところだろうか。
俺たちはエリスを先頭に偉そうなやつら、ティナ、俺、ラッド、ロザリアの順で縦に並んで歩いていく。
部屋前方の少し高くなっているところにあがると、全員が横一列になって観衆の方に向きを変えた。
ちらりと横目で様子を窺うと、ティナは凛とした表情で前を向いて立っている。
惚れなおしていると、ラッドを挟んだ向こう側から小声で何やら会話をしているのが聞こえて来た。
「まあいけませんわラッド様。足が生まれたての小鹿のようになっているではありませんか」
「ふっ、ふふ、ななな何を言っているんだいロロ、ロザリア」
「お前めちゃめちゃ緊張してんじゃねえか。大船はどこにあるんだよ」
ラッドは足どころか全身が緊張でぷるぷると震えていた。
何やら汗も半端なくかいているらしく、こうしている間にもまた一滴、頬から顎へとつたっていった雫が床に落ちていく。
しかし性懲りもなくラッドはがたがたと震える口を開いた。
「もももし、ぼっ、僕とロザリアの間にこっここ、子供が生まれたらこここんな感じかなななってね」
「ラッド様、何を仰っているのかまるでわかりませんわ」
いつもの茶番にも切れ味がない。
どうにもならなそうなので結局はいつも通りに放っておくことにした。
そうしている間にも式は進み、国王やその他のやつらの退屈な挨拶が続く。やがてエリスの番になった。
ここでティナの名前が呼ばれてエリスから王家が勇者として認めた証を授けるという手はずになっている。
まずは挨拶的な口上から入り、それが終わった後のことだ。
「それじゃ今回王家が勇者として認めた者を紹介するわ!」
そういってエリスが振り返るとティナは頷いてその横に並ぶ。
一礼してからこれまで頑張って練習してきた台詞を読みあげていく。
「ティナ=ランバートです。今はまだ、ここにいる皆さんと比べてもレベルの低い私ですが、一日でも早く魔王を倒して世界を救えるよう頑張りますので、よろしくお願いします」
あまりへりくだったり自信のなさが出ないように。
でもティナらしさも少しは出るように。
みんなで相談しながらティナが考えた、簡潔ながらもいい挨拶だと思う。
観衆からは様々な声があがる。
「いいぞー!」「可愛い~!」
「頼んだぞ姉ちゃん!」
と言った感じでティナを応援するようなものもあれば、
「あれが? 絶対に俺の方がつええぜ!」
「ていうかモンスターと戦えるの?」
「家でぬいぐるみでも作ってた方がいいんじゃねえのか!」
といった批判の声も聞こえてきた。
まあこの距離だし俺にしか聞こえてないものもあるだろうけど、それでも絶対に許さん。後でこっそりしばきに行こう。
ティナが一礼して挨拶を終えると、横にいたエリスが何やらネックレスのようなものを取り出した。
円状に結ばれたひもに桃色に輝く鉱石がついている。
ドラグーンマラカイトを加工したもので、これが今回勇者として認められた証ということになっている。
まああくまでそういう体だ。だから盗まれても特に問題はない。
もちろん盗むやつがいたら俺がこっそり倒すけどな!
エリスが台の上から降りてティナはその前にひざまずく。
そして次の瞬間、勇者の証がティナの頭をくぐっていった。
割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こる。
俺もこの場にいる全員と同じように、泣きそうになりながら手を叩く。
こうして、ティナは正式に世間から勇者として認められたのだった。
俺たちは国王、というかエリスに勇者パーティーとして認められたので、今後は城に宿泊することを許された。
まあ実際にはエリスがそうして欲しそうだったからお言葉に甘えることにした形なんだけどな。
今は宿屋のチェックアウトがてら荷物を取りにきていて、最後に受付のお姉さんに挨拶をしようとしているところ。
荷物を一旦その場に下ろすとティナが切り出した。
「それではお姉さん、お世話になりました」
「寂しくなるわ。今後も食事だけでもしにきてね。それと、他の街でお姉ちゃんたちに会ったらよろしくね、勇者様方」
最後に色っぽく片目を瞑って軽い調子で言うお姉さん。
無論そのつもりだ。俺もティナも、この宿屋一階の酒場の味を気に入っている。
ツギノ町の宿屋と同じ味で、家に帰ってきたみたいで安心できるから。
ティナも同じ思いなのか、二人の声が重なる。
「「はいっ」」
「それでは、よい旅路を」
お姉さんの言葉を聞きながら荷物を取り顔をあげて、堂々と扉を押し開けるティナの後ろをいく。
まだ少し感じる名残惜しさを振り切って宿屋を後にした。
さて、気に入った宿からのチェックアウトも重要な行事だったけど、俺たちにはこれからもう一つの行事が控えている。
それは勇者の着任式。今日は民衆の前でティナが正式に勇者として認められる日なのだ。
ティナは緊張した面持ちながら、どこか期待に目を輝かせてもいる。
ミツメの人の多さにはさすがに慣れたものの、未だに好きにはなれない。
人の多い時間帯なんて歩くだけでいちいち誰かと身体が触れてしまうしな。
だけど、ここに来た頃には人波に飲まれてはぐれてしまいそうだったティナを見失うことはもう、ない。
街中の水路にかかる小さな橋を歩いていると、突然ティナが立ち止まり橋の下を覗き込む。
ティナはこの水路を眺めるのが好きらしい。
横から一緒になって覗いてみると、ティナを映す水面が、眩しいくらいに陽光を反射していた。
城につくと部屋に荷物を置いて、着任式が行われる大広間に近い部屋で待機しているエリスたちと合流した。
他には国王、ラッド、ロザリアのほか偉そうなやつらが数名といった顔ぶれ。
ラッドがティナに話しかける。
「いよいよこれからだねえ。緊張してるかい?」
「まあまあ。でもちょっとだけ楽しみでもあるかな」
「まあ大船に乗った気でいてくれたまえ、何が起きたってこの僕がどうにかしてみせるさ!」
そういって前髪をかきあげるラッドに、エリスが真顔で言葉を投げる。
「ラッドはパーティーの一員として顔を見せるだけで、特にやることはないわよ」
「ふっ、それは僕がいるだけで存在感を発揮すると、そう解釈してもよろしいのですね? エリス様」
エリスは肩をすくめてため息をついてから答えた。
「あんたのそのプラス思考は見習うべきかもしれないわね」
「お褒めに預かり光栄です」
「まあいけませんわラッド様。誰も褒めてなどおりませんのに」
相変わらず辛口な言葉を困った表情で吐くロザリアの方へ、ラッドは芝居がかった仕草で手を差し伸べながら答える。
「そうだね、でも構わないさ。僕は君に褒められればそれで充分なのだから」
「そ、そんな、嫌ですわラッド様ったら、みんなの前で……」
両手を頬に当てて顔を赤らめるロザリア。
いい加減この二人のやり取りにも慣れてきたので、偉そうなやつらも含めて全員真顔だ。
やがて部屋にちょっと偉そうな兵士がやってきた。兵士長とかいうやつじゃなかったかな。
その兵士が部屋を見渡して一礼してから言った。
「失礼いたします。皆さま、そろそろお時間です」
「さ、いくわよ」
なぜかエリスの仕切りで全員が大広間に向けて歩き出した。
「エリスちゃん待ってぇん」
国王が情けない声をあげながら先頭をきったエリスについていく。
いつも思うけどこの国本当に大丈夫なのかよ。
大広間に入り、部屋の中央を走る赤い絨毯の上を歩きながら周囲を見渡す。
室内はすでに人でごった返しているものの、勇者選定の課題が発表された時ほどじゃない。
冒険者の数が大分減って、その代わりに一般市民や貴族の姿が見受けられるようになった感じだ。
単純に勇者がどんなやつかと見にきたり、エリスや国王と話をしにきたりとそんなところだろうか。
俺たちはエリスを先頭に偉そうなやつら、ティナ、俺、ラッド、ロザリアの順で縦に並んで歩いていく。
部屋前方の少し高くなっているところにあがると、全員が横一列になって観衆の方に向きを変えた。
ちらりと横目で様子を窺うと、ティナは凛とした表情で前を向いて立っている。
惚れなおしていると、ラッドを挟んだ向こう側から小声で何やら会話をしているのが聞こえて来た。
「まあいけませんわラッド様。足が生まれたての小鹿のようになっているではありませんか」
「ふっ、ふふ、ななな何を言っているんだいロロ、ロザリア」
「お前めちゃめちゃ緊張してんじゃねえか。大船はどこにあるんだよ」
ラッドは足どころか全身が緊張でぷるぷると震えていた。
何やら汗も半端なくかいているらしく、こうしている間にもまた一滴、頬から顎へとつたっていった雫が床に落ちていく。
しかし性懲りもなくラッドはがたがたと震える口を開いた。
「もももし、ぼっ、僕とロザリアの間にこっここ、子供が生まれたらこここんな感じかなななってね」
「ラッド様、何を仰っているのかまるでわかりませんわ」
いつもの茶番にも切れ味がない。
どうにもならなそうなので結局はいつも通りに放っておくことにした。
そうしている間にも式は進み、国王やその他のやつらの退屈な挨拶が続く。やがてエリスの番になった。
ここでティナの名前が呼ばれてエリスから王家が勇者として認めた証を授けるという手はずになっている。
まずは挨拶的な口上から入り、それが終わった後のことだ。
「それじゃ今回王家が勇者として認めた者を紹介するわ!」
そういってエリスが振り返るとティナは頷いてその横に並ぶ。
一礼してからこれまで頑張って練習してきた台詞を読みあげていく。
「ティナ=ランバートです。今はまだ、ここにいる皆さんと比べてもレベルの低い私ですが、一日でも早く魔王を倒して世界を救えるよう頑張りますので、よろしくお願いします」
あまりへりくだったり自信のなさが出ないように。
でもティナらしさも少しは出るように。
みんなで相談しながらティナが考えた、簡潔ながらもいい挨拶だと思う。
観衆からは様々な声があがる。
「いいぞー!」「可愛い~!」
「頼んだぞ姉ちゃん!」
と言った感じでティナを応援するようなものもあれば、
「あれが? 絶対に俺の方がつええぜ!」
「ていうかモンスターと戦えるの?」
「家でぬいぐるみでも作ってた方がいいんじゃねえのか!」
といった批判の声も聞こえてきた。
まあこの距離だし俺にしか聞こえてないものもあるだろうけど、それでも絶対に許さん。後でこっそりしばきに行こう。
ティナが一礼して挨拶を終えると、横にいたエリスが何やらネックレスのようなものを取り出した。
円状に結ばれたひもに桃色に輝く鉱石がついている。
ドラグーンマラカイトを加工したもので、これが今回勇者として認められた証ということになっている。
まああくまでそういう体だ。だから盗まれても特に問題はない。
もちろん盗むやつがいたら俺がこっそり倒すけどな!
エリスが台の上から降りてティナはその前にひざまずく。
そして次の瞬間、勇者の証がティナの頭をくぐっていった。
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