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不死鳥との契約編 後編 契約に従う者
ムコウノ山へ
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飲み比べ勝負から二日後であり全員が酒の飲み過ぎで沈んだ翌日。何とか全員回復したらしく、俺たちはムコウノ山へと出発することにした。
どちらにしろ一度戻って来る予定なので特に誰とお別れをすることもなく、宿のお姉さんにムコウノ山に関する情報を軽く聞いたくらいであっさりと里を出る。
「僕の考えによれば、ムコウノ山へはこの道を通るといい感じだね」
「まあいけませんわラッド様。せめて地図を隠してから言っていただかないと」
並んで歩く俺とティナの後ろで交わされているいつものやり取りを聞きながら、のんびりと歩いていく。
ムコウノ山に行ったことはあっても近辺の地理までは把握していないらしく、ラッドは歩きながら地図を見てくれていた。
といっても山自体はここからすでに山頂部分らしきものがちょこんと見えているので、そこまでの道を確認しているといったところだ。
馬車の中から見た通り、里近辺は草原のところどころに岩が突き出ているという珍しい風景が広がっている。
もしかしたらこういった岩から鉱石が採れるのかもしれない。と、考え事をしていた時のこと。
「ヴオオォォ……」
ふと岩の影から何かが飛び出してきた。ジバクイワの亜種、バクレツイワだ。
ラッドが待ってましたと言わんばかりに武器を構えて一人で前に出た。
「よし、君たち任せたまえ。ここは僕の出番だ」
「いよいよ魔法剣とやらのお披露目か」
「いやあれを使うまでもなく仕留めてみせるさ」
「じゃあ何でそんな張り切ってんだよ」
まあいい、そういうことなら見物しといてやろう。
ロザリアは心配そうにラッドを見つめ、ティナはがんばれー、とか何とか言って応援している。俺も応援されたい。
先制攻撃はラッド。剣を構えていない左の手のひらをバクレツイワに向けてスキル名を宣言する。
「普通に『ファイア』!!」
普通の火の球がバクレツイワに向かって飛んでいった。
命中するも、このバクレツイワというモンスターはレベルが高く耐久力も高いのでびくともしない。
敵は攻撃を受けて口の端を吊り上げ、不気味な笑みを浮かべる。
「ヴオオオォォォォ」
バクレツイワの突進攻撃が始まった。ごろごろと重そうな音を立てながら前回転で転がっていく。
この時、目は回らないのかとかどうやって相手に照準を定めているんだとかそういうことを考えたらだめだ。
ラッドは盾を構えて後ろを振り返ってから叫ぶ。
「ロザリア! 君は下がっていてくれ!」
「元から下がっていますわ!」
なぜか満足気な笑みを浮かべて前方へと向き直るラッド。間もなくそこにバクレツイワが突っ込んだ。衝撃音。
ただ盾を構えるだけの防御ながら、ラッドは怯むことなくその場に立ち続ける。
なんだかんだでこいつも成長してるんだな、とか思ってしまった。
衝突した後跳ね返るように距離を取ったバクレツイワを見つめながら、ラッドは不敵な笑みを浮かべて口上を述べ始める。
「ふっふっふ、どうやらこれを使う時が来たようだねえ」
そして剣を持った手を無駄に高く掲げて宣言した。
「『ほのおのけん』!!」
ラッドの剣の刀身が一瞬にして炎に包まれる。
今本当に使うべきだったかとかそもそも最初使わずに仕留めるって言ってなかったかとかそういうことは置いておくにしても割とかっこいい。
精霊剣技なら軽くこれ以上のことが出来るというのは一生胸にしまっておこう。
「すごい!」
「素敵ですわラッド様!」
女性陣から喝さいが飛んだ。特にロザリアは胸の前で手を組んでうっとりしてしまっている。
バクレツイワが再度突進攻撃を仕掛けると同時にラッドもまた駆け出す。
二つの影が交錯する瞬間、ラッドが剣を上段に構え振り下ろす動作をしながら叫んだ。
「はっはっは、不運なバクレツイワよ! 僕の鮮烈なる愛と勇気の炎の前に……」
爆発音。
バクレツイワが自爆し、ラッドの身体がこちらに向かって吹っ飛んできた。
思わず受け止めることもせずに避けてしまったので俺たちよりさらに後方まで転がっていくラッド。
「ラッド様!」
ロザリアはそう叫びながら後ろに駆け寄ると、ラッドの横でしゃがみ込んで顔を覗き込んだ。
俺とティナは慌てることもなくゆっくりと歩いていく。
ロザリアに抱きかかえられながら、ラッドはゆっくりと目を開いて語り出した。
「ロザリア。もし僕が死んだら骨は、あ~えっと実家の」
「犬小屋に入れておきますわね……」
「ああ、そうしてくれ」
「お前ら自爆するモンスターが出る度にこれやる気かよ」
ていうか犬小屋って、と思っているとティナが素朴な疑問を口にした。
「ラッド君の家って犬飼ってるの?」
茶番とロザリアの治療を受け終えたラッドは立ち上がり、服に着いた土を払いながら答える。
「ああ、ヴォジョレーというのだが中々に可愛いやつさ。おっと、ロザリアには負けるがね」
「ラ、ラッド様、またこんなところでそんな……」
「女の子とわんちゃんを比べちゃだめだと思うけど……」
頬に手を当て身をよじるロザリアの横で、ティナが苦笑しながらそんなことを言っていた。
その後もちょくちょくバクレツイワを始めとしたモンスターたちとの戦闘を繰り広げながら進んでいくと、やがて風景が草原から鬱蒼と草木の生い茂る森林地帯へと変わってきた。
葉擦れの音や虫、モンスターの鳴き声を聞きながら緑に囲まれた道を歩く。
ティナが不思議そうな表情で周囲を見回しながら口を開いた。
「なんだかムコウノ山に近付くにつれて草木の背が高くなってる感じがしない?」
「そう言われてみればそうかもな」
ドワーフたちがオリハルコン探しで行き交うおかげか街道的なものは整備されているけど、両脇の森林は伸びるがままだ。
ムコウノ山へとかなり近づいてきたというのに、樹々の背が随分と高くなってきたおかげでその姿が逆に見えづらくなってしまっている。
「ムコウノ山自体も緑に覆われてる山だからね。僕は知らなかったけれど、不死鳥とやらもいればオリハルコンも拾えるということだし、本当は何か不思議な力がある場所なのかもしれないな」
ラッドが樹々に切り取られたムコウノ山を見ながら言う。
不思議な力ねえ。俺も人間だったらそんな風に考えたのかなと思いながら、あええて尋ねてみた。
「不思議な力ってどんな力だよ」
「なんだろうね、物理的な力や魔力とは別の神秘的な力……みたいな感じかな」
「神様の力、みたいな?」
ティナが首をかしげながら言うと、ラッドは「そんな感じだね!」ととても気分が良さそうに合いの手をうった。
まあ夢のないことを言ってしまえば、この世界には不思議な力なんてものは存在しない。ラッドが言うところの物理的な力と魔力の二種類だけだ。
神様の力ってのが何を指してるのかはわからないけど、ゼウスやソフィア様ら神々が使っている力も結局はそのどちらかだ。
人間のいう「奇跡」を起こしうるのは神聖魔法と呼ばれる神の創作魔法だけだけど、あれも魔法の一種なわけだからな。
ああいや、あったな。奇跡を起こす力。ティナの可愛さがそうだ。
多分だけど、ティナの可愛さは世界を救えると思う。俺が魔王ならこんな愛くるしい女の子に手は出せない。
ティナという存在に気付いた時点ですでに戦闘は終了しているのだ。
そんな話に自ら納得してうなずきながら歩いていると、目の前に森の途切れている場所が現れた。どうやらムコウノ山の麓についたらしい。
ティナが山を見上げながらそっと口を開く。
「ラッド君の言ってたみたいに本当に緑に覆われてる、って感じだね」
「ああ。ただしそれだけで他には何もない……と今までは思っていたよ」
珍しく真面目な顔でラッドがそんなことをつぶやいた。
その横でロザリアがぽんと手を合わせながらのほほんと言う。
「不死鳥さんがお優しい方だといいですわね」
「優しいって……俺たちの言葉がわかるのかよ」
さりげなくそう差し込むと、ロザリアが俺の方を向いた。
「ジン君? そういった時には『そうだな。俺もそう思うよ』くらいのことは言っておかないと、ティ……女の子に好かれませんよ」
「ふっ、全く。ジンは相変わらずデリカシーが足りないな」
「なっ、何だよお前ら。別にいいだろ」
前髪をかきあげながら便乗して来たラッドにそう返すと、また二人がにこにこにやにやしながら俺を見つめてくる。
ティナはそんな俺たちをきょとんとした表情で眺めていた。
どちらにしろ一度戻って来る予定なので特に誰とお別れをすることもなく、宿のお姉さんにムコウノ山に関する情報を軽く聞いたくらいであっさりと里を出る。
「僕の考えによれば、ムコウノ山へはこの道を通るといい感じだね」
「まあいけませんわラッド様。せめて地図を隠してから言っていただかないと」
並んで歩く俺とティナの後ろで交わされているいつものやり取りを聞きながら、のんびりと歩いていく。
ムコウノ山に行ったことはあっても近辺の地理までは把握していないらしく、ラッドは歩きながら地図を見てくれていた。
といっても山自体はここからすでに山頂部分らしきものがちょこんと見えているので、そこまでの道を確認しているといったところだ。
馬車の中から見た通り、里近辺は草原のところどころに岩が突き出ているという珍しい風景が広がっている。
もしかしたらこういった岩から鉱石が採れるのかもしれない。と、考え事をしていた時のこと。
「ヴオオォォ……」
ふと岩の影から何かが飛び出してきた。ジバクイワの亜種、バクレツイワだ。
ラッドが待ってましたと言わんばかりに武器を構えて一人で前に出た。
「よし、君たち任せたまえ。ここは僕の出番だ」
「いよいよ魔法剣とやらのお披露目か」
「いやあれを使うまでもなく仕留めてみせるさ」
「じゃあ何でそんな張り切ってんだよ」
まあいい、そういうことなら見物しといてやろう。
ロザリアは心配そうにラッドを見つめ、ティナはがんばれー、とか何とか言って応援している。俺も応援されたい。
先制攻撃はラッド。剣を構えていない左の手のひらをバクレツイワに向けてスキル名を宣言する。
「普通に『ファイア』!!」
普通の火の球がバクレツイワに向かって飛んでいった。
命中するも、このバクレツイワというモンスターはレベルが高く耐久力も高いのでびくともしない。
敵は攻撃を受けて口の端を吊り上げ、不気味な笑みを浮かべる。
「ヴオオオォォォォ」
バクレツイワの突進攻撃が始まった。ごろごろと重そうな音を立てながら前回転で転がっていく。
この時、目は回らないのかとかどうやって相手に照準を定めているんだとかそういうことを考えたらだめだ。
ラッドは盾を構えて後ろを振り返ってから叫ぶ。
「ロザリア! 君は下がっていてくれ!」
「元から下がっていますわ!」
なぜか満足気な笑みを浮かべて前方へと向き直るラッド。間もなくそこにバクレツイワが突っ込んだ。衝撃音。
ただ盾を構えるだけの防御ながら、ラッドは怯むことなくその場に立ち続ける。
なんだかんだでこいつも成長してるんだな、とか思ってしまった。
衝突した後跳ね返るように距離を取ったバクレツイワを見つめながら、ラッドは不敵な笑みを浮かべて口上を述べ始める。
「ふっふっふ、どうやらこれを使う時が来たようだねえ」
そして剣を持った手を無駄に高く掲げて宣言した。
「『ほのおのけん』!!」
ラッドの剣の刀身が一瞬にして炎に包まれる。
今本当に使うべきだったかとかそもそも最初使わずに仕留めるって言ってなかったかとかそういうことは置いておくにしても割とかっこいい。
精霊剣技なら軽くこれ以上のことが出来るというのは一生胸にしまっておこう。
「すごい!」
「素敵ですわラッド様!」
女性陣から喝さいが飛んだ。特にロザリアは胸の前で手を組んでうっとりしてしまっている。
バクレツイワが再度突進攻撃を仕掛けると同時にラッドもまた駆け出す。
二つの影が交錯する瞬間、ラッドが剣を上段に構え振り下ろす動作をしながら叫んだ。
「はっはっは、不運なバクレツイワよ! 僕の鮮烈なる愛と勇気の炎の前に……」
爆発音。
バクレツイワが自爆し、ラッドの身体がこちらに向かって吹っ飛んできた。
思わず受け止めることもせずに避けてしまったので俺たちよりさらに後方まで転がっていくラッド。
「ラッド様!」
ロザリアはそう叫びながら後ろに駆け寄ると、ラッドの横でしゃがみ込んで顔を覗き込んだ。
俺とティナは慌てることもなくゆっくりと歩いていく。
ロザリアに抱きかかえられながら、ラッドはゆっくりと目を開いて語り出した。
「ロザリア。もし僕が死んだら骨は、あ~えっと実家の」
「犬小屋に入れておきますわね……」
「ああ、そうしてくれ」
「お前ら自爆するモンスターが出る度にこれやる気かよ」
ていうか犬小屋って、と思っているとティナが素朴な疑問を口にした。
「ラッド君の家って犬飼ってるの?」
茶番とロザリアの治療を受け終えたラッドは立ち上がり、服に着いた土を払いながら答える。
「ああ、ヴォジョレーというのだが中々に可愛いやつさ。おっと、ロザリアには負けるがね」
「ラ、ラッド様、またこんなところでそんな……」
「女の子とわんちゃんを比べちゃだめだと思うけど……」
頬に手を当て身をよじるロザリアの横で、ティナが苦笑しながらそんなことを言っていた。
その後もちょくちょくバクレツイワを始めとしたモンスターたちとの戦闘を繰り広げながら進んでいくと、やがて風景が草原から鬱蒼と草木の生い茂る森林地帯へと変わってきた。
葉擦れの音や虫、モンスターの鳴き声を聞きながら緑に囲まれた道を歩く。
ティナが不思議そうな表情で周囲を見回しながら口を開いた。
「なんだかムコウノ山に近付くにつれて草木の背が高くなってる感じがしない?」
「そう言われてみればそうかもな」
ドワーフたちがオリハルコン探しで行き交うおかげか街道的なものは整備されているけど、両脇の森林は伸びるがままだ。
ムコウノ山へとかなり近づいてきたというのに、樹々の背が随分と高くなってきたおかげでその姿が逆に見えづらくなってしまっている。
「ムコウノ山自体も緑に覆われてる山だからね。僕は知らなかったけれど、不死鳥とやらもいればオリハルコンも拾えるということだし、本当は何か不思議な力がある場所なのかもしれないな」
ラッドが樹々に切り取られたムコウノ山を見ながら言う。
不思議な力ねえ。俺も人間だったらそんな風に考えたのかなと思いながら、あええて尋ねてみた。
「不思議な力ってどんな力だよ」
「なんだろうね、物理的な力や魔力とは別の神秘的な力……みたいな感じかな」
「神様の力、みたいな?」
ティナが首をかしげながら言うと、ラッドは「そんな感じだね!」ととても気分が良さそうに合いの手をうった。
まあ夢のないことを言ってしまえば、この世界には不思議な力なんてものは存在しない。ラッドが言うところの物理的な力と魔力の二種類だけだ。
神様の力ってのが何を指してるのかはわからないけど、ゼウスやソフィア様ら神々が使っている力も結局はそのどちらかだ。
人間のいう「奇跡」を起こしうるのは神聖魔法と呼ばれる神の創作魔法だけだけど、あれも魔法の一種なわけだからな。
ああいや、あったな。奇跡を起こす力。ティナの可愛さがそうだ。
多分だけど、ティナの可愛さは世界を救えると思う。俺が魔王ならこんな愛くるしい女の子に手は出せない。
ティナという存在に気付いた時点ですでに戦闘は終了しているのだ。
そんな話に自ら納得してうなずきながら歩いていると、目の前に森の途切れている場所が現れた。どうやらムコウノ山の麓についたらしい。
ティナが山を見上げながらそっと口を開く。
「ラッド君の言ってたみたいに本当に緑に覆われてる、って感じだね」
「ああ。ただしそれだけで他には何もない……と今までは思っていたよ」
珍しく真面目な顔でラッドがそんなことをつぶやいた。
その横でロザリアがぽんと手を合わせながらのほほんと言う。
「不死鳥さんがお優しい方だといいですわね」
「優しいって……俺たちの言葉がわかるのかよ」
さりげなくそう差し込むと、ロザリアが俺の方を向いた。
「ジン君? そういった時には『そうだな。俺もそう思うよ』くらいのことは言っておかないと、ティ……女の子に好かれませんよ」
「ふっ、全く。ジンは相変わらずデリカシーが足りないな」
「なっ、何だよお前ら。別にいいだろ」
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ティナはそんな俺たちをきょとんとした表情で眺めていた。
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※本作は小説家になろうでも投稿しています。
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