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不死鳥との契約編 後編 契約に従う者
vs リッジ
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最初に動きを見せたのはムガルだった。
覚悟を決めた面持ちで一つ深呼吸をすると、地を蹴り一気にリッジとの距離を詰める。その軌道をたどるように、崩落した地面から砂ぼこりが舞い上がった。
ムガルのこうげき。ガトリングブロー!
ゴリラの六本の腕から繰り出される拳の豪雨。しかし、リッジはこれを二本の剣で受け流していく。
「なるほど、かなり厄介ではあるが対処できないというほどではないな……」
そんなつぶやきも拳と刃のぶつかる音に紛れて消えていった。
そのやり取りの最中にもセイラとノエルはリッジとの距離をつめる。それを察知したリッジは右足を強く踏み込んだ。
リッジのこうげき。いかく。
言葉にするなら、精神に作用する衝撃波のようなものを飛ばすことによって周囲の敵を怯ませる、といったようなスキルだ。
これにより一瞬だけではあるが三人の動きが止まってしまう。
リッジは生まれた隙を逃すことなくムガルを通常攻撃で押し戻すと、バックステップを踏んで距離を取る。そして二本の剣をそれぞれセイラとノエルに向かって振った。
リッジのこうげき。風刃剣。
三日月型の真空の刃が二人に襲いかかる。
ノエルはこれに反応しきれず斧を使ってこれを受けたので後方に吹き飛んだ。
セイラは前進しながらの跳躍でこれを避けると、そのまま空中で攻撃態勢に入った。右足を引いてためを作り一気に振りぬく。
「はああっ!」
セイラのこうげき。雷刃脚。
「精霊剣技」の一種で「雷刃剣」と理屈や性質は同じ。武器代わりの自分の脚に雷魔法を乗せて放つスキルだ。
避けきれないと判断したのか、あえてなのか。リッジは左手の剣を下から上へ振ってこれを払った。
攻撃を攻撃で返すのだから、本来ならば痛み分けのはずだ。そう、本来ならば。
セイラの脚とリッジの剣が衝突する。
リッジは一瞬だけ苦悶に顔を歪めるも、それだけだ。
対してセイラは脚を払われたことによって態勢を崩し、前方の地面へと無様に不時着してしまう。しかしすぐに起き上がってリッジに接近すると、間髪をいれずに攻撃を繰り出した。
この間リッジは追撃をしようと思えば出来たはずだが、まるで躾を厳しくする父親のような表情で一連の動きを見守っている。
セイラのこうげき。ガトリングブロー。
「…………」
リッジは無機質な、全く温度の感じられない双眸で攻撃を見極め、的確にそれらを捌いていった。時には避け、時には剣や手の甲で受け流す。
やがてこの辺でもういいだろうと言わんばかりに一つため息をつくと、一瞬の隙をついてセイラの腹に蹴りをいれた。
「ぐっ……」
セイラの端正な容貌が苦痛に歪む。
随分と手加減をされた一撃だったが、セイラはこれまでに蓄積されたダメージ分も合わさってリッジとすれ違いざまに倒れ込んでしまう。
それをリッジが視線だけで見送った瞬間、彼の正面方向から態勢を立て直したムガルが突っ込んできた。
ムガルのこうげき。せいけんづき。
二人の間に距離があるのを見て取ったリッジは高く飛んでこれを避けたかと思うと、その勢いのままに空中で身を翻しムガルの背中に双剣で攻撃を叩きこむ。
リッジのこうげき。雷刃剣。
「ぐあっ!」
ムガルはそのまま進行方向に飛んで気絶してしまった。
涼し気な表情で静かに着地したリッジは、ムガルを一瞥してから遠くでよろよろと立ち上がったばかりのノエルを見ながら口を開く。
「ノエルはまだまだ反応速度に難があるな。これはパッシブスキルを鍛えてどうにかなるものではない。もっと戦闘経験を積め……だがまあ、つい今しがたパワードゴリラに防御力をあげる支援魔法をかけた機転はよかったか。あれがなければこいつは死んでいたかもしれん」
そこまで口にすると、リッジは次に自身の近くで片膝をついたまま腕を抱えているセイラを見てから続けた。
「セイラは反応速度がよく判断も悪くはないが、ステータスが低すぎるな。もっと訓練に励め」
二人からの返事がないのを見て一つため息をつくと、リッジはおやつを手に入れるべくファリスたちの方へと向かう。
しかしその時、リッジの背後で何かが動く気配がする。振り返るとそこにはぼろぼろの身体で立ち上がるムガルの姿があった。
ムガルはよろよろと歩きながら、うつろな目で独り言をつぶやいている。
「ファリスさんたちを助けなきゃ。それにジンさんの仲間が戦ってるなら僕も戦わなきゃ……それが、恩返しに……」
「ほう、まだ立ち上がるか。モンスターにしては中々骨がある。だが」
そう言ってリッジが再び双剣を構えて戦闘態勢に入った時だった。
リッジの足元に、どこからか大量のおやつが投げ込まれて来る。
おやつの発生源がある方向に目を向けると、サキュバスたちの懐から次々におやつを取り出して送り込む首無し鎧の姿があった。
おやつを放りながら、サキュバスたちとリッジが同時に視界に入る位置に立たせたチェンバレンの鞍の上に置かれたウォードの頭が叫ぶ。
「よくわかんねえけど、おやつを全部出せば見逃してくれるんだろ!? ほら、こっちが持ってる分は全部やるよ! 他にも持ってそうなやつがいるなら教えろ!」
リッジは足元に投げ込まれてくてるおやつを狂気に染まった瞳でじっと見つめてから、ややあってまるで飢えた獣のようにそれらにかぶりついていく。
おやつを驚異的な速度で平らげながらの雄叫びがあがった。
「やっべええええええ! おやつうめええええええ!」
やがて満足したのか、まだ少し残っているおやつを抱えると周囲を見渡しながら声をはった。
「今日のところはここまでだ! だがな、おやつがある限り私はどこへでも現れるだろう! それだけは覚えておけ! はっはっはっはっは!」
そうしてリッジは一足飛びにどこかへ消えていった。
本来ならば「ログアウト」というスキルで瞬時に天界へ帰還できるのだが、下界の者に見られないよう、念の為に移動したのだろう。
しばらくは静寂が場を支配したものの、次第にウォードが魔王軍幹部の安否確認の為に動き出す。とはいってもモンスターは絶命すると身体が消えるので、生きていることは明らかなのだが。
一番近かったティノールの身体を揺すって声をかけた。
「おい、大丈夫か?」
「うっ……」
綺麗に流れる緑の前髪の隙間からは、夜寝ていてうなされた時のような表情が垣間見えた。苦しそうな声をあげるも大したことはなさそうだ。
同じ要領でサキュバス三人娘の無事も確認すると、ウォードはよろよろとムガルの方に歩いていく。その後ろにはチェンバレンもいた。
するとムガルはすでに意識がはっきりしているらしく、自分の元に向かってくるウォードに優しく声をかけた。
「ウォードさん、僕は大丈夫です。それより早くみなさんを連れてこの山を離れましょう」
「だな……」
そういうとウォードはチェンバレンにまたがって幹部たちの元に戻っていく。
その背中を見送った後、ムガルはセイラの元に向かう。そこにはまだふらつきながらも合流したノエルの姿もあった。
ムガルがそばまでやってきたのを見て、セイラが友好的な笑みを浮かべながら手を差し出しつつ口を開く。
「一緒に戦ってくれてありがとう。えっと……」
「ムガルです。一応魔王軍の幹部をやっています」
そう言いながらムガルもセイラの手を取り握手を交わした。
次にノエルも握手を交わすと、周囲を見渡しながら言う。
「もうちょっとあんたと話してみたいけどよ、あんまり時間がねえんだ。ここは山の裏側だけど大きな山道と続いてるから、ここでのんびりしてたら勇者パーティーと鉢合わせちまう」
「わかりました。僕たちもすぐに引き上げます」
真剣な面持ちでうなずいて踵を返し、幹部たちの元に戻っていくムガル。その背中をセイラと共に見送りながらノエルがぼそりとつぶやいた。
「魔王軍幹部っつってもあんな人のよさそうなやつもいるんだな」
「ええ、本当よね。ティナちゃんがあのムガルって子を倒すなんてこと、考えられないかも」
「そうだな……」
その後撤収していく魔王軍幹部たちを見送ってから自分たちも麓まで降りてエアたちと合流し、天界に帰還した二人であった。
覚悟を決めた面持ちで一つ深呼吸をすると、地を蹴り一気にリッジとの距離を詰める。その軌道をたどるように、崩落した地面から砂ぼこりが舞い上がった。
ムガルのこうげき。ガトリングブロー!
ゴリラの六本の腕から繰り出される拳の豪雨。しかし、リッジはこれを二本の剣で受け流していく。
「なるほど、かなり厄介ではあるが対処できないというほどではないな……」
そんなつぶやきも拳と刃のぶつかる音に紛れて消えていった。
そのやり取りの最中にもセイラとノエルはリッジとの距離をつめる。それを察知したリッジは右足を強く踏み込んだ。
リッジのこうげき。いかく。
言葉にするなら、精神に作用する衝撃波のようなものを飛ばすことによって周囲の敵を怯ませる、といったようなスキルだ。
これにより一瞬だけではあるが三人の動きが止まってしまう。
リッジは生まれた隙を逃すことなくムガルを通常攻撃で押し戻すと、バックステップを踏んで距離を取る。そして二本の剣をそれぞれセイラとノエルに向かって振った。
リッジのこうげき。風刃剣。
三日月型の真空の刃が二人に襲いかかる。
ノエルはこれに反応しきれず斧を使ってこれを受けたので後方に吹き飛んだ。
セイラは前進しながらの跳躍でこれを避けると、そのまま空中で攻撃態勢に入った。右足を引いてためを作り一気に振りぬく。
「はああっ!」
セイラのこうげき。雷刃脚。
「精霊剣技」の一種で「雷刃剣」と理屈や性質は同じ。武器代わりの自分の脚に雷魔法を乗せて放つスキルだ。
避けきれないと判断したのか、あえてなのか。リッジは左手の剣を下から上へ振ってこれを払った。
攻撃を攻撃で返すのだから、本来ならば痛み分けのはずだ。そう、本来ならば。
セイラの脚とリッジの剣が衝突する。
リッジは一瞬だけ苦悶に顔を歪めるも、それだけだ。
対してセイラは脚を払われたことによって態勢を崩し、前方の地面へと無様に不時着してしまう。しかしすぐに起き上がってリッジに接近すると、間髪をいれずに攻撃を繰り出した。
この間リッジは追撃をしようと思えば出来たはずだが、まるで躾を厳しくする父親のような表情で一連の動きを見守っている。
セイラのこうげき。ガトリングブロー。
「…………」
リッジは無機質な、全く温度の感じられない双眸で攻撃を見極め、的確にそれらを捌いていった。時には避け、時には剣や手の甲で受け流す。
やがてこの辺でもういいだろうと言わんばかりに一つため息をつくと、一瞬の隙をついてセイラの腹に蹴りをいれた。
「ぐっ……」
セイラの端正な容貌が苦痛に歪む。
随分と手加減をされた一撃だったが、セイラはこれまでに蓄積されたダメージ分も合わさってリッジとすれ違いざまに倒れ込んでしまう。
それをリッジが視線だけで見送った瞬間、彼の正面方向から態勢を立て直したムガルが突っ込んできた。
ムガルのこうげき。せいけんづき。
二人の間に距離があるのを見て取ったリッジは高く飛んでこれを避けたかと思うと、その勢いのままに空中で身を翻しムガルの背中に双剣で攻撃を叩きこむ。
リッジのこうげき。雷刃剣。
「ぐあっ!」
ムガルはそのまま進行方向に飛んで気絶してしまった。
涼し気な表情で静かに着地したリッジは、ムガルを一瞥してから遠くでよろよろと立ち上がったばかりのノエルを見ながら口を開く。
「ノエルはまだまだ反応速度に難があるな。これはパッシブスキルを鍛えてどうにかなるものではない。もっと戦闘経験を積め……だがまあ、つい今しがたパワードゴリラに防御力をあげる支援魔法をかけた機転はよかったか。あれがなければこいつは死んでいたかもしれん」
そこまで口にすると、リッジは次に自身の近くで片膝をついたまま腕を抱えているセイラを見てから続けた。
「セイラは反応速度がよく判断も悪くはないが、ステータスが低すぎるな。もっと訓練に励め」
二人からの返事がないのを見て一つため息をつくと、リッジはおやつを手に入れるべくファリスたちの方へと向かう。
しかしその時、リッジの背後で何かが動く気配がする。振り返るとそこにはぼろぼろの身体で立ち上がるムガルの姿があった。
ムガルはよろよろと歩きながら、うつろな目で独り言をつぶやいている。
「ファリスさんたちを助けなきゃ。それにジンさんの仲間が戦ってるなら僕も戦わなきゃ……それが、恩返しに……」
「ほう、まだ立ち上がるか。モンスターにしては中々骨がある。だが」
そう言ってリッジが再び双剣を構えて戦闘態勢に入った時だった。
リッジの足元に、どこからか大量のおやつが投げ込まれて来る。
おやつの発生源がある方向に目を向けると、サキュバスたちの懐から次々におやつを取り出して送り込む首無し鎧の姿があった。
おやつを放りながら、サキュバスたちとリッジが同時に視界に入る位置に立たせたチェンバレンの鞍の上に置かれたウォードの頭が叫ぶ。
「よくわかんねえけど、おやつを全部出せば見逃してくれるんだろ!? ほら、こっちが持ってる分は全部やるよ! 他にも持ってそうなやつがいるなら教えろ!」
リッジは足元に投げ込まれてくてるおやつを狂気に染まった瞳でじっと見つめてから、ややあってまるで飢えた獣のようにそれらにかぶりついていく。
おやつを驚異的な速度で平らげながらの雄叫びがあがった。
「やっべええええええ! おやつうめええええええ!」
やがて満足したのか、まだ少し残っているおやつを抱えると周囲を見渡しながら声をはった。
「今日のところはここまでだ! だがな、おやつがある限り私はどこへでも現れるだろう! それだけは覚えておけ! はっはっはっはっは!」
そうしてリッジは一足飛びにどこかへ消えていった。
本来ならば「ログアウト」というスキルで瞬時に天界へ帰還できるのだが、下界の者に見られないよう、念の為に移動したのだろう。
しばらくは静寂が場を支配したものの、次第にウォードが魔王軍幹部の安否確認の為に動き出す。とはいってもモンスターは絶命すると身体が消えるので、生きていることは明らかなのだが。
一番近かったティノールの身体を揺すって声をかけた。
「おい、大丈夫か?」
「うっ……」
綺麗に流れる緑の前髪の隙間からは、夜寝ていてうなされた時のような表情が垣間見えた。苦しそうな声をあげるも大したことはなさそうだ。
同じ要領でサキュバス三人娘の無事も確認すると、ウォードはよろよろとムガルの方に歩いていく。その後ろにはチェンバレンもいた。
するとムガルはすでに意識がはっきりしているらしく、自分の元に向かってくるウォードに優しく声をかけた。
「ウォードさん、僕は大丈夫です。それより早くみなさんを連れてこの山を離れましょう」
「だな……」
そういうとウォードはチェンバレンにまたがって幹部たちの元に戻っていく。
その背中を見送った後、ムガルはセイラの元に向かう。そこにはまだふらつきながらも合流したノエルの姿もあった。
ムガルがそばまでやってきたのを見て、セイラが友好的な笑みを浮かべながら手を差し出しつつ口を開く。
「一緒に戦ってくれてありがとう。えっと……」
「ムガルです。一応魔王軍の幹部をやっています」
そう言いながらムガルもセイラの手を取り握手を交わした。
次にノエルも握手を交わすと、周囲を見渡しながら言う。
「もうちょっとあんたと話してみたいけどよ、あんまり時間がねえんだ。ここは山の裏側だけど大きな山道と続いてるから、ここでのんびりしてたら勇者パーティーと鉢合わせちまう」
「わかりました。僕たちもすぐに引き上げます」
真剣な面持ちでうなずいて踵を返し、幹部たちの元に戻っていくムガル。その背中をセイラと共に見送りながらノエルがぼそりとつぶやいた。
「魔王軍幹部っつってもあんな人のよさそうなやつもいるんだな」
「ええ、本当よね。ティナちゃんがあのムガルって子を倒すなんてこと、考えられないかも」
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