12 / 12
12.終わらない契りの果てに ※
しおりを挟む
「あ、ぅう……」
じんわりと奥に熱く広がる熱に愕然としながらも、長い絶頂の波にアンナはただ喘ぎ声を漏らすしかできない。
「あはっイっちゃったね」
ロメオの言葉に、ジェレミオは深いため息をつく。怒鳴るのを我慢しているのか、それとも何か別のことを呑み込んだのかはわからなかった。
「僕じゃなくても、ちゃんとアンナは気持ちよくなれるんだよ。よかったね?」
アンナの耳もとに口を寄せて、ロメオはそんなことを言う。
「……アンナを辱めて、楽しいか?」
それはアンナが聞きたいことだった。さっきからずっと、ロメオはわざといやな態度をとっているようにしか思えない。契る相手がジェレミオなのをわかっていて、あえて核心に迫ることを言わずにだまし討ちでさっきアンナを抱いたのも、わざとアンナの感情を揺さぶるためなのだとしか思えない。アンナが、そう思いたいだけなのかもしれないが。
「なーに? 事実を言ってるだけだよ」
ぱっと顔を上げたロメオは、肩をすくめて見せる。そんな彼に、またもジェレミオはため息を吐いた。
「そうだな。アンナは、これからずっと、俺だけで気持ちよくなるんだ」
「んぁ……っ!?」
アンナに挿入されたままだった男根が、ぐぐっと硬くなった。まだわずかにうねっていた蜜壺にしごかれたせいもあるだろうが、それとは別に怒りにも似た熱情を募らせたのかもしれない。
「アンナ、よく見てもらえ」
「なにを……あんっ」
声かけと同時に、身体を繋いだまま、アンナの上半身が起こされた。後ろから貫かれたアンナの身体が、ロメオに見せつけるように晒される。体勢を変えられて竿の位置が動いたのさえ、今のアンナには快感を募らせた。
「は……ぁ、ジェレミオ、もう、終わったでしょ……? ねえ……」
「まだだ」
アンナの身体が倒れ込まないように、ジェレミオはアンナの肩をつかんだ。そうして言下に腰を振り始める。
「あっああっやだぁ……っ!」
先ほど流し込まれたばかりの白濁が、ぱんぱんと腰を打ちつけられるたびにごぶごぶといやらしい音を立ててかき混ぜられる。愛液と混ざった子種は股からぽたぽたとこぼれてシーツを汚し、その量の多さを見せつける。
「はは、ほんと……やだやだ言いながらよだれ零して。アンナはジェレミオが気に入ったみたいだね?」
「ちが……ふぁっああっだめぇ……っ」
後ろから突き上げられるたびに、ぶるん、と胸が大きく震える。口から拒絶の台詞を漏らしているが、声になるのはほとんど嬌声だ。そのせいで、口の端からはよだれがこぼれ、もはや目に伝うのは悲しいからなのか、快楽に耐えかねての涙なのかわからない。
「だって、僕とするときも、気持ちよすぎてだめって言うもんね?」
「んぁああ……っ!?」
ジェレミオは容赦なくアンナに快楽を植えつける。硬い肉杭でアンナのよがるところを抉って、ひっきりなしに喘がせられている。そしてそれを、ロメオはさも愉しそうに言うのだ。
(もう、だめ)
ぷつん、と何かがアンナの中で途切れたような気がした。強く打ちつけられた腰に胎を揺らされて、何度目かの絶頂を迎える。途端にぷしゃっとアンナは潮を吹いた。
「あっあああっふぁっあんんっ」
シーツが汚れていく。自身の絶頂の証でびしょびしょに濡れているのがわかっても、アンナはもうよがるのを抑えられない。
「あはっすごいイってる」
ロメオは手を叩いてからかっている。
(……私って、ロメオにとって、ただのおもちゃだったんだ……)
ようやくそれを受け入れたら、アンナの顔がくしゃっと崩れた。
「もう名実ともにジェレミオのだね。僕の手伝いはもう必要ないかな」
「んぁっ……あ、ろめ、お……?」
アンナがロメオに何かを言おうと目を向けたときには、彼はひらりとかわしてベッドから降りている。
「じゃあ僕は立会人らしく、正面の部屋で一晩待機してるよ。二人とも、お幸せに。初夜を楽しんで?」
「ぁ……っ」
「アンナ」
引き留めの声を上げようとしたときには、ずんっと腰が打ちつけられる。先ほど熱を放ったばかりのはずの肉杭は、まだまだ満足しないらしい。
「ひぁん……っ! ひぁ……っあんんっおかし、くなっちゃ……んぅ……っ」
まだ痙攣の収まりきっていない中を、ジェレミオがさらに攻め立てる。そのよがる彼女の声が響く中、ロメオはうっすらと微笑んで寝室から出て行ってしまった。
もう、部屋の中には婚約者同士の二人しかいない。
「アンナ……」
ロメオの目がなくなった途端に、ジェレミオはアンナの背に身体をぴったりとつけて、慈しむようにうなじに口づけた。ぞわりと鳥肌が立ち、それは胎の奥に響く快楽に変わる。
「アンナ、すまない。今まで、兄さんが嘘をついてたなんて知らなくて。ずっと好きだった。傷つけてすまない。好きだ……好きなんだ。もうお前に悲しい思いなんてさせないから……俺を受け入れてくれ」
さっきまで激しかったくせに、唐突に甘い突きあげになってジェレミオは耳元で囁く。まるでふたりきりになったからそれを口にするのを許されたと言わんばかりの態度だ。
「あ、ああ……っ!」
「アンナが気持ちいいことが好きなら、俺が満たす。アンナがいいようになんでもやる。だから……」
ちゅう、と執着を籠めたリップ音を響かせながら、ぐりぐりと奥にこすりつけられる。
「だ、めぇ……」
ずるずると腰が砕けたアンナの身体をうつ伏せにしたまま、なおもジェレミオは腰を止めない。
「アンナ。お前は……俺のことが嫌いか?」
「ちが……あっあう……」
言下に口をついたのは否定だ。彼を嫌いなわけがない。
「はっぁんんっ」
「なら、思っていることを、教えてくれ」
どちゅどちゅと攻め立てられながら、ジェレミオは尋ねてくる。おかしくなりそうなほどの快楽のるつぼの中で、もう考えられるのは一つだけだ。
「き、もちいい……っきもちいい! ふぁああっ気持ちい、い!」
ロメオの言った通りだった。もう、アンナはジェレミオで気持ちよくなってしまっている。
彼のことが好きだったし、初めてを捧げたのもロメオだ。けれど、婚約者はジェレミオで、今彼女を抱いているのもジェレミオなのだ。裏切ったのはロメオのほうで、アンナは一つも悪いことをしていない。
『何がだめなの?』
耳の奥に響いたのは、ロメオの問いかけだった。けれど、彼の言うとおり、だめなことなど、何一つないのだろう。
「そうか……奥が好きか?」
低い声が耳元で尋ねてくるのでさえ、気持ちがいい。
「んぁっすき、やだぁ……これ……っふあっ好きぃ……っ」
「ああ、アンナ。俺も、好きだ」
好きの意味が違う。でももう、それでいいのかもしれない。
叩きつけられる快楽の中で散々に喘ぎ、アンナは結局、一晩中ジェレミオに抱き潰されたのだった。
***
「おめでとう」
「アンナ、ジェレミオ、おめでとう!」
花の咲く季節に、アンナとジェレミオの結婚式は執り行われた。彼女の胎には、すでにジェレミオの子が育ち始めている。あの契りの夜から、たがが外れたようにジェレミオは好意を口にし、アンナの身体を求めるようになった。
それを、アンナも受け入れたから迎えた今日だった。
「二人とも、おめでとう」
祝いの席でそう声をかけたのは、一足先に結婚したロメオだった。夫婦で列席しているから、彼の隣には美しく着飾ったピアッツィ元侯爵令嬢がいる。
「ありがとう。ロメオのおかげで、私、幸せだわ」
アンナはとろりと笑み崩れて、隣に立つジェレミオにもたれかかった。けれど彼女の目にはロメオなんか映っていない。そんなアンナの姿にも、ロメオはいつも通りの笑顔のままだ。けれど彼の視線は、アンナの腰に添えられたジェレミオの手に注がれている。
「そう」
「兄さんも、幸せに」
「もちろん幸せだよ、ね?」
静かな声で言ったジェレミオに、いつもと変わらない笑顔でロメオは隣の妻に話しかける。彼女はさも満足そうに頷いた。
そんなカタラーニ夫妻を見ても、アンナの幸せそうな笑みはいっさい崩れなかった。嘘などつけないアンナのことだ。心からの笑顔なのだろう。
ほんのりとロメオの目が細められる。けれど、その一瞬だけだった。
「本当に、お幸せにね」
そう言って会話を終わらせると、新郎新婦とカタラーニ夫妻は離れていった。
じんわりと奥に熱く広がる熱に愕然としながらも、長い絶頂の波にアンナはただ喘ぎ声を漏らすしかできない。
「あはっイっちゃったね」
ロメオの言葉に、ジェレミオは深いため息をつく。怒鳴るのを我慢しているのか、それとも何か別のことを呑み込んだのかはわからなかった。
「僕じゃなくても、ちゃんとアンナは気持ちよくなれるんだよ。よかったね?」
アンナの耳もとに口を寄せて、ロメオはそんなことを言う。
「……アンナを辱めて、楽しいか?」
それはアンナが聞きたいことだった。さっきからずっと、ロメオはわざといやな態度をとっているようにしか思えない。契る相手がジェレミオなのをわかっていて、あえて核心に迫ることを言わずにだまし討ちでさっきアンナを抱いたのも、わざとアンナの感情を揺さぶるためなのだとしか思えない。アンナが、そう思いたいだけなのかもしれないが。
「なーに? 事実を言ってるだけだよ」
ぱっと顔を上げたロメオは、肩をすくめて見せる。そんな彼に、またもジェレミオはため息を吐いた。
「そうだな。アンナは、これからずっと、俺だけで気持ちよくなるんだ」
「んぁ……っ!?」
アンナに挿入されたままだった男根が、ぐぐっと硬くなった。まだわずかにうねっていた蜜壺にしごかれたせいもあるだろうが、それとは別に怒りにも似た熱情を募らせたのかもしれない。
「アンナ、よく見てもらえ」
「なにを……あんっ」
声かけと同時に、身体を繋いだまま、アンナの上半身が起こされた。後ろから貫かれたアンナの身体が、ロメオに見せつけるように晒される。体勢を変えられて竿の位置が動いたのさえ、今のアンナには快感を募らせた。
「は……ぁ、ジェレミオ、もう、終わったでしょ……? ねえ……」
「まだだ」
アンナの身体が倒れ込まないように、ジェレミオはアンナの肩をつかんだ。そうして言下に腰を振り始める。
「あっああっやだぁ……っ!」
先ほど流し込まれたばかりの白濁が、ぱんぱんと腰を打ちつけられるたびにごぶごぶといやらしい音を立ててかき混ぜられる。愛液と混ざった子種は股からぽたぽたとこぼれてシーツを汚し、その量の多さを見せつける。
「はは、ほんと……やだやだ言いながらよだれ零して。アンナはジェレミオが気に入ったみたいだね?」
「ちが……ふぁっああっだめぇ……っ」
後ろから突き上げられるたびに、ぶるん、と胸が大きく震える。口から拒絶の台詞を漏らしているが、声になるのはほとんど嬌声だ。そのせいで、口の端からはよだれがこぼれ、もはや目に伝うのは悲しいからなのか、快楽に耐えかねての涙なのかわからない。
「だって、僕とするときも、気持ちよすぎてだめって言うもんね?」
「んぁああ……っ!?」
ジェレミオは容赦なくアンナに快楽を植えつける。硬い肉杭でアンナのよがるところを抉って、ひっきりなしに喘がせられている。そしてそれを、ロメオはさも愉しそうに言うのだ。
(もう、だめ)
ぷつん、と何かがアンナの中で途切れたような気がした。強く打ちつけられた腰に胎を揺らされて、何度目かの絶頂を迎える。途端にぷしゃっとアンナは潮を吹いた。
「あっあああっふぁっあんんっ」
シーツが汚れていく。自身の絶頂の証でびしょびしょに濡れているのがわかっても、アンナはもうよがるのを抑えられない。
「あはっすごいイってる」
ロメオは手を叩いてからかっている。
(……私って、ロメオにとって、ただのおもちゃだったんだ……)
ようやくそれを受け入れたら、アンナの顔がくしゃっと崩れた。
「もう名実ともにジェレミオのだね。僕の手伝いはもう必要ないかな」
「んぁっ……あ、ろめ、お……?」
アンナがロメオに何かを言おうと目を向けたときには、彼はひらりとかわしてベッドから降りている。
「じゃあ僕は立会人らしく、正面の部屋で一晩待機してるよ。二人とも、お幸せに。初夜を楽しんで?」
「ぁ……っ」
「アンナ」
引き留めの声を上げようとしたときには、ずんっと腰が打ちつけられる。先ほど熱を放ったばかりのはずの肉杭は、まだまだ満足しないらしい。
「ひぁん……っ! ひぁ……っあんんっおかし、くなっちゃ……んぅ……っ」
まだ痙攣の収まりきっていない中を、ジェレミオがさらに攻め立てる。そのよがる彼女の声が響く中、ロメオはうっすらと微笑んで寝室から出て行ってしまった。
もう、部屋の中には婚約者同士の二人しかいない。
「アンナ……」
ロメオの目がなくなった途端に、ジェレミオはアンナの背に身体をぴったりとつけて、慈しむようにうなじに口づけた。ぞわりと鳥肌が立ち、それは胎の奥に響く快楽に変わる。
「アンナ、すまない。今まで、兄さんが嘘をついてたなんて知らなくて。ずっと好きだった。傷つけてすまない。好きだ……好きなんだ。もうお前に悲しい思いなんてさせないから……俺を受け入れてくれ」
さっきまで激しかったくせに、唐突に甘い突きあげになってジェレミオは耳元で囁く。まるでふたりきりになったからそれを口にするのを許されたと言わんばかりの態度だ。
「あ、ああ……っ!」
「アンナが気持ちいいことが好きなら、俺が満たす。アンナがいいようになんでもやる。だから……」
ちゅう、と執着を籠めたリップ音を響かせながら、ぐりぐりと奥にこすりつけられる。
「だ、めぇ……」
ずるずると腰が砕けたアンナの身体をうつ伏せにしたまま、なおもジェレミオは腰を止めない。
「アンナ。お前は……俺のことが嫌いか?」
「ちが……あっあう……」
言下に口をついたのは否定だ。彼を嫌いなわけがない。
「はっぁんんっ」
「なら、思っていることを、教えてくれ」
どちゅどちゅと攻め立てられながら、ジェレミオは尋ねてくる。おかしくなりそうなほどの快楽のるつぼの中で、もう考えられるのは一つだけだ。
「き、もちいい……っきもちいい! ふぁああっ気持ちい、い!」
ロメオの言った通りだった。もう、アンナはジェレミオで気持ちよくなってしまっている。
彼のことが好きだったし、初めてを捧げたのもロメオだ。けれど、婚約者はジェレミオで、今彼女を抱いているのもジェレミオなのだ。裏切ったのはロメオのほうで、アンナは一つも悪いことをしていない。
『何がだめなの?』
耳の奥に響いたのは、ロメオの問いかけだった。けれど、彼の言うとおり、だめなことなど、何一つないのだろう。
「そうか……奥が好きか?」
低い声が耳元で尋ねてくるのでさえ、気持ちがいい。
「んぁっすき、やだぁ……これ……っふあっ好きぃ……っ」
「ああ、アンナ。俺も、好きだ」
好きの意味が違う。でももう、それでいいのかもしれない。
叩きつけられる快楽の中で散々に喘ぎ、アンナは結局、一晩中ジェレミオに抱き潰されたのだった。
***
「おめでとう」
「アンナ、ジェレミオ、おめでとう!」
花の咲く季節に、アンナとジェレミオの結婚式は執り行われた。彼女の胎には、すでにジェレミオの子が育ち始めている。あの契りの夜から、たがが外れたようにジェレミオは好意を口にし、アンナの身体を求めるようになった。
それを、アンナも受け入れたから迎えた今日だった。
「二人とも、おめでとう」
祝いの席でそう声をかけたのは、一足先に結婚したロメオだった。夫婦で列席しているから、彼の隣には美しく着飾ったピアッツィ元侯爵令嬢がいる。
「ありがとう。ロメオのおかげで、私、幸せだわ」
アンナはとろりと笑み崩れて、隣に立つジェレミオにもたれかかった。けれど彼女の目にはロメオなんか映っていない。そんなアンナの姿にも、ロメオはいつも通りの笑顔のままだ。けれど彼の視線は、アンナの腰に添えられたジェレミオの手に注がれている。
「そう」
「兄さんも、幸せに」
「もちろん幸せだよ、ね?」
静かな声で言ったジェレミオに、いつもと変わらない笑顔でロメオは隣の妻に話しかける。彼女はさも満足そうに頷いた。
そんなカタラーニ夫妻を見ても、アンナの幸せそうな笑みはいっさい崩れなかった。嘘などつけないアンナのことだ。心からの笑顔なのだろう。
ほんのりとロメオの目が細められる。けれど、その一瞬だけだった。
「本当に、お幸せにね」
そう言って会話を終わらせると、新郎新婦とカタラーニ夫妻は離れていった。
41
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
【完結】愛する人はあの人の代わりに私を抱く
紬あおい
恋愛
年上の優しい婚約者は、叶わなかった過去の恋人の代わりに私を抱く。気付かない振りが我慢の限界を超えた時、私は………そして、愛する婚約者や家族達は………悔いのない人生を送れましたか?
初恋だったお兄様から好きだと言われ失恋した私の出会いがあるまでの日
クロユキ
恋愛
隣に住む私より一つ年上のお兄さんは、優しくて肩まで伸ばした金色の髪の毛を結ぶその姿は王子様のようで私には初恋の人でもあった。
いつも学園が休みの日には、お茶をしてお喋りをして…勉強を教えてくれるお兄さんから好きだと言われて信じられない私は泣きながら喜んだ…でもその好きは恋人の好きではなかった……
誤字脱字がありますが、読んでもらえたら嬉しいです。
更新が不定期ですが、よろしくお願いします。
フッてくれてありがとう
nanahi
恋愛
【25th Anniversary CUP】にて、最終ランキング3位に入りました。投票してくださった皆様、読んでくださった皆様、ありがとうございました!
「子どもができたんだ」
ある冬の25日、突然、彼が私に告げた。
「誰の」
私の短い問いにあなたは、しばらく無言だった。
でも私は知っている。
大学生時代の元カノだ。
「じゃあ。元気で」
彼からは謝罪の一言さえなかった。
下を向き、私はひたすら涙を流した。
それから二年後、私は偶然、元彼と再会する。
過去とは全く変わった私と出会って、元彼はふたたび──
貴妃エレーナ
無味無臭(不定期更新)
恋愛
「君は、私のことを恨んでいるか?」
後宮で暮らして数十年の月日が流れたある日のこと。国王ローレンスから突然そう聞かれた貴妃エレーナは戸惑ったように答えた。
「急に、どうされたのですか?」
「…分かるだろう、はぐらかさないでくれ。」
「恨んでなどいませんよ。あれは遠い昔のことですから。」
そう言われて、私は今まで蓋をしていた記憶を辿った。
どうやら彼は、若かりし頃に私とあの人の仲を引き裂いてしまったことを今も悔やんでいるらしい。
けれど、もう安心してほしい。
私は既に、今世ではあの人と縁がなかったんだと諦めている。
だから…
「陛下…!大変です、内乱が…」
え…?
ーーーーーーーーーーーーー
ここは、どこ?
さっきまで内乱が…
「エレーナ?」
陛下…?
でも若いわ。
バッと自分の顔を触る。
するとそこにはハリもあってモチモチとした、まるで若い頃の私の肌があった。
懐かしい空間と若い肌…まさか私、昔の時代に戻ったの?!
余命わずかな私は、好きな人に愛を伝えて素っ気なくあしらわれる日々を楽しんでいる
ラム猫
恋愛
王城の図書室で働くルーナは、見た目には全く分からない特殊な病により、余命わずかであった。悲観はせず、彼女はかねてより憧れていた冷徹な第一騎士団長アシェンに毎日愛を告白し、彼の困惑した反応を見ることを最後の人生の楽しみとする。アシェンは一貫してそっけない態度を取り続けるが、ルーナのひたむきな告白は、彼の無関心だった心に少しずつ波紋を広げていった。
※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも同じ作品を投稿しています
※全十七話で完結の予定でしたが、勝手ながら二話ほど追加させていただきます。公開は同時に行うので、完結予定日は変わりません。本編は十五話まで、その後は番外編になります。
王子様への置き手紙
あおき華
恋愛
フィオナは王太子ジェラルドの婚約者。王宮で暮らしながら王太子妃教育を受けていた。そんなある日、ジェラルドと侯爵家令嬢のマデリーンがキスをする所を目撃してしまう。ショックを受けたフィオナは自ら修道院に行くことを決意し、護衛騎士のエルマーとともに王宮を逃げ出した。置き手紙を読んだ皇太子が追いかけてくるとは思いもせずに⋯⋯
小説家になろうにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる