ぽっちゃりおっさん異世界ひとり旅〜目指せSランク冒険者〜

ぽっちゃりおっさん

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中級冒険者

森の奥

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 ゴブリン3匹を簡単に倒した事で、気が緩んでいたのか?

 慎重に進んでいたはずだが、【探索】に表示された点滅している点は、僕の周りを囲み出している。点滅したている点は[ゴブリン]と表示されている。

 「これはヤバイ!囲まれている?」

 気付いた時には、すでに遅かった。

 辺り一帯から、『ピゴー!フギャー!』

 と意味が分からない話し声の様な音を出し合い、腰ミノを着けて手に棍棒?木の棒?を持ったゴブリン達が近付いてくる。

 包囲した円を縮める様に、近付いてくる。

 低い木々が生えており正面からの魔法攻撃は、効きにくい。

 多勢に無勢だ!

 先手を取る必要がある!

 「穴よ出来ろ!」

 僕は後方から近付いてくるゴブリン達の足止めに、土魔法で大きな穴を掘った!

 前方の敵には、

 「風よ切り裂け!」

 風のやいばで、木々ごとゴブリンをなぎ切った。

 木々が倒れた事で見通しが良くなった。

 「麻痺せよ!」「麻痺せよ!」「麻痺せよ!」

 前方に居たゴブリンの集団をことごとく[麻痺]させていった。

 左右の敵にも、「薙ぎ払え!」

 風魔法で木々ごと、ゴブリンを攻撃した。

 1度風魔法を見ていたゴブリン達は、身をすくめ風魔法が頭上をすり抜ける様に避けた。

 「雷よ落ちれ!」

 木々が倒れて、見通しが良くなった左右のゴブリンに雷魔法を放つ。

 何匹も倒れたが、上手くすり抜けたゴブリンが、僕の目の前に現れ、棍棒で殴り掛かってきた。

 左手の前腕に装着した[皮の盾]でゴブリンの棍棒攻撃を防ぎ、心臓部を目掛けて、短剣を突き刺す!

 右から殴り掛かってきたゴブリンには、しゃがみゴブリンの足を斬りつけ、怯んだ隙に左手をかざし

「麻痺せよ!」と唱えた!

 しばらくの格闘ののち、辺りが静かになった。

 【探索】で点滅している[麻痺]したゴブリンは複数いるが、あとは全て倒せた様だ。

 [麻痺]させたゴブリン全てにトドメを刺し、全てのゴブリンから、左耳、魔石を回収した。

 左耳、魔石共に48個あった。

 つまり僕1人で、48匹のゴブリンの集団を倒したのである。

 落ち着きを取り戻した僕は、身体のあちこちに打ち身や切り傷がある事に気付き

「ヒール!」と回復呪文をかけた。

 辺りは既に真っ暗になっており、帰る事も出来そうにない。木々を切った事で開けた森の中で野営をする事にした。

 切った木々も何かに使えるかも!とアイテムボックスに収納した。

 テントを取り出し、テントの中で夜食を取る事にした。

 森での戦闘では、山火事を起こす危険があり、火魔法はあまり使えないな……

 魔法の中では火魔法が一番人気だというが、素材が焦げ価値が下がる、被害が他に及ぶ、と僕の評価は低くなった。

 【探索】はかけ続けているが、ぐっすりとは寝る事が出来ず、朝を迎えた。
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