底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜

ぽっちゃりおっさん

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異世界初心者

水路造り2

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 「お湯を注ぎ入れるだけで、凄い魔法ですね。昨日頂いた甘い水も凄く美味しかったです。」

 カップラーメンは好評だった。しかし麺をすするという文化がない異世界では、麺は食べにくそうであった。

 ゆっくり睡眠を取り、翌日も朝から村人総出で水路造りに励む。小石や雑草など異世界の物も集めてくれるため、異世界通貨も大きく目減りする事なく、[通販]する事に支障はない。

 水路造り開始から4日目、川と村の水路が繋がった。

 「よーし!これでまだ完成まで半分です。まずはここに大きなため池を作ります。中をくり抜いて小石を入れ、モルタルという固まる砂でため池を固めます。このため池は、飲み水など生活用水に使いましょう。」

 みんな交代でため池を掘ってくれている。

 ため池の下流では、農業用水に使うための支流を作り田畑へ水を流す。田畑の周りにも水路を作る事で充分に水を供給出来るようにするのだ。

 生活用水と農業用水に使い余った水は、再び川へと合流するように水路を作る。村へと引いた水を本流の川へと戻さないと今度は水害が起きてしまう。

 結局、僕も休まず働き続け、作業開始から7日目に村の水源となる水路が完成した。

 「みんなやったぞー!じゃ水を流すよー!」

 川と水路の間の堰き止めていた、堰板を外すと勢いよく水が水路に流れ込む。子供達は水の流れを追いかけて、水と競争している。

 大人達も、喜んで水を追いかけている。村に綺麗な水が来たのだ。

 村人達は皆喜んでいた。僕は人数分の冷たいビールと女性、子供達用のジュースを購入して皆に配った。

 「みんな行き渡ったね?こうして蓋を開けて!いいかい?開いた?じゃみんな協力ありがとう!水路の完成だ!かんぱーい!!」

 仕事が終わった後の冷えたビールは格別に美味かった。

 「わー、これ美味しい!わーい水路も出来たー!」

 みんなで水路の完成を喜びあった。幸せな時間だった。

 僕の隣には、見違えたように可愛くなっていたミーヒャが座っている。

 「アキラ様がこの村に来てくださって本当に感謝しています。まだこれからも村に居てくれますか?」

 「そうだね。特に用事もないし僕もこの村が好きになっちゃってるから、まだしばらく居させて貰おうかと思ってるよ。」

 「良かった。嬉しいです。」

 ミーヒャと僕の手が触れた。

 「ああ、こんな所に居ましたか?アキラ様みんな待っています。あちらに来て下さい。」

 せっかくの良い時間を村人が邪魔しに来た……

 「ああ……うん……」

 僕は仕方なく村人のいる方に向かった……
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