底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜

ぽっちゃりおっさん

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異世界初心者

調査3

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 旅の者として説明した方が良いだろう。もう下手に言い訳をするよりも話してしまおう。

 村人のほとんどが流行病で寝込んで、明日の命の分からない状態の時にアキラ様がこの村を訪ねて来た。

 アキラ様は村人に薬と飲み物を分け与え、明日も知れぬ村人の命を救った。

 病が治ると栄養のある食べ物を分け与えてくれ、村の惨状を目の当たりにすると便利な道具を貸してくれ村に水路を引く手伝いをしてくれた。

 さらに畑を回復させ色んな種類の作物を植え収穫できるようにしてくれた。

 木工道具も貸してくれ、木の柵や建物を修繕、新築する事が出来ている。

 僕がこのザルト村に来てからの出来事を村長フィオナがかいつまんで説明していた。

 がおいそれと信じる事が出来ないのは、僕にも理解出来る。

 調査官フォードとシャロンはじっと僕を観察している。

 「今の村長フィオナの話に間違いはないか?」

 「概ねその通りです。」

 「村長!その話に出た便利な道具をいうものを拝見したい。可能か?」

 ここまで話したのであれば隠しても意味がない。

 「ミーヒャ、道具置き場まで案内しなさい。」

 調査官フォードとシャロンはミーヒャに案内されて道具置き場に隠していた道具を見せた。

 すきくわ、スコップやノコギリ、金槌などの道具を実際に試してみる。

 この世界にはない性能に調査官2人も驚いた。

 「本当であったか……これならこの村の急速な発展も筋が通る。アキラ様とは一体何者なのだ?」

 「分かりません。私達の村の救世主様としか……」

 「アキラ様、今までの非礼の数々申し訳ございません。なにとぞご容赦ください。」

 調査官フォードは今までの態度と180度変わり、急に下手に出て来た。

 「私達は、調査した内容をザッカルニア領の首都キリシアに報告しなければいけません。その際にこの道具をお借りするわけにはいけませんか?」

 僕はしばらく考えて、

 「この道具はこの村の村人に貸したものです。貴方達に貸した物ではありません。持っていく事は止めて下さい。」

 「それは……そうですが……話だけですと誰も信じられない話です……この道具のような証拠がないと……」

 「貴方達は、ここザルト村の村人が一致協力して村を発展させていると報告すれば良いじゃないのですか?わざわざ村人に貸した道具まで言及しなくとも。」

 「確かにそうなのですが……恥ずかしながら我がザッカルニア領内では、ここ何年も作物の収穫が悪く、食料事情が悪いのです。この村が発展したように領内が発展してくれると、領民のためになりますので、是非お力添えを頂けませんか?」
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