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異世界初心者
首都キリシア6
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「奥方様が?構いませんよ。」
「ありがとうございます。おい、急ぎレベッカとニコルを呼んでまいれ!」
シャロンが慌てて部屋を飛び出していった。
「ところでアキラ様はどこのご出身なのですか?ザッカルニアにはその様な奇妙な道具など見た事もなくて。」
「えーっと……僕はこの国生まれではないのです……」
「と言いますと?レイディア国?リプソール国?まさかグロスター国……?」
「いいえ……どれでもありません……」
「となると……はるか海を越えて?」
「という事でしょうか?日本という国です。」
「日本……ですか?聞いた事はありませんね。」
「フォード止めないか!アキラ様が困っておられるではないか!しかし敵国グロスターではなく安心しました。」
「不躾な質問をしてしまい申し訳ございません。」
「素性は気になりますよね、仕方ありません。僕が生活していた国は日本といってこの世界からはかなり離れているみたいです。僕がどうやって来たのか?いつ、どうやって戻れるのかは分かりません……なのでザルト村で静かに暮らそうかとしていた所だったのです。」
「そうでしたか……記憶喪失という事でしょうか……よく打ち明けて下さいました。」
理解したのかは怪しいが、領主様は自身で勝手に納得しているようだ。
「失礼致します。御呼びにより参上致しました。領主の妻、レベッカ・ド・ロレーヌでございます。」
「同じく領主の娘のニコル・ド・ロレーヌでございます。」
ああ、なるほど、これは美しい!!
奥方様のレベッカは肌の張り艶が良くこんなに大きい娘がいるなんて信じられないほど若い。その上何とも妖艶な雰囲気を醸し出している。
娘のニコルは、妻レベッカの若かりし姿の様だ。栗毛のサラサラの髪、ぴちぴちの肌、透き通る様な色白、目鼻は整い、笑顔を見せれば男性は誰であろうとも虜にする魅力がある。
僕は二人の美しさに見惚れて挨拶も出来なかった。
「アキラ様?」
領主ロレーヌの声に僕は意識を取り戻した。
「ああ……すいません……あまりの美しさに言葉をなくしてました。噂で聞いていた以上にお美しくて……申し遅れました、僕はアキラと申します。」
「まぁ、お上手ですわ!」
二人とも満更でない様子であった。
「はっはっは!アキラ様お気に召して頂けたようで。我が愛妻レベッカは美しいでしょう?自慢の妻です。美貌だけでなく頭脳明晰なので、愚鈍な私の補助をしてくれているのです。娘ニコルも親の欲目を引いてもなかなか優秀ですので、アキラ様との会議に是非参加させて下さい。」
「ありがとうございます。おい、急ぎレベッカとニコルを呼んでまいれ!」
シャロンが慌てて部屋を飛び出していった。
「ところでアキラ様はどこのご出身なのですか?ザッカルニアにはその様な奇妙な道具など見た事もなくて。」
「えーっと……僕はこの国生まれではないのです……」
「と言いますと?レイディア国?リプソール国?まさかグロスター国……?」
「いいえ……どれでもありません……」
「となると……はるか海を越えて?」
「という事でしょうか?日本という国です。」
「日本……ですか?聞いた事はありませんね。」
「フォード止めないか!アキラ様が困っておられるではないか!しかし敵国グロスターではなく安心しました。」
「不躾な質問をしてしまい申し訳ございません。」
「素性は気になりますよね、仕方ありません。僕が生活していた国は日本といってこの世界からはかなり離れているみたいです。僕がどうやって来たのか?いつ、どうやって戻れるのかは分かりません……なのでザルト村で静かに暮らそうかとしていた所だったのです。」
「そうでしたか……記憶喪失という事でしょうか……よく打ち明けて下さいました。」
理解したのかは怪しいが、領主様は自身で勝手に納得しているようだ。
「失礼致します。御呼びにより参上致しました。領主の妻、レベッカ・ド・ロレーヌでございます。」
「同じく領主の娘のニコル・ド・ロレーヌでございます。」
ああ、なるほど、これは美しい!!
奥方様のレベッカは肌の張り艶が良くこんなに大きい娘がいるなんて信じられないほど若い。その上何とも妖艶な雰囲気を醸し出している。
娘のニコルは、妻レベッカの若かりし姿の様だ。栗毛のサラサラの髪、ぴちぴちの肌、透き通る様な色白、目鼻は整い、笑顔を見せれば男性は誰であろうとも虜にする魅力がある。
僕は二人の美しさに見惚れて挨拶も出来なかった。
「アキラ様?」
領主ロレーヌの声に僕は意識を取り戻した。
「ああ……すいません……あまりの美しさに言葉をなくしてました。噂で聞いていた以上にお美しくて……申し遅れました、僕はアキラと申します。」
「まぁ、お上手ですわ!」
二人とも満更でない様子であった。
「はっはっは!アキラ様お気に召して頂けたようで。我が愛妻レベッカは美しいでしょう?自慢の妻です。美貌だけでなく頭脳明晰なので、愚鈍な私の補助をしてくれているのです。娘ニコルも親の欲目を引いてもなかなか優秀ですので、アキラ様との会議に是非参加させて下さい。」
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