婚約破棄されたので、聖女になりました。けど、こんな国の為には働けません。自分の王国を建設します。

ぽっちゃりおっさん

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 聖スベリア会でも、安くない料金を取っていたけど、店を売らないといけない程の高額ではなかった。

 今日の仕事が終わったら、デニス先生と一緒に、シルメン教団の方に、値段の適正化をお願いしよう……

 毎日毎日休みなくリビルド王国の人々をているが、て欲しい希望者は、一向に減る事はない。そういえば、聖スベリア会の時も、値段設定を安くし過ぎると、希望者が増え過ぎるから、安くない料金設定にしていると言われた事があったな……と思い出していた。

 すっかり暗くなった街道をデニス先生と馬を走らせる。シルメン教団の教会に到着した。教会の中庭で私は1人で待たさせていた。

 「サラ様が来られた事を伝えてきますので、サラ様は、この辺りで待っていて下さい。」

 デニス先生に置いて行かれた私は、中庭の横にあったベンチに腰掛けていた。

 「おい、聞いたか?相当阿漕あこぎに儲けてるらしな。」

 「ああ、聞いたよ。教団幹部は笑いが止まらないみたいだな。フェリカ王国も馬鹿だよ。あんな金を産み出す鶏を逃がすなんてな!」

 「今や完全にシルメン教団のだからな。こき使うだけ使って、利益は全部教団のモノだぜ?」

 「俺達下っ端には、何もおこぼれがないからな。やってられねーよ。」

 私の噂をしている?

 シルメン教団が利益を全て儲けている?

 「どうせは、どこにも居場所がないからな!教団も上手い事やったよ。」

 「まあ、そう言うなよ。俺達も早く昇進して旨い汁を味わうぜ!」

 私に気付かず、教団の下っ端らしい男達は、噂話をしながら通って行った。

 この国でも、私は利用させるだけの存在なのか……?

 生活のために、ある程度利用されているのは承知をしていた。しかし暴利を貪り、教団幹部は私腹を肥やしている実態を知ると、穏やかな気持ちでは居られない。

 「サラ様、お待たせ致しました。どうぞ中に参りましょう。」

 この地域の教団のトップが会ってくれるらしい。

 「サラ様お初に御目に掛かります。シルメン教団南部地域責任者の大司祭イスフィールドと申します。この度はこの様なところまで御足労頂きまして……」

 スラリとした、表向きは柔和な男だ。

 「聖女サラと申します。この度は、放浪中の私達を受け入れて下さいまして、改めて御礼を申し上げます。生活の基盤まで提供して頂きまして感謝しております。」

 「いえいえ、大したおもてなしも出来なくて心苦しく思っています。」

 「ところで大司祭様、私のところに来たリビルド王国の民衆の皆様から、料金が高過ぎるという声がありまして……」
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