運命じゃなくても君が良い

湊戸アサギリ

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β×Ωです

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運命じゃなくても君が良い


※β×Ω
※エッチなΩに夢中なβ
※積極的で行動力あるβがΩにグイグイきてます
※薬や病院費が欲しいΩがβと恋人契約してます
※舞台は現代の日本ではありません
※肉便器覚悟で契約したΩがβとラブラブになるだけです




 「ひゃああああっ!!」
ナツキは仰向けの体制でアナルをミキヤの性器で犯される。身体は火照りながら抵抗せずに受け入れる。
「お前、ヒート中のセックス好きだろ?」
「ひぅ! ひゃ!」
ミキヤはゆっくりとナツキの乳首を舐め出す。それだけでもナツキの身体に電気が走る。ナツキの勃起した性器からはダラダラと沢山愛液が溢れる。
「やだぁ、やめろぉ……」
ナツキは顔を隠して泣き続ける。
「セックスしてイっとかないと、お前がキツイんだぞ? そのまま力抜いて感じてろ」
ミキヤはナツキの唇にキスする。
「んんんっんーんー!!」
唇を拭かざれながらナツキはアナルへの刺激で絶頂し、性器から射精する。


人物解説

ナツキ
24歳。Ω。ヒート症状が重めで薬と通院が必要。薬代と病院費を出してもらうためにミキヤと恋人契約する。普段は郵便局勤務でミキヤと同居してる
ミキヤにはからかわれたり性欲処理に利用されてると思ってるが、恋人扱いされて困惑したりドキドキしたりする
全体的にゴツい。しっかり者

ミキヤ
30歳。ある事業で成功してる資本家。β
病院勤務の知人にナツキを紹介したりしてる。Ωの身体に興味を持ちナツキと関係を持つようになるが段々恋心を持つようになっていく
背は高いが標準体型。マイペースムッツリ



 「ミキヤさん、なんで俺とヤる時は毎回ゴムしてるんだ? ミキヤさんはβで、俺とは子供作れないだろ?」
ナツキはミキヤに問う。
「何言ってるんだ? 男のβと男のΩでも、子供は作れるぞ。だから避妊してるんだよ」
「え?」
「お前のかかりつけ医から聞いたが、第二の性はまだ謎だらけなんだよ。だからどんな組み合わせで子供が出来るかもまだ分からない事だらけでもある。だから念の為だ」
「ま、マジか……」
男のΩはαの子しか産まないと思っていたが、βの子を産めるとナツキは思ってもみなかった。
「第二の性が所謂、『運命の人』を分かりやすくしてしまったかもしれないが、俺は運命じゃなくても幸せになれると思ってる、いやお前と幸せになりたい」
ミキヤはナツキの手を取り、そのまま手にキスを落とした。
「!」
ミキヤを、薬と病院費のために身体を許しているだけの相手としか思っていないが時折、恋人として扱われると心臓が苦しくなる。

 ※


 「制御すると余計に苦しくなる場合もあるみたいだ……抜いたり発散したほうが身体の負担が少ないぞ」
「あ、あああっ!?」
ミキヤに囁かれながら、ナツキはアナルの中を指で解される。ヒート症状時ではアナルであっても女性器のように解れ濡れる。
「今のお前だったら手マンどころか乳首だけでもイケそうだな」
「ひぐぅ!」
ミキヤはナツキの硬くなった乳首を弾いてみる。鍛えられて柔らかい胸筋がブルンと揺れる。
「乳首やめぇ……」
「今のすんごいエロいよ」
今のナツキはただ触られるだけでも絶頂しそうだった。


 ※

 「はぷっ! はふぅ」
ナツキはミキヤの性器を口内と喉で舐める。
「おい、無理すんなよっ」
「してねぇよ。恋人っぽい事する契約だ
だろ? ……こういうのがそれだよ」
ナツキは舌で舐めながら語る。
「……可愛すぎだろ」
ミキヤはそれが淫らに見える。

 ※

 「ミキヤさん……これちょっと……」
ナツキは両手を縛られ、乳首は洗濯ばさみに挟まれ、アナルにはバイブが挿入され、勃起した性器にはローターを貼り付けられている。玩具でも身体はビクビクと反応する。
「玩具も気に入ってくれてるなんて、やっぱりエッチな身体してるな」
ミキヤはナツキの反応を見てナツキの手を取る。
「ひぐぅ……」
(玩具じゃなくてミキヤのチンコや指のが良いのに……)
ナツキは恥じらいでそれが言えなかった。


ちなみにヒートが無い時でももちろんセックスしてる↓

 「ミキヤさん、俺ヒート無い時は尻が解れるの時間かかるから……」
「構わないよ。そういうの無しでもヤるのも恋人だろ」

ヒート無しでもトロトロにヤッてる二人
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