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第44話
もしあの時ちゃんと口に出して伝えられたら俺は今ここにいないのだろうか。
紫苑さんがいない世界は色褪せていていかに存在が大きかったのか身に染みてわかる。
「アン、ココでシヌの?シヌのダメ。」
死ぬ。
うん、死ぬかも。
生きる気力がない。活力がない。理由がない。
もともと病気で余命宣告されてるし。
紫苑さんもここにはいないし。
生きる意味がない。
あの部屋にいた時みたいに足は動かなくなったから走って逃げるなんてできない。
好きな人を呼ばなかった声は出なくなった。
最近は漢字もうろ覚えが多くなって。
使えない人になった。健常者とは遠い哀れなΩ。親の為に好きな人を裏切ってまでここに居て。全ては自業自得。
「クえ。イキルはエネルギーイル。」
周りにいる女の人が煩わしくて叫びたい気分。ほっといてほしい。けど、助けてほしい。
どうしてこんなことになったんだっけ。
あぁ、全てはあの日いつものところで始まったんだ。
紫苑さんがいない世界は色褪せていていかに存在が大きかったのか身に染みてわかる。
「アン、ココでシヌの?シヌのダメ。」
死ぬ。
うん、死ぬかも。
生きる気力がない。活力がない。理由がない。
もともと病気で余命宣告されてるし。
紫苑さんもここにはいないし。
生きる意味がない。
あの部屋にいた時みたいに足は動かなくなったから走って逃げるなんてできない。
好きな人を呼ばなかった声は出なくなった。
最近は漢字もうろ覚えが多くなって。
使えない人になった。健常者とは遠い哀れなΩ。親の為に好きな人を裏切ってまでここに居て。全ては自業自得。
「クえ。イキルはエネルギーイル。」
周りにいる女の人が煩わしくて叫びたい気分。ほっといてほしい。けど、助けてほしい。
どうしてこんなことになったんだっけ。
あぁ、全てはあの日いつものところで始まったんだ。
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