【五章完結】サラリーマン、オークの花嫁になる

花房いちご

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第四章ガードマン、オークの花嫁になる

ガードマン、オークの花嫁になる【21】*

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「やだっ!やめっ!……やっ!……っ!」

 触手の先端が僕の口に伸びる。咄嗟に口を閉じるけど、ぬとぬとした触手の口の中から舌とギザギザの牙があらわれて……。

「痛っ!……んぐうう!」

 全ては一瞬だった。
 唇を触手の牙に切られ、わずかに出来た隙間に舌が差し込まれる。そして物凄い力で口をこじ開けられた。

「ううぅ!んー!」

 生臭くて気持ち悪い!吐き気がする!
 噛み切ってやろうとしたけど歯が立たない。触手は口の中をベロベロと舐めまわし……僕の唾液を吸ってる?
 触手の切断面が光って新しい先端が出来る。それがどんどん太く長く伸びていく。

「ぐっ……!……っ!……っ!」

 ズルズルと伸びた触手が僕に絡みつき、立っていられず廊下に倒れ込む。

「んぐっ!……ぐっ!……っ!」

 新しくできた方の触手の先端が服の中に入っていく。肌に食い込み絡みつく。

 ぬとぬとした感触が気持ち悪い!

「んぐー!ぅー!……んんっ?!」

 当然、僕は暴れて引き剥がそうとした。
 だけど口の中に妙な味があふれた瞬間、身体が熱くなって力がぬけてしまう。

「んぉっ……!ぉっ……!」

 甘ったるい液体が口に広がり、口から喉を通っていく。その隙に腕と脚を縛られてしまう。

「ぉ……っ!」

 身体、特におちんちんが熱くなっていった。
 気持ち悪くて仕方ないのに、身体に絡みつかれている痛みも、ぬめぬめした感触も……気持ちいい。

「ーーーっ!」

 発情していると自覚して絶望する。こんな触手に発情させられるなんて嫌だ!
 ザック!ザックじゃないと僕……!

「んっ……!くぅ……!ゃ……っ……!ーーーっ!」

 触手がズボンを引きずり下ろし、おちんちんに巻きついて擦る。にゅるにゅるした感触と刺激。
 使ったことないけどオナホみたいだ。気持ち悪いのに、嫌なのに、おちんちんが固くなって腰が浮いてヘコヘコしちゃう!

「ーーーっ!んぶぅっ!おぇっ!」

 物凄い吐き気が込み上げ、無我夢中で頭を振って嘔吐いた。

「んぐっ……!げほっ!……いゃ……ゃ……やだぁ……!」

 なんとか口の中の触手は吐き出せた。
 いつの間にか出ていた涙と唾液、触手の粘液でぐちゃぐちゃの顔のまま、僕は必死で叫ぶ。
 拘束を解こうと、動きが鈍い身体を必死で動かす。とにかくまずは腕と脚を解放させなきゃ。
 だけど。

「へ?ひっ……な、なに?なにする気……?」

 僕の口に入っていた先端が変形した。口がぱっくり裂けたかと思うと、舌が伸びて見る見るうちに太く変形していく。
 先端から根元にむけて太くなる、大小様々なイボがついた卑猥な形に。
 そして、変形が済んだのか動き出す。僕の無防備な下半身……お尻へと。

「ひぃっ!く、くるな!やだああ!……ひいい!」

 ずるるっとイボがお尻の割り目に擦り付けられる。痺れるような快感。お尻の穴がひくついて期待する。
 触手のイボがお尻の穴を引っ掻いて。しかも大きさが違うのと粘液がまた快感を煽って……。

「やだ!やだぁ!」

 力を込めて締めるのに、お腹の奥が熱くてお尻が切なくなって……濡れていく。

 このままじゃ触手に犯される!ザック以外を受け入れて絶頂させられる!

「やだああ!そんなのいやだああ!たすけて!ザック!!」

 ドカン!!!
 半狂乱になって泣いていると、爆発したみたいな音がして玄関ドアが開いた。

「ミツバ!そのまま動くな!」

 ボロボロの姿のザックが現れ、マチェットで触手に斬りかかった!

「ピギュアアアアア!」

 触手はズタズタに引き裂かれ、細切れにされ、干からびたようになった。触手から解放された僕を、ザックが抱き上げてくれる。

「ミツバ!よく耐えてくれた!もう大丈夫だ!」

 助かった?それともこのザックも幻影?あるいは僕の願望が見せる夢だろうか?

 ……夢じゃなければ、いいな。

 ザックは夢であって欲しくない。ずっと一緒にいたい。
 例え、それ以外の全てを諦める事になっても。

「ミツバ!目を開けてくれ!ミツバー!」

 僕はザックの泣きそうな顔を見ながら意識を失った。
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