美少女だらけの姫騎士学園に、俺だけ男。~神騎士LV99から始める強くてニューゲーム~

マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫

文字の大きさ
5 / 132
第1章 突然のゲーム内転移

第5話 アンタはちょっと黙っててくれる、この変態!

しおりを挟む
 よしっ。
 案の定、挑発に乗って来たな。

 初期のアリエッタは若干性格が悪い。

 性格が悪いというか、騎士の名門ローゼンベルク家の才媛としてのプライドが高すぎて、勝ち負けの話になるとすぐにローゼンベルク家が馬鹿にされたと思って、キレて噛みついてくるのだ。

 そのためこんな安い挑発にすら、いとも簡単に乗ってしまう。

 このやや難ありの性格に加えて、途中からのスペックが相対的に低いこともあって、アリエッタはオープンベータからの最初期組の古参ヒロインにも関わらず、他のヒロインと比べてイマイチ人気がなかった。

 ストーリーが進行してデレてくれると、すごく可愛くなるんだけどな。
 まぁなかなかデレてくれないんだけど。
 設定をし忘れてんのかってくらいに、序盤はデレ要素ないんだけど。

 とまぁ序盤の微妙な性格と、そして成長限界が低めに設定されているという性能面での微妙さが知れ渡っているのもあって、なにせ最初にパートナーヒロインに選んでもらえないのがアリエッタだった。

 それはさておき。

「俺は勝つつもりでいるが?」

「大した自信ね。いいわ、もしアンタが勝ったら、そうね。何でも1つだけ言うことを聞いてあげるわ」

「なんでも?」
「ええそうよ。なんでもね」

「そりゃあまた気前がいいんだな? 後で前言撤回をするなよ? ここにいる全員が証人だからな?」

「もちろん」
「これで言質は取ったと」

 よし、計画通り。
 ここでアリエッタに勝って、当面生活できるように取り計らってもらおう。

 なにせアリエッタは姫騎士の名門ローゼンベルク家の娘だ。
 俺の面倒を見るくらい、チョロQを走らせるよりもチョロいはずだ。

「やれやれ、本当に呆れるほどの自信家ね、アンタは。でも、いつまでそう粋がっていられるかしら?」

「俺は事実を言ったまでさ」

「事実ですって? はん! あまり私を見くびらないことね! 泣いて許しを乞わせてあげるから!」

「なら、俺が勝ったら泣いて許しを乞わせてみるか?」
「だからアンタが私に勝てるわけないでしょ!」

 俺が推しの子であるアリエッタとのリアルコミュニケーションを、人生最高に楽しんでいると、

「アリエッタ! なに言ってるの!? 何でもなんてダメだよ!」
 リューネが慌てたように話に入ってきた。

「ちょっとリューネ。なによそれ、まさか私が負けるとでも思ってるの? 失礼しちゃうわね」

「そんなことはないけど……。でも万が一はあるかもだし」
「あはは、万が一なんて、絶対ないから!」

 心配するリューネを、アリエッタが軽く笑い飛ばす。

「じゃあそういうことで決まりな。俺は命をかける代わりに、俺が勝ったらアリエッタは何でも1つ言うことを聞く」

「ええ、いいわよ」

 アリエッタが自信満々に頷いた。

「あのっ、私は回復特化の水魔法の姫騎士なんです。何かあったらすぐに回復しますので。腕や足の1本や2本くらいならくっつけられますから。さすがに首を切られたら、ちょっと厳しいですけど」

 アリエッタを翻意させるのは諦めたのか、リューネが今度は俺に向かって言った。

「ありがとうリューネ。もしもの時は頼むな」
「はい、頼まれました!」

 リューネが脇を締めてこぶしを握った、いわゆる『頑張りますポーズ』をとった。

 それはもう大玉メロンのようにバインバインに大きなリューネのお胸が、両腕で左右から挟まれてさらにバストアップし、ポヨヨンとロックに揺れた。

 男の悲しい本能で、思わず見てしまう俺。

 でかいな。
 うん、でかい。
 まるでそびえたつ山のようだ。

 なぜ山を見てしまうのか?
 ――なぜならそこに山があるからだ。

 さすがは公式プロフィールでB98-W59-H89のJカップと、最もスタイルが良いリューネだ。
 その視覚的な破壊力は、もはやおっぱい界の戦略核兵器だった。

 リアルで見ると本っ当に凄い。

 アリエッタも別に小さくはない――どころか平均よりかなり大きいはずなのだが、リューネと比べるのはさすがに相手が悪すぎた。

「ちょっとリューネ! なんでそんな変態野郎の心配なんてしてるのよ!」
「変態野郎さんだったとしても、ひどい怪我をしたら可哀想だし」

 俺が胸を見ていたとも知らず、心配してくれる優しいリューネである。

「なにが可哀想なのよ。そいつは私のむ、む――胸を触ったのよ!? こう、いやらしくモミモミって! 万死に値するでしょ!」

「別に、いやらしくは揉んでないだろ?」
「ビー・クワイエット!(意訳:アンタはちょっと黙っててくれる、この変態!)」

 黙れと言われたので、俺は素直に黙った。
 ついつい本能に駆られてリューネの胸を見てしまった直後なので、いやらしいかいやらしくないかとう議論について、強く反論しづらい俺だった。
しおりを挟む
感想 109

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について

沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。 かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。 しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。 現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。 その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。 「今日から私、あなたのメイドになります!」 なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!? 謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける! カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。

たかなしポン太
青春
   僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。  助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。  でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。 「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」 「ちょっと、確認しなくていいですから!」 「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」 「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」    天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。  異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー! ※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。 ※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

処理中です...