美少女だらけの姫騎士学園に、俺だけ男。~神騎士LV99から始める強くてニューゲーム~

マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫

文字の大きさ
50 / 132
第3章 1年生タッグトーナメント

第48話 準決勝(2)ユウタvsミリア

しおりを挟む
 しかも俺を挟んで対角にある複数のサンダー・マインを同時に爆破することで、左右どちらか一方しか無効化できない状況を作ったりと、実に多彩に俺の行動を阻害してくるのだ。

「神龍剣レクイエムは、触れなければ無効化できません。死角のサンダー・マインを爆発させたり、左右を同タイミングで爆破させる攻撃は有効なはずですよね?」

「研究されてるなぁ」

 さすがエリート揃いのブレイビア学園生。
 効果範囲が狭いっていう神龍剣レクイエムの弱点は既にモロバレだ。

 アリエッタとの模擬戦は毎日のように見られているし、俺も特に隠す気はないから仕方ないんだけど、神龍剣レクイエムの持つ『否定』の概念魔法でごり押しする戦法は、近いうちに通用しなくなりそうだ。

「優勝候補を研究するのは当然ですよ。勝って行けば、どこかで必ず当たるわけですから」
「そうなんだけど、それでもすごい適応力だと思うぞ」

「でもこういった戦術を考え付くのも、突き詰めればカガヤくんのおかげです」

「俺のおかげ? アリエッタ以外に何人かと模擬戦はやったけど、ミリアとは戦ったことはなかったはずだけど」

 ここ最近の俺は、1年の姫騎士たちから模擬戦の相手を頼まれることが少なくなかった。
 でもミリアとは一度も模擬戦をやったことはなかったはずだ。

「今の1年生は、カガヤくんの強さを日々目の当たりにしています。みんなカガヤくんに追いつこうと必死なんです。当然、目指すレベルも高くなるというものです」

 元々、意識の高い集団だったところに最強存在が入ってきた。
 すると集団の意識がさらに高くなるのは必然か。

 マジほんと、俺の強さの源泉が、実は課金と廃プレイ鬼周回によるものなのが申し訳なくなってくるな。
 もう絶対に言えない。
 墓場まで持っていくしかない。

「なるほどな。でもこれじゃ足止めはできても勝てはしないぞ? だいぶ魔力も消耗しているみたいだし」

 これだけ景気よく『サンダー・マインをばらまいては破壊する』を繰り返せば当然、魔力消費も大きくなる。

「もちろんこの程度で倒せるとは思っていません。ですがルナがアリエッタを倒すまでの時間くらいならなんとか稼げるはず。魔力だってまだもうちょっとは持ちます。ルナのアリエッタ対策は完璧です。アリエッタを倒した後は2対1でカガヤくんに挑ませてもらいます」

「向こうの対策はバッチリか」

「なのでカガヤくんにはこのままダラダラと、時間稼ぎに付き合ってもらいます!」

「俺は別に構わないぞ。なんならしばらく、向こうのバトルをギャラリーしててもいいし」
 言いながら、俺は神龍剣レクイエムをだらりと下ろした。

「え?」
 戦闘態勢を完全に解いた俺を見て、ミリアが怪訝な顔をする。

「まぁ、なんだ。あまりアリエッタを舐めないことだな」

 俺の推しの子はマジほんと、世界最高にすごいんだからな。
 それを今からみんなに知らしめてやるぜ!

「そんなことを言っても、始まってからずっとアリエッタは押されっぱなしのようですけど?」

 俺に戦闘の意思がないことが伝わったのか、ミリアもアリエッタとルナの方に向き直って戦況を見つめる。

 そこではアリエッタが、ルナの張る分厚い弾幕の前に、為すすべなく動きを封じられていた。

「まぁ見てなって。アリエッタは勝つから」
「アリエッタのことを信頼しているのですね」

「当然さ。アリエッタは俺の推しの子だからな。信頼もしているし信用もしている。アリエッタは必ず勝つ。これは俺の中の揺るがない確定事項だ」

 さあアリエッタ。

 俺に。
 いやここにいる全ての人間に、驚くほど成長したお前の強さを見せつけてやれ――!
しおりを挟む
感想 109

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について

沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。 かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。 しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。 現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。 その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。 「今日から私、あなたのメイドになります!」 なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!? 謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける! カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。

たかなしポン太
青春
   僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。  助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。  でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。 「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」 「ちょっと、確認しなくていいですから!」 「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」 「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」    天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。  異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー! ※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。 ※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

処理中です...