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第3章 1年生タッグトーナメント
第48話 準決勝(2)ユウタvsミリア
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しかも俺を挟んで対角にある複数のサンダー・マインを同時に爆破することで、左右どちらか一方しか無効化できない状況を作ったりと、実に多彩に俺の行動を阻害してくるのだ。
「神龍剣レクイエムは、触れなければ無効化できません。死角のサンダー・マインを爆発させたり、左右を同タイミングで爆破させる攻撃は有効なはずですよね?」
「研究されてるなぁ」
さすがエリート揃いのブレイビア学園生。
効果範囲が狭いっていう神龍剣レクイエムの弱点は既にモロバレだ。
アリエッタとの模擬戦は毎日のように見られているし、俺も特に隠す気はないから仕方ないんだけど、神龍剣レクイエムの持つ『否定』の概念魔法でごり押しする戦法は、近いうちに通用しなくなりそうだ。
「優勝候補を研究するのは当然ですよ。勝って行けば、どこかで必ず当たるわけですから」
「そうなんだけど、それでもすごい適応力だと思うぞ」
「でもこういった戦術を考え付くのも、突き詰めればカガヤくんのおかげです」
「俺のおかげ? アリエッタ以外に何人かと模擬戦はやったけど、ミリアとは戦ったことはなかったはずだけど」
ここ最近の俺は、1年の姫騎士たちから模擬戦の相手を頼まれることが少なくなかった。
でもミリアとは一度も模擬戦をやったことはなかったはずだ。
「今の1年生は、カガヤくんの強さを日々目の当たりにしています。みんなカガヤくんに追いつこうと必死なんです。当然、目指すレベルも高くなるというものです」
元々、意識の高い集団だったところに最強存在が入ってきた。
すると集団の意識がさらに高くなるのは必然か。
マジほんと、俺の強さの源泉が、実は課金と廃プレイ鬼周回によるものなのが申し訳なくなってくるな。
もう絶対に言えない。
墓場まで持っていくしかない。
「なるほどな。でもこれじゃ足止めはできても勝てはしないぞ? だいぶ魔力も消耗しているみたいだし」
これだけ景気よく『サンダー・マインをばらまいては破壊する』を繰り返せば当然、魔力消費も大きくなる。
「もちろんこの程度で倒せるとは思っていません。ですがルナがアリエッタを倒すまでの時間くらいならなんとか稼げるはず。魔力だってまだもうちょっとは持ちます。ルナのアリエッタ対策は完璧です。アリエッタを倒した後は2対1でカガヤくんに挑ませてもらいます」
「向こうの対策はバッチリか」
「なのでカガヤくんにはこのままダラダラと、時間稼ぎに付き合ってもらいます!」
「俺は別に構わないぞ。なんならしばらく、向こうのバトルをギャラリーしててもいいし」
言いながら、俺は神龍剣レクイエムをだらりと下ろした。
「え?」
戦闘態勢を完全に解いた俺を見て、ミリアが怪訝な顔をする。
「まぁ、なんだ。あまりアリエッタを舐めないことだな」
俺の推しの子はマジほんと、世界最高にすごいんだからな。
それを今からみんなに知らしめてやるぜ!
「そんなことを言っても、始まってからずっとアリエッタは押されっぱなしのようですけど?」
俺に戦闘の意思がないことが伝わったのか、ミリアもアリエッタとルナの方に向き直って戦況を見つめる。
そこではアリエッタが、ルナの張る分厚い弾幕の前に、為すすべなく動きを封じられていた。
「まぁ見てなって。アリエッタは勝つから」
「アリエッタのことを信頼しているのですね」
「当然さ。アリエッタは俺の推しの子だからな。信頼もしているし信用もしている。アリエッタは必ず勝つ。これは俺の中の揺るがない確定事項だ」
さあアリエッタ。
俺に。
いやここにいる全ての人間に、驚くほど成長したお前の強さを見せつけてやれ――!
「神龍剣レクイエムは、触れなければ無効化できません。死角のサンダー・マインを爆発させたり、左右を同タイミングで爆破させる攻撃は有効なはずですよね?」
「研究されてるなぁ」
さすがエリート揃いのブレイビア学園生。
効果範囲が狭いっていう神龍剣レクイエムの弱点は既にモロバレだ。
アリエッタとの模擬戦は毎日のように見られているし、俺も特に隠す気はないから仕方ないんだけど、神龍剣レクイエムの持つ『否定』の概念魔法でごり押しする戦法は、近いうちに通用しなくなりそうだ。
「優勝候補を研究するのは当然ですよ。勝って行けば、どこかで必ず当たるわけですから」
「そうなんだけど、それでもすごい適応力だと思うぞ」
「でもこういった戦術を考え付くのも、突き詰めればカガヤくんのおかげです」
「俺のおかげ? アリエッタ以外に何人かと模擬戦はやったけど、ミリアとは戦ったことはなかったはずだけど」
ここ最近の俺は、1年の姫騎士たちから模擬戦の相手を頼まれることが少なくなかった。
でもミリアとは一度も模擬戦をやったことはなかったはずだ。
「今の1年生は、カガヤくんの強さを日々目の当たりにしています。みんなカガヤくんに追いつこうと必死なんです。当然、目指すレベルも高くなるというものです」
元々、意識の高い集団だったところに最強存在が入ってきた。
すると集団の意識がさらに高くなるのは必然か。
マジほんと、俺の強さの源泉が、実は課金と廃プレイ鬼周回によるものなのが申し訳なくなってくるな。
もう絶対に言えない。
墓場まで持っていくしかない。
「なるほどな。でもこれじゃ足止めはできても勝てはしないぞ? だいぶ魔力も消耗しているみたいだし」
これだけ景気よく『サンダー・マインをばらまいては破壊する』を繰り返せば当然、魔力消費も大きくなる。
「もちろんこの程度で倒せるとは思っていません。ですがルナがアリエッタを倒すまでの時間くらいならなんとか稼げるはず。魔力だってまだもうちょっとは持ちます。ルナのアリエッタ対策は完璧です。アリエッタを倒した後は2対1でカガヤくんに挑ませてもらいます」
「向こうの対策はバッチリか」
「なのでカガヤくんにはこのままダラダラと、時間稼ぎに付き合ってもらいます!」
「俺は別に構わないぞ。なんならしばらく、向こうのバトルをギャラリーしててもいいし」
言いながら、俺は神龍剣レクイエムをだらりと下ろした。
「え?」
戦闘態勢を完全に解いた俺を見て、ミリアが怪訝な顔をする。
「まぁ、なんだ。あまりアリエッタを舐めないことだな」
俺の推しの子はマジほんと、世界最高にすごいんだからな。
それを今からみんなに知らしめてやるぜ!
「そんなことを言っても、始まってからずっとアリエッタは押されっぱなしのようですけど?」
俺に戦闘の意思がないことが伝わったのか、ミリアもアリエッタとルナの方に向き直って戦況を見つめる。
そこではアリエッタが、ルナの張る分厚い弾幕の前に、為すすべなく動きを封じられていた。
「まぁ見てなって。アリエッタは勝つから」
「アリエッタのことを信頼しているのですね」
「当然さ。アリエッタは俺の推しの子だからな。信頼もしているし信用もしている。アリエッタは必ず勝つ。これは俺の中の揺るがない確定事項だ」
さあアリエッタ。
俺に。
いやここにいる全ての人間に、驚くほど成長したお前の強さを見せつけてやれ――!
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