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異世界転生 4日目(後編)

第78話 くっ、鎮まれ、鎮まるんだ、俺の《神滅覇王》……っ!

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「すごいです、さすがです、さすがすぎです、セーヤさん!」

 《神焉竜しんえんりゅう》が飛び去ったのを見て、ウヅキがいの一番に駆け寄ってきた。
 相変わらず、走ってもちっとも速くないのはご愛嬌あいきょうである。

「まぁ月明かりしかない上に、足下は瓦礫でいっぱいだしな」
 激戦の舞台となった広場は、もはや見る影もなくズタボロになっていた。
 歩くのすら手間取るほどなので、こけないのをむしろ褒めてあげるべきなのかもしれない。

 そしてウヅキが走ったことで、おっぱいが凄いことになっていた。

「おっぱいが跳ねている……だと……!?」
 それはもうぼいんぼいんで、ばいんばいんに、けしからんジャンピングハートをしているのだ……!

 しかも闇夜を苦にしない知覚系A級チート『キャッツアイ』の効果によって、その揺れて跳ねるみやびなご様子が、余すところなくこれでもかと目に飛び込んできて。

 ……一応言っておくと、おっぱいが揺れるのをじっくり鑑賞するためじゃなくて、ウヅキがこけたらすぐ助けに行けるようにと、このチートを発動させたんだからね?

 これ、俺の社会的評価にも関わる大事なことだからね?
 下衆げすの勘繰りはやめてくださいね!

 にしてもだ。

「マジ半端ない……なんという圧倒的に過ぎる質量攻撃……! じゃなくてだな! ウヅキ! 瓦礫がれきが散乱してるから走ると危ないぞ――!」
 ――と言い終える寸前で、ウヅキが盛大にすっこけた。

 ウヅキの名誉のために言っておくと、ウヅキの動きには全く問題はなかったと思う。
 舗装されてない道や山の中を普段から歩いてるだけあって、足腰がねばり強く、暗がり悪路も特に苦にはしていないし。

 ただ――。
 なぜかウヅキの足下に、狙いすましたかのようにバナナの皮が落ちていたのだ。
 ラブコメ系S級チート『なぜかそこに落ちているバナナの皮』が発動した――、らしい。

「どないやねん!」
 思わず関西弁で突っ込んでもたわ!

 ……ったく異世界に来てからは、心機一転、関西弁は使わないようにしてたってのに……もう!
 こんなしょうもないことでマイルールを破らされるとか、ぷんすかである俺だった。

「ああでも、言わんこっちゃない! っていうかこのチート、普通に危なくないか……!?」
 そしてこの時点で――、ウヅキが足を滑らせたその瞬間には既に、俺は駆けだしていたのだった。

 スポコン系S級チート『音速の貴公子アイルトン・セナ』により、一歩目からトップスピードに乗った俺は、瓦礫がれきの山をものともせずに、ウヅキの元まで最短距離で駆け抜けると、

「スポコン系A級チート『スライディングキャッチ』発動!」
 ウヅキの身体が地面に着く直前に、俺は日本刀クサナギを地面に放り出すように突き刺すと、自分の身体を強引にウヅキの下へと滑り込ませた――!

 間一髪、ウヅキを抱きすくめて事なきを得る。

「ふぅ、危ないところだった……」
 降って湧いた災難(ある意味、俺が起こした人災)を無事乗り越えた――、そう思ってた時期が俺にもありました。

「あっ……はぅ……ん……」
 突如、ウヅキが悩ましげな吐息のような声を上げたのだ。

 なんとラブコメ系S級チート『ラッキースケベ』が発動していたのだ――!

 ……さて、冷静に今の状況を確認しようか。

 俺はウヅキが怪我をしないようにと、その身体を抱きしめるようにして地面との滑り込んだ。
 滑り込んだんだけど――、

 な、なんということだろうか!

 俺はウヅキを後ろから包み込むようにギュッと抱きしめながら、そのたわわなおっぱいを両手で鷲掴わしづかみにしてしまっていたのだ!!

 さらにそれによって「ぎゅむっと掴むこと」に定評があるラブコメ系A級チート『わしづかみ』も発動してしまった……!
 正直なにを言ってるのか分からないんだけど、なにせそう言うチートらしい。

「果てしなく柔らかいのに、同時になんという素敵すぎる弾性……! 沈んだ分だけ跳ね返される……! 揉めば揉むほど味が出る――、はっ!?」
 俺は今、ナチュラルにウヅキのおっぱいを揉みしだいていた……!?

 ぎゅむっ、によって、俺の全神経がその感触に特化・誘導されてしまったのだ……!

「くっ、俺の意思すら捻じ曲げる、これがA級チート『わしづかみ』の効果か……! な、なんて恐ろしいチートなんだ……!」

 そして、
「ぁ……ん……はぅ……。お外でおっぱい、あんまりいじめちゃ、だめです……」

 ウヅキの口から漏れ出でるのは、つやっぽい吐息のような甘い声。
 それを聞いた俺の血流が、ここぞとばかりに一気にヒートアップする。

 しかも俺の犯行ときたら、おっぱいを鷲掴わしづかみしただけではなかった。

 あろうことか、地面を背にウヅキを抱きすくめている俺の両足は、膝を立てるような格好になっていて。
 それがウヅキの両太ももの内側にあって、つまりウヅキはスカートを腰までまくり上げられたうえに、両足を大きくおっぴろげた状態だったのだ!

 もちろん俺の位置から目視することはできないけれど、俺が32年間培ってきた歴戦の妄想力が、ウヅキのあられもない痴態をこれでもかと想像させてくる――!

 極上の揉み心地と相まって、俺のイケナイ《神滅覇王しんめつはおう》が鎌首をもたげはじめた。

「くっ、鎮まれ、鎮まるんだ、俺の《神滅覇王しんめつはおう》……っ!」

 上半身を抱きすくめられ、おっぱいを鷲掴みにされ、下半身は大きく股を開かされたウヅキは、さしづめはりつけにされた聖人のごとく。
 全く身動きができないままで、唯一自由になる口でしどけなく切なげな声を漏らすだけ――。

「はぅ……お尻にセーヤさんのセーヤさんが、ぐいぐい当たってます……」
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