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異世界転生 9日目
第155.5話 間違ってない、間違ってないけれども!
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「これって――」
「妾の知覚の共有じゃ。『龍眼』とは伝達の術、よってただ見るだけでなく応用次第ではこれくらい造作もないのじゃ」
「こいつは驚いたね……」
「すごいです……」
「うにゅ」
「あっ、いたのだ! 妹たちなのだ!」
「これで決まりですわね!」
「この屋敷、たしかスコット=マシソン商会の古い保養所――」
凄い、凄すぎるぞ《神焉竜》。
SS級って敵にすると泣きたくなるほど強いけど、その分、一たび味方になれば反則級に心強すぎる……!
おかげで一気に解決に持っていけるぞ……!
俺は《神焉竜》に向き直ると、
「ほんと助かったよ。ありがとうな、力を貸してくれて」
しっかりと頭を下げて感謝の気持ちを伝えたのだった。
「ぶっちゃけ矮小な人族のくだらぬいさかいなんぞに、妾は興味はナッシングなのじゃが、困っておるのは他ならぬ主様じゃからの。今回だけは特別なのじゃ」
「本当に助かったよ。ありがとうな」
感謝の言葉を重ねて伝える。
「よいよい。それに妾の手柄は、つまりは主様の手柄なのじゃ。であれば妾に感謝するのではなく、手柄を皆に誇るがよいぞ」
「いや、さすがにそれはどうなんだろうな?」
人としてダメすぎる気がする。
「それよりも、ここは愚かで蒙昧な思念が渦巻いておってかなわんのじゃ。はよう解決して主様の家に行くのじゃ」
「……ずっと気になってたんだけどさ。その『主様』って呼びかたはなんなんだ?」
「何なんだと言われても困るのじゃが、好意を込めた愛称じゃよ? 妾と主様は知らぬ仲でもあるまいて。先日も妾を地面に這いつくばらせて、あの雄々しく巨大な剛直でもって散々に嬲ってくれたではないか」
「は!? ――って、それ、空を飛ばれたら面倒だから飛ばせないように牽制して、《天地開闢セシ創世ノ黄金剣》で最終決戦したって意味だよな!?」
「最後は力尽きて倒れ込んだ妾の耳元で、耳に心地よい睦言をささやきながら優しく愛撫してくれたじゃろう?」
「間違ってない、間違ってないけれども!」
「ママー、変態がいるー!」
「しっ、見ちゃいけません!」
「そ、それでしたらわたくしだって!」
サーシャが勢いよく手を挙げた。
もはや嫌な予感しかしない。
「わたくしだってセーヤ様の熱いものをたっぷりと身体中に注ぎ込まれ、最後は凛々しくいきり立ったイチモツを『えいや!』って発射させましたの!」
「だからなんで! わざわざそんな誤解を招くような言い方で張り合うの!? 《神滅覇王》の黄金の粒子で創造した矢を射ったってことだよね!?」
「ママー、ヤリチンクソヤロウがいるー!」
「しっ、指差しちゃいけません! ヤリチンが伝染っちゃうでしょ」
「伝染んねぇよ! そもそもヤリチンどころか純真なチェリーボーイだっつーの!」
「はづきも、ちんちん、なでた」
「セーヤさんは、お風呂ですごく優しかったんです、えへへ」
「アタイも、えっちな下着の鑑賞会をする約束をしたね」
「おまえ……」
シロガネが完全に引いていた。
「くぅっ、こんなやつに我は身体を捧げねばならんのか……!」
「お前はお前で、なにを言ってんの!?」
「だって我の耳を差し出しただろう! 我らにとって耳を撫でさせるのは求愛の証なんだからな!」
うん、獣人族のココさんがそんなことを言っていたね……?
この求愛ルールは、《シュプリームウルフ》にも当てはまっちゃうんだね……。
「修羅場……」「七股……」「あんな小さな子まで……」「穴があれば手当たり次第……」「認知するのが男の責任……」
などといった、無実の俺を糾弾してやまない事実無根のひそひそ話が周囲から漏れ聞こえてくる……っ!
「よし! とりあえずは場所を移そう。話はそれからだ」
俺はそう提案すると、みんなを引き連れて、逃げるようにその場を後にしたのだった――。
「妾の知覚の共有じゃ。『龍眼』とは伝達の術、よってただ見るだけでなく応用次第ではこれくらい造作もないのじゃ」
「こいつは驚いたね……」
「すごいです……」
「うにゅ」
「あっ、いたのだ! 妹たちなのだ!」
「これで決まりですわね!」
「この屋敷、たしかスコット=マシソン商会の古い保養所――」
凄い、凄すぎるぞ《神焉竜》。
SS級って敵にすると泣きたくなるほど強いけど、その分、一たび味方になれば反則級に心強すぎる……!
おかげで一気に解決に持っていけるぞ……!
俺は《神焉竜》に向き直ると、
「ほんと助かったよ。ありがとうな、力を貸してくれて」
しっかりと頭を下げて感謝の気持ちを伝えたのだった。
「ぶっちゃけ矮小な人族のくだらぬいさかいなんぞに、妾は興味はナッシングなのじゃが、困っておるのは他ならぬ主様じゃからの。今回だけは特別なのじゃ」
「本当に助かったよ。ありがとうな」
感謝の言葉を重ねて伝える。
「よいよい。それに妾の手柄は、つまりは主様の手柄なのじゃ。であれば妾に感謝するのではなく、手柄を皆に誇るがよいぞ」
「いや、さすがにそれはどうなんだろうな?」
人としてダメすぎる気がする。
「それよりも、ここは愚かで蒙昧な思念が渦巻いておってかなわんのじゃ。はよう解決して主様の家に行くのじゃ」
「……ずっと気になってたんだけどさ。その『主様』って呼びかたはなんなんだ?」
「何なんだと言われても困るのじゃが、好意を込めた愛称じゃよ? 妾と主様は知らぬ仲でもあるまいて。先日も妾を地面に這いつくばらせて、あの雄々しく巨大な剛直でもって散々に嬲ってくれたではないか」
「は!? ――って、それ、空を飛ばれたら面倒だから飛ばせないように牽制して、《天地開闢セシ創世ノ黄金剣》で最終決戦したって意味だよな!?」
「最後は力尽きて倒れ込んだ妾の耳元で、耳に心地よい睦言をささやきながら優しく愛撫してくれたじゃろう?」
「間違ってない、間違ってないけれども!」
「ママー、変態がいるー!」
「しっ、見ちゃいけません!」
「そ、それでしたらわたくしだって!」
サーシャが勢いよく手を挙げた。
もはや嫌な予感しかしない。
「わたくしだってセーヤ様の熱いものをたっぷりと身体中に注ぎ込まれ、最後は凛々しくいきり立ったイチモツを『えいや!』って発射させましたの!」
「だからなんで! わざわざそんな誤解を招くような言い方で張り合うの!? 《神滅覇王》の黄金の粒子で創造した矢を射ったってことだよね!?」
「ママー、ヤリチンクソヤロウがいるー!」
「しっ、指差しちゃいけません! ヤリチンが伝染っちゃうでしょ」
「伝染んねぇよ! そもそもヤリチンどころか純真なチェリーボーイだっつーの!」
「はづきも、ちんちん、なでた」
「セーヤさんは、お風呂ですごく優しかったんです、えへへ」
「アタイも、えっちな下着の鑑賞会をする約束をしたね」
「おまえ……」
シロガネが完全に引いていた。
「くぅっ、こんなやつに我は身体を捧げねばならんのか……!」
「お前はお前で、なにを言ってんの!?」
「だって我の耳を差し出しただろう! 我らにとって耳を撫でさせるのは求愛の証なんだからな!」
うん、獣人族のココさんがそんなことを言っていたね……?
この求愛ルールは、《シュプリームウルフ》にも当てはまっちゃうんだね……。
「修羅場……」「七股……」「あんな小さな子まで……」「穴があれば手当たり次第……」「認知するのが男の責任……」
などといった、無実の俺を糾弾してやまない事実無根のひそひそ話が周囲から漏れ聞こえてくる……っ!
「よし! とりあえずは場所を移そう。話はそれからだ」
俺はそう提案すると、みんなを引き連れて、逃げるようにその場を後にしたのだった――。
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