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異世界転生 12日目(後編)
第260話 地を這う王竜
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『銀河殲滅爆砕黒粒子砲』と《神焉の黒き炎》。
再びぶつかり合った、お互いが誇る同系統の必滅奥義はしかし――!
「うぉりゃーー!!」
けた違いに威力を上げた『銀河殲滅爆砕黒粒子砲』が、《神焉の黒き炎》を一方的に捻じ伏せ、呑みこんでゆく――!
「馬鹿な――妾の《神焉の黒き炎》が押し負けるなどと――」
そして力比べに打ち勝った『銀河殲滅爆砕黒粒子砲』が、《神焉竜》の喉、ドラゴン唯一の弱点である逆鱗を直撃した――!
「ぐぅっ……ぬぅ……っ!」
《神焉竜》の苦悶に満ちた声が聞こえ――直後、《神焉竜》からガクッと力が抜け落ちた――!
そしてそのまま高空から、錐もみしながら真っ逆さまに墜落していく――。
ズドォォォォォォーーーーーーーーーーンンッッッ!!!!!!
天空から地面へと叩き落された《神焉竜》が、轟音とともに地面に巨大なクレーターを形作った。
「なん……だと……!?」
それはつまり――。
我こそは天空の支配者と豪語する《神焉竜》が、得意の空中戦でまさかの敗北を喫したということに他ならなかった――!
なんて呑気に解説してる場合じゃねぇ……!
「おい! 大丈夫か《神焉竜》!」
俺はすぐさま、落下点にできたクレーターへと駆け寄って呼びかけた。
「むぐぅ……主様……これはその、見苦しいところを見せてしまったのじゃ……」
「ほっ……無事だったか」
無傷とはいかないものの、無事ともやや言いがたいけれど。
それでもすぐに受け答えできるくらいには、《神焉竜》は健在のようだった。
「むむっ……待つのじゃ主様、これくらいで心配されるのは心外なのじゃ。妾は最強のSS級なのじゃからして。なに、今のは少々油断しただけなのじゃ。案ずるでないのじゃ……」
憎まれ口を叩きながら、《神焉竜》がよろよろと身を起こす。
「そうだな、さすが《神焉竜》。相変わらずすっげー耐久力だ」
派手に撃墜されたものの、オッケー、どうやら大事には至っていないようだ。
「それにつけても、あの小精霊め……アストラル界で精霊ブーストされておるとはいえ、天を駆ける妾を地に這わせるとは――」
「お、珍しいな、お前がそんな相手を認めるような殊勝な発言をするなんて」
きっと《神焉竜》も認めざるを得ないんだな。
それだけ5倍ブーストされた《精霊神竜》が強かったってことを――、
「――これはもう半殺しでは済まぬのじゃ、全殺し確定なのじゃ。よりにもよって主様の前で妾に大恥をかかせおって……! この屈辱は心にしっかと刻んだのじゃ。あの小精霊めが、塵すら残さずに消し去ってくれるのじゃ……!」
怒りとリベンジに燃える《神焉竜》が、見ているだけで背筋が凍りそうな凶悪な笑みを浮かべた。
「…………」
まぁそうだよね。
《神焉竜》はそういう精神構造をしてるよね……。
「おっと。主様、先ほどなにか言ったのじゃ? 妾としたことが柄にもなくイラついてしまっての。あろうことに主様のお言葉を聞き逃してしまったのじゃ。大失態なのじゃ」
「あ、いや大したことじゃないんだ。うん、すっごくお前らしいなって思っただけだから……」
「そうなのじゃ? ということはつまり、褒めてくれたのじゃ?」
「まぁ褒めたと言えなくもない、かな?」
「ふむ、さすが妾なのじゃ、また主様に褒められてしまったのじゃ」
「……」
っていうかスルーしかけたけど、なにが「柄にもなく」だよ。
まさしくこれぞ、ザ・《神焉竜》だよ。
これ以上なくお前らしいじゃんか……。
再びぶつかり合った、お互いが誇る同系統の必滅奥義はしかし――!
「うぉりゃーー!!」
けた違いに威力を上げた『銀河殲滅爆砕黒粒子砲』が、《神焉の黒き炎》を一方的に捻じ伏せ、呑みこんでゆく――!
「馬鹿な――妾の《神焉の黒き炎》が押し負けるなどと――」
そして力比べに打ち勝った『銀河殲滅爆砕黒粒子砲』が、《神焉竜》の喉、ドラゴン唯一の弱点である逆鱗を直撃した――!
「ぐぅっ……ぬぅ……っ!」
《神焉竜》の苦悶に満ちた声が聞こえ――直後、《神焉竜》からガクッと力が抜け落ちた――!
そしてそのまま高空から、錐もみしながら真っ逆さまに墜落していく――。
ズドォォォォォォーーーーーーーーーーンンッッッ!!!!!!
天空から地面へと叩き落された《神焉竜》が、轟音とともに地面に巨大なクレーターを形作った。
「なん……だと……!?」
それはつまり――。
我こそは天空の支配者と豪語する《神焉竜》が、得意の空中戦でまさかの敗北を喫したということに他ならなかった――!
なんて呑気に解説してる場合じゃねぇ……!
「おい! 大丈夫か《神焉竜》!」
俺はすぐさま、落下点にできたクレーターへと駆け寄って呼びかけた。
「むぐぅ……主様……これはその、見苦しいところを見せてしまったのじゃ……」
「ほっ……無事だったか」
無傷とはいかないものの、無事ともやや言いがたいけれど。
それでもすぐに受け答えできるくらいには、《神焉竜》は健在のようだった。
「むむっ……待つのじゃ主様、これくらいで心配されるのは心外なのじゃ。妾は最強のSS級なのじゃからして。なに、今のは少々油断しただけなのじゃ。案ずるでないのじゃ……」
憎まれ口を叩きながら、《神焉竜》がよろよろと身を起こす。
「そうだな、さすが《神焉竜》。相変わらずすっげー耐久力だ」
派手に撃墜されたものの、オッケー、どうやら大事には至っていないようだ。
「それにつけても、あの小精霊め……アストラル界で精霊ブーストされておるとはいえ、天を駆ける妾を地に這わせるとは――」
「お、珍しいな、お前がそんな相手を認めるような殊勝な発言をするなんて」
きっと《神焉竜》も認めざるを得ないんだな。
それだけ5倍ブーストされた《精霊神竜》が強かったってことを――、
「――これはもう半殺しでは済まぬのじゃ、全殺し確定なのじゃ。よりにもよって主様の前で妾に大恥をかかせおって……! この屈辱は心にしっかと刻んだのじゃ。あの小精霊めが、塵すら残さずに消し去ってくれるのじゃ……!」
怒りとリベンジに燃える《神焉竜》が、見ているだけで背筋が凍りそうな凶悪な笑みを浮かべた。
「…………」
まぁそうだよね。
《神焉竜》はそういう精神構造をしてるよね……。
「おっと。主様、先ほどなにか言ったのじゃ? 妾としたことが柄にもなくイラついてしまっての。あろうことに主様のお言葉を聞き逃してしまったのじゃ。大失態なのじゃ」
「あ、いや大したことじゃないんだ。うん、すっごくお前らしいなって思っただけだから……」
「そうなのじゃ? ということはつまり、褒めてくれたのじゃ?」
「まぁ褒めたと言えなくもない、かな?」
「ふむ、さすが妾なのじゃ、また主様に褒められてしまったのじゃ」
「……」
っていうかスルーしかけたけど、なにが「柄にもなく」だよ。
まさしくこれぞ、ザ・《神焉竜》だよ。
これ以上なくお前らしいじゃんか……。
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