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異世界転生 12日目(後編)
第272話 Don’t think、feel.
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「限界を超えて燃え誇れ、『固有神聖』《天照》――!」
俺が裂帛の気合いとともに、《天照》を限界突破で稼働させようとした時だった――、
「主様、妾の力を貸すのじゃ」
《神焉竜》がそう短く告げてきたのは――。
「えっと、《神焉竜》?」
その意図するところを汲みきれなかった俺に、
「今の主様は全力には程遠い――であれば、共に戦う妾が力を貸すのは、これは当然のことじゃろうて?」
さも当たり前のことであるかのように言ってくる《神焉竜》。
《神滅覇王》がフルパワーが出せない中、力を貸してくれると言ってくれるのは素直にありがたい。
とは言うもののだ。
「力を貸すって言われてもな……」
ドラゴンと心をかわす騎乗系S級チート《竜騎士》によって、人馬一体ならぬ人竜一体となった俺たちは、すでに阿吽の呼吸で意志の疎通ができるほどに、完全で完璧な100%の共闘状態にあったからだ。
であれば。
「気持ちは嬉しいんだけどさ? これ以上いったいどうやって力を貸すって言うんだ……?」
そんな疑問を俺が抱いてしまったのも、これは無理もないことだろう。
しかし《神焉竜》は俺を背中に乗せたまま、世間話でもするかのようにさらっと言葉を続けていく。
「なに、そう難しく考えることはないのじゃ。妾と主様、これほどまでに心を通わせあっておるのじゃ。まずは少し肩の力を抜いて、周囲の力の流れに身を委ねてみるのじゃ」
「肩の力を抜いて、周囲の力の流れに身を委ねる……」
今まさに《精霊神竜》との最終決戦をやろうとしている中で、いきなりそんな突拍子もないことを言われてもな……と、そう思わなくはなかった。
「なに、主様ならきっとすぐに感じ取れるはずじゃよ」
だけど同時に。
何の根拠も勝算ないことを《神焉竜》が言うはずはないということを、俺は確信をもって理解していたわけで――!
だったら――!
まずはやってみる、話はそれからだ!
「すーー、はーー」
俺は大きく一度、深呼吸をするを――、
「知覚系S級チート『龍眼』発動!」
《神滅覇王》によって超絶強化された『龍眼』を使って、周囲の力の流れにアクセスを開始。
より深く深く、力の流れを紐解いてゆく――。
「Don’t think、feel. 考えるな、感じろ――何がどうこう言う前に、まずは《神焉竜》を感じるんだ――!」
俺は《神焉竜》の姿を思い浮かべながら、その力を感じとり、手繰り寄せ、半ば同化するように意識を浸らせてゆく――!
「ここまでの戦いで、既に妾と主様は深いところで繋がりつつある。後は最後の一欠けを埋めるだけ。大丈夫、主様なら妾の力、苦もなく扱えるはずなのじゃ――」
迷子の子供の手を優しく引いてくれるような、二人きりのベッドの上で語る睦み言のような。
そんな慈愛にあふれた言葉とともに――、
「これは――!」
《神焉竜》から俺の中へと、溢れんばかりの膨大な黒粒子が俺の中へと流れ込んできた――!
「この力は――!!」
阻むもの全てをことごとく終焉わらせてきた――それは暴力的に過ぎる破壊と終焉の黒き炎――!
「『固有神聖』がリンクしている!? 《天照》を通じて、《神焉竜》をより深く感じられるぞ――!」
俺が扱いやすいようにと、《神焉竜》がそれはもう微に入り細に穿って力を制御・調整してくれているのが――《神焉竜》が俺を想ってくれる気持ちが、これでもかと伝わってくる――!
「パスが繋がったのじゃ……やはり主様はさすがなのじゃ! それでは妾の黒粒子、しばしの間、主様に預けようぞ。思う存分に使うがよいのじゃ――!」
俺が裂帛の気合いとともに、《天照》を限界突破で稼働させようとした時だった――、
「主様、妾の力を貸すのじゃ」
《神焉竜》がそう短く告げてきたのは――。
「えっと、《神焉竜》?」
その意図するところを汲みきれなかった俺に、
「今の主様は全力には程遠い――であれば、共に戦う妾が力を貸すのは、これは当然のことじゃろうて?」
さも当たり前のことであるかのように言ってくる《神焉竜》。
《神滅覇王》がフルパワーが出せない中、力を貸してくれると言ってくれるのは素直にありがたい。
とは言うもののだ。
「力を貸すって言われてもな……」
ドラゴンと心をかわす騎乗系S級チート《竜騎士》によって、人馬一体ならぬ人竜一体となった俺たちは、すでに阿吽の呼吸で意志の疎通ができるほどに、完全で完璧な100%の共闘状態にあったからだ。
であれば。
「気持ちは嬉しいんだけどさ? これ以上いったいどうやって力を貸すって言うんだ……?」
そんな疑問を俺が抱いてしまったのも、これは無理もないことだろう。
しかし《神焉竜》は俺を背中に乗せたまま、世間話でもするかのようにさらっと言葉を続けていく。
「なに、そう難しく考えることはないのじゃ。妾と主様、これほどまでに心を通わせあっておるのじゃ。まずは少し肩の力を抜いて、周囲の力の流れに身を委ねてみるのじゃ」
「肩の力を抜いて、周囲の力の流れに身を委ねる……」
今まさに《精霊神竜》との最終決戦をやろうとしている中で、いきなりそんな突拍子もないことを言われてもな……と、そう思わなくはなかった。
「なに、主様ならきっとすぐに感じ取れるはずじゃよ」
だけど同時に。
何の根拠も勝算ないことを《神焉竜》が言うはずはないということを、俺は確信をもって理解していたわけで――!
だったら――!
まずはやってみる、話はそれからだ!
「すーー、はーー」
俺は大きく一度、深呼吸をするを――、
「知覚系S級チート『龍眼』発動!」
《神滅覇王》によって超絶強化された『龍眼』を使って、周囲の力の流れにアクセスを開始。
より深く深く、力の流れを紐解いてゆく――。
「Don’t think、feel. 考えるな、感じろ――何がどうこう言う前に、まずは《神焉竜》を感じるんだ――!」
俺は《神焉竜》の姿を思い浮かべながら、その力を感じとり、手繰り寄せ、半ば同化するように意識を浸らせてゆく――!
「ここまでの戦いで、既に妾と主様は深いところで繋がりつつある。後は最後の一欠けを埋めるだけ。大丈夫、主様なら妾の力、苦もなく扱えるはずなのじゃ――」
迷子の子供の手を優しく引いてくれるような、二人きりのベッドの上で語る睦み言のような。
そんな慈愛にあふれた言葉とともに――、
「これは――!」
《神焉竜》から俺の中へと、溢れんばかりの膨大な黒粒子が俺の中へと流れ込んできた――!
「この力は――!!」
阻むもの全てをことごとく終焉わらせてきた――それは暴力的に過ぎる破壊と終焉の黒き炎――!
「『固有神聖』がリンクしている!? 《天照》を通じて、《神焉竜》をより深く感じられるぞ――!」
俺が扱いやすいようにと、《神焉竜》がそれはもう微に入り細に穿って力を制御・調整してくれているのが――《神焉竜》が俺を想ってくれる気持ちが、これでもかと伝わってくる――!
「パスが繋がったのじゃ……やはり主様はさすがなのじゃ! それでは妾の黒粒子、しばしの間、主様に預けようぞ。思う存分に使うがよいのじゃ――!」
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