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第六部「チート学園」 異世界転生 ??日目
第449話 だってチート学園がすごく楽しかったんだもん!
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「そうか! 多分だけど『剣聖』がなにかしてて、それで『剣豪』が使えなかったんだな?」
『剣聖』は最強のS級チートであるだけでなく、剣術系チートの最上位でもある。
チートの世界が徹底した上意下達のカースト制であるのなら――、
「俺の中に直系上位のS級『剣聖』の存在を感じ取ったA級『剣豪』がビビッて、ケンセーの言うことを聞かずに出てこないってのは、あり得る話だよな」
「まったくほんと、『剣聖』は目の上のタンコブだよ! セーヤくんと一緒っていう特等席で上から見下ろしながら、私の邪魔ばっかりするんだから! まったく、てりゃー! てりゃりゃーー!!」
『剣聖』という存在が心底妬ましくて疎ましくて仕方ないのだろう、ケンセーの連続蹴りがどんどんと激しさを増してゆく。
「くっ、またパワーとスピードが増して……っ! っていうかそれを俺に言われてもな? 『剣聖』が俺の中にいるから、俺を通して言うしかないんだろうけど」
なにやら俺の知らないところでケンセーvs『剣聖』の、女の争いの火花がバチバチと散っていたようですね?
「『剣聖』にはどっちが格上か教えないといけないかんね! ほらほら、まだまだいくよ! みんな、私とセーヤくんの輝かしい未来のために力を貸して! 我に力を――!」
その言葉とともにケンセーに更なる力が集まってゆく――!
「なにが俺とケンセーの未来のためだ! お前それ、完全に虎の威を借る狐じゃねーか!?」
もちろん虎が俺で狐がケンセーだ。
「そもそもなんで俺の力で、俺自信が苦労させられなきゃならんのだ!?」
――おっと「チートは自分の力じゃないでしょ? 借り物だよね?」などという俺の心をエグるようなツッコミは今は止めてくださいね?
これは単にチートの所有権の話ですからね?
「人の物をとっちゃいけません!」
「大丈夫だよセーヤくん。これは力をちょっと借りてるだけだし、全部終わって私が勝ったらちゃんと返すから」
「だめ、今すぐ返しなさい!」
「持ち帰って検討するね?」
「くっこの、国会の官僚答弁みたいな言い回しをしやがってからに……!」
この言葉の意味するところは「検討した結果、残念ながらご希望には添えませんでした」という意味だ。
Noを意味する霞が関用語である。
「――いやでもちょっと待て? だったら虎であるはずの俺の意思で、ケンセーの命令を上書きすればいいんじゃないか?」
だって俺はマスターなんだから、当然ケンセーよりも上だよな?
やってみる価値はあるかも――と思ったら、
「残念ながら今はセーヤくんとチートたちのパスを絶ってるからね。実質私がナンバーワンなのです。だからほら『剣聖』以外のチートとの繋がりを感じられないでしょ?」
「く――っ、一体いつの間に……!? どこまでも用意周到な……!」
驚愕を隠せないでいる俺に、
「あはは、用意周到って言うほどじゃないけどね。セーヤくんがチート学園を楽しく満喫してくれてたから、周到に用意しなくても割と自由に色々動けましたので」
ケンセーは連続攻撃を一旦止めると、そう言って苦笑いで返した。
「あ、はい……」
俺が間抜けだったせいですね、わかります。
だって!
だってチート学園がすごく楽しかったんだもん!
こんな風にモテモテハーレム学園生活で、学園中のチートっ子たちからチヤホヤされるなんて人生で初めてだったんだもん!
セーヤくんセーヤくんって、みんな嬉しそうに話しかけてくるんだもん!
そんなの楽しく満喫したって、しゃーないじゃん!?
『剣聖』は最強のS級チートであるだけでなく、剣術系チートの最上位でもある。
チートの世界が徹底した上意下達のカースト制であるのなら――、
「俺の中に直系上位のS級『剣聖』の存在を感じ取ったA級『剣豪』がビビッて、ケンセーの言うことを聞かずに出てこないってのは、あり得る話だよな」
「まったくほんと、『剣聖』は目の上のタンコブだよ! セーヤくんと一緒っていう特等席で上から見下ろしながら、私の邪魔ばっかりするんだから! まったく、てりゃー! てりゃりゃーー!!」
『剣聖』という存在が心底妬ましくて疎ましくて仕方ないのだろう、ケンセーの連続蹴りがどんどんと激しさを増してゆく。
「くっ、またパワーとスピードが増して……っ! っていうかそれを俺に言われてもな? 『剣聖』が俺の中にいるから、俺を通して言うしかないんだろうけど」
なにやら俺の知らないところでケンセーvs『剣聖』の、女の争いの火花がバチバチと散っていたようですね?
「『剣聖』にはどっちが格上か教えないといけないかんね! ほらほら、まだまだいくよ! みんな、私とセーヤくんの輝かしい未来のために力を貸して! 我に力を――!」
その言葉とともにケンセーに更なる力が集まってゆく――!
「なにが俺とケンセーの未来のためだ! お前それ、完全に虎の威を借る狐じゃねーか!?」
もちろん虎が俺で狐がケンセーだ。
「そもそもなんで俺の力で、俺自信が苦労させられなきゃならんのだ!?」
――おっと「チートは自分の力じゃないでしょ? 借り物だよね?」などという俺の心をエグるようなツッコミは今は止めてくださいね?
これは単にチートの所有権の話ですからね?
「人の物をとっちゃいけません!」
「大丈夫だよセーヤくん。これは力をちょっと借りてるだけだし、全部終わって私が勝ったらちゃんと返すから」
「だめ、今すぐ返しなさい!」
「持ち帰って検討するね?」
「くっこの、国会の官僚答弁みたいな言い回しをしやがってからに……!」
この言葉の意味するところは「検討した結果、残念ながらご希望には添えませんでした」という意味だ。
Noを意味する霞が関用語である。
「――いやでもちょっと待て? だったら虎であるはずの俺の意思で、ケンセーの命令を上書きすればいいんじゃないか?」
だって俺はマスターなんだから、当然ケンセーよりも上だよな?
やってみる価値はあるかも――と思ったら、
「残念ながら今はセーヤくんとチートたちのパスを絶ってるからね。実質私がナンバーワンなのです。だからほら『剣聖』以外のチートとの繋がりを感じられないでしょ?」
「く――っ、一体いつの間に……!? どこまでも用意周到な……!」
驚愕を隠せないでいる俺に、
「あはは、用意周到って言うほどじゃないけどね。セーヤくんがチート学園を楽しく満喫してくれてたから、周到に用意しなくても割と自由に色々動けましたので」
ケンセーは連続攻撃を一旦止めると、そう言って苦笑いで返した。
「あ、はい……」
俺が間抜けだったせいですね、わかります。
だって!
だってチート学園がすごく楽しかったんだもん!
こんな風にモテモテハーレム学園生活で、学園中のチートっ子たちからチヤホヤされるなんて人生で初めてだったんだもん!
セーヤくんセーヤくんって、みんな嬉しそうに話しかけてくるんだもん!
そんなの楽しく満喫したって、しゃーないじゃん!?
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