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三年後。すくすく育った。いや、育ちすぎた
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うとうとと船を漕ぐエダールの頭をパシンと叩いた。
「起きろ! お前なあ、少しは真面目に受けろっ」
「痛い……受けてる」
応える声は出会った頃よりも低くなり、ヨウスケは身長も身体の厚みもすっかりエダールに追い越されていた。
彼を拾って三年が経つ。小さかったエダールは、適切な栄養と睡眠を与えた結果、すくすくと大きく育った。どうして廃村にいたのか記憶が無いというが、その真偽はさておきエダールはヨウスケの元、健やかに成長を遂げた。
あれから三年。名前と年齢しか分からないというエダールも、今年で十九歳になった。あんな頼りたい風貌で十六とは思えなかったのに、今や十九歳の体つきでは無いとヨウスケが奥歯を噛みしめるほど、立派な青年に育っていた。
銀髪の上にのった、同色の三角の耳がピコピコと揺れる。
「嘘つけぇ! ノートだって取ってねぇだろ。いいか、最低限の読み書きは出来たんだから、今度は中学生レベルの数学は覚えろ。もうお前もいい大人だろうが」
「俺はチュウガクセイにならないから良い。ヨウスケは少し、お淑やかになった方がいいんじゃないか」
「おしとやかって……お前それはおっさんに使う言葉じゃねえよ。はあ、お前には言葉の意味から教え直さなきゃか?」
ヨウスケはもう二十六になった。本人にすれおっさんのつもりだが、エダールから見たら出会った当初と変わらない、若々しいままだった。実際童顔のヨウスケは、ともすればエダールよりも年下に見られるだろう。それが日本人だからなのか、異世界から来たせいなのか、魔法使いだからなのか、その理由は分からない。
エダールはエダールで、去年から始めた勉強はようやく読み書きに問題が無くなった。四則計算は難なくこなし、一次方程式から始まり二次方程式を教えてやろうとしてもこうしてやる気がない態度を取るばかりだ。
この世界の勉強レベルがどのくらいなのか、ヨウスケは分からない。理数系だったヨウスケは、少しでもこの育て子に知識を与えたいという親心だったのだが、それはエダールには伝わっていないようだ。
「ったく、余計な言い回しばっかり上手くなりやがって」
「先生がいいんじゃないか?」
「そういう所だぞエダール!」
口数はとつとつとしているものの、寡黙な訳では無い。無表情に見えるがその頭の耳とパタパタと揺れる尻尾は何より雄弁だ。
何よりあの小さかった少年を自らの手で大きく育てたのだ。愛着が湧かない訳もなく、コウスケはなんだかんだエダールに甘い。
「ったく……」
今日もここまでか。コウスケがお手製の教科書を閉じた。
「なあヨウスケ。じゃあそろそろ教えてくれてもいいんじゃないか?」
ふいに改まったエダールの声に、ヨウスケはぎくりと身体を強ばらせた。
教えてくれとなんどもせがまれても、のらりくらりと躱していたのは自分たちのダイナミクス――エダールがDomでヨウスケがSubだという事実についてだ。この世界でそれを説明できるのは、恐らくヨウスケただ一人だが、その説明は性についての様々な説明も含まれるためどうしても避けて通りたかった。
押し黙るヨウスケに、エダールは呆れた顔をする。
「ほら、『座って』ヨウスケ。この魔法の理由もそろそろ教えてくれてもいいだろう」
「な……っ、あ」
その命令通り、ヨウスケはエダールの足元に座り込む。
苦々しい顔のヨウスケだったが、それでも内心喜んでいることは隠し続けている。
「おま……っ、俺が言ったとき以外はコマンドは使うなって言ってるだろ……」
「そんなの、ヨウスケが勝手に決めただけだろう。俺はもう大人だって言うなら、対等であるべきじゃないか」
出会った頃に比べたら、本当に口が立つようになったエダールは、だけどまだ子供っぽくプイと顔を背けた。
だがその理由にも心当たりがあるヨウスケは、強くそれを咎める気にならなかった。
苦々しく思いながらも、確かに自分の欲求を彼に解消して貰っているのだから。
「……はあ、分かったよ……説明するから」
「ありがとうヨウスケ。お座りも『よく出来て偉い』よ」
喜色を浮かべるエダールは、両手を広げてヨウスケを抱きしめた。命令に従えたら褒める――これもDomとして必要なケアだったが、エダールはヨウスケが要求せずともそれを与えてくれる。それを教えたのは出会った時のただ一度だけだ。
自分をすっぽりと包んでしまうこの青年が、あの時の小さな頼りない少年だったとは誰も思わないだろう。ヨウスケはその胸の中でひっそりとため息をついた。
「おら、ちゃんと座れ。あー……どこから話すか。逆に、お前が聞きたいことがあれば聞いてくれ」
保健体育の教科書があるわけでもないこの世界で、上手に説明できる気がしない。ヨウスケは頬杖をついて、もうなるようになれといった心境だった。元々性の話については閉鎖的な環境で育ってきたヨウスケは、性を匂わせる会話は苦手だった。
そんな自分がより繊細なダイナミクスについて説明する事は恥ずかしく、いたたまれない。ヨウスケは努めて平静を装っていたが、内心少し泣きそうだった。
「ヨウスケにコマンドを与えると、ヨウスケの体調が良くなるのはどうしてだ?」
そこからか。ヨウスケは苦笑いした。自分が説明を避けに避けていたせいか、エダールは何も分からないまま、いや本能に従う形でヨウスケに命令してくれていたのだろう。
「俺はSubでお前はDomだ。Domであるお前はSubに命令をしたいという本能を抱えている。そしてSubはDomの命令を遂行することで喜びを感じる。男と女って種別とはまた違う、持って生まれた性別でダイナミクスと呼ばれる。ここまでは分かるな?」
エダールはコクリと頷いた。彼は賢い子だ。だからこそ、その裏にあるものにきっと気付いてしまうだろう。
「寝たいとか、食べたいとか、小便したいとか。そういう自分じゃコントロールできない欲求があるだろ。生きるために必要なそれが本能で、ダイナミクスはそれと同じものだ。寝たいのに寝れなかったらどうなる?」
「寝不足で、辛い?」
「そうだ。それと一緒で、それぞれのダイナミクスによる欲求を果たせないと、心身に不調が出てくる。だから俺がお前に教えていたコマンドは、適切なタイミングで出せばお互いの欲求を解消できてるっつー訳だ。お前は一度も、よくわかんねー気持ち悪さとかイライラは感じた事がねぇだろ?」
命令は最低限、ヨウスケの管理下で行われていた。
ダイナミクスの発現は平均して十八歳。エダールに自覚は無かったが、少年時代のあの頃からDomとしての資質を発揮していたのは、欲求の抑圧に苦しんでいたヨウスケには僥倖だった。
だが最近のエダールは明らかに、Domだと分かる威圧感のようなものを漂わせていた。ここが日本だったらすぐに周囲のSubが平伏しただろう。いや、同じDomであってもそうなったかもしれない。王者の雰囲気と言えるものがエダールにはあった。
長い手足、整った顔立ち。ヨウスケの前では無表情ながらもいつまでも可愛い仔犬だが、ふとした瞬間ブルリと震え上がりそうな威圧感を見せていた。それをヨウスケ自身が気付いていないのは、幸か、それとも不幸か。
「モヤモヤっとすることは、ある」
エダールはぽつりとそんな事を零した。ヨウスケは慌てた。自分のペースでコマンドを出させていたが、エダールにはそれで足りなかったのだろうかと。
「え……っ、マジか。どんな時だ」
身を乗り出したヨウスケを、エダールは指さした。
「ヨウスケの事を考えてるとき。コマンドを出した後も、ヨウスケが褒められて嬉しそうにすると胸がモヤモヤして、夜とか朝にここが膨らむ」
「は……? ここ……って」
エダールが椅子ごと身体をずらして教えてくれたのは、足の付け根であり男である象徴が収まっている場所で。つまりペニスがある部分だ。
ヨウスケは思わず椅子から立ち上がった。
「な……っ、おま、はあ!? 嘘だろ……そこからか……?」
「たまにここから白いものが出てくる。すまない、流石に恥ずかしくて言い出せなかった」
白いもの。それはなんなのか疑うべくもない。
いくら潔癖な家庭で育ったヨウスケとは言え、周囲でもスマホでも性に関する情報は溢れていた。誰と言葉を交わすことなく、性知識はそれなりに自然に付いたのだが確かにこの森の中、閉鎖的な環境でエダールにそれを教えられるのは自分一人しかいない。
自分のふがいなさと恥ずかしさに、ヨウスケは机に寄りかかって脱力した。
「いやいい……親代わりの俺が気付くべきだった」
文字通り頭を抱えて、ヨウスケは唸った。
「起きろ! お前なあ、少しは真面目に受けろっ」
「痛い……受けてる」
応える声は出会った頃よりも低くなり、ヨウスケは身長も身体の厚みもすっかりエダールに追い越されていた。
彼を拾って三年が経つ。小さかったエダールは、適切な栄養と睡眠を与えた結果、すくすくと大きく育った。どうして廃村にいたのか記憶が無いというが、その真偽はさておきエダールはヨウスケの元、健やかに成長を遂げた。
あれから三年。名前と年齢しか分からないというエダールも、今年で十九歳になった。あんな頼りたい風貌で十六とは思えなかったのに、今や十九歳の体つきでは無いとヨウスケが奥歯を噛みしめるほど、立派な青年に育っていた。
銀髪の上にのった、同色の三角の耳がピコピコと揺れる。
「嘘つけぇ! ノートだって取ってねぇだろ。いいか、最低限の読み書きは出来たんだから、今度は中学生レベルの数学は覚えろ。もうお前もいい大人だろうが」
「俺はチュウガクセイにならないから良い。ヨウスケは少し、お淑やかになった方がいいんじゃないか」
「おしとやかって……お前それはおっさんに使う言葉じゃねえよ。はあ、お前には言葉の意味から教え直さなきゃか?」
ヨウスケはもう二十六になった。本人にすれおっさんのつもりだが、エダールから見たら出会った当初と変わらない、若々しいままだった。実際童顔のヨウスケは、ともすればエダールよりも年下に見られるだろう。それが日本人だからなのか、異世界から来たせいなのか、魔法使いだからなのか、その理由は分からない。
エダールはエダールで、去年から始めた勉強はようやく読み書きに問題が無くなった。四則計算は難なくこなし、一次方程式から始まり二次方程式を教えてやろうとしてもこうしてやる気がない態度を取るばかりだ。
この世界の勉強レベルがどのくらいなのか、ヨウスケは分からない。理数系だったヨウスケは、少しでもこの育て子に知識を与えたいという親心だったのだが、それはエダールには伝わっていないようだ。
「ったく、余計な言い回しばっかり上手くなりやがって」
「先生がいいんじゃないか?」
「そういう所だぞエダール!」
口数はとつとつとしているものの、寡黙な訳では無い。無表情に見えるがその頭の耳とパタパタと揺れる尻尾は何より雄弁だ。
何よりあの小さかった少年を自らの手で大きく育てたのだ。愛着が湧かない訳もなく、コウスケはなんだかんだエダールに甘い。
「ったく……」
今日もここまでか。コウスケがお手製の教科書を閉じた。
「なあヨウスケ。じゃあそろそろ教えてくれてもいいんじゃないか?」
ふいに改まったエダールの声に、ヨウスケはぎくりと身体を強ばらせた。
教えてくれとなんどもせがまれても、のらりくらりと躱していたのは自分たちのダイナミクス――エダールがDomでヨウスケがSubだという事実についてだ。この世界でそれを説明できるのは、恐らくヨウスケただ一人だが、その説明は性についての様々な説明も含まれるためどうしても避けて通りたかった。
押し黙るヨウスケに、エダールは呆れた顔をする。
「ほら、『座って』ヨウスケ。この魔法の理由もそろそろ教えてくれてもいいだろう」
「な……っ、あ」
その命令通り、ヨウスケはエダールの足元に座り込む。
苦々しい顔のヨウスケだったが、それでも内心喜んでいることは隠し続けている。
「おま……っ、俺が言ったとき以外はコマンドは使うなって言ってるだろ……」
「そんなの、ヨウスケが勝手に決めただけだろう。俺はもう大人だって言うなら、対等であるべきじゃないか」
出会った頃に比べたら、本当に口が立つようになったエダールは、だけどまだ子供っぽくプイと顔を背けた。
だがその理由にも心当たりがあるヨウスケは、強くそれを咎める気にならなかった。
苦々しく思いながらも、確かに自分の欲求を彼に解消して貰っているのだから。
「……はあ、分かったよ……説明するから」
「ありがとうヨウスケ。お座りも『よく出来て偉い』よ」
喜色を浮かべるエダールは、両手を広げてヨウスケを抱きしめた。命令に従えたら褒める――これもDomとして必要なケアだったが、エダールはヨウスケが要求せずともそれを与えてくれる。それを教えたのは出会った時のただ一度だけだ。
自分をすっぽりと包んでしまうこの青年が、あの時の小さな頼りない少年だったとは誰も思わないだろう。ヨウスケはその胸の中でひっそりとため息をついた。
「おら、ちゃんと座れ。あー……どこから話すか。逆に、お前が聞きたいことがあれば聞いてくれ」
保健体育の教科書があるわけでもないこの世界で、上手に説明できる気がしない。ヨウスケは頬杖をついて、もうなるようになれといった心境だった。元々性の話については閉鎖的な環境で育ってきたヨウスケは、性を匂わせる会話は苦手だった。
そんな自分がより繊細なダイナミクスについて説明する事は恥ずかしく、いたたまれない。ヨウスケは努めて平静を装っていたが、内心少し泣きそうだった。
「ヨウスケにコマンドを与えると、ヨウスケの体調が良くなるのはどうしてだ?」
そこからか。ヨウスケは苦笑いした。自分が説明を避けに避けていたせいか、エダールは何も分からないまま、いや本能に従う形でヨウスケに命令してくれていたのだろう。
「俺はSubでお前はDomだ。Domであるお前はSubに命令をしたいという本能を抱えている。そしてSubはDomの命令を遂行することで喜びを感じる。男と女って種別とはまた違う、持って生まれた性別でダイナミクスと呼ばれる。ここまでは分かるな?」
エダールはコクリと頷いた。彼は賢い子だ。だからこそ、その裏にあるものにきっと気付いてしまうだろう。
「寝たいとか、食べたいとか、小便したいとか。そういう自分じゃコントロールできない欲求があるだろ。生きるために必要なそれが本能で、ダイナミクスはそれと同じものだ。寝たいのに寝れなかったらどうなる?」
「寝不足で、辛い?」
「そうだ。それと一緒で、それぞれのダイナミクスによる欲求を果たせないと、心身に不調が出てくる。だから俺がお前に教えていたコマンドは、適切なタイミングで出せばお互いの欲求を解消できてるっつー訳だ。お前は一度も、よくわかんねー気持ち悪さとかイライラは感じた事がねぇだろ?」
命令は最低限、ヨウスケの管理下で行われていた。
ダイナミクスの発現は平均して十八歳。エダールに自覚は無かったが、少年時代のあの頃からDomとしての資質を発揮していたのは、欲求の抑圧に苦しんでいたヨウスケには僥倖だった。
だが最近のエダールは明らかに、Domだと分かる威圧感のようなものを漂わせていた。ここが日本だったらすぐに周囲のSubが平伏しただろう。いや、同じDomであってもそうなったかもしれない。王者の雰囲気と言えるものがエダールにはあった。
長い手足、整った顔立ち。ヨウスケの前では無表情ながらもいつまでも可愛い仔犬だが、ふとした瞬間ブルリと震え上がりそうな威圧感を見せていた。それをヨウスケ自身が気付いていないのは、幸か、それとも不幸か。
「モヤモヤっとすることは、ある」
エダールはぽつりとそんな事を零した。ヨウスケは慌てた。自分のペースでコマンドを出させていたが、エダールにはそれで足りなかったのだろうかと。
「え……っ、マジか。どんな時だ」
身を乗り出したヨウスケを、エダールは指さした。
「ヨウスケの事を考えてるとき。コマンドを出した後も、ヨウスケが褒められて嬉しそうにすると胸がモヤモヤして、夜とか朝にここが膨らむ」
「は……? ここ……って」
エダールが椅子ごと身体をずらして教えてくれたのは、足の付け根であり男である象徴が収まっている場所で。つまりペニスがある部分だ。
ヨウスケは思わず椅子から立ち上がった。
「な……っ、おま、はあ!? 嘘だろ……そこからか……?」
「たまにここから白いものが出てくる。すまない、流石に恥ずかしくて言い出せなかった」
白いもの。それはなんなのか疑うべくもない。
いくら潔癖な家庭で育ったヨウスケとは言え、周囲でもスマホでも性に関する情報は溢れていた。誰と言葉を交わすことなく、性知識はそれなりに自然に付いたのだが確かにこの森の中、閉鎖的な環境でエダールにそれを教えられるのは自分一人しかいない。
自分のふがいなさと恥ずかしさに、ヨウスケは机に寄りかかって脱力した。
「いやいい……親代わりの俺が気付くべきだった」
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