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後味が悪い話 20230610
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プライドの高さと実力が伴わない絵師受けくん。同じクラスの攻めくんが神絵師だとしって歯ぎしりするも、その気さくな人柄に徐々に心を開き仲良くなる二人。
その日も攻めくんに、漫画が伸びない愚痴を零すと「じゃあ俺が下書き描こうか?」と提案される。
頷くべきじゃない、自分の実力じゃないと分かっていながら、万バズ連発する攻めくんの提案は魅力的で、それに乗ってしまう。しかも受けくんの絵でもバズった。
これに味をしめた受けくんは、何度も攻めくんに下絵を描いてもらい公開しフォロワーが増える。
だけどしばらくすると攻めくんが忙しいと言って下絵を出して貰えなくなった。せめてネームだけでも、と言ってもごめんねまた今度、と断られる。更新できなくて少しづつフォロワーが離れて焦る受けくんは、攻めくんの未公開ネームをこっそり拝借した。そしていつも通り自分がペン入れをして公開。
翌朝案の定それは万バズ。でも様子がおかしい。「パクリだ」「最悪」などのリプライが沢山並ぶ。それによると攻めくんの未公開だと思ってたネームは、別垢で作業工程を公開していたらしい。青ざめる受けくんはその日学校を休んだ。
夕方家には攻めくんが訪ねてきた。
ぐしゃぐしゃに泣きながら謝罪する受けくんに、攻めくんは優しく肩を引き寄せた。
「僕は気にしてないけど、バスリすぎてクラスでもバレちゃったみたい」
自分の悪行がネットでもリアルでも広まった事に震える受けくん。
「でも大丈夫、僕が守るからね」
攻めくんが誤解だ、自分が提供したんだよと言うと、ネット上は静かになった。学校でも噂はすっかりなくなったよ、と笑ってくれる攻めくんに、受けくんは泣きながら感謝した。
だけど受けくんは晒されて周囲の目に怯えるようになった。SNSももうやらなくなったし、リアルでも攻めくんの側を離れなくなった。
そんな中で攻めくんに「ずっと好きだったんだ」と告白されたのだった。
すがるものは他に何も無い環境下での告白を、断る選択肢はなくて。
「嬉しい……」
受けくんはそういって、ぎこちなく笑った。
終わり
その日も攻めくんに、漫画が伸びない愚痴を零すと「じゃあ俺が下書き描こうか?」と提案される。
頷くべきじゃない、自分の実力じゃないと分かっていながら、万バズ連発する攻めくんの提案は魅力的で、それに乗ってしまう。しかも受けくんの絵でもバズった。
これに味をしめた受けくんは、何度も攻めくんに下絵を描いてもらい公開しフォロワーが増える。
だけどしばらくすると攻めくんが忙しいと言って下絵を出して貰えなくなった。せめてネームだけでも、と言ってもごめんねまた今度、と断られる。更新できなくて少しづつフォロワーが離れて焦る受けくんは、攻めくんの未公開ネームをこっそり拝借した。そしていつも通り自分がペン入れをして公開。
翌朝案の定それは万バズ。でも様子がおかしい。「パクリだ」「最悪」などのリプライが沢山並ぶ。それによると攻めくんの未公開だと思ってたネームは、別垢で作業工程を公開していたらしい。青ざめる受けくんはその日学校を休んだ。
夕方家には攻めくんが訪ねてきた。
ぐしゃぐしゃに泣きながら謝罪する受けくんに、攻めくんは優しく肩を引き寄せた。
「僕は気にしてないけど、バスリすぎてクラスでもバレちゃったみたい」
自分の悪行がネットでもリアルでも広まった事に震える受けくん。
「でも大丈夫、僕が守るからね」
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だけど受けくんは晒されて周囲の目に怯えるようになった。SNSももうやらなくなったし、リアルでも攻めくんの側を離れなくなった。
そんな中で攻めくんに「ずっと好きだったんだ」と告白されたのだった。
すがるものは他に何も無い環境下での告白を、断る選択肢はなくて。
「嬉しい……」
受けくんはそういって、ぎこちなく笑った。
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