71 / 98
〜第二章〜 ギルド冒険者編
エルフの国に行くことになりました⑦
しおりを挟む
少しジーノと話しすぎたからか、何だか頭がボーっとするのを感じ、露天風呂から出る。露天風呂から出た後は、身体と頭を洗いに行き今度は露天ではなく、普通に中の風呂に入り、しっかり温まった後、風呂場を出る。
服を着替えジーノと二人で脱衣所を出るがユリアとミアはまだ上がっていなかった。
「なぁ、この温泉って誰が造ったんだ?」
俺はこの温泉が日本のものと凄く似ている事に疑問を持っていたので、実際に誰が造ったか気になっていた。
「名前は知らないが、とある人間の爺さんが俺達の国を再建するときに、この建物の事とか爺さんがいた国の事とかを教えてくれたんだ」
「その国の名前は?」
「んー、確か日本とかって言う国だった気がする。その国にあったこの温泉をこっちの世界にも造りたいとかって言ってたような・・・・・・」
ジーノの話を聞いて俺は驚く。まさかこの世界に俺と同じように転生か転移して来ている人間がいるとは思っていなかった。
「あれ?二人とも上がるの早いね」
ジーノと話していると、お風呂上がりのミアとユリアが姿を現す。
「お前が遅いだけだ。全く・・・・・・」
「ユリアちゃーん。ジーノが冷たいよー」
ミアは嘘泣きを装い隣にいたユリアにわざと抱きつく。
抱きつかれたユリアはどうすればいいのか分からず少し困惑していた。
「わ、悪かった!別に泣く必要ねぇだろ!」
「じゃあ、罰としてジーノが私にご飯奢ってね」
「はぁぁ!?お前今の嘘泣きかよ!」
「あんたがああ言う事言うから!後騙される方が悪いんだからね!」
ジーノはミアの嘘泣きに騙された挙句、ご飯を奢らされる事に不服だったのか、ミアと言い合いになる。
側から見ていると二人はちょっとだけヒートアップした痴話喧嘩をしているようにしか見えなかった。
「お兄様・・・・・・。大丈夫でしょうか・・・・・・」
ユリアは二人のヒートアップした喧嘩を見て少し心配する。
「じゃあ俺が止めて来るよ」
大切な妹にここまで心配させるのは、俺もあまり気分が良く無いので喧嘩を止めに行く。
「まぁまぁ二人とも痴話喧嘩はそこまでにしてくれ。ご飯は俺が奢るから」
「え?本当に?」
「え?マジで?」
俺がご飯を奢ると言った途端、二人の喧嘩は一瞬で収まる。
ここまでは息ぴったりに言われると、本当は仕組んでいたんじゃ無いかと勘繰ってしまいそうだった。
「あ、ああ、別にいいよ」
何だかこの喧嘩の収まり方に納得できない自分がいるが、今は我慢する事にする。
俺の奢りが決定し、四人で食堂に向かい席に座る。テーブルを見ると、割り箸や見慣れたメニュー表が置いてあり、そこから品を選ぶ仕組みになっていた。
「ユリアは何食べたい?」
「えーと、ここに書いてある品がどれも見慣れなくて・・・・・・」
俺はこのメニュー表を見て大体の料理が日本の料理だと言う事に気付く。
「ならこのラーメンを食べてみないか?とても美味しいよ」
「ならそれをお願いします」
みんなが選ぶ品を決め終わり、店員を呼んで注文する。注文してから数分経つと、それぞれの前に品が運ばれる。
俺とユリアは塩ラーメンを頼み、ジーノはカツ丼、ミアはチャーハンだった。
どの料理も俺が元いた世界の料理で何だか今この時間だけ日本に帰って来ているかのような感覚だった。
「お兄様、私こんな美味しい料理初めて食べました!」
「そうか、それは良かった」
ユリアは初めて食べるラーメンにとても満足していた。俺も久しぶりにラーメンを食べれて今とても幸せだった。
「カイン君、ラーメン食べるの本当に初めて?ユリアちゃんはフォークで食べてるのに、カイン君は普通に箸で食べてるよね?」
「確かに、俺らよりも使うのに慣れてるみたいだな」
ラーメンを食べれる嬉しさですっかりと気を許してしまっていた。
ジーノやミアから見る俺は、この世界の住人であり、異世界の文化である箸を使いこなしている事に疑問を持つのは当たり前だった。
「まぁ、実は俺もこの温泉を建てた爺さんと同じく、日本から来たんだ。箸は日本でも多く使われてるから慣れてるんだよ」
別に隠していても特に意味もないので自分が異世界人だと言う事を二人にカミングアウトする事にする。
服を着替えジーノと二人で脱衣所を出るがユリアとミアはまだ上がっていなかった。
「なぁ、この温泉って誰が造ったんだ?」
俺はこの温泉が日本のものと凄く似ている事に疑問を持っていたので、実際に誰が造ったか気になっていた。
「名前は知らないが、とある人間の爺さんが俺達の国を再建するときに、この建物の事とか爺さんがいた国の事とかを教えてくれたんだ」
「その国の名前は?」
「んー、確か日本とかって言う国だった気がする。その国にあったこの温泉をこっちの世界にも造りたいとかって言ってたような・・・・・・」
ジーノの話を聞いて俺は驚く。まさかこの世界に俺と同じように転生か転移して来ている人間がいるとは思っていなかった。
「あれ?二人とも上がるの早いね」
ジーノと話していると、お風呂上がりのミアとユリアが姿を現す。
「お前が遅いだけだ。全く・・・・・・」
「ユリアちゃーん。ジーノが冷たいよー」
ミアは嘘泣きを装い隣にいたユリアにわざと抱きつく。
抱きつかれたユリアはどうすればいいのか分からず少し困惑していた。
「わ、悪かった!別に泣く必要ねぇだろ!」
「じゃあ、罰としてジーノが私にご飯奢ってね」
「はぁぁ!?お前今の嘘泣きかよ!」
「あんたがああ言う事言うから!後騙される方が悪いんだからね!」
ジーノはミアの嘘泣きに騙された挙句、ご飯を奢らされる事に不服だったのか、ミアと言い合いになる。
側から見ていると二人はちょっとだけヒートアップした痴話喧嘩をしているようにしか見えなかった。
「お兄様・・・・・・。大丈夫でしょうか・・・・・・」
ユリアは二人のヒートアップした喧嘩を見て少し心配する。
「じゃあ俺が止めて来るよ」
大切な妹にここまで心配させるのは、俺もあまり気分が良く無いので喧嘩を止めに行く。
「まぁまぁ二人とも痴話喧嘩はそこまでにしてくれ。ご飯は俺が奢るから」
「え?本当に?」
「え?マジで?」
俺がご飯を奢ると言った途端、二人の喧嘩は一瞬で収まる。
ここまでは息ぴったりに言われると、本当は仕組んでいたんじゃ無いかと勘繰ってしまいそうだった。
「あ、ああ、別にいいよ」
何だかこの喧嘩の収まり方に納得できない自分がいるが、今は我慢する事にする。
俺の奢りが決定し、四人で食堂に向かい席に座る。テーブルを見ると、割り箸や見慣れたメニュー表が置いてあり、そこから品を選ぶ仕組みになっていた。
「ユリアは何食べたい?」
「えーと、ここに書いてある品がどれも見慣れなくて・・・・・・」
俺はこのメニュー表を見て大体の料理が日本の料理だと言う事に気付く。
「ならこのラーメンを食べてみないか?とても美味しいよ」
「ならそれをお願いします」
みんなが選ぶ品を決め終わり、店員を呼んで注文する。注文してから数分経つと、それぞれの前に品が運ばれる。
俺とユリアは塩ラーメンを頼み、ジーノはカツ丼、ミアはチャーハンだった。
どの料理も俺が元いた世界の料理で何だか今この時間だけ日本に帰って来ているかのような感覚だった。
「お兄様、私こんな美味しい料理初めて食べました!」
「そうか、それは良かった」
ユリアは初めて食べるラーメンにとても満足していた。俺も久しぶりにラーメンを食べれて今とても幸せだった。
「カイン君、ラーメン食べるの本当に初めて?ユリアちゃんはフォークで食べてるのに、カイン君は普通に箸で食べてるよね?」
「確かに、俺らよりも使うのに慣れてるみたいだな」
ラーメンを食べれる嬉しさですっかりと気を許してしまっていた。
ジーノやミアから見る俺は、この世界の住人であり、異世界の文化である箸を使いこなしている事に疑問を持つのは当たり前だった。
「まぁ、実は俺もこの温泉を建てた爺さんと同じく、日本から来たんだ。箸は日本でも多く使われてるから慣れてるんだよ」
別に隠していても特に意味もないので自分が異世界人だと言う事を二人にカミングアウトする事にする。
0
あなたにおすすめの小説
最底辺の転生者──2匹の捨て子を育む赤ん坊!?の異世界修行の旅
散歩道 猫ノ子
ファンタジー
捨てられてしまった2匹の神獣と育む異世界育成ファンタジー
2匹のねこのこを育む、ほのぼの育成異世界生活です。
人間の汚さを知る主人公が、動物のように純粋で無垢な女の子2人に振り回されつつ、振り回すそんな物語です。
主人公は最強ですが、基本的に最強しませんのでご了承くださいm(*_ _)m
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
おっさんが雑魚キャラに転生するも、いっぱしを目指す。
お茶飲み人の愛自好吾(あいじこうご)
ファンタジー
どこにでも居るような冴えないおっさん、山田 太郎(独身)は、かつてやり込んでいたファンタジーシミュレーションRPGの世界に転生する運びとなった。しかし、ゲーム序盤で倒される山賊の下っ端キャラだった。女神様から貰ったスキルと、かつてやり込んでいたゲーム知識を使って、生き延びようと決心するおっさん。はたして、モンスター蔓延る異世界で生き延びられるだろうか?ザコキャラ奮闘ファンタジーここに開幕。
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
[完結]前世引きこもりの私が異世界転生して異世界で新しく人生やり直します
mikadozero
ファンタジー
私は、鈴木凛21歳。自分で言うのはなんだが可愛い名前をしている。だがこんなに可愛い名前をしていても現実は甘くなかった。
中高と私はクラスの隅で一人ぼっちで生きてきた。だから、コミュニケーション家族以外とは話せない。
私は社会では生きていけないほどダメ人間になっていた。
そんな私はもう人生が嫌だと思い…私は命を絶った。
自分はこんな世界で良かったのだろうかと少し後悔したが遅かった。次に目が覚めた時は暗闇の世界だった。私は死後の世界かと思ったが違かった。
目の前に女神が現れて言う。
「あなたは命を絶ってしまった。まだ若いもう一度チャンスを与えましょう」
そう言われて私は首を傾げる。
「神様…私もう一回人生やり直してもまた同じですよ?」
そう言うが神は聞く耳を持たない。私は神に対して呆れた。
神は書類を提示させてきて言う。
「これに書いてくれ」と言われて私は書く。
「鈴木凛」と署名する。そして、神は書いた紙を見て言う。
「鈴木凛…次の名前はソフィとかどう?」
私は頷くと神は笑顔で言う。
「次の人生頑張ってください」とそう言われて私の視界は白い世界に包まれた。
ーーーーーーーーー
毎話1500文字程度目安に書きます。
たまに2000文字が出るかもです。
異世界で家をつくります~異世界転移したサラリーマン、念動力で街をつくってスローライフ~
ヘッドホン侍
ファンタジー
◆異世界転移したサラリーマンがサンドボックスゲームのような魔法を使って、家をつくったり街をつくったりしながら、マイペースなスローライフを送っていたらいつの間にか世界を救います◆
ーーブラック企業戦士のマコトは気が付くと異世界の森にいた。しかし、使える魔法といえば念動力のような魔法だけ。戦うことにはめっぽう向いてない。なんとか森でサバイバルしているうちに第一異世界人と出会う。それもちょうどモンスターに襲われているときに、女の子に助けられて。普通逆じゃないのー!と凹むマコトであったが、彼は知らない。守るにはめっぽう強い能力であったことを。
※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる