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先輩・後輩
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一月の末には俺は道場の方にも顔を出す。
今はもう月一月謝だけ払いに行くか、その程度に成っているがその日もそのつもりだった。普段は忙しいし大きな連休とかじゃないと行けないし
時間が無いというのも言い訳くさいが実際、学校からバイトまでの間が三時間あるか無いかなのもある。
道場はちょっと遠い、往復の移動を含めると一時間近く掛かるのは事実だし、それでもやれなくはないんだろうけど
所謂町道場て奴でそんなに大きくないしどっかに支部がある訳でもないので地元でもやるという訳にもいかない。
俺は小五に始めて、高二の春まではやってたが。まあ、今も辞めた訳じゃないが、殆ど顔出すだけだ
もう一つは、俺もある事件から向いてないと分ってしまった。俺の師匠、先生も眼を掛けてくれたのだが、先生もわかったのであまり言わなかったというのもある。だから「続けないのか?」「もっとちゃんと取り組め」とも言わなかった
隣町まで電車移動して一ヶ月ぶりに道場に入った。土曜ではあるが道場自体、休みでもなく皆年の頭から頑張ってる、先生も事務室みたいのに俺を案内して月謝を受け取り
「体、動かしてるか?ちょっと練習してくか?」
と優しく言ったので俺も着替えて、軽く道場で素振りする
やっぱりちょっと鈍ってるなぁとは自分でも分った
俺は、こう見えて実はコンタクト、ポイント制大会にも出た事がある、まあまあの成績も出したのだが、出たのは二回だけ。
得意なのは足技だが足技は特に鈍りが分りやすい、体が硬くなればやはり蹴れる高さも下がるし、毎日やってる頃と比較すればキレの無さも分る。
自分言うのも何だが俺の足技は避け難いらしい、オリジナルの打ち方を出来る、前蹴りとほぼ同じ軌道で直線で蹴れる回し蹴りとか、横から蹴って途中で膝を使って上からとか下からに変化させたりとかだが今やってみると難しい、バランスも崩すし、やった後膝が辛い
先生も最初は俺を実践向きと思った。俺も体格にも優れて居るので高校一年の時大会に推してくれて、まあまあの成績を出したが同時に、欠点も分ってしまった、俺の強さというのは相手に寄って変わるて事。
ある程度知った相手とか自分で厳しい相手だと認知出来る相手には全力で挑めるのだが、そうではない相手には自然と加減してしまうこと、要は甘いのである。
実際大会でも三位、五位とかだったが、敗戦の理由も自分より小さい相手とか、全く初対面とか情報無しとかそういう場合、技が鈍る為、自滅して負けたのだ
高校一年の終わりまでは真摯に取り組んだ武芸も次第に足が遠のいていった理由の一つでもある
先生は別にそこに拘ってた訳じゃなくあくまで精神修養や自己鍛錬、以武会友。武を以て、友に会うという考え方の人だから咎めたりもしなかった
「やっぱりあんまりやってないな。月謝だけ納めても意味ないだろう少しは来たらどうだ?」
「そうですね。なるべくそうします」
「まあ、家庭の事情はあるだろうが、そんなにお前が責任を持つ事でもあるまい、若いんだから自分の事もやったらいい」
「そうっすね」
実際先生の言う通りではある、急に来なくなった訳でもなく、辞めた訳でもない前後の事情も話して了承を取ってあるからそう誘ったのだろう
風早に金を入れると言ってもバイト分の半額と五万くらいだから大した事ないし、俺を家庭の一角として受け入れた時点で祖父母から援助も入ってるし親父も仕送りしてくるので、実際は俺が働く事にそれ程意味はないだろう、ま、自分自身へのケジメと逃げがあったのかもしれない
そのまま道場で汗を流したが久々だけに、30分くらいでかなり疲労して隅で座って休んでた午後二時くらいだろうか、遅れて来た昔からの馴染みとも会う
声を掛けられて挨拶したり、もう辞めるのか?とか聞かれたが
「来れる時は来るよ」とは言っといたがまあ、先生の言う通りではあるので「なるべく来ようかな」と思ったのも事実だ
道場へ来る来ないもあるが、自主練習とかも出来るだろう、ホントに全く時間が無い、という訳でもないし、やってた人間からすると鈍ってるのが自分で分るのもそれはそれで寂しいし、学校の部活にでもあれば入るんだが残念ながら無いし
そろそろ戻るかと、着替えて道場を出た所でもう一人同門の知人とも会う
「あれ?もう帰りですか?」と
「ああ、久しぶりココロ」
そう呼んだ通り、この道場の同門の後輩、藤谷心。
1コ下の高校一年、学校は違うが割りと仲良くしてた、何かと「先輩、先輩」と懐いた妹、というか弟みたいな感じ
実際見た目は男の子に見える女の子、デコが出るくらいのベリーショートの髪型、アニメで言うとエ○レカみたいな。
太眉で大きい眼、ハキハキしてて明るいので嫌味がなく、第三者から見たらそんな可愛く無いのかもしれない、女の子ていうより男の子だし、背もデカイくて、もう百六十五センチあるし応じて体格もいいが、俺はこれはこれで可愛いと思う
久々に会った彼女もやっぱり俺とあんまり会わなくなったのを寂しいと思ったみたいだ彼女は皮肉の類は言わないタイプだけど
「先輩、また足技教えてくださいよ」
「僕待ってますから」
というふうに相手に気を使って言う
「俺もこのままは良くないと思ってるからなるべく来るよ」
「ホントっスか?」
「ああ」
そう思ってるのは事実だし、ココロにそう言われるとそうしてもいいとも思った
それからは週一回は道場に通う様にした、これなら負担が少ないし、学校終るのが早いのでバイトまでたっぷりあるし、家でも軽く素振りの類はする、何しろ自分でも鈍ってるのは分ってるから、動ける程度にはしておきたい
大会出る事はないだろうし、もっと強くなりたいという貪欲さも無かったが、人に何か教えるには今の俺じゃダメだし実際、碌に高蹴りも出せてない
そうして平日も学校の終りが早いとか、バイト休みとかは軽く練習して、道場にも行ける時は行く。そうブランクがある訳でもないし元に戻すのにそう時間も掛からなかった
ココロも何曜日は来るとは決まってない不定期なんだが道場にはよく来る。これは昔から変わってない、今でも週三~は来てるのだろうだから結構会う機会も増える
十日ほどして俺もそれなりにキレが戻って来たのでココロに教える
本来は先生が教えろよ、なのだが俺の足技は実は他人が使うのは難しい正面から向き合った体勢から膝を垂直に上げて前蹴りからのサイドキックの打ち分けや、回し蹴りの軌道から膝を使って上とか下に変化させる変則蹴り、昔で言うブラジリアンキックに近いやり方なので練習すれば出来るが、それなりに柔軟性とかバランスとかは要るだろう
ココロは身長もあるし、女子だけに体が柔らかいので高蹴りも自分の頭の上まで余裕で蹴れるので大丈夫だ、尤も別に彼女もフルコン大会に出る訳でもないだろうけど
彼女は普通に才能あるし努力家だ、練習も道場でも家でもキッチリやってるのでわりと簡単にコツを掴んでミットに打てるようになった
「先輩ー、これ威力出ないッスね」
「そりゃ足だけで打ってりゃそうだ、体重を乗せる」
「んな事言われても‥」
「自分で蹴り足に乗っかる感覚、幅跳びみたいな」
「おお!」
コツを掴めば簡単らしい。何のスポーツでも大体同じだしな
こんなのが暫く続いて二月の後半。日曜に軽く「道場行こうかな」と思い、昼前に徒歩と乗り物で移動、降りて軽く飯でも食うか、と適当にファミレスに入り座って注文したところでココロと会った
同じ建物内ではなく俺が窓際席に案内されたので外から見つけたらしい、窓ガラスの向こうから手を振ってた
俺も手招きして呼び彼女と同席して一緒に昼食を取る事にしたが、考えてみればこういう場は始めてだな
「飯まだなら食ってけよ、おごるぞ」
「マジッスか?!」
とか言ってトンカツ和膳とかガッツリ注文したが大丈夫なんだろうか。
そうして食事しながら会話してたが「あれ?」と思ったのがこの時である
「先輩が戻ってくれて嬉しいッス」
「辞めたらもう会えないんじゃないかと」
言葉の端端に俺への感情が見えてくるだから、俺もココロにアプリを使う事になった
藤谷心 身長165 B82 W60 H90と
どっちかと云えば数字上は下に太く見えるがこれは運動に寄る反映なので実際の女性のプロポーションとしてはアテにならない、肩幅も胸筋もあるし、腿周りも結構あるしハタから見てゴツゴツはしてない、水泳選手みたいなナチュラルな体だ
何故ハタから見ても分るかと云えば彼女も渚に近い格好だから。時期に関わらずショートパンツだし、スーパーロングニーソックス、腿の上まであるソックスとかコートの大小とかで調整してる、おしゃれではあるのかもしれない
ココロの俺への感情・相関はやっぱり「憧れ」みたいな感じだった、まあ、彼女は感情が表に出やすいし、俺もそこまで鈍くないし予想通りだろう
実際の異性との恋愛とか付き合いの経験はなくモテるタイプでもない。
明るくて元気だが、相手からも友達の範囲から出た事がないが一度も人、男性を好きに成った事が無い訳でもなく俺が三人目らしい
最初の時は小学校の時、二回目は中学二年の時で、気持ちは伝えたらしいが結構酷い断られ方をしたそうだ、簡単に言ってしまえば
「お前は無いわー」
みたいな、それあって自分から行くのが怖い、だから俺に対しても後輩である事から進めない事情がある
Hに関してのデータはかなり優秀というか凄くあるらしい、基本的に乙女なんだがそれだけに沢山愛して欲しいというのがある、一度双方の同意が取れれば一気に進む、根源は酷い断られた方をしたトラウマがあるのでこの壁を壊してしまえば大丈夫だろう、特にSとかMとかではないが相手次第なので受身ではある
男性タイプは単純に男らしい系。
甘いマスクで無く、異性を強く外見に反映しているタイプで背が高い人、頼りがいがあり優しい人だが、基本的に自分を愛してくれる人がいいので実際のストライクゾーンは広いし、そこまで拘ってない
他人から見たらどうか知らないが、俺の中では後輩としても女性としても可愛い奴てのがあったし当人が実際の恋愛に対して怖がってるのはもったいない可哀相だな、という感情が芽生えたのは事実だ。
だから彼女にも、もう少し近い関係を築いてみようとも思った、食後の会話からメアド交換とかもあっさり受け入れてくれてそれとなく遠まわしに
「そいや外で会うの始めてだな~」とか振ったら
「じゃあ、また会いましょう!」とか成った
うん、非常に話しが早くてアプリ無しでも分りやすい
今はもう月一月謝だけ払いに行くか、その程度に成っているがその日もそのつもりだった。普段は忙しいし大きな連休とかじゃないと行けないし
時間が無いというのも言い訳くさいが実際、学校からバイトまでの間が三時間あるか無いかなのもある。
道場はちょっと遠い、往復の移動を含めると一時間近く掛かるのは事実だし、それでもやれなくはないんだろうけど
所謂町道場て奴でそんなに大きくないしどっかに支部がある訳でもないので地元でもやるという訳にもいかない。
俺は小五に始めて、高二の春まではやってたが。まあ、今も辞めた訳じゃないが、殆ど顔出すだけだ
もう一つは、俺もある事件から向いてないと分ってしまった。俺の師匠、先生も眼を掛けてくれたのだが、先生もわかったのであまり言わなかったというのもある。だから「続けないのか?」「もっとちゃんと取り組め」とも言わなかった
隣町まで電車移動して一ヶ月ぶりに道場に入った。土曜ではあるが道場自体、休みでもなく皆年の頭から頑張ってる、先生も事務室みたいのに俺を案内して月謝を受け取り
「体、動かしてるか?ちょっと練習してくか?」
と優しく言ったので俺も着替えて、軽く道場で素振りする
やっぱりちょっと鈍ってるなぁとは自分でも分った
俺は、こう見えて実はコンタクト、ポイント制大会にも出た事がある、まあまあの成績も出したのだが、出たのは二回だけ。
得意なのは足技だが足技は特に鈍りが分りやすい、体が硬くなればやはり蹴れる高さも下がるし、毎日やってる頃と比較すればキレの無さも分る。
自分言うのも何だが俺の足技は避け難いらしい、オリジナルの打ち方を出来る、前蹴りとほぼ同じ軌道で直線で蹴れる回し蹴りとか、横から蹴って途中で膝を使って上からとか下からに変化させたりとかだが今やってみると難しい、バランスも崩すし、やった後膝が辛い
先生も最初は俺を実践向きと思った。俺も体格にも優れて居るので高校一年の時大会に推してくれて、まあまあの成績を出したが同時に、欠点も分ってしまった、俺の強さというのは相手に寄って変わるて事。
ある程度知った相手とか自分で厳しい相手だと認知出来る相手には全力で挑めるのだが、そうではない相手には自然と加減してしまうこと、要は甘いのである。
実際大会でも三位、五位とかだったが、敗戦の理由も自分より小さい相手とか、全く初対面とか情報無しとかそういう場合、技が鈍る為、自滅して負けたのだ
高校一年の終わりまでは真摯に取り組んだ武芸も次第に足が遠のいていった理由の一つでもある
先生は別にそこに拘ってた訳じゃなくあくまで精神修養や自己鍛錬、以武会友。武を以て、友に会うという考え方の人だから咎めたりもしなかった
「やっぱりあんまりやってないな。月謝だけ納めても意味ないだろう少しは来たらどうだ?」
「そうですね。なるべくそうします」
「まあ、家庭の事情はあるだろうが、そんなにお前が責任を持つ事でもあるまい、若いんだから自分の事もやったらいい」
「そうっすね」
実際先生の言う通りではある、急に来なくなった訳でもなく、辞めた訳でもない前後の事情も話して了承を取ってあるからそう誘ったのだろう
風早に金を入れると言ってもバイト分の半額と五万くらいだから大した事ないし、俺を家庭の一角として受け入れた時点で祖父母から援助も入ってるし親父も仕送りしてくるので、実際は俺が働く事にそれ程意味はないだろう、ま、自分自身へのケジメと逃げがあったのかもしれない
そのまま道場で汗を流したが久々だけに、30分くらいでかなり疲労して隅で座って休んでた午後二時くらいだろうか、遅れて来た昔からの馴染みとも会う
声を掛けられて挨拶したり、もう辞めるのか?とか聞かれたが
「来れる時は来るよ」とは言っといたがまあ、先生の言う通りではあるので「なるべく来ようかな」と思ったのも事実だ
道場へ来る来ないもあるが、自主練習とかも出来るだろう、ホントに全く時間が無い、という訳でもないし、やってた人間からすると鈍ってるのが自分で分るのもそれはそれで寂しいし、学校の部活にでもあれば入るんだが残念ながら無いし
そろそろ戻るかと、着替えて道場を出た所でもう一人同門の知人とも会う
「あれ?もう帰りですか?」と
「ああ、久しぶりココロ」
そう呼んだ通り、この道場の同門の後輩、藤谷心。
1コ下の高校一年、学校は違うが割りと仲良くしてた、何かと「先輩、先輩」と懐いた妹、というか弟みたいな感じ
実際見た目は男の子に見える女の子、デコが出るくらいのベリーショートの髪型、アニメで言うとエ○レカみたいな。
太眉で大きい眼、ハキハキしてて明るいので嫌味がなく、第三者から見たらそんな可愛く無いのかもしれない、女の子ていうより男の子だし、背もデカイくて、もう百六十五センチあるし応じて体格もいいが、俺はこれはこれで可愛いと思う
久々に会った彼女もやっぱり俺とあんまり会わなくなったのを寂しいと思ったみたいだ彼女は皮肉の類は言わないタイプだけど
「先輩、また足技教えてくださいよ」
「僕待ってますから」
というふうに相手に気を使って言う
「俺もこのままは良くないと思ってるからなるべく来るよ」
「ホントっスか?」
「ああ」
そう思ってるのは事実だし、ココロにそう言われるとそうしてもいいとも思った
それからは週一回は道場に通う様にした、これなら負担が少ないし、学校終るのが早いのでバイトまでたっぷりあるし、家でも軽く素振りの類はする、何しろ自分でも鈍ってるのは分ってるから、動ける程度にはしておきたい
大会出る事はないだろうし、もっと強くなりたいという貪欲さも無かったが、人に何か教えるには今の俺じゃダメだし実際、碌に高蹴りも出せてない
そうして平日も学校の終りが早いとか、バイト休みとかは軽く練習して、道場にも行ける時は行く。そうブランクがある訳でもないし元に戻すのにそう時間も掛からなかった
ココロも何曜日は来るとは決まってない不定期なんだが道場にはよく来る。これは昔から変わってない、今でも週三~は来てるのだろうだから結構会う機会も増える
十日ほどして俺もそれなりにキレが戻って来たのでココロに教える
本来は先生が教えろよ、なのだが俺の足技は実は他人が使うのは難しい正面から向き合った体勢から膝を垂直に上げて前蹴りからのサイドキックの打ち分けや、回し蹴りの軌道から膝を使って上とか下に変化させる変則蹴り、昔で言うブラジリアンキックに近いやり方なので練習すれば出来るが、それなりに柔軟性とかバランスとかは要るだろう
ココロは身長もあるし、女子だけに体が柔らかいので高蹴りも自分の頭の上まで余裕で蹴れるので大丈夫だ、尤も別に彼女もフルコン大会に出る訳でもないだろうけど
彼女は普通に才能あるし努力家だ、練習も道場でも家でもキッチリやってるのでわりと簡単にコツを掴んでミットに打てるようになった
「先輩ー、これ威力出ないッスね」
「そりゃ足だけで打ってりゃそうだ、体重を乗せる」
「んな事言われても‥」
「自分で蹴り足に乗っかる感覚、幅跳びみたいな」
「おお!」
コツを掴めば簡単らしい。何のスポーツでも大体同じだしな
こんなのが暫く続いて二月の後半。日曜に軽く「道場行こうかな」と思い、昼前に徒歩と乗り物で移動、降りて軽く飯でも食うか、と適当にファミレスに入り座って注文したところでココロと会った
同じ建物内ではなく俺が窓際席に案内されたので外から見つけたらしい、窓ガラスの向こうから手を振ってた
俺も手招きして呼び彼女と同席して一緒に昼食を取る事にしたが、考えてみればこういう場は始めてだな
「飯まだなら食ってけよ、おごるぞ」
「マジッスか?!」
とか言ってトンカツ和膳とかガッツリ注文したが大丈夫なんだろうか。
そうして食事しながら会話してたが「あれ?」と思ったのがこの時である
「先輩が戻ってくれて嬉しいッス」
「辞めたらもう会えないんじゃないかと」
言葉の端端に俺への感情が見えてくるだから、俺もココロにアプリを使う事になった
藤谷心 身長165 B82 W60 H90と
どっちかと云えば数字上は下に太く見えるがこれは運動に寄る反映なので実際の女性のプロポーションとしてはアテにならない、肩幅も胸筋もあるし、腿周りも結構あるしハタから見てゴツゴツはしてない、水泳選手みたいなナチュラルな体だ
何故ハタから見ても分るかと云えば彼女も渚に近い格好だから。時期に関わらずショートパンツだし、スーパーロングニーソックス、腿の上まであるソックスとかコートの大小とかで調整してる、おしゃれではあるのかもしれない
ココロの俺への感情・相関はやっぱり「憧れ」みたいな感じだった、まあ、彼女は感情が表に出やすいし、俺もそこまで鈍くないし予想通りだろう
実際の異性との恋愛とか付き合いの経験はなくモテるタイプでもない。
明るくて元気だが、相手からも友達の範囲から出た事がないが一度も人、男性を好きに成った事が無い訳でもなく俺が三人目らしい
最初の時は小学校の時、二回目は中学二年の時で、気持ちは伝えたらしいが結構酷い断られ方をしたそうだ、簡単に言ってしまえば
「お前は無いわー」
みたいな、それあって自分から行くのが怖い、だから俺に対しても後輩である事から進めない事情がある
Hに関してのデータはかなり優秀というか凄くあるらしい、基本的に乙女なんだがそれだけに沢山愛して欲しいというのがある、一度双方の同意が取れれば一気に進む、根源は酷い断られた方をしたトラウマがあるのでこの壁を壊してしまえば大丈夫だろう、特にSとかMとかではないが相手次第なので受身ではある
男性タイプは単純に男らしい系。
甘いマスクで無く、異性を強く外見に反映しているタイプで背が高い人、頼りがいがあり優しい人だが、基本的に自分を愛してくれる人がいいので実際のストライクゾーンは広いし、そこまで拘ってない
他人から見たらどうか知らないが、俺の中では後輩としても女性としても可愛い奴てのがあったし当人が実際の恋愛に対して怖がってるのはもったいない可哀相だな、という感情が芽生えたのは事実だ。
だから彼女にも、もう少し近い関係を築いてみようとも思った、食後の会話からメアド交換とかもあっさり受け入れてくれてそれとなく遠まわしに
「そいや外で会うの始めてだな~」とか振ったら
「じゃあ、また会いましょう!」とか成った
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