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竜騎士ジェイド編
セシルとウェルチ
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おまけ、余談ではあるが。
終戦の後、結局留守番だったウェルチは
「皆の役に立てなかった」という思いが強く
終戦後帰還したマリーに即座に
「私も強くなりたいです!」と剣の教えを請うが拒否された
それでも諦めず「うん」と言ってくれるまで帰りません!」
とばかりにマリーの屋敷に居座った
しかもジェイドではなく、あくまでマリーに請うたので。かなり困った
そもそもマリーの剣は完全我流なうえ二刀流、教えもクソも無いうえ、二刀流自体才能があっても簡単ではない
本当にウェルチは帰りません!だったのでやむなく二人で相談して
まず、どうみても「普通の小柄な可憐な少女」なウェルチにまともな剣は厳しいので片手剣を「堅牢」付与の、ソリッドレイピアを与えた
また、マリーの技、はクルクル回って反動で斬りを連続しつつ回避する、という物なので重い武器等論外であるため細剣を与えられる。
それは関係ないだろうと思ったが。
マリーが「やっぱ美しく優雅でないとね」など意味不明な事を言って通したのでこのような形になる
技の指導と言っても、流派の様に「型が決まっている」訳ではないのでマリーが一つ一つやるのを見て真似するという指導になったためウェルチがそのまま動きを継承してしまう事となった
剣の才能自体は「超万能型」なウェルチらしく意外や意外、結構発揮して攻守にソツが無い剣士に育つ事になる
ただし、クルクル回る、ダンスみたいな戦いはそのまま、片手剣だったので全く同じは無理だったが
工夫を凝らし攻撃と防御の完全均等化を図ったような戦闘方法に昇華した。
マリーのような攻撃速攻型ではなく攻防一体型の技になった
また、彼女は教師としての授業も決して手抜きせず数人の。彼女やマリーには及ばないが後身の教師も数人育成し
自己の弱点の克服、更に勉強と努力を続ける。魔法も12~3発は撃っても卒倒しなくなり多くの魔法の知識と術も得、威力も並まで引き上げた これらが合わさって19の頃には
多くの魔法を使い、舞う様に戦う、細剣の可憐な魔法剣士となる
卒倒体質はだいぶ直ったが血を見ると自分が貧血でふらつくのは残った。また、皆の為に戦いたいという思いが人一倍強く軍にも席を置いたが、とても前線向きではないので結局近衛に入れられた
その為。称号も「メルト王国、学院魔術指導教師、筆頭。兼、近衛隊、専属魔法剣士」というやたら長い職責になった
後の話だが彼女は「神聖術」も後に学びそこそこ使うようにもなり
「ほんとに何でも出来るわね‥」とマリーに云わしめた
一方、セシルの方は16~17まで軍に請われて所属したが
「俺もいつか師匠のように!」といきなり旅に出てしまう
魔法の万能性は0だが、剣技の方は何でもそこそこ覚えたらしくあちこちで修行しつつ、大陸を見て歩いた
19の際マリア女王に「サーチ」が重宝され、また、かなりの剣士でしかも魔法使いと「有能で面白い物」が大好きな女王に気に入られて客として「拘束」され、銀の国を脱出するのに苦労した
時々戻ってきては「やっぱ師匠より強い奴なんかいないぜ」とか言ったが彼自身はジェイドには絶対かなわないという思いがあり勝負を挑むような事はなかった。
「俺が普通の武器で戦ったら結構苦戦するかもな」というがジェイドのセシル評だった
あまりに風来坊な生き方だったので兄弟弟子のウェルチに
「いつまでフラフラしてるんですか!」としかられ、じゃあ、という事で学院の臨時剣術指導員には所属した
その頃から、どうもウェルチに気があったらしく。
「俺が世界を見せてやるぜ!」と熱くも寒い口説き文句で
無理やり旅に連れて行こうと試みたが。撃沈。あまりに諦めないので
「私を納得させられるだけの強さを見せられるなら」といい
「よっしゃ!」と何でもありで二人は勝負
世界でも珍しい魔法剣士同士の試合だったが
セシルはウェルチにボロクソにされた。
そもそもセシルは魔法の幅が狭く戦法も読まれており接近戦に持ち込んでも剣で負けるほどウェルチも弱くなかった
特にウェルチの場合自分が魔法を連発出来ない事を知っており、この時すでに、自己流で様々な、魔法と剣とマリーの動きをミックスし、さらに魔法の消費を極力減らす戦い方を開発したので
「セシル相手」でもそれほど苦戦はしなかった
ちなみに一例を紹介すると
剣で攻撃すると見せかけそれ自体幻術で後ろから蹴り飛ばしたり
目くらましの光魔法を剣自体に載せて放ち目をくらませたり
火矢を放ってセシルが空気の盾を張った途端足元から石つぶてを打ち上げて叩きのめしたり
セシルの剣を回転してかわして足払いと同時に上から空気圧縮を掛けて地面に貼り付けにしたりと
魔力消費が少なく、一見あんまり役にたたなそうな魔法と合わせて戦い、見ててかわいそうになるくらい完膚なきまでにセシルは叩きのめされた
剣だけならセシルのが上だし、伊達に自称武者修行してた訳でもなくかなりやるようにはなっていたが
「なんでもあり」となると、剣を交わす以前の問題になってしまいこのような事態となった
セシルはしばらく凹んで大人しくなったが。ウェルチを旅に連れて行くのは諦めないぞ!とコッソリ師匠に宣言してた
ちなみにウェルチも悪い気はしてなかったらしくその事をジェイドとマリーに告白しており両者の気持ちは既に知っていたが
(普通に真剣に頼めば断らんと思うぞ‥)と思ったが
セシルがあれこれ戦略を立てていたので、しばらく生温かい目で見守ることにした
終戦の後、結局留守番だったウェルチは
「皆の役に立てなかった」という思いが強く
終戦後帰還したマリーに即座に
「私も強くなりたいです!」と剣の教えを請うが拒否された
それでも諦めず「うん」と言ってくれるまで帰りません!」
とばかりにマリーの屋敷に居座った
しかもジェイドではなく、あくまでマリーに請うたので。かなり困った
そもそもマリーの剣は完全我流なうえ二刀流、教えもクソも無いうえ、二刀流自体才能があっても簡単ではない
本当にウェルチは帰りません!だったのでやむなく二人で相談して
まず、どうみても「普通の小柄な可憐な少女」なウェルチにまともな剣は厳しいので片手剣を「堅牢」付与の、ソリッドレイピアを与えた
また、マリーの技、はクルクル回って反動で斬りを連続しつつ回避する、という物なので重い武器等論外であるため細剣を与えられる。
それは関係ないだろうと思ったが。
マリーが「やっぱ美しく優雅でないとね」など意味不明な事を言って通したのでこのような形になる
技の指導と言っても、流派の様に「型が決まっている」訳ではないのでマリーが一つ一つやるのを見て真似するという指導になったためウェルチがそのまま動きを継承してしまう事となった
剣の才能自体は「超万能型」なウェルチらしく意外や意外、結構発揮して攻守にソツが無い剣士に育つ事になる
ただし、クルクル回る、ダンスみたいな戦いはそのまま、片手剣だったので全く同じは無理だったが
工夫を凝らし攻撃と防御の完全均等化を図ったような戦闘方法に昇華した。
マリーのような攻撃速攻型ではなく攻防一体型の技になった
また、彼女は教師としての授業も決して手抜きせず数人の。彼女やマリーには及ばないが後身の教師も数人育成し
自己の弱点の克服、更に勉強と努力を続ける。魔法も12~3発は撃っても卒倒しなくなり多くの魔法の知識と術も得、威力も並まで引き上げた これらが合わさって19の頃には
多くの魔法を使い、舞う様に戦う、細剣の可憐な魔法剣士となる
卒倒体質はだいぶ直ったが血を見ると自分が貧血でふらつくのは残った。また、皆の為に戦いたいという思いが人一倍強く軍にも席を置いたが、とても前線向きではないので結局近衛に入れられた
その為。称号も「メルト王国、学院魔術指導教師、筆頭。兼、近衛隊、専属魔法剣士」というやたら長い職責になった
後の話だが彼女は「神聖術」も後に学びそこそこ使うようにもなり
「ほんとに何でも出来るわね‥」とマリーに云わしめた
一方、セシルの方は16~17まで軍に請われて所属したが
「俺もいつか師匠のように!」といきなり旅に出てしまう
魔法の万能性は0だが、剣技の方は何でもそこそこ覚えたらしくあちこちで修行しつつ、大陸を見て歩いた
19の際マリア女王に「サーチ」が重宝され、また、かなりの剣士でしかも魔法使いと「有能で面白い物」が大好きな女王に気に入られて客として「拘束」され、銀の国を脱出するのに苦労した
時々戻ってきては「やっぱ師匠より強い奴なんかいないぜ」とか言ったが彼自身はジェイドには絶対かなわないという思いがあり勝負を挑むような事はなかった。
「俺が普通の武器で戦ったら結構苦戦するかもな」というがジェイドのセシル評だった
あまりに風来坊な生き方だったので兄弟弟子のウェルチに
「いつまでフラフラしてるんですか!」としかられ、じゃあ、という事で学院の臨時剣術指導員には所属した
その頃から、どうもウェルチに気があったらしく。
「俺が世界を見せてやるぜ!」と熱くも寒い口説き文句で
無理やり旅に連れて行こうと試みたが。撃沈。あまりに諦めないので
「私を納得させられるだけの強さを見せられるなら」といい
「よっしゃ!」と何でもありで二人は勝負
世界でも珍しい魔法剣士同士の試合だったが
セシルはウェルチにボロクソにされた。
そもそもセシルは魔法の幅が狭く戦法も読まれており接近戦に持ち込んでも剣で負けるほどウェルチも弱くなかった
特にウェルチの場合自分が魔法を連発出来ない事を知っており、この時すでに、自己流で様々な、魔法と剣とマリーの動きをミックスし、さらに魔法の消費を極力減らす戦い方を開発したので
「セシル相手」でもそれほど苦戦はしなかった
ちなみに一例を紹介すると
剣で攻撃すると見せかけそれ自体幻術で後ろから蹴り飛ばしたり
目くらましの光魔法を剣自体に載せて放ち目をくらませたり
火矢を放ってセシルが空気の盾を張った途端足元から石つぶてを打ち上げて叩きのめしたり
セシルの剣を回転してかわして足払いと同時に上から空気圧縮を掛けて地面に貼り付けにしたりと
魔力消費が少なく、一見あんまり役にたたなそうな魔法と合わせて戦い、見ててかわいそうになるくらい完膚なきまでにセシルは叩きのめされた
剣だけならセシルのが上だし、伊達に自称武者修行してた訳でもなくかなりやるようにはなっていたが
「なんでもあり」となると、剣を交わす以前の問題になってしまいこのような事態となった
セシルはしばらく凹んで大人しくなったが。ウェルチを旅に連れて行くのは諦めないぞ!とコッソリ師匠に宣言してた
ちなみにウェルチも悪い気はしてなかったらしくその事をジェイドとマリーに告白しており両者の気持ちは既に知っていたが
(普通に真剣に頼めば断らんと思うぞ‥)と思ったが
セシルがあれこれ戦略を立てていたので、しばらく生温かい目で見守ることにした
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