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第一章
二話
魔導馬車は静寂を切り裂きながら丘を緩やかに上り、街外れの闇に佇む『薔薇の館』の門前へと滑り込んだ。
歓楽街の喧騒に埋没する一般的な娼館とは一線を画し、ここは凛とした冷気を纏って孤立している。
しんとした冬の夜気の中、魔導灯が白亜の洋館を妖しく浮かび上がらせ、薔薇の彫刻が月光を浴びて不吉な影を落としていた。
ハクラ伯爵は馬車を降りる直前、微かに肩を震わせて息を整えた。白馬の獣人らしい汚れなき毛並みの頬が、熱を帯びて紅潮する。
その笑みは、領主という重責にそぐわぬほどに、純真な――恋を知ったばかりの少年のような――危うさを孕んでいた。
「……っ、よし。成功、させるぞ。
でも、ウォルカ……いつも通り、部屋の外で見守っていてくれるかい? 情けないが、君の存在が私に勇気をくれるんだ」
その言葉を投げかけられ、ウォルカは一瞬、肺の空気が抜けたかのように言葉を失った。主君の盾となり、その望みを叶える一助となることは、騎士としての至上の光栄だ。
だが、今夜に限っては、扉一枚を隔てた場所に従事することが、自覚したばかりの熱い恋心を、残酷なまでに鋭く抉る凶器となる。
それでも、彼は己を律した。紅い瞳に一筋の影を落としながら、声音だけは春の陽だまりのように穏やかに答える。
「畏まりました、主様。いつものようにお部屋の外でお控えしております。どうか、ご安心ください。何があろうと、このウォルカが主様をお守りいたします」
ハクラは安堵したように小さく頷き、馬車を降りた。
ウォルカもその後を追い、館の入り口へと歩を進める。優雅なベルの音が静寂を破ると、支配人が音もなく現れ、恭しく頭を下げた。
ハクラの姿を確認すると、迷いのない足取りで最奥のVIPルームへと二人を誘った。廊下を進む間、ウォルカの神経は極限まで研ぎ澄まされていた。
華美で高潔なこの館の裏側には、常にどろどろとした欲望と思惑が澱のように渦巻いている。過去、主君の命を狙う刺客が潜んでいたこともあるこの場所で、一分の油断も許されない。
VIPルームの重厚な扉の前で、ハクラが立ち止まり、縋るように向き直った。
ウォルカは慈しむような微かな微笑みを浮かべ、主の震えを鎮めるように言葉を添える。
「主様、どうか安心してください。きっと、一生忘れられぬ素晴らしい夜になります」
ハクラは深く、熱い息を吐き出し、意を決して扉を開けた。
吸い込まれるように中へ入る主君。扉が閉まる残響が、虚無感と共に廊下へ静かに響き渡った。
ウォルカは定位置に立ち、彫像のように姿勢を正した。
――だが、今宵の静寂は、いつもと色が違っていた。
胸の奥で、煮え立つような感情が濁流となって渦を巻く。
それを押し殺すように目を閉じた瞬間、無慈悲にも、獣の耳が扉の向こうの幸福を拾い上げる。
甘い笑い声。安堵に潤んだ低い声。
プロポーズは、成就した。
ウォルカの寄る辺なき失恋が、静かに、そして決定的に刻印された瞬間だった。
「……ふっ。懐かしい痛みだな」
自嘲の呟きが、乾いた唇の端から零れ落ちた。
若かりし頃、名も告げず姿を消してしまったあの時と同じ、鈍い疼き。
胸の深淵が、軋む音を立てて痛む。
主君の至福が叶ったのだ、それでいい。自分のこの汚れた想いは、端から日の目を見るべきものではなかったのだ。
白い耳がわずかに伏せかけ、尾の先が痙攣するように震える。ウォルカはそれを強引に押し殺し、背筋を伸ばした。
「……おめでとうございます、主様」
扉越しに、届かぬ祝福を心の中で捧げる。この距離で、この立場で主君を守り続ける。それが、自分の選んだ騎士の道だ。
これから扉の向こうでは、二人の肌が重なり、甘い吐息が交わされる至福の時間が流れるだろう。
ウォルカは中の気配に意識を向けるのを断ち切り、神経を廊下の外側へと転じさせた。
その時、廊下の向こうから二人の紳士が歩み寄ってきた。
仕立ての良い服を纏っているが、その身からは饐えた酒の匂いが微かに漂い、声には淫らな高揚が混じっている。
「……ティーガという虎の娼夫が、実にそそるんですよ。この薔薇の館のような気品こそありませんが、あそこには場末特有の毒がある……」
「虎の娼夫だと……! それは希少だ。
汚らしい店は趣味ではありませんが、その猛獣が膝をつく様は、一見の価値がありそうですな」
ウォルカの耳が、弾かれたように直立した。
――ティーガ。
心臓が、暴力的な音を立てて脈打った。
不器用なほどに優しく、どれだけ拒んでも、温かい飯を分けてくれた男。あの大きな掌の温もりだけが、今もはっきりと残っている。
当時の自分は、その世話焼きな厚意を「うっとうしい」と突き放すことしかできなかったが、今ならわかる。
あれこそが、生まれて初めて触れた「愛」という名の温もりだったのだと。
そんな男が、娼夫として身を売るなど。
――ありえない。
希少な虎の獣人が、この領地にそう何人もいるはずがないというのに、理性がそれを拒絶する。
「毎晩、舞台(ショー)があるのですよ。身を買わずとも、その肉体を眺めるだけで十分に悦に浸る。……歓楽街の『セクション』という店です」
紳士たちの足音が遠ざかる。
ウォルカは無意識のうちに拳を握りしめていた。爪が掌の肉に深く食い込み、鋭い痛みが現実を引き戻す。
主君の尊い時間を守るべきこの神聖な場で、過去の幻影に心を乱される自分を呪う。
それでも、深淵から湧き上がる衝動を、もはや抑え込む術を知らなかった。
あの日、瀕死の重傷を負い、死んだも同然にティーガの前から消えてしまった自分。
命を救われたとはいえ、何の言葉も残さず、かつての仲間たちを、そしてティーガを置き去りにして「護衛騎士ウォルカ」という別人に生まれ変わった。
罪悪感と後悔。そして、今この胸を焦がす「失恋」という痛みが、かつて自分を包んでくれたあの温もりを、猛烈に呼び覚ましていく。
深く息を吸い込み、熱を帯びた呼気を吐き出す。耳は直立したまま獲物を探り、尾がわずかに、しかし激しく震えている。
しかし、もし、万が一にでも、あの男であったなら……?
あの日から今日までの二十年間、彼に一体何があったというのか。なぜ、あの誇り高い虎が、そんな泥に塗れた道を選ばなければならなかった?
自分がすべてを捨てて騎士の座に収まっている間に、あいつは一体、どれほどの絶望を味わったというのだ。
ウォルカは瞳を閉じた。瞼の裏に、ティーガの、あの眩いほどに朗らかな笑顔が鮮明に蘇る。未熟な自分をいつもそばで見守ってくれた、あの大きな背中。
そして今、主君の幸福をこの身で感じ、自分にはもう居場所がないことを突きつけられた直後。
そこにティーガの名が落ちてくる。
これは、運命が仕掛けた悪意ある毒か、あるいは、捨て去った過去からの呼び声か。
唇を血が滲むほどに噛み締める。騎士の理性が、持ち場を離れるなと警告を叫んでいる。
だが、魂の咆哮は、それを遥かに凌駕する熱量で溢れ出していた。
……せめて、この目で真実を確かめるだけなら。
主がリザルフと蜜月を過ごしている間の、ほんの僅かな不在であれば。
もし、あの男が本当にそこに堕ちているのだとしたら――。
二十年前、一方的に消えた自分が聞く資格などない。それでも、彼の「今」を知らぬままでは、もう一歩も進めない。
ウォルカは、静かに紅い瞳を開いた。
そこには、騎士の冷静さを塗り潰すほどの、昏い決意が宿っていた。
主様がこの部屋から出られる刻限まで、まだ時間は残されている。夜の街を、この獣の脚で、限界を超えて駆ければいい。
ただ、一目。それだけで十分だ。
もし、本当にあのティーガであったなら――。
胸の奥で、狂おしい期待と底知れぬ不安、そして焼けつくような申し訳なさが混ざり合い、火花を散らす。
もう一度深く、肺を焦がすような息を吸い込み、白い尾を一度だけ強く、決然と振った。
決めた。
主様がお出ましになる前に、必ずやこの場に帰還する。
……ただ、確かめるだけなのだ。
あの日自分が名も告げず捨てた過去の、その愛おしい人の「今」を。
歓楽街の喧騒に埋没する一般的な娼館とは一線を画し、ここは凛とした冷気を纏って孤立している。
しんとした冬の夜気の中、魔導灯が白亜の洋館を妖しく浮かび上がらせ、薔薇の彫刻が月光を浴びて不吉な影を落としていた。
ハクラ伯爵は馬車を降りる直前、微かに肩を震わせて息を整えた。白馬の獣人らしい汚れなき毛並みの頬が、熱を帯びて紅潮する。
その笑みは、領主という重責にそぐわぬほどに、純真な――恋を知ったばかりの少年のような――危うさを孕んでいた。
「……っ、よし。成功、させるぞ。
でも、ウォルカ……いつも通り、部屋の外で見守っていてくれるかい? 情けないが、君の存在が私に勇気をくれるんだ」
その言葉を投げかけられ、ウォルカは一瞬、肺の空気が抜けたかのように言葉を失った。主君の盾となり、その望みを叶える一助となることは、騎士としての至上の光栄だ。
だが、今夜に限っては、扉一枚を隔てた場所に従事することが、自覚したばかりの熱い恋心を、残酷なまでに鋭く抉る凶器となる。
それでも、彼は己を律した。紅い瞳に一筋の影を落としながら、声音だけは春の陽だまりのように穏やかに答える。
「畏まりました、主様。いつものようにお部屋の外でお控えしております。どうか、ご安心ください。何があろうと、このウォルカが主様をお守りいたします」
ハクラは安堵したように小さく頷き、馬車を降りた。
ウォルカもその後を追い、館の入り口へと歩を進める。優雅なベルの音が静寂を破ると、支配人が音もなく現れ、恭しく頭を下げた。
ハクラの姿を確認すると、迷いのない足取りで最奥のVIPルームへと二人を誘った。廊下を進む間、ウォルカの神経は極限まで研ぎ澄まされていた。
華美で高潔なこの館の裏側には、常にどろどろとした欲望と思惑が澱のように渦巻いている。過去、主君の命を狙う刺客が潜んでいたこともあるこの場所で、一分の油断も許されない。
VIPルームの重厚な扉の前で、ハクラが立ち止まり、縋るように向き直った。
ウォルカは慈しむような微かな微笑みを浮かべ、主の震えを鎮めるように言葉を添える。
「主様、どうか安心してください。きっと、一生忘れられぬ素晴らしい夜になります」
ハクラは深く、熱い息を吐き出し、意を決して扉を開けた。
吸い込まれるように中へ入る主君。扉が閉まる残響が、虚無感と共に廊下へ静かに響き渡った。
ウォルカは定位置に立ち、彫像のように姿勢を正した。
――だが、今宵の静寂は、いつもと色が違っていた。
胸の奥で、煮え立つような感情が濁流となって渦を巻く。
それを押し殺すように目を閉じた瞬間、無慈悲にも、獣の耳が扉の向こうの幸福を拾い上げる。
甘い笑い声。安堵に潤んだ低い声。
プロポーズは、成就した。
ウォルカの寄る辺なき失恋が、静かに、そして決定的に刻印された瞬間だった。
「……ふっ。懐かしい痛みだな」
自嘲の呟きが、乾いた唇の端から零れ落ちた。
若かりし頃、名も告げず姿を消してしまったあの時と同じ、鈍い疼き。
胸の深淵が、軋む音を立てて痛む。
主君の至福が叶ったのだ、それでいい。自分のこの汚れた想いは、端から日の目を見るべきものではなかったのだ。
白い耳がわずかに伏せかけ、尾の先が痙攣するように震える。ウォルカはそれを強引に押し殺し、背筋を伸ばした。
「……おめでとうございます、主様」
扉越しに、届かぬ祝福を心の中で捧げる。この距離で、この立場で主君を守り続ける。それが、自分の選んだ騎士の道だ。
これから扉の向こうでは、二人の肌が重なり、甘い吐息が交わされる至福の時間が流れるだろう。
ウォルカは中の気配に意識を向けるのを断ち切り、神経を廊下の外側へと転じさせた。
その時、廊下の向こうから二人の紳士が歩み寄ってきた。
仕立ての良い服を纏っているが、その身からは饐えた酒の匂いが微かに漂い、声には淫らな高揚が混じっている。
「……ティーガという虎の娼夫が、実にそそるんですよ。この薔薇の館のような気品こそありませんが、あそこには場末特有の毒がある……」
「虎の娼夫だと……! それは希少だ。
汚らしい店は趣味ではありませんが、その猛獣が膝をつく様は、一見の価値がありそうですな」
ウォルカの耳が、弾かれたように直立した。
――ティーガ。
心臓が、暴力的な音を立てて脈打った。
不器用なほどに優しく、どれだけ拒んでも、温かい飯を分けてくれた男。あの大きな掌の温もりだけが、今もはっきりと残っている。
当時の自分は、その世話焼きな厚意を「うっとうしい」と突き放すことしかできなかったが、今ならわかる。
あれこそが、生まれて初めて触れた「愛」という名の温もりだったのだと。
そんな男が、娼夫として身を売るなど。
――ありえない。
希少な虎の獣人が、この領地にそう何人もいるはずがないというのに、理性がそれを拒絶する。
「毎晩、舞台(ショー)があるのですよ。身を買わずとも、その肉体を眺めるだけで十分に悦に浸る。……歓楽街の『セクション』という店です」
紳士たちの足音が遠ざかる。
ウォルカは無意識のうちに拳を握りしめていた。爪が掌の肉に深く食い込み、鋭い痛みが現実を引き戻す。
主君の尊い時間を守るべきこの神聖な場で、過去の幻影に心を乱される自分を呪う。
それでも、深淵から湧き上がる衝動を、もはや抑え込む術を知らなかった。
あの日、瀕死の重傷を負い、死んだも同然にティーガの前から消えてしまった自分。
命を救われたとはいえ、何の言葉も残さず、かつての仲間たちを、そしてティーガを置き去りにして「護衛騎士ウォルカ」という別人に生まれ変わった。
罪悪感と後悔。そして、今この胸を焦がす「失恋」という痛みが、かつて自分を包んでくれたあの温もりを、猛烈に呼び覚ましていく。
深く息を吸い込み、熱を帯びた呼気を吐き出す。耳は直立したまま獲物を探り、尾がわずかに、しかし激しく震えている。
しかし、もし、万が一にでも、あの男であったなら……?
あの日から今日までの二十年間、彼に一体何があったというのか。なぜ、あの誇り高い虎が、そんな泥に塗れた道を選ばなければならなかった?
自分がすべてを捨てて騎士の座に収まっている間に、あいつは一体、どれほどの絶望を味わったというのだ。
ウォルカは瞳を閉じた。瞼の裏に、ティーガの、あの眩いほどに朗らかな笑顔が鮮明に蘇る。未熟な自分をいつもそばで見守ってくれた、あの大きな背中。
そして今、主君の幸福をこの身で感じ、自分にはもう居場所がないことを突きつけられた直後。
そこにティーガの名が落ちてくる。
これは、運命が仕掛けた悪意ある毒か、あるいは、捨て去った過去からの呼び声か。
唇を血が滲むほどに噛み締める。騎士の理性が、持ち場を離れるなと警告を叫んでいる。
だが、魂の咆哮は、それを遥かに凌駕する熱量で溢れ出していた。
……せめて、この目で真実を確かめるだけなら。
主がリザルフと蜜月を過ごしている間の、ほんの僅かな不在であれば。
もし、あの男が本当にそこに堕ちているのだとしたら――。
二十年前、一方的に消えた自分が聞く資格などない。それでも、彼の「今」を知らぬままでは、もう一歩も進めない。
ウォルカは、静かに紅い瞳を開いた。
そこには、騎士の冷静さを塗り潰すほどの、昏い決意が宿っていた。
主様がこの部屋から出られる刻限まで、まだ時間は残されている。夜の街を、この獣の脚で、限界を超えて駆ければいい。
ただ、一目。それだけで十分だ。
もし、本当にあのティーガであったなら――。
胸の奥で、狂おしい期待と底知れぬ不安、そして焼けつくような申し訳なさが混ざり合い、火花を散らす。
もう一度深く、肺を焦がすような息を吸い込み、白い尾を一度だけ強く、決然と振った。
決めた。
主様がお出ましになる前に、必ずやこの場に帰還する。
……ただ、確かめるだけなのだ。
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