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第一章
九話
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ティーガの従順な姿に、ウォルカの胸の奥で暗い満足が広がっていく。
紅い瞳を細め、尾を激しく揺らし、鍛え上げた身体でティーガの巨躯を力強く組み敷く。
唇をその首筋に這わせ、熱い吐息を漏らした。
「お前、俺のものをこんなに欲しがって……。覚悟は、できているんだろうな」
射精を経てもなお猛り狂う陰茎を、ティーガの濡れそぼった後孔へと押し当てる。
先端が熱い粘膜に触れた瞬間、ティーガの身体が甘く震え、掠れた吐息が漏れ出した。
ウォルカはゆっくりと腰を進め、執拗に肉壁を割り進んでいく。
奥深くまで埋め尽くすと、ティーガの内部が熱く波打ち、新参の異物を拒むように、あるいは歓迎するように強く締め付けた。
「あっ……はあぁっ……」
「もう、逃がさない。お前は俺のものだ……。全部、俺の熱で塗りつぶしてやる」
ウォルカは低く唸り、腰を大きく引き、再び最奥まで深く沈める。
亀頭球が膨張を始め、内部を内側から強引に押し広げていった。
「う、ぁっ……あがっ……! まだっ、中で膨らんで……っぐ……ぉっ……!」
ティーガの目が見開かれ、逞しい太腿がガクガクと震える。
「あぁ……ティーガ、お前の中、こんなに熱くて……俺を締め付けて……。くそ、たまらんな……」
ウォルカはティーガの身体を壊さんばかりに抱き締め、首筋に牙を軽く沈めながら腰を揺らし始めた。
ぐちゅり、と湿った音が静かな部屋に響き、ティーガの身体が淫らに跳ねる。
ウォルカはさらに深く突き上げ、膨らんだ瘤で前立腺を抉るように腰を回転させた。
「う゛ぅっ、あーー……っ! だめ、だっ……ずっと、イイところに、当たって……っ!」
ティーガの声が乱れ、脚の震えが止まらない。
「奥もっ……イくっ! すぐ、イっちまう……っ、あぁぁっ!」
ティーガは身体を弓なりに反らせ、絶頂する。
視界は霞み、逃げ場のない快感の渦に飲み込まれていった。
「はあっ……ティーガ、お前……射精もせずにこんなに震えて。俺の瘤がお前の弱いところを抉るのが、そんなにいいのか、……お前は……!」
内部の波打つような収縮がウォルカを圧迫する。奥を突くたびに透明な蜜が溢れ、二人の毛並みをびしょびしょに濡らしていく。
ウォルカは自らの射精が近いことを悟り、ティーガの陰茎を握りしめてしごき上げた。
「はあっ、ティーガ……もっとイけ。俺の形をその身体に刻みつけろ……!」
「ぁっ……お゛っ……! 出る、出る……イぐぅっ!」
ティーガの身体が仰け反り、白濁を勢いよく噴き上げる。その熱さに当てられ、ウォルカの身体もついに限界を迎えた。
「あ゛ぁっ、ぐっ、ティーガ……! 出る、出すぞ……俺の熱が、お前の奥まで染み込んで……止まらない……!」
瘤と棹が最大限に膨張し、がっちりと固定されたまま、ウォルカは腰を深く押し込み射精を始めた。
長く続く射精の波が全身を震わせ、紅い瞳が恍惚に溶ける。
「はあ……っ、俺のものだ……。これで、ようやく……。お前をもう、離さない……」
射精の余韻に腰を跳ねさせながらも、ティーガは熱に蕩けるようにウォルカにしがみついた。
体内へと注がれ続ける奔流に、ティーガもまた、抗うことのできない快楽に身を沈める。
膨らんだ亀頭球は食い込んだまま、彼を逃がそうとはしない。
「あ、あぁっ……は……、……すげぇ、出てる……こんなに……。腹が熱い……、……ぅ……はぁ……」
「はぁ、…はぁ…ティーガ……」
ウォルカは快感に溶けきったまま、ティーガに深く口づけた。
熱く舌を絡めるうちに、二十年間抑え込んできた想いがあふれ出し、体裁もプライドもかなぐり捨てて甘えてしまいたくなる。
嫉妬、後悔、怒り、そして長年の恋慕。すべてが混ざり合い、視界が涙で滲んだ。
狼の体質ゆえの長く、熱い奔流がティーガの内部を満たし続け、ウォルカの身体が少しずつ弛緩していく。
二十年越しの想いが、これほどまでに熱く、苦しく、心を溶かしていくとは思わなかった。
薄暗い部屋に、二人の荒い息遣いと体臭が混じった甘いフェロモンが満ちる。尾は無意識に、ティーガの脚に絡みついたまま離れない。
ティーガの唇を優しく噛むようにして熱を分け合い、溢れる涙がティーガの毛並みに染み込んでいく。
(俺が安泰を築いていた間に、お前はどれだけの苦しみを抱えてきたんだ……)
義足の痛み、家族を失った絶望。それなのに今、彼は自分を受け入れ、その腕の中で乱れている。
だが、同時に醜い嫉妬が胸を焼く。
他の男たちにこの身体を許してきたという事実を想うたび、爪がティーガの背中に無意識に食い込んだ。
それでも愛おしさが勝り、ウォルカはティーガの巨躯を抱き締め、首筋に鼻を擦りつける。
「は……ぁ……、っ……、はぁ……っ……」
ティーガはウォルカの口づけに朦朧と応じながら、肩に落ちる涙の熱さと、背に立つ爪の痛みに顔を歪ませた。
甘えるように擦り寄ってくるウォルカを落ち着かせるように、その背を優しく撫でる。
「お前……、……本気で、俺を……」
その言葉には未だ困惑が滲んでいたが、ティーガに拒絶の気配はもうなかった。
脱力しきった虎は、ただ静かに、執念すら感じる狼の抱擁を全身で受け入れていた。
紅い瞳を細め、尾を激しく揺らし、鍛え上げた身体でティーガの巨躯を力強く組み敷く。
唇をその首筋に這わせ、熱い吐息を漏らした。
「お前、俺のものをこんなに欲しがって……。覚悟は、できているんだろうな」
射精を経てもなお猛り狂う陰茎を、ティーガの濡れそぼった後孔へと押し当てる。
先端が熱い粘膜に触れた瞬間、ティーガの身体が甘く震え、掠れた吐息が漏れ出した。
ウォルカはゆっくりと腰を進め、執拗に肉壁を割り進んでいく。
奥深くまで埋め尽くすと、ティーガの内部が熱く波打ち、新参の異物を拒むように、あるいは歓迎するように強く締め付けた。
「あっ……はあぁっ……」
「もう、逃がさない。お前は俺のものだ……。全部、俺の熱で塗りつぶしてやる」
ウォルカは低く唸り、腰を大きく引き、再び最奥まで深く沈める。
亀頭球が膨張を始め、内部を内側から強引に押し広げていった。
「う、ぁっ……あがっ……! まだっ、中で膨らんで……っぐ……ぉっ……!」
ティーガの目が見開かれ、逞しい太腿がガクガクと震える。
「あぁ……ティーガ、お前の中、こんなに熱くて……俺を締め付けて……。くそ、たまらんな……」
ウォルカはティーガの身体を壊さんばかりに抱き締め、首筋に牙を軽く沈めながら腰を揺らし始めた。
ぐちゅり、と湿った音が静かな部屋に響き、ティーガの身体が淫らに跳ねる。
ウォルカはさらに深く突き上げ、膨らんだ瘤で前立腺を抉るように腰を回転させた。
「う゛ぅっ、あーー……っ! だめ、だっ……ずっと、イイところに、当たって……っ!」
ティーガの声が乱れ、脚の震えが止まらない。
「奥もっ……イくっ! すぐ、イっちまう……っ、あぁぁっ!」
ティーガは身体を弓なりに反らせ、絶頂する。
視界は霞み、逃げ場のない快感の渦に飲み込まれていった。
「はあっ……ティーガ、お前……射精もせずにこんなに震えて。俺の瘤がお前の弱いところを抉るのが、そんなにいいのか、……お前は……!」
内部の波打つような収縮がウォルカを圧迫する。奥を突くたびに透明な蜜が溢れ、二人の毛並みをびしょびしょに濡らしていく。
ウォルカは自らの射精が近いことを悟り、ティーガの陰茎を握りしめてしごき上げた。
「はあっ、ティーガ……もっとイけ。俺の形をその身体に刻みつけろ……!」
「ぁっ……お゛っ……! 出る、出る……イぐぅっ!」
ティーガの身体が仰け反り、白濁を勢いよく噴き上げる。その熱さに当てられ、ウォルカの身体もついに限界を迎えた。
「あ゛ぁっ、ぐっ、ティーガ……! 出る、出すぞ……俺の熱が、お前の奥まで染み込んで……止まらない……!」
瘤と棹が最大限に膨張し、がっちりと固定されたまま、ウォルカは腰を深く押し込み射精を始めた。
長く続く射精の波が全身を震わせ、紅い瞳が恍惚に溶ける。
「はあ……っ、俺のものだ……。これで、ようやく……。お前をもう、離さない……」
射精の余韻に腰を跳ねさせながらも、ティーガは熱に蕩けるようにウォルカにしがみついた。
体内へと注がれ続ける奔流に、ティーガもまた、抗うことのできない快楽に身を沈める。
膨らんだ亀頭球は食い込んだまま、彼を逃がそうとはしない。
「あ、あぁっ……は……、……すげぇ、出てる……こんなに……。腹が熱い……、……ぅ……はぁ……」
「はぁ、…はぁ…ティーガ……」
ウォルカは快感に溶けきったまま、ティーガに深く口づけた。
熱く舌を絡めるうちに、二十年間抑え込んできた想いがあふれ出し、体裁もプライドもかなぐり捨てて甘えてしまいたくなる。
嫉妬、後悔、怒り、そして長年の恋慕。すべてが混ざり合い、視界が涙で滲んだ。
狼の体質ゆえの長く、熱い奔流がティーガの内部を満たし続け、ウォルカの身体が少しずつ弛緩していく。
二十年越しの想いが、これほどまでに熱く、苦しく、心を溶かしていくとは思わなかった。
薄暗い部屋に、二人の荒い息遣いと体臭が混じった甘いフェロモンが満ちる。尾は無意識に、ティーガの脚に絡みついたまま離れない。
ティーガの唇を優しく噛むようにして熱を分け合い、溢れる涙がティーガの毛並みに染み込んでいく。
(俺が安泰を築いていた間に、お前はどれだけの苦しみを抱えてきたんだ……)
義足の痛み、家族を失った絶望。それなのに今、彼は自分を受け入れ、その腕の中で乱れている。
だが、同時に醜い嫉妬が胸を焼く。
他の男たちにこの身体を許してきたという事実を想うたび、爪がティーガの背中に無意識に食い込んだ。
それでも愛おしさが勝り、ウォルカはティーガの巨躯を抱き締め、首筋に鼻を擦りつける。
「は……ぁ……、っ……、はぁ……っ……」
ティーガはウォルカの口づけに朦朧と応じながら、肩に落ちる涙の熱さと、背に立つ爪の痛みに顔を歪ませた。
甘えるように擦り寄ってくるウォルカを落ち着かせるように、その背を優しく撫でる。
「お前……、……本気で、俺を……」
その言葉には未だ困惑が滲んでいたが、ティーガに拒絶の気配はもうなかった。
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