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第1章
⑥女を泣かせるのはベッドの上で激しくが良いと相場が決まっている
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「めっめ、めーね」『あの女神、騙しやがった。クソ野郎』
まだ少しズキズキするお腹をさすりながら、僕は本を前に頭を抱えている。
悪戦苦闘である。
母が僕に遊び道具としてプレゼントしてくれた本、その1つはたぶん、幼児教育の本だった。この世界の「あいうえお」っぽいものの羅列から始まり、絵本っぽい挿絵のついたお話、その後にはこの世界の数字?の羅列と文字の羅列。この国の歴史っぽいものが書かれているようだ。
ようだ。と言うのはまだ僕がこの本を読破出来ていないからである。その一番の理由は、母が字が読めない事に尽きるだろう。中世田舎町の女性の識字率の低さを舐めていた。
僕が本に書いてある文字を指さし、母を見つめながら「だぁ?」と可愛げな声を出すものの、母の返答は、
「わあ、すごいね、ぐるぐるしてるねぇ♡」
まあ、こんな感じだ。文字をぐるぐるて。
「めっめ、よめ」『女神め。結局本読めないじゃん。呪いが解け次第…今はそれどころじゃなかった」
目下の僕の目標が決まった。歩く事、そして喋る事だ。
① 何とか母について外に出られるようになる。
② 字の読める人とコミュニケーションを取り、文字を覚える
③ そしてこの本を読み終えて、もう一冊の本を読む
④ なんだかんだ世界を救う手助けをする
⑤ ハーレムエンド
という過去に比類のない計画だ・・・まあ自分で言うのもなんだが浅い。
…1歳児の頭ではこれが限界なのかもしれない。肝心なところでまだ頭が上手く回ってない気がする。まあスライムとの戦いでそれを実証してしまっている訳だし。
それにしても僕の作戦。②コミュニケーションを取り、文字を覚えるか。
前世の僕は赤面症ですぐ緊張する人間だった。普通なら裸足で逃げ出し、ネットで悪態をつくようなミッションだ。しかし、どうだろうこの自信は。
僕は美少年である。
女神も認める美少年なのだ。そんな可愛くて小さい男の子のお願いを無下にできる大人がいるだろうか?いやいないはずだ。イケメンであり、母やママ友から絶賛され続け、自信を与えられた僕にとって、コミュニケーションなど、朝飯前…なはずだ。それに、
「なーぉ!」『何としても文字を覚えたい!』
僕はもう一つの本を見て、ニヤリと笑う。本の表紙には手をつなぐ男と女の挿絵。その周りに書かれているのは、火、水、風、地、光、土を模す絵。まず間違いなく、これは魔法の教則本だ。挿絵には魔女っぽい人が水を操る姿。火を使い部屋を明るくする姿。魅了?っぽい魔法で誰かをメロメロにする姿、などが書かれていたのだから確実だろう。
魔法、それは中二病を経験したすべての男子の夢である。
魔法、それは人の心をも操るハーレムづくりの必須アイテム、すなわち男の夢である。
僕は軽くガッツポーズをして、本をしまう。そして発声練習に入る。
「あ ぇ ぇ う え お ぁ あ」
「か え ぇ う え お ぁ ぁ」
連続して音を出すのは難しいし。だが僕には野望がある。努力は惜しまない。それに、今日はママの誕生日。僕には果たさなければならない使命もあるのだ。
何時間たっただろうか。僕は疲れてねんねをする。
そして夜が来る。僕はベッドの上、ママの透き通るような声に目を覚ます。
「はぁ、今日も疲れたあ。レンくん。今日は何してまちたか~♡」
農作業と家事をすべて終えたママが僕に構ってくれる時間は残念ながら少ない。でも、伝わってくる愛情はまじで半端ないのだ。何日か遅れで食べた、誕生日の離乳食なんかは本当に美味しくて、マジでテン上げだった。
そんなママに、僕が今できることはこれだ。
「んっどうしたの?」
赤子の僕でもわかるくらい疲労した母の顔に僕の小さな手を置く。そして、練習の成果を出す。
「マッマ!」
言えた。遂に僕は言えたのだ。マは簡単だがそこから連続しての「マ」この流れが難しいのだ。まあ少しだけ(っ)が入ったけどもそこは良しとしよう。
さあママの反応h・・・泣いてる。
「レンくん…もう一度、もう一度言って」
「マnマ!!」
更に少し失敗した。そう何度もうまくはいくもんj
「レンくん、レンくん、大好き、だいずぎぃ!!!」
ママが僕を抱きしめて泣いている。嬉しい。少し泣きそうになる。一人でパパを待つ辛い日々、気丈で元気な母もまだ若い女の子なのだ。だから、僕は更なるサプライズを出す。
「マンマ、スゥキ」
どうだ。回復から3日間、物覚えの速い幼児がガッツリ練習した成果だ。まだ失敗も多いけれど、上手く言えた・・・。ママは、びっくりした様子で、僕の顔を見る。そして
「わだじもぉぉぉー」
ママは僕を抱きしめてワンワン泣いた。泣き続けた。僕ははじめて、2度目の人生で初めての、親孝行をしたのだった。
そうすると何故だろう、幼児の僕はママと一緒に泣いてしまっていたのだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
プロフィール設定にも書いたのですが、古いパソコンから投稿すると一部文字化けするようで、今回から別のパソコンから投稿するようにしました。今一部書き直しをしながら再投稿してます。一度見た人はごめんなさい。新作第2章は予定通り夜の21時に投稿します。
お気に入り登録していただけると有難いです。是非とも。是非とも。
感想を頂けるとさらに有難いです。シチュエーション希望もあれば特別篇で書いたりします。
まだ少しズキズキするお腹をさすりながら、僕は本を前に頭を抱えている。
悪戦苦闘である。
母が僕に遊び道具としてプレゼントしてくれた本、その1つはたぶん、幼児教育の本だった。この世界の「あいうえお」っぽいものの羅列から始まり、絵本っぽい挿絵のついたお話、その後にはこの世界の数字?の羅列と文字の羅列。この国の歴史っぽいものが書かれているようだ。
ようだ。と言うのはまだ僕がこの本を読破出来ていないからである。その一番の理由は、母が字が読めない事に尽きるだろう。中世田舎町の女性の識字率の低さを舐めていた。
僕が本に書いてある文字を指さし、母を見つめながら「だぁ?」と可愛げな声を出すものの、母の返答は、
「わあ、すごいね、ぐるぐるしてるねぇ♡」
まあ、こんな感じだ。文字をぐるぐるて。
「めっめ、よめ」『女神め。結局本読めないじゃん。呪いが解け次第…今はそれどころじゃなかった」
目下の僕の目標が決まった。歩く事、そして喋る事だ。
① 何とか母について外に出られるようになる。
② 字の読める人とコミュニケーションを取り、文字を覚える
③ そしてこの本を読み終えて、もう一冊の本を読む
④ なんだかんだ世界を救う手助けをする
⑤ ハーレムエンド
という過去に比類のない計画だ・・・まあ自分で言うのもなんだが浅い。
…1歳児の頭ではこれが限界なのかもしれない。肝心なところでまだ頭が上手く回ってない気がする。まあスライムとの戦いでそれを実証してしまっている訳だし。
それにしても僕の作戦。②コミュニケーションを取り、文字を覚えるか。
前世の僕は赤面症ですぐ緊張する人間だった。普通なら裸足で逃げ出し、ネットで悪態をつくようなミッションだ。しかし、どうだろうこの自信は。
僕は美少年である。
女神も認める美少年なのだ。そんな可愛くて小さい男の子のお願いを無下にできる大人がいるだろうか?いやいないはずだ。イケメンであり、母やママ友から絶賛され続け、自信を与えられた僕にとって、コミュニケーションなど、朝飯前…なはずだ。それに、
「なーぉ!」『何としても文字を覚えたい!』
僕はもう一つの本を見て、ニヤリと笑う。本の表紙には手をつなぐ男と女の挿絵。その周りに書かれているのは、火、水、風、地、光、土を模す絵。まず間違いなく、これは魔法の教則本だ。挿絵には魔女っぽい人が水を操る姿。火を使い部屋を明るくする姿。魅了?っぽい魔法で誰かをメロメロにする姿、などが書かれていたのだから確実だろう。
魔法、それは中二病を経験したすべての男子の夢である。
魔法、それは人の心をも操るハーレムづくりの必須アイテム、すなわち男の夢である。
僕は軽くガッツポーズをして、本をしまう。そして発声練習に入る。
「あ ぇ ぇ う え お ぁ あ」
「か え ぇ う え お ぁ ぁ」
連続して音を出すのは難しいし。だが僕には野望がある。努力は惜しまない。それに、今日はママの誕生日。僕には果たさなければならない使命もあるのだ。
何時間たっただろうか。僕は疲れてねんねをする。
そして夜が来る。僕はベッドの上、ママの透き通るような声に目を覚ます。
「はぁ、今日も疲れたあ。レンくん。今日は何してまちたか~♡」
農作業と家事をすべて終えたママが僕に構ってくれる時間は残念ながら少ない。でも、伝わってくる愛情はまじで半端ないのだ。何日か遅れで食べた、誕生日の離乳食なんかは本当に美味しくて、マジでテン上げだった。
そんなママに、僕が今できることはこれだ。
「んっどうしたの?」
赤子の僕でもわかるくらい疲労した母の顔に僕の小さな手を置く。そして、練習の成果を出す。
「マッマ!」
言えた。遂に僕は言えたのだ。マは簡単だがそこから連続しての「マ」この流れが難しいのだ。まあ少しだけ(っ)が入ったけどもそこは良しとしよう。
さあママの反応h・・・泣いてる。
「レンくん…もう一度、もう一度言って」
「マnマ!!」
更に少し失敗した。そう何度もうまくはいくもんj
「レンくん、レンくん、大好き、だいずぎぃ!!!」
ママが僕を抱きしめて泣いている。嬉しい。少し泣きそうになる。一人でパパを待つ辛い日々、気丈で元気な母もまだ若い女の子なのだ。だから、僕は更なるサプライズを出す。
「マンマ、スゥキ」
どうだ。回復から3日間、物覚えの速い幼児がガッツリ練習した成果だ。まだ失敗も多いけれど、上手く言えた・・・。ママは、びっくりした様子で、僕の顔を見る。そして
「わだじもぉぉぉー」
ママは僕を抱きしめてワンワン泣いた。泣き続けた。僕ははじめて、2度目の人生で初めての、親孝行をしたのだった。
そうすると何故だろう、幼児の僕はママと一緒に泣いてしまっていたのだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
プロフィール設定にも書いたのですが、古いパソコンから投稿すると一部文字化けするようで、今回から別のパソコンから投稿するようにしました。今一部書き直しをしながら再投稿してます。一度見た人はごめんなさい。新作第2章は予定通り夜の21時に投稿します。
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