悪役令嬢だって、ヒロインになりたい

ののか

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ヒロインになりたいのに14

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「真菜、大丈夫かい?助けに来たよ!」
「ええ、大丈夫よ!ありがとうレオン!」
私が感謝の言葉を述べると、彼は優しい表情で呟いた……。
「僕もだよ。本当の僕の姿に戻してくれてありがとう。」
(えっ……?今なんて言ったのかしら……?よく聞こえなかったんだけど気のせいかしら……?まぁいいか……!それよりも早くこの状況を何とかしないとね……!)

私が考えていると、レオンが話しかけてきた。
「真菜、君なら自分自身の吸血鬼の部分だけを消滅させることができるはずだよ!」
(えっ……?どういうことかしら……!?私にはわからないんだけど……!)
私が困惑していると、彼は再び口を開いた。
「大丈夫!僕を信じて!君の力ならきっとできるはずさ!」
(うーん……よくわからないけどやってみるしかないわよね……!)
私は覚悟を決めると、吸血鬼の部分を滅多刺しにした!!
(これでどうかしら……?上手くいったのかしら……?)
すると私の身体に自由が戻り、私は解放されたのだった……。
(やったわ……!成功したみたいね……!本当に良かったわ……!)
私が喜びを噛み締めていると、彼が話し掛けてきた。
「真菜、お疲れ様!これで全て解決したね!」
(そうね……!やっと終わったんだわ……!これで安心して眠れるわね……)
私が安心していると、彼は私に近づいてきた。
「真菜、君のおかげで僕は真の自分を取り戻すことができたよ……!」
「えっ……?どういうことかしら……?よくわからないけど良かったわね……!私も役に立てて嬉しいわ!」
私が微笑み返すと、彼は真剣な表情で口を開いた。
「真菜、これから先もずっと僕の側に居てほしいんだ……!」
(え……?それってつまりプロポーズってことかしら……!?)私は驚きながらもゆっくりと答えた。
「もちろんよ!ずっと一緒にいるわ!」
(えぇっ!?本当にいいの……!?でもすごく嬉しいわ……!)
私が心の中で喜びを感じていると、彼が突然語り始めた。
「僕たちは愛し合っているんだから当然だよね……?」
(えっ……?急に何を言い出すのかしら……?ってちょっと待って!!)
私が戸惑っていると、彼が突然私に口づけをしてきた……!
(ちょ……ちょっと!?いきなり何するのよ……!恥ずかしいんだけど……!!)
私は頰を赤く染めながら固まっていたが、次第に彼からの愛を受け入れていった……。
(うぅっ……ずるいわよレオンったら……!でもこんなにされたら断れないじゃない!)
それからしばらくして唇が離れると、彼は真剣な表情で口を開いた。
「真菜、君の血を吸わせて欲しいんだ……!」
(えっ……?どういうことかしら……?吸血鬼の部分は無くなったはずなのに……?)
私が困惑していると、彼は再び話し始めた。
「真菜、君は僕の妻となる人なんだよ!だから君を僕の眷属にしたいんだ……!」
(ちょっと待ってよ……そんなこと言われても困るんだけど……!)
私は覚悟を決めると、静かに口を開いた……。
「分かったわ……」
(こうなったらとことんレオンの吸血鬼の部分と向き合いましょう!私も強くなりたいもの!!)
そして私たちは再び唇を重ねたのだった……。
(あぁっ……頭がふわふわするわ……)
私が陶酔していると、彼は唇を離した。
「これで真菜は僕のものだよ!」
(あっ……もう終わりなのね……残念だけど仕方ないわね……)
私がガッカリしていると、彼は嬉しそうに微笑んだ。
「そんな顔しないで!これからいつでも出来るんだからさ!」
(えっ……?そうなのね……!それなら良かったわ!!)
私はホッと胸を撫で下ろすと、彼と一緒に帰宅したのだった……。
(今日は本当に色々あったわね……疲れたから早く休みたいのだけれどまだ眠くないのよね……)
私は自室で本を読みながら時間を潰していた。
(そうだわ……!レオンと話したいと思っていたんだったわ……!)
私はあることを思いつき、彼を部屋に呼ぶことにした。
「レオン、ちょっと来てくれるかしら?」
(あ、あれっ……?反応がないわね……聞こえなかったのかしら……?)
私はもう一度大きな声で呼んだ。
「レオン?聞こえてるかしら?」
(反応なしね……どこにいるのかしら?もしかして外に出て行っちゃったとかじゃないわよね……?)
私が不安になっていると、突然扉が開き彼が入ってきた……!
(うわっ!?びっくりしたわ……!どうして分かったのかしら……?もしかして千里眼の能力でもあるの……!?)私は驚きながら彼に話しかけた。
「レオン、急に呼び出したりしてごめんなさい……もしかして忙しかったかしら……?」
(あらっ?なんだか様子がおかしいわね……?何かあったのかしら……?)
私が心配していると、彼は口を開いた。
「大丈夫だよ!それでどうしたんだい?」
(あ、いつものレオンに戻ったみたいね……!良かったわ……!)
私は胸を撫で下ろすと、本題に入った。
「実はね……吸血鬼の力を使ったときの感覚を忘れないようにしようと思ってるのよ……!」
(ふふん♪これも立派な理由なのよ……!!これなら納得してくれるわよね……!!)
私が得意げな表情でそう言うと、彼は首を傾げながら口を開いた。
「なるほど……そういうことなら僕も協力するよ……!」
(あちゃ~っ……!やっぱりダメだったか~!こうなったら仕方がないわね……!!)
私は覚悟を決めると彼に話しかけた。
「レオンも一緒に訓練してくれるかしら……?」
(よしっ!言えたわ!!これで一石二鳥よね……!!)
私がドキドキしていると、彼が笑顔で答えた。
「もちろんだよ!」
「やったわっ!!ありがとうレオン……!大好きよ!!」こうして私たちは深夜になるまで訓練を続けたのだった……。
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