359 / 909
四章 異世界旅行編 2 トカ国
344 観光案内所
しおりを挟む
貴族や豪商が集まる観光地なだけあり、様々な店が軒を並べていた。
服屋は主に女性ものを扱ってるところが多かった。
ファッションセンスがないカズは一人店の外で待つ。
一軒目はカズも店に入ったが、そこで恥ずかしい事があり、二軒目からは店の外で待つことにしたのだった。
一軒目の服屋で従業員の女性が寝る時(夜伽)用の服だとビワに勧め、一緒に来たカズに感想を聞く、なんて事があった。
なので女性ものが多い服屋に行ったら、カズは入らないようにした。
ちなみに一軒目で従業員の女性がビワに勧めたのは、特殊な素材で作った透け透けのネグリジェのようなものだった。
そのあと数軒の服屋を回り、アレナリアとビワは思い思いの衣類を買い揃えた。
レラの服を作るように、生地や道具なども少し買った。
人が多い場所でアイテムボックスや、アイテムポケットを付与した手提げ袋を使わず、買った荷物は全てカズが一人で持っていた。
ちょうど良い息抜きにもなり、あとはギルドに寄ってから食料の買い出しをして宿屋に戻るだけ。
しかし多くの荷物を持ってはギルドに行くのはどうかと……。
ありがちだと、女連れで来るんじゃねぇとか、冒険者は遊びじゃねぇんだ、なんて言われるのが目に見えていた。
荷物だけでもと、一時的に路地裏へと入り、周囲に人気のないことを確かめ、買った物をアイテムポケットが付与された手提げ袋に入れ、なに食わぬ顔で大通りへと戻り、冒険者ギルドに向かった。
女性の下着を自分が預かるのは……と、カズは二人の買った物をアイテムボックスにしまうのを躊躇い、ビワに渡してあるアイテムポケット付与の手提げ袋に入れてもらうことにした。(下着らしきものを手に取っているのを、カズは店の外からたまたま見てしまっていた)
「お昼も近いから、ギルドも空いてるでしょう」
「ならいいんだけど」
「先に昼食にする? それとも先にギルドに行く?」
「俺はどちらでも構わないけど。ビワはお腹空いてる?」
「私はまだそれほど空いてないので、先にギルドに行っても大丈夫ですよ」
「レラはどう? 一番騒ぎそうだけど」
ビワは自身が持つ肩掛け鞄を開け、中に居るレラの様子を伺う。
「寝てますね」
「起きそう?」
「たぶん、まだ起きないですね」
「そう。なら先にギルドに行って、それからお昼にしましょう。お店も今よりは空くでしょうから」
カズ達は街の中心部から、少し外れた場所にある冒険者ギルドに向かった。
国境の街だけあって冒険者ギルドの建物も大きく、変わったところと言えば貴族や豪商専用の入口が設けられていた。
そちらには煌びやかな服装をした紳士が、お付きの者を連れて訪れていた。
一方冒険者や依頼を出しに来る一般の入口は、ピークの時間が過ぎたにも関わらず人の出入りは多い。
「混んでるわね」
「今日はやめて、昼飯買って宿に戻るか。この時間にこれじゃ、朝夕はもっと混んでんだろう」
「カズさん一人なら、それほど時間は掛からないのでは?」
「そうね。私達は、えっと……あっちに座れる所があるから、そこで待ってるわ」
「別に無理する必要は」
「二、三十分くらいなら待ってられる。レラも寝てるみたいだしね。ビワもいい?」
「はい」
「……分かった」
「依頼が貼ってある掲示板は近いから、私が見ておくわね」
「大丈夫か?」
「ビワから離れないようにするわよ」
「なら頼むよ。俺は受付に頼まれた書類を渡して話を聞いてくる」
一旦ギルド内で二手に別れた。
アレナリアとビワは依頼が貼ってある掲示板近くの休憩場所に、カズは受付に並び順番を待つ。
受付は六ヶ所あるものの、どこも三人以上が列をなしていた。
幸い並んだ受付の女性職員が手際がいいらしく、十分程待っただけでカズの番になった。
「はい、次のか…」
「おいどうなってる! なんで先に並んでたオレより、後から来た隣の奴の方が早いんだ!」
待ちきれずに騒ぎだす冒険者。
「そう言われましても、お聞きする内容は人それぞれですので」
「クソが!」
周りにいた人達は一瞬だけチラリと目線を向けただけで、気にする様子もなかった。
うわ、イラついてるよ。
でも、受付の人もサラッと流したし、これはいつもの事なのか? 隣の受付に並んでた人災難だ……って俺じゃん! なんか睨まれてるし、目を合わさないで関わらないようにしよう。
「次の方どうぞ」
「あ、はい」
「本日はどのようなご用件で?」
騒いでいた冒険者の視線を背後に感じながら、カズは運んできた書類を受付職員に渡した。
「配達の依頼ですか」
受付の女性職員は手元の書類を見る。
「連絡は……まだ来てないようですね」
「そうですか」
「……こちらの確認が取れてないだけかも知れませんので、とりあえず書類は預からせてもらえますか?」
「あ、はい(あー良かった。これで頼まれ事は終った)」
「確かにお受け取りしました。確認が取れましたら報酬をお支払しますので、明日以降また来てください」
「分かりました」
「他に何かご用件はありますか?」
「この街に着いたばかりなので、周辺のことなど教えてもらえませんか? あとは、パーティーで依頼を受けてランクを上げたいので、そういった依頼があるかを」
「低ランクの冒険者でしたか。更新するための簡単な依頼でしたら、あちらの掲示板にCランク以下の依頼書が貼ってあります。依頼を受けていただき依頼完了しましたら更新いたしますので、ギルドカードと一緒の提示してください。パーティーはもちろん、個々で受けてもらっても構いませんので」
「あの…」
「それと周辺の情報でしたね。それでしたら掲示板の所に、周辺の簡単な地理と出現するモンスター情報などが書かれた無料の資料がありますので、どうぞお持ちください。街中のことでしたら、大通りの数ヶ所に観光案内所がありますので、そちらで聞かれた方が見て回る場所を教えてくれますし、危険な場所も注意してくれますよ。こちらには依頼ついでに観光で来られる冒険者の方もよくいますので」
「は、はあ……」
「そろそろ五分経ちますので、以上でよろしいですね。依頼を受けるようでしたら、掲示板正面の受付でお願いいたします。配達お疲れ様でした。はい、次の方どうぞ」
書類を渡して用件を言ったあと、尋ねた内容を早口で説明され終わらされた。
返事をする間もなく終ってしまった。
せっかちな人だな。
確かにこれなら順番が回ってくるのが早いわけだ。
とりあえず聞いたことは教えてもらったし、頼まれた書類も渡したからいいか。
報酬は明日以降って言ってたから、近くまで来たら中の様子を見て、空いてるようなら入ろう。
掲示板の依頼書はアレナリアが見てくれてるはずだから、無料の資料をもらって観光案内所に向かいながら昼飯にしよう。
書類の配達を終えたカズは、掲示板側にある休憩場所に移動し、アレナリアとビワに声を掛けてギルドを出る。
そのまま近くにある店で昼食を済ませて観光案内所に行った。
特に頼んだわけでもないのに、観光案内所の溌剌とした若い兎人族の女性が笑顔で話し始めた。
ここはかつてトカ国の首都だった街です。
街の名前はトンネルが造られてから変わりました。
トンネルが造られる切っ掛けになったのは、二百年以上前に起きた大戦です。
トカ国とフギ国が帝国傘下に入ったのも、大戦が切っ掛けと言われています。
トンネルは当時物質運搬用に用いられてたのですが、大戦後は大きく広げて、帝国本土へと向かう近道と観光目的に使用されています。
トンネルの大きさですが、高さが50m幅が120mあります。
造られた当初は、現在の半分程の大きさだと言われてます。
トンネルには見ての通り門が設置されており、明るくなると開門し日が落ちると閉門します。
なのでトンネルに入れるのは昼間だけとなります。
これはあちら側でも同じように閉門してしまいますので、その際はトンネル内で過ごしてもらうことになります。
そのため、通行する方は大抵は馬車になりますね。
もちろん歩きでも構いませんが、徒歩だと八時間は掛かります。
トンネル内に三ヶ所休憩場所がありますが、宿は無いので通行する際には注意してください。
トンネルには修理する方もおりますので、通行の際にはその方の指示にしたがってください。
修理してるということは、崩れる危険があるということなので。
トンネルを抜けた先は湖が広がっており、湖から吹き付ける風が強いため、あちら側の出入口には、中と外で二ヶ所の門が設置されております。
出入りの際は、どちらか片方の門が必ず閉まっております。
両方の門を開けてしまうと、こちら側に向けて強い風が吹き込んでしまうからです。
昔あちら側からこちらには運搬する際は、船を陸用に造り変えて、帆に風を受けて運んだと言われてます。
帆を立てて物質を運搬したことから、この街の名前がホタテになったと言われているのが一説です。
他にはホタテ貝の殻を帆の変わりに使ったからだとか、変質した巨大なホタテ貝のモンスターの殻をトンネルの門として付けられていたとかもあります。
不鮮明であるのは、当時の事を覚えてる年長者のエルフの方などがこの地から去ってしまったからだとのことです。
これらの様々な説は、この地に昔から住まう方や、当時のトンネル造りに携わった子孫の方からの言い伝えからきたものなんです。
明確にさせなかった事で、今の観光業が成り立っているので、各国もその辺りには黙認してくれてるんです。
何せ多くの税収が得られますからね。
おっと、これは言わなくていいことでした。
あとはトンネルの通行料ですが、基本お一人様が金貨三十枚(300,000GL)となっております。
見物だけでしたら銀貨五枚(5,000GL)と通行料に比べてお手頃です。
以上で観光名所である『ホタテトンネル』に関する説明を終わります。
街で押さえておく場所は、こちらのガイド本に書かれております。
載っているお店で使える割引券が五枚付いて、銀貨三枚(3,000GL)ですよ。
割引券をうまく使うと、ガイド本の金額以上の値引きが受けられる、かも知れませんよ。
街の危険な場所なども載っていますので、ぜひ観光の際は一冊お買い求めください。
服屋は主に女性ものを扱ってるところが多かった。
ファッションセンスがないカズは一人店の外で待つ。
一軒目はカズも店に入ったが、そこで恥ずかしい事があり、二軒目からは店の外で待つことにしたのだった。
一軒目の服屋で従業員の女性が寝る時(夜伽)用の服だとビワに勧め、一緒に来たカズに感想を聞く、なんて事があった。
なので女性ものが多い服屋に行ったら、カズは入らないようにした。
ちなみに一軒目で従業員の女性がビワに勧めたのは、特殊な素材で作った透け透けのネグリジェのようなものだった。
そのあと数軒の服屋を回り、アレナリアとビワは思い思いの衣類を買い揃えた。
レラの服を作るように、生地や道具なども少し買った。
人が多い場所でアイテムボックスや、アイテムポケットを付与した手提げ袋を使わず、買った荷物は全てカズが一人で持っていた。
ちょうど良い息抜きにもなり、あとはギルドに寄ってから食料の買い出しをして宿屋に戻るだけ。
しかし多くの荷物を持ってはギルドに行くのはどうかと……。
ありがちだと、女連れで来るんじゃねぇとか、冒険者は遊びじゃねぇんだ、なんて言われるのが目に見えていた。
荷物だけでもと、一時的に路地裏へと入り、周囲に人気のないことを確かめ、買った物をアイテムポケットが付与された手提げ袋に入れ、なに食わぬ顔で大通りへと戻り、冒険者ギルドに向かった。
女性の下着を自分が預かるのは……と、カズは二人の買った物をアイテムボックスにしまうのを躊躇い、ビワに渡してあるアイテムポケット付与の手提げ袋に入れてもらうことにした。(下着らしきものを手に取っているのを、カズは店の外からたまたま見てしまっていた)
「お昼も近いから、ギルドも空いてるでしょう」
「ならいいんだけど」
「先に昼食にする? それとも先にギルドに行く?」
「俺はどちらでも構わないけど。ビワはお腹空いてる?」
「私はまだそれほど空いてないので、先にギルドに行っても大丈夫ですよ」
「レラはどう? 一番騒ぎそうだけど」
ビワは自身が持つ肩掛け鞄を開け、中に居るレラの様子を伺う。
「寝てますね」
「起きそう?」
「たぶん、まだ起きないですね」
「そう。なら先にギルドに行って、それからお昼にしましょう。お店も今よりは空くでしょうから」
カズ達は街の中心部から、少し外れた場所にある冒険者ギルドに向かった。
国境の街だけあって冒険者ギルドの建物も大きく、変わったところと言えば貴族や豪商専用の入口が設けられていた。
そちらには煌びやかな服装をした紳士が、お付きの者を連れて訪れていた。
一方冒険者や依頼を出しに来る一般の入口は、ピークの時間が過ぎたにも関わらず人の出入りは多い。
「混んでるわね」
「今日はやめて、昼飯買って宿に戻るか。この時間にこれじゃ、朝夕はもっと混んでんだろう」
「カズさん一人なら、それほど時間は掛からないのでは?」
「そうね。私達は、えっと……あっちに座れる所があるから、そこで待ってるわ」
「別に無理する必要は」
「二、三十分くらいなら待ってられる。レラも寝てるみたいだしね。ビワもいい?」
「はい」
「……分かった」
「依頼が貼ってある掲示板は近いから、私が見ておくわね」
「大丈夫か?」
「ビワから離れないようにするわよ」
「なら頼むよ。俺は受付に頼まれた書類を渡して話を聞いてくる」
一旦ギルド内で二手に別れた。
アレナリアとビワは依頼が貼ってある掲示板近くの休憩場所に、カズは受付に並び順番を待つ。
受付は六ヶ所あるものの、どこも三人以上が列をなしていた。
幸い並んだ受付の女性職員が手際がいいらしく、十分程待っただけでカズの番になった。
「はい、次のか…」
「おいどうなってる! なんで先に並んでたオレより、後から来た隣の奴の方が早いんだ!」
待ちきれずに騒ぎだす冒険者。
「そう言われましても、お聞きする内容は人それぞれですので」
「クソが!」
周りにいた人達は一瞬だけチラリと目線を向けただけで、気にする様子もなかった。
うわ、イラついてるよ。
でも、受付の人もサラッと流したし、これはいつもの事なのか? 隣の受付に並んでた人災難だ……って俺じゃん! なんか睨まれてるし、目を合わさないで関わらないようにしよう。
「次の方どうぞ」
「あ、はい」
「本日はどのようなご用件で?」
騒いでいた冒険者の視線を背後に感じながら、カズは運んできた書類を受付職員に渡した。
「配達の依頼ですか」
受付の女性職員は手元の書類を見る。
「連絡は……まだ来てないようですね」
「そうですか」
「……こちらの確認が取れてないだけかも知れませんので、とりあえず書類は預からせてもらえますか?」
「あ、はい(あー良かった。これで頼まれ事は終った)」
「確かにお受け取りしました。確認が取れましたら報酬をお支払しますので、明日以降また来てください」
「分かりました」
「他に何かご用件はありますか?」
「この街に着いたばかりなので、周辺のことなど教えてもらえませんか? あとは、パーティーで依頼を受けてランクを上げたいので、そういった依頼があるかを」
「低ランクの冒険者でしたか。更新するための簡単な依頼でしたら、あちらの掲示板にCランク以下の依頼書が貼ってあります。依頼を受けていただき依頼完了しましたら更新いたしますので、ギルドカードと一緒の提示してください。パーティーはもちろん、個々で受けてもらっても構いませんので」
「あの…」
「それと周辺の情報でしたね。それでしたら掲示板の所に、周辺の簡単な地理と出現するモンスター情報などが書かれた無料の資料がありますので、どうぞお持ちください。街中のことでしたら、大通りの数ヶ所に観光案内所がありますので、そちらで聞かれた方が見て回る場所を教えてくれますし、危険な場所も注意してくれますよ。こちらには依頼ついでに観光で来られる冒険者の方もよくいますので」
「は、はあ……」
「そろそろ五分経ちますので、以上でよろしいですね。依頼を受けるようでしたら、掲示板正面の受付でお願いいたします。配達お疲れ様でした。はい、次の方どうぞ」
書類を渡して用件を言ったあと、尋ねた内容を早口で説明され終わらされた。
返事をする間もなく終ってしまった。
せっかちな人だな。
確かにこれなら順番が回ってくるのが早いわけだ。
とりあえず聞いたことは教えてもらったし、頼まれた書類も渡したからいいか。
報酬は明日以降って言ってたから、近くまで来たら中の様子を見て、空いてるようなら入ろう。
掲示板の依頼書はアレナリアが見てくれてるはずだから、無料の資料をもらって観光案内所に向かいながら昼飯にしよう。
書類の配達を終えたカズは、掲示板側にある休憩場所に移動し、アレナリアとビワに声を掛けてギルドを出る。
そのまま近くにある店で昼食を済ませて観光案内所に行った。
特に頼んだわけでもないのに、観光案内所の溌剌とした若い兎人族の女性が笑顔で話し始めた。
ここはかつてトカ国の首都だった街です。
街の名前はトンネルが造られてから変わりました。
トンネルが造られる切っ掛けになったのは、二百年以上前に起きた大戦です。
トカ国とフギ国が帝国傘下に入ったのも、大戦が切っ掛けと言われています。
トンネルは当時物質運搬用に用いられてたのですが、大戦後は大きく広げて、帝国本土へと向かう近道と観光目的に使用されています。
トンネルの大きさですが、高さが50m幅が120mあります。
造られた当初は、現在の半分程の大きさだと言われてます。
トンネルには見ての通り門が設置されており、明るくなると開門し日が落ちると閉門します。
なのでトンネルに入れるのは昼間だけとなります。
これはあちら側でも同じように閉門してしまいますので、その際はトンネル内で過ごしてもらうことになります。
そのため、通行する方は大抵は馬車になりますね。
もちろん歩きでも構いませんが、徒歩だと八時間は掛かります。
トンネル内に三ヶ所休憩場所がありますが、宿は無いので通行する際には注意してください。
トンネルには修理する方もおりますので、通行の際にはその方の指示にしたがってください。
修理してるということは、崩れる危険があるということなので。
トンネルを抜けた先は湖が広がっており、湖から吹き付ける風が強いため、あちら側の出入口には、中と外で二ヶ所の門が設置されております。
出入りの際は、どちらか片方の門が必ず閉まっております。
両方の門を開けてしまうと、こちら側に向けて強い風が吹き込んでしまうからです。
昔あちら側からこちらには運搬する際は、船を陸用に造り変えて、帆に風を受けて運んだと言われてます。
帆を立てて物質を運搬したことから、この街の名前がホタテになったと言われているのが一説です。
他にはホタテ貝の殻を帆の変わりに使ったからだとか、変質した巨大なホタテ貝のモンスターの殻をトンネルの門として付けられていたとかもあります。
不鮮明であるのは、当時の事を覚えてる年長者のエルフの方などがこの地から去ってしまったからだとのことです。
これらの様々な説は、この地に昔から住まう方や、当時のトンネル造りに携わった子孫の方からの言い伝えからきたものなんです。
明確にさせなかった事で、今の観光業が成り立っているので、各国もその辺りには黙認してくれてるんです。
何せ多くの税収が得られますからね。
おっと、これは言わなくていいことでした。
あとはトンネルの通行料ですが、基本お一人様が金貨三十枚(300,000GL)となっております。
見物だけでしたら銀貨五枚(5,000GL)と通行料に比べてお手頃です。
以上で観光名所である『ホタテトンネル』に関する説明を終わります。
街で押さえておく場所は、こちらのガイド本に書かれております。
載っているお店で使える割引券が五枚付いて、銀貨三枚(3,000GL)ですよ。
割引券をうまく使うと、ガイド本の金額以上の値引きが受けられる、かも知れませんよ。
街の危険な場所なども載っていますので、ぜひ観光の際は一冊お買い求めください。
68
あなたにおすすめの小説
スキル『倍加』でイージーモードな異世界生活
怠惰怠man
ファンタジー
異世界転移した花田梅。
スキル「倍加」により自分のステータスを倍にしていき、超スピードで最強に成り上がる。
何者にも縛られず、自由気ままに好きなことをして生きていくイージーモードな異世界生活。
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
【村スキル】で始まる異世界ファンタジー 目指せスローライフ!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前は村田 歩(ムラタアユム)
目を覚ますとそこは石畳の町だった
異世界の中世ヨーロッパの街並み
僕はすぐにステータスを確認できるか声を上げた
案の定この世界はステータスのある世界
村スキルというもの以外は平凡なステータス
終わったと思ったら村スキルがスタートする
特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。
黄玉八重
ファンタジー
水無月宗八は意識を取り戻した。
そこは誰もいない大きい部屋で、どうやら異世界召喚に遭ったようだ。
しかし姫様が「ようこそ!」って出迎えてくれないわ、不審者扱いされるわ、勇者は1ヶ月前に旅立ってらしいし、じゃあ俺は何で召喚されたの?
優しい水の国アスペラルダの方々に触れながら、
冒険者家業で地力を付けながら、
訪れた異世界に潜む問題に自分で飛び込んでいく。
勇者ではありません。
召喚されたのかも迷い込んだのかもわかりません。
でも、優しい異世界への恩返しになれば・・・。
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる