370 / 912
四章 異世界旅行編 2 トカ国
355 このまま……
しおりを挟む
もうアレナリアと一緒に居れなくなると思い、ヒューケラは動揺を隠せなかった。
「待ってほしい。護衛だが、この先も頼めないだろか?」
ヒューケラの動揺ぷりを見て、父親のコーラルが護衛依頼の延長を申し出た。
「皆さんは方は帝国本土に向かっていると、ヒューケラから聞いたのですが」
「その予定です」
「でしたら方向は同じ。護衛をしつつ、もう少し娘と一緒に居てくれないだろうか?」
「わたくしからもお願いします」
アレナリアは少し考え、その返事をカズに任せた。
元はカズが受けてきた依頼なのだから、と。
「冒険者ギルドからの正式な依頼であれば受けても構いません」
カズの返答を聞き、なんで断らないの!? と、レラは目で訴えていた。
この数日で相当疲れたと見える。
目は口ほどにものを言うとは、まさにこれだろう。
「ならば…」
「その前に肝心なことを一つ言っておきます」
コーラルの言葉を遮りカズは話を続ける。
「なんです?」
「パーティーランク低い我々では、本来護衛の依頼を受けることは出来ません。今回は指名された事もありますが、知り合いの顔を立てる意味もあり受けました」
「では無理ということかね? なんならギルドを通さず個人的に雇うのはどうだろう? 報酬なら十二分に用意するが」
「我々にも旅の目的はあります。それに贅沢をするわけではないので、お金には困ってません。今まで通り、旅をしながら依頼を受けて稼げば十分ですから」
遠回しに断ると言っているカズの言葉を聞いて、ヒューケラの目尻は赤くなり、うっすらと涙が……。
「カズ、私からいい?」
涙目になるヒューケラを見て、アレナリアがカズの許可を得て話し出す。
「とりあえず護衛の依頼はここで終了になりますので、依頼書にサインを」
カズから依頼書を預かり、コーラルに渡すアレナリア。
「……わかった」
使用人にペンを持って来るように言い、コーラルは受け取った依頼書にサインをしてアレナリアに渡し返す。
「今までヒューケラのことを…」
「もし本当に私達の護衛を望むのなら、冒険者ギルドに指名依頼を出してみたらいいでしょう。通るかどうかは分かりませんが」
「そうだな。一応出してみよう。それで駄目なら諦めなさいヒューケラ」
「……はい…お父様」
「私達はこれからギルドに、依頼完了の報告に向かうわ。そちらは誰か行きますか? 伸びた護衛依頼の報告と、追加料金の支払いをしないでこのまま黙ってると、次から依頼を受理してもらいずらくなるわよ」
「それもそうだ。では…」
「お父様はまだ安静にして」
ベッドから出ようとするコーラルを止めるヒューケラ。
「ヒューケラの言うように、貴方は怪我人なんだから、まだおとなしくしてた方がいい。このくらいなら使用人で事足りるでしょ」
「そうだな。そうしよう」
「なら準備させて。一緒に行くから」
コーラルは新たな護衛の指名依頼の内容を書いた手紙と、これまでの護衛に支払う追加の料金を使用人に持たせ、カズ達と冒険者ギルドに向かわせた。
ギルドで依頼完了の報告をして依頼書を渡し、予定より長くなった分の報酬をカズは受け取ったが、いつもより時間が掛かってしまった。
原因はトンネル内で運搬業者を装った偽物を捕らえるのに、アコヤ街からの依頼でバタバタしていたからだった。
当然ホタテ街の冒険者ギルドでも、同じようにバタバタとしている。
現在トンネルの通行は制限され、両側の出入口での調べは厳しくされていると。
トンネル中央の休憩場所に作られた、山脈の上に出る昇降機も止められているとのことだ。
そのためコーラルからの護衛依頼は、手続きの関係上翌日に回されてしまった。
ギルドを出たカズ達は、使用人を高級宿屋の前まで送り届けると、借りてもらった宿屋へと戻った。
街に滞在する間は引き続き宿屋を使ってくれて構わないと、コーラルからの言われていたので、それに甘えることにした。
カズは護衛依頼も終えたので断ろうとしたが、せめてそのくらいはさせてほしいと頭を下げられては、さすがに断れない。
湖を渡る船の手配と、一応指名依頼の件があったので、もう少しアコヤ街に滞在することにした。
夕食を終えてあったかい麦茶を飲み、のんびりと寛ぎ話をする。
この街に来てからヒューケラに優しく接するようになったのに、別れ際はキツく言っていたことをアレナリアに聞いた。
「同情……だったのかも知れないわ」
「何が、だったのかもよ。最初はあれだけ嫌そうだったのに、ヒューケラの母親が死んだって聞かされてから、随分と優しくなってたじゃない」
「そういうレラだって嫌な顔しつつも、ずっと相手をしてあげてたじゃない。一緒にお風呂まで入って」
「ど、どうせ高級な宿に居るんだから、その分を働いてやろうかなって、あちしは思っただけだもん」
「あのレラが働く?」
それを聞いたカズが、横から疑問を投げ掛ける。
「カズうるさいわよ! あちしだってやる時はやるんだから」
「へぇーそうなんだ(この一連の流れ俺も言われた事あるなぁ。言ってる方は、こんな軽い気持ちなのか? レラに謝ったほ…)」
「そうよ! このぐーたらの美少女フェアリーのあちしが、わがままな子供の相手をしたんだから!」
すねたかと思いレラを見ると、ふんぞり反って自分はがんばったんだからと威張る。
「自分で言うかよ(レラだって、わがままなのは負けてないだろ)」
「言う! あちしを誉めてもっと優しくして!」
「うわ! 久々にめんど(謝ろうなんて、思うんじゃなかった)」
「うるさいわよレラ。ちょっとカズと話すから向こう行ってて」
「はいはい、分かりましたよ~だ。あっちの部屋行こうビワ」
すねるレラはビワと寝室に移動し、アレナリアはカズに向き直る。
「ずっと聞きたかったんだけど、トンネルで乗せた女の人誰だったの?」
「分からない」
「分からない? カズのことだから、分析で調べたのかと思ったわ」
「なんか隙がなくて。別れる前に少し話したら、俺の視線に気付いていた」
「気付かれてたなら、正面から調べてやればいいのに」
「俺もそうしようかと思ったら、次に会った時にしてくれって。その時は許可を取る必要ないからって」
「そう言われて、本当に調べなかったの?」
「ああ。次会うか分からないし。それにあまり良い予感はしなかったから、できれば会いたくないね」
「これはばったり会うなんてもんじゃないわね。向こうから見つけて寄ってくるわよ」
「やなフラグ立てるなよ(いや、立てたのは俺か)」
「フラッグ? そんなの立ててないわよ」
「なんでもない。気にしなくていいから。あ! そういえば、グリズさんのこと知ってるみたいだった」
「守護者なんて称号あるんだから、帝国では有名なんでしょ。でも、気を付けた方がいいわね」
「そうだな。それより、この先のことを考えないと。船に乗らないと帝国に行けないんだろ」
「湖を迂回すれば行けると思うけど、相当時間が掛かるわね。道も知らないし、船に乗って対岸まで行った方が迷わなくて安心でしょうね」
「馬車は乗せられるのかな? 運搬用の船は大丈夫みたいだけど」
「どうかしら? 明日ギルドで聞いてきたら。護衛依頼のこともあるんだから」
「そうするよ」
「ヒューケラには悪いけど、護衛依頼の話は無しになるでしょうね」
「残念か? 最後に伸びた依頼の助言をしてたけど、あれを言わなければ確実に護衛依頼は無くなってたと思うぞ。延長しても、すぐに報告をしなかったんだから」
「知ってて黙ってるのは、かわいそうでしょ。ただでさえ不幸続きなんだから」
「そだな。それにパーティーランクが低いわけだから、たぶん指名依頼だって来やしないだろ」
「ええ。たぶんね」
可能性は低いが、あり得ない話じゃないとアレナリアは思っていた。
「そうそう、ビワにオーバーコート出してもらって、幾つか付与しといたから」
「どんな? ギルドで使ってたマントみたいな認識阻害は?」
「それは三人が揃ったら説明するから、レラとビワを呼んでくるよ」
「待ってほしい。護衛だが、この先も頼めないだろか?」
ヒューケラの動揺ぷりを見て、父親のコーラルが護衛依頼の延長を申し出た。
「皆さんは方は帝国本土に向かっていると、ヒューケラから聞いたのですが」
「その予定です」
「でしたら方向は同じ。護衛をしつつ、もう少し娘と一緒に居てくれないだろうか?」
「わたくしからもお願いします」
アレナリアは少し考え、その返事をカズに任せた。
元はカズが受けてきた依頼なのだから、と。
「冒険者ギルドからの正式な依頼であれば受けても構いません」
カズの返答を聞き、なんで断らないの!? と、レラは目で訴えていた。
この数日で相当疲れたと見える。
目は口ほどにものを言うとは、まさにこれだろう。
「ならば…」
「その前に肝心なことを一つ言っておきます」
コーラルの言葉を遮りカズは話を続ける。
「なんです?」
「パーティーランク低い我々では、本来護衛の依頼を受けることは出来ません。今回は指名された事もありますが、知り合いの顔を立てる意味もあり受けました」
「では無理ということかね? なんならギルドを通さず個人的に雇うのはどうだろう? 報酬なら十二分に用意するが」
「我々にも旅の目的はあります。それに贅沢をするわけではないので、お金には困ってません。今まで通り、旅をしながら依頼を受けて稼げば十分ですから」
遠回しに断ると言っているカズの言葉を聞いて、ヒューケラの目尻は赤くなり、うっすらと涙が……。
「カズ、私からいい?」
涙目になるヒューケラを見て、アレナリアがカズの許可を得て話し出す。
「とりあえず護衛の依頼はここで終了になりますので、依頼書にサインを」
カズから依頼書を預かり、コーラルに渡すアレナリア。
「……わかった」
使用人にペンを持って来るように言い、コーラルは受け取った依頼書にサインをしてアレナリアに渡し返す。
「今までヒューケラのことを…」
「もし本当に私達の護衛を望むのなら、冒険者ギルドに指名依頼を出してみたらいいでしょう。通るかどうかは分かりませんが」
「そうだな。一応出してみよう。それで駄目なら諦めなさいヒューケラ」
「……はい…お父様」
「私達はこれからギルドに、依頼完了の報告に向かうわ。そちらは誰か行きますか? 伸びた護衛依頼の報告と、追加料金の支払いをしないでこのまま黙ってると、次から依頼を受理してもらいずらくなるわよ」
「それもそうだ。では…」
「お父様はまだ安静にして」
ベッドから出ようとするコーラルを止めるヒューケラ。
「ヒューケラの言うように、貴方は怪我人なんだから、まだおとなしくしてた方がいい。このくらいなら使用人で事足りるでしょ」
「そうだな。そうしよう」
「なら準備させて。一緒に行くから」
コーラルは新たな護衛の指名依頼の内容を書いた手紙と、これまでの護衛に支払う追加の料金を使用人に持たせ、カズ達と冒険者ギルドに向かわせた。
ギルドで依頼完了の報告をして依頼書を渡し、予定より長くなった分の報酬をカズは受け取ったが、いつもより時間が掛かってしまった。
原因はトンネル内で運搬業者を装った偽物を捕らえるのに、アコヤ街からの依頼でバタバタしていたからだった。
当然ホタテ街の冒険者ギルドでも、同じようにバタバタとしている。
現在トンネルの通行は制限され、両側の出入口での調べは厳しくされていると。
トンネル中央の休憩場所に作られた、山脈の上に出る昇降機も止められているとのことだ。
そのためコーラルからの護衛依頼は、手続きの関係上翌日に回されてしまった。
ギルドを出たカズ達は、使用人を高級宿屋の前まで送り届けると、借りてもらった宿屋へと戻った。
街に滞在する間は引き続き宿屋を使ってくれて構わないと、コーラルからの言われていたので、それに甘えることにした。
カズは護衛依頼も終えたので断ろうとしたが、せめてそのくらいはさせてほしいと頭を下げられては、さすがに断れない。
湖を渡る船の手配と、一応指名依頼の件があったので、もう少しアコヤ街に滞在することにした。
夕食を終えてあったかい麦茶を飲み、のんびりと寛ぎ話をする。
この街に来てからヒューケラに優しく接するようになったのに、別れ際はキツく言っていたことをアレナリアに聞いた。
「同情……だったのかも知れないわ」
「何が、だったのかもよ。最初はあれだけ嫌そうだったのに、ヒューケラの母親が死んだって聞かされてから、随分と優しくなってたじゃない」
「そういうレラだって嫌な顔しつつも、ずっと相手をしてあげてたじゃない。一緒にお風呂まで入って」
「ど、どうせ高級な宿に居るんだから、その分を働いてやろうかなって、あちしは思っただけだもん」
「あのレラが働く?」
それを聞いたカズが、横から疑問を投げ掛ける。
「カズうるさいわよ! あちしだってやる時はやるんだから」
「へぇーそうなんだ(この一連の流れ俺も言われた事あるなぁ。言ってる方は、こんな軽い気持ちなのか? レラに謝ったほ…)」
「そうよ! このぐーたらの美少女フェアリーのあちしが、わがままな子供の相手をしたんだから!」
すねたかと思いレラを見ると、ふんぞり反って自分はがんばったんだからと威張る。
「自分で言うかよ(レラだって、わがままなのは負けてないだろ)」
「言う! あちしを誉めてもっと優しくして!」
「うわ! 久々にめんど(謝ろうなんて、思うんじゃなかった)」
「うるさいわよレラ。ちょっとカズと話すから向こう行ってて」
「はいはい、分かりましたよ~だ。あっちの部屋行こうビワ」
すねるレラはビワと寝室に移動し、アレナリアはカズに向き直る。
「ずっと聞きたかったんだけど、トンネルで乗せた女の人誰だったの?」
「分からない」
「分からない? カズのことだから、分析で調べたのかと思ったわ」
「なんか隙がなくて。別れる前に少し話したら、俺の視線に気付いていた」
「気付かれてたなら、正面から調べてやればいいのに」
「俺もそうしようかと思ったら、次に会った時にしてくれって。その時は許可を取る必要ないからって」
「そう言われて、本当に調べなかったの?」
「ああ。次会うか分からないし。それにあまり良い予感はしなかったから、できれば会いたくないね」
「これはばったり会うなんてもんじゃないわね。向こうから見つけて寄ってくるわよ」
「やなフラグ立てるなよ(いや、立てたのは俺か)」
「フラッグ? そんなの立ててないわよ」
「なんでもない。気にしなくていいから。あ! そういえば、グリズさんのこと知ってるみたいだった」
「守護者なんて称号あるんだから、帝国では有名なんでしょ。でも、気を付けた方がいいわね」
「そうだな。それより、この先のことを考えないと。船に乗らないと帝国に行けないんだろ」
「湖を迂回すれば行けると思うけど、相当時間が掛かるわね。道も知らないし、船に乗って対岸まで行った方が迷わなくて安心でしょうね」
「馬車は乗せられるのかな? 運搬用の船は大丈夫みたいだけど」
「どうかしら? 明日ギルドで聞いてきたら。護衛依頼のこともあるんだから」
「そうするよ」
「ヒューケラには悪いけど、護衛依頼の話は無しになるでしょうね」
「残念か? 最後に伸びた依頼の助言をしてたけど、あれを言わなければ確実に護衛依頼は無くなってたと思うぞ。延長しても、すぐに報告をしなかったんだから」
「知ってて黙ってるのは、かわいそうでしょ。ただでさえ不幸続きなんだから」
「そだな。それにパーティーランクが低いわけだから、たぶん指名依頼だって来やしないだろ」
「ええ。たぶんね」
可能性は低いが、あり得ない話じゃないとアレナリアは思っていた。
「そうそう、ビワにオーバーコート出してもらって、幾つか付与しといたから」
「どんな? ギルドで使ってたマントみたいな認識阻害は?」
「それは三人が揃ったら説明するから、レラとビワを呼んでくるよ」
61
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。
異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。
チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!?
“真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる