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五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
624 一ヶ月以上遅れての告白
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席を立とうとしたカズを、アイリスが慌てて呼び止める。
「カズさんに会ってもらい人がいるんです」
「俺に? 心当たりはないんですが(カミーリアとからみの話でもされるかと思った。まあ冗談だけど。でも、誰だろう?)」
「その娘の事で、以前にわたくしからも、感謝の言葉を伝えたのですが」
「アイリス様が?」
「お話したのは、初めてお会いした時です。わたくしの頼みで、急ぎカミーリアと一緒に出掛けてもらいましたので、覚えてませんか」
「すいません(会ってすぐにカミーリアと出掛けたのは、源流の森の事だよな。その時に話して、アイリス様から感謝されたこと……?)」
確か妖精族の事を聞きたくて、レオラに頼んで来たんだったと、カズは初めてアイリスの屋敷に来た時の事を、順を追って思い出していく。
だが誰のことを言ってるのか、カズはいまひとつ思い出せなかった。
「会ってお礼がしたいと言ったのは、ローラです」
「ローラ? ローラ……ああ! 湖で助けたセイレーンの」
当人の名前を聞いて、カズはやっと思い出した。
「思い出しましたか。カズさんがわたくしの元を訪れた時に、代わりにお礼を言っておいたと伝えてもらったのですが、やはり自分の言葉で伝えたいと」
トカ国から今は無きセテロン国に入る際、広大な湖を渡ってる時に、残留思念を見せるアーティファクト【二枚貝の白昼夢対の外】と【夢見る二枚貝対の内】を使っていた盗賊から、捕らえられて利用されていた人魚族のローラだと、カズは思い出した。
「俺は別に…という訳にもいきませんよね(お礼をしたいと言っている相手を、無下にしてはやっぱりダメだよな)」
「近々こちらに呼ぶ事になりまして、カズさんにはその時に来てほしいのです」
「わかりました」
「ローラの着く詳しい日時が決まったら連絡します。三、四日したらわかると思うの」
「だとすると連絡は、五日か六日後ですね」
「手紙では時間が掛かってしまうので、またカミーリアを行かせます」
「そうですか、わかりました。では俺はそろそろ、騎士達を指導してるアレナリアの手伝いに行きます」
「よろしくお願いしますね」
「終わりましたら、そのまま帰らせてもらいます」
カズはアイリスに別れを告げて、外で女性騎士達に魔力操作の訓練をつけているアレナリアの所に向かう。
アレナリアの所までカミーリアがカズに付き添い送り届けると、魔力操作の訓練には参加せず、アイリスの執務室に戻って行った。
カズは午前中同様アレナリアが指導する魔力操作の訓練を手伝う。
「以前に助けた人魚族のローラを覚えてる?」
「そんな事あったわね」
「そのローラが今度ここに来るんだって。それで自分の口から、あの時のお礼を言いたいから会ってくれないかって」
「いいことじゃない。助けてもらったカズに会う機会ができて、ローラも嬉しいでしょうね」
「あの時に助けたお礼は言ってもらったから、別にいいんだけどなぁ。きれいな鱗までもらったんだし」
「それだけカズに感謝してるのよ」
午後の魔力操作の訓練で、二度数人の女性騎士が入れ替わり、訓練は夕方近くまで続いた。
この日アイリスに仕える騎士の九割が、アレナリアの魔力操作の訓練に参加した事になった。
最後に訓練を受けていた女性騎士達に見送られ、カズとアレナリアは歩いてアイリスの屋敷を後にした。
ビワとレラを迎えに行くまではまだ時間があり、池からの風が気持ち良かったので、少し散歩する事に。
「さすがに一日教えるのは疲れるわね」
「成果はどうだった?」
「あと二、三人ってとこかしら。でも殆どの人が出来てきてるわ。私が見なくても、うまく出来てる人が教えれば、すぐに上達しそうよ」
「それは上々。いつまでもアレナリアが付きっきりで、教えるわけにはいかないからな」
「そうね。騎士としての訓練を軸に置くなら、私達じゃなくてレオラにしてもらうべき」
アイリスの屋敷から大分離れ、池が夕日に染まるりだす。
住宅街から離れているこの場所に、この時間帯に池を訪れる者は滅多にいない。
池の畔を散歩するのは、カズとアレナリアだけ。
もうそろそろレオラの屋敷に、ビワとレラを迎えに行かなくてはならない。
アレナリアもそれは分かっているので、カズと二人だけの時間を終わらせる事にしようと口を開く。
「なあアレナリア」
先にカズが話し掛けてきたので、自分が時間を気に掛ける必要はなかったのだと、アレナリアは思った。
「あと一ヶ月くらいしたら、帝都を出ようと思ってるんだ」
カズが発した言葉は、思ってもみない予想外の内容だった。
「急にどうしたの?」
「レラの事には一応区切りがついたろ。それにビワの目指す先が、だいたい見当付いたんだ」
「それは本の街の隠し部屋から持って来た本で?」
「ああ」
「帝都には情報を集めるのに滞在するって言ってたものね。でもカズはいいの?」
「俺の目的はこれからの事を考えると、ここらで見切りをと思ってな」
「それって、私とビワとの約束の事だったりする?」
「ああ」
「なんてね。カズが約束を忘れてるん……え? 今のは、そうだって事でいいの?」
「……」
聞き違いじゃなかったのかと確認をするも、アレナリアに背を向けたまま、カズは無言で夕日に染まる池を眺める。
暫しの沈黙後、アレナリアはやっぱり聞き違いだったんだとがっかりする。
「アレナリア」
「わかってるわ。もう迎えに行かないと、レラが文句言いかねないのよね」
「俺なんかでよければ、生涯一緒にいてくれ」
「さあ早く迎えに……今、なんて?」
「雰囲気あると思って、告白したんだけど、ダメだった?」
アレナリアとビワと約束した話が出たので、夕日に染まる穏やかな池を背景に、カズは今しかないとアレナリアにプロポーズをした。
「なんで聞くのよ? ふふッ。カズらしいって言えばカズらしいわね。そこは結婚してくださいでいいのよ」
アレナリアに笑われて、ごくごく当たり前の告白の仕方を教えられ、ここぞと言う時にしくじるカズは、自分で不甲斐なく思う。
「ふぅ…なら改めて、結婚してください」
「喜んで。嬉しい」
なんともしまらない告白にもアレナリアは喜び、カズに強く抱き付いた。
レオラの屋敷に向かう前に、一旦空間転移魔法で川沿いの家に戻り、流れで先にビワに告白をしてしまった事をアレナリアに話した。
自分より先に告白を受けたビワに嫉妬するかと思いきや、カズから告白された事と、ビワが告白を受けた状況を聞き、スネねたり怒ったりする事はなかった。
「これ以上は遅くなる。迎えに行こう」
「待って。その前に、私にも証をちょうだい」
アレナリアはカズ前でゆっくりと目を閉じた。
カズはもう拒む事はせず、そっとアレナリアの唇に自分唇を重ねた。
数秒して重ねた唇を離そうとすると、アレナリアは腕を回して、カズを引き寄せて、この祝福の時間を終わらないようにする。
その想いに応えて、抵抗する事はなく受け入れた。
それで火が付きアレナリアは抱き寄せる腕の力を強め、息を荒立てて舌を絡めてこようとする。
「ま、待てアレナリア!」
異変を感じたカズは、アレナリアの腕を持って引き離す。
「ハァハァ…ごめんなさい。つい気持ちが先走っちゃって。ビワとレラを迎えに行かなきゃならないのよね」
「いつもより遅いから、レラが怒るかも知れない。もう行かないと」
話をしていてアレナリアの気持ちに応えていたら、迎えに行く時間がギリギリになってしまった。
「続きを、今夜してくれる?」
「今夜は待ってくれ」
「ダメ…なの?」
「アレナリアに告白した事をビワに話して、レラにも伝えないとならないだろ」
「……それもそうね」
「長いこと待たせたからな。アレナリアの望みは、できるだけ応えるよ」
「本当に!」
「俺に出来ることならだぞ」
「ええ、もちろんわかってる。だから…」
「待った待った。このまま話してたら、迎えがもっと遅くなる」
「あ、そうだったわ」
「今から馬車だと、かなり待たせる事になる。……あ、この時間ギルドの裏辺りのあそこなら、誰もいないだろ」
カズは〈空間転移魔法〉を使い、冒険者ギルド本部裏の暗くなると人通りの殆どなくなる狭い路地に、転移先を繋げて慎重に移動する。
「カズさんに会ってもらい人がいるんです」
「俺に? 心当たりはないんですが(カミーリアとからみの話でもされるかと思った。まあ冗談だけど。でも、誰だろう?)」
「その娘の事で、以前にわたくしからも、感謝の言葉を伝えたのですが」
「アイリス様が?」
「お話したのは、初めてお会いした時です。わたくしの頼みで、急ぎカミーリアと一緒に出掛けてもらいましたので、覚えてませんか」
「すいません(会ってすぐにカミーリアと出掛けたのは、源流の森の事だよな。その時に話して、アイリス様から感謝されたこと……?)」
確か妖精族の事を聞きたくて、レオラに頼んで来たんだったと、カズは初めてアイリスの屋敷に来た時の事を、順を追って思い出していく。
だが誰のことを言ってるのか、カズはいまひとつ思い出せなかった。
「会ってお礼がしたいと言ったのは、ローラです」
「ローラ? ローラ……ああ! 湖で助けたセイレーンの」
当人の名前を聞いて、カズはやっと思い出した。
「思い出しましたか。カズさんがわたくしの元を訪れた時に、代わりにお礼を言っておいたと伝えてもらったのですが、やはり自分の言葉で伝えたいと」
トカ国から今は無きセテロン国に入る際、広大な湖を渡ってる時に、残留思念を見せるアーティファクト【二枚貝の白昼夢対の外】と【夢見る二枚貝対の内】を使っていた盗賊から、捕らえられて利用されていた人魚族のローラだと、カズは思い出した。
「俺は別に…という訳にもいきませんよね(お礼をしたいと言っている相手を、無下にしてはやっぱりダメだよな)」
「近々こちらに呼ぶ事になりまして、カズさんにはその時に来てほしいのです」
「わかりました」
「ローラの着く詳しい日時が決まったら連絡します。三、四日したらわかると思うの」
「だとすると連絡は、五日か六日後ですね」
「手紙では時間が掛かってしまうので、またカミーリアを行かせます」
「そうですか、わかりました。では俺はそろそろ、騎士達を指導してるアレナリアの手伝いに行きます」
「よろしくお願いしますね」
「終わりましたら、そのまま帰らせてもらいます」
カズはアイリスに別れを告げて、外で女性騎士達に魔力操作の訓練をつけているアレナリアの所に向かう。
アレナリアの所までカミーリアがカズに付き添い送り届けると、魔力操作の訓練には参加せず、アイリスの執務室に戻って行った。
カズは午前中同様アレナリアが指導する魔力操作の訓練を手伝う。
「以前に助けた人魚族のローラを覚えてる?」
「そんな事あったわね」
「そのローラが今度ここに来るんだって。それで自分の口から、あの時のお礼を言いたいから会ってくれないかって」
「いいことじゃない。助けてもらったカズに会う機会ができて、ローラも嬉しいでしょうね」
「あの時に助けたお礼は言ってもらったから、別にいいんだけどなぁ。きれいな鱗までもらったんだし」
「それだけカズに感謝してるのよ」
午後の魔力操作の訓練で、二度数人の女性騎士が入れ替わり、訓練は夕方近くまで続いた。
この日アイリスに仕える騎士の九割が、アレナリアの魔力操作の訓練に参加した事になった。
最後に訓練を受けていた女性騎士達に見送られ、カズとアレナリアは歩いてアイリスの屋敷を後にした。
ビワとレラを迎えに行くまではまだ時間があり、池からの風が気持ち良かったので、少し散歩する事に。
「さすがに一日教えるのは疲れるわね」
「成果はどうだった?」
「あと二、三人ってとこかしら。でも殆どの人が出来てきてるわ。私が見なくても、うまく出来てる人が教えれば、すぐに上達しそうよ」
「それは上々。いつまでもアレナリアが付きっきりで、教えるわけにはいかないからな」
「そうね。騎士としての訓練を軸に置くなら、私達じゃなくてレオラにしてもらうべき」
アイリスの屋敷から大分離れ、池が夕日に染まるりだす。
住宅街から離れているこの場所に、この時間帯に池を訪れる者は滅多にいない。
池の畔を散歩するのは、カズとアレナリアだけ。
もうそろそろレオラの屋敷に、ビワとレラを迎えに行かなくてはならない。
アレナリアもそれは分かっているので、カズと二人だけの時間を終わらせる事にしようと口を開く。
「なあアレナリア」
先にカズが話し掛けてきたので、自分が時間を気に掛ける必要はなかったのだと、アレナリアは思った。
「あと一ヶ月くらいしたら、帝都を出ようと思ってるんだ」
カズが発した言葉は、思ってもみない予想外の内容だった。
「急にどうしたの?」
「レラの事には一応区切りがついたろ。それにビワの目指す先が、だいたい見当付いたんだ」
「それは本の街の隠し部屋から持って来た本で?」
「ああ」
「帝都には情報を集めるのに滞在するって言ってたものね。でもカズはいいの?」
「俺の目的はこれからの事を考えると、ここらで見切りをと思ってな」
「それって、私とビワとの約束の事だったりする?」
「ああ」
「なんてね。カズが約束を忘れてるん……え? 今のは、そうだって事でいいの?」
「……」
聞き違いじゃなかったのかと確認をするも、アレナリアに背を向けたまま、カズは無言で夕日に染まる池を眺める。
暫しの沈黙後、アレナリアはやっぱり聞き違いだったんだとがっかりする。
「アレナリア」
「わかってるわ。もう迎えに行かないと、レラが文句言いかねないのよね」
「俺なんかでよければ、生涯一緒にいてくれ」
「さあ早く迎えに……今、なんて?」
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アレナリアに笑われて、ごくごく当たり前の告白の仕方を教えられ、ここぞと言う時にしくじるカズは、自分で不甲斐なく思う。
「ふぅ…なら改めて、結婚してください」
「喜んで。嬉しい」
なんともしまらない告白にもアレナリアは喜び、カズに強く抱き付いた。
レオラの屋敷に向かう前に、一旦空間転移魔法で川沿いの家に戻り、流れで先にビワに告白をしてしまった事をアレナリアに話した。
自分より先に告白を受けたビワに嫉妬するかと思いきや、カズから告白された事と、ビワが告白を受けた状況を聞き、スネねたり怒ったりする事はなかった。
「これ以上は遅くなる。迎えに行こう」
「待って。その前に、私にも証をちょうだい」
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カズはもう拒む事はせず、そっとアレナリアの唇に自分唇を重ねた。
数秒して重ねた唇を離そうとすると、アレナリアは腕を回して、カズを引き寄せて、この祝福の時間を終わらないようにする。
その想いに応えて、抵抗する事はなく受け入れた。
それで火が付きアレナリアは抱き寄せる腕の力を強め、息を荒立てて舌を絡めてこようとする。
「ま、待てアレナリア!」
異変を感じたカズは、アレナリアの腕を持って引き離す。
「ハァハァ…ごめんなさい。つい気持ちが先走っちゃって。ビワとレラを迎えに行かなきゃならないのよね」
「いつもより遅いから、レラが怒るかも知れない。もう行かないと」
話をしていてアレナリアの気持ちに応えていたら、迎えに行く時間がギリギリになってしまった。
「続きを、今夜してくれる?」
「今夜は待ってくれ」
「ダメ…なの?」
「アレナリアに告白した事をビワに話して、レラにも伝えないとならないだろ」
「……それもそうね」
「長いこと待たせたからな。アレナリアの望みは、できるだけ応えるよ」
「本当に!」
「俺に出来ることならだぞ」
「ええ、もちろんわかってる。だから…」
「待った待った。このまま話してたら、迎えがもっと遅くなる」
「あ、そうだったわ」
「今から馬車だと、かなり待たせる事になる。……あ、この時間ギルドの裏辺りのあそこなら、誰もいないだろ」
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