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第五部 テクサイス帝国 4 再会と帝都からの旅立ち
796 再会の宴
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パフの店で初めてアラクネのクルエルと会って驚いていたフクシアだが、クルエルが大人しい性格だったのでなんとか慣れたが、アラクネ二人と同じ空間に居るのは、流石に緊張していた。
そこにカズが現れた事で、フクシアはほっとして表情が和らいだ。
「ビワがカズに手料理を、そうかい。フクシアちょっと手伝ってやりな」
「わたしですか?」
「俺からも頼むよ」
唐突にビワの手伝いをするようフクシアに言うパフ。
理由はカズから話を聞くので、席を外してもらいたいからだった。
カズもそれが分かったので、ビワの手伝いをするように頼んだ。
「わかりました」
「キッチンはそっちやから。何か食べたい物があった、好きに使ってええよ」
「あ、はい。ありがとうございます」
メリアスに話し掛けられて、少し緊張したフクシアは、足早にビワが向かったキッチンに移動する。
「それじゃあ聞かせてもらおうかね、カズ。半年もビワを放ったらかしにして、どこをほっつき歩いてたんだか」
「わかってます(カズと呼び捨てという事は、パフさんの評価はかなり下がってるってことか)」
ビワが調理を終えて、フクシアと来る前に話を終わらせる。
この街にはミゼットが居るのでレオラの名前は出せるが、流石に第五皇女アイリスや、皇女を狙った暗殺者ブーロキアの事は話せない。
レオラの名前も、同じ帝国の守護者の称号を持つミゼット伝手でと知り合いではあるがと話すが、親しいとは言わない。
他にも月の裏側や魔族領に関しても言えない。
例え話したとしても、十中八九信じられないだろう。
なのである依頼で事故に遭って、誰も住まぬ見知らぬ土地に転移してしまい、そこで死ぬ思いをして、動けるようになってから人里を探して、山や海を越えて見覚えのある大峡谷までなんとか辿り着き、やっと帝国に戻って来た。
半年もの日数が掛かってしまったのは、そういう事だと。
話の途中までは、少々疑わしいという表情をパフは浮かべていたが、真っ直ぐ見るカズの目を見て嘘をついてはないと判断した。
話の内容は変わっているが、転移させられて見知らぬ土地で死ぬ思いをしたのは本当。
人里を探して現在地を確かめ、山や海を越えて見覚えのある大峡谷まで来たのも本当の事なので、嘘は言ってない。
「パフ姐さん、もうそのへんにしてやったら。そこまでカズさんを責めようとは思うてへんのやろ。信じられない話やけど、うちにはウソを言ってるとは思えへんわ」
カズを糸でぐるぐる巻にしていた本人がよく言うと、アレナリアとレラは冷ややかな視線をメリアスに向ける。
メリアスはそっと視線の先から、アレナリアとレラを外した。
「カズの目を見れば、本当の事だとわかるよ。でもね、わたしの所に来た時のビワを見て、黙ってはおけないの。メリアスもわかるでしょ」
ビワを居候させてから、家事をしてくれてはいたが、心ここに非ずなのを見ていたので、パフがカズにそのビワの辛さを伝えたいという気持ちは、メリアスも分かっていた。
「もう二度とビワを悲しませるんじゃないよ。そうでないなら、ビワにはこのままうちの店に残ってもらうよ」
「ビワを悲しませないと約束します。ビワは俺の大切な妻ですから」
パフの目を真っ直ぐに見て、カズはビワを悲しませないと約束する。
「ならもう言う事はないよ。ビワを大切にしなさい」
「もちろん」
「そうな事言ってもらえるビワさんがうらやましいわ。うちも生涯を誓ってくれる旦那はんがほしいわぁ」
ビワを想い真剣な眼差しで約束するカズを見て、メリアスが新しい出会いがないかと思い描く。
「何を考えてるんですか? メリアス姉さま」
「な、なんでもあらへん(変な顔してへんかったやろか?)」
「そろそろ言わせてもらうけど、カズの妻はビワだけじゃないのよ。私とレラもいることを忘れないでほしいわね」
「そうだそうだ! あちしとアレナリアも悲しませるな! それとお腹すいた! もう食べていい?」
「レラはまだまだ色気より食い気ね。ビワとフクシアが戻って来るまで待ちなさい」
と言っていたアレナリアの腹部から、ぐぅ~と聞こえた。
野盗と盗賊の討伐に出て以降食事をしてなかったので、レラと同じく空腹なのは変わらなかった。
ただカズが生きて戻って来てくれた事で、空腹だったのを忘れていた。
「せっかくメリアスさんが用意してくれたのに、冷めてしまってはもったいない。俺はビワが料理が出来るまで待ってるから、先に食べるといい。いいですか? メリアスさん」
「そうやね。キッチンの方から匂ってきたさかい、ビワさんの方もそろそろ出来るやろ」
「そんじゃあ、いただきま~す!」
「私も先にいただくわね。メリアスさん」
「何度も街を守ってくれはったんやろ。ぎょうさんおあがりやす。パフ姐さんも遠慮せんで、お酒も用意したさかい」
「ぼちぼちやらせてもらうよ」
大皿から直接食べようとしたレラを制止して、アレナリアが取り皿によそいレラと自分の前に。
それを見ていたクルエルが、パフとメリアスの分を取り分けて、最後に自分の分を。
酒はビワと手伝いに行ったフクシアが戻り、全員が揃ってからと。
レラはソースを口の端につけながらガツガツと食べ、アレナリアも同じくらいパクパクと料理を口に運ぶも、口の周りは汚さずに食べる。
まるで小さな子供のように食べるレラを見かねて、カズが口の周りを拭く。
それを見たアレナリアが、わざと口の端にソースをつけて、カズに見えるように顔を傾ける。
そこにビワとフクシアが料理を作り終え、リビングルームに戻って来た。
「あれ、口の横にソースがついてますよ。アレナリアさん」
フクシアに指摘されて、アレナリアは自分でつけたソースを拭き取る。
「教えてくれてありがとう(カズに気づいて、拭いてほしかったのに)」
目論見が外れて残念がるアレナリアを見て、何を落ち込んでるんだろう? と思うフクシア。
ビワはある材料で手早く出来る野菜炒めを選び、玉葱と人参を細切りにしてキャベツはザク切りに、そこにしめじのようなキノコを炒め過ぎないよう後から入れ、味付けは少量の塩と胡椒だけで。
もう一品は鳥肉を薄く切り、さっと湯がいたら冷水で〆て、少量の酢とハーブオイルのソースにつけて冷しゃぶぽく。
カズの前に二品を並べ、隣にピタりと座り、フォークを渡すビワ。
「さぁどうぞ。カズさん」
「ありがとう。ビワ」
先ずは野菜炒め一口パクり、と。
少量の塩と胡椒での味付けは、野菜とキノコ本来の味が引き立ち美味しい。
全員が揃ったところで、それぞれ飲み物を持ち乾杯をした。
カズが無事戻って再会を事を祝って。
乾杯後二品目の鳥肉の冷しゃぶ風を頂く。
バジルに似たハーブを使ったオイルと、少量の酢が入ったソースは、タンパクな鳥肉と合い、こちらも旨い。
どちらも二人前はあったが、カズが一人で完食してしまった。
「あ、ごめんビワ。俺一人で食べちゃった」
「私はメリアスさんが用意してくれたのを頂くので大丈夫です。それより足りなければ言ってください」
「もう大丈夫。満足した。やっぱりビワの作ってくれた料理が一番だよ」
「なんでも言ってくれれば作ります。何が食べたいですか?」
とても嬉しそうに、笑顔でカズを見るビワ。
「俺はもう満足だよ。ビワもお腹すいてるでしょ。食べな」
カズに促され、ビワはテーブルの大皿か小皿に取り、カズにピタりと寄り添って食事をする。
負けじとアレナリアもカズの右側にくっつき、左腕をカズの右腕に絡ませて、食事を続ける。
ならばとレラは、食べ掛けの料理を両手に持ち、カズの膝の上に移り食べ続ける。
「三人ともそれだと食べづらいだろ。どこにも行かないから、少し離れて食べようか。俺達だけじゃないんだ。行儀が悪いぞ」
「そうですね。少し…離れます」
「そうね。わかったわ」
そこにカズが現れた事で、フクシアはほっとして表情が和らいだ。
「ビワがカズに手料理を、そうかい。フクシアちょっと手伝ってやりな」
「わたしですか?」
「俺からも頼むよ」
唐突にビワの手伝いをするようフクシアに言うパフ。
理由はカズから話を聞くので、席を外してもらいたいからだった。
カズもそれが分かったので、ビワの手伝いをするように頼んだ。
「わかりました」
「キッチンはそっちやから。何か食べたい物があった、好きに使ってええよ」
「あ、はい。ありがとうございます」
メリアスに話し掛けられて、少し緊張したフクシアは、足早にビワが向かったキッチンに移動する。
「それじゃあ聞かせてもらおうかね、カズ。半年もビワを放ったらかしにして、どこをほっつき歩いてたんだか」
「わかってます(カズと呼び捨てという事は、パフさんの評価はかなり下がってるってことか)」
ビワが調理を終えて、フクシアと来る前に話を終わらせる。
この街にはミゼットが居るのでレオラの名前は出せるが、流石に第五皇女アイリスや、皇女を狙った暗殺者ブーロキアの事は話せない。
レオラの名前も、同じ帝国の守護者の称号を持つミゼット伝手でと知り合いではあるがと話すが、親しいとは言わない。
他にも月の裏側や魔族領に関しても言えない。
例え話したとしても、十中八九信じられないだろう。
なのである依頼で事故に遭って、誰も住まぬ見知らぬ土地に転移してしまい、そこで死ぬ思いをして、動けるようになってから人里を探して、山や海を越えて見覚えのある大峡谷までなんとか辿り着き、やっと帝国に戻って来た。
半年もの日数が掛かってしまったのは、そういう事だと。
話の途中までは、少々疑わしいという表情をパフは浮かべていたが、真っ直ぐ見るカズの目を見て嘘をついてはないと判断した。
話の内容は変わっているが、転移させられて見知らぬ土地で死ぬ思いをしたのは本当。
人里を探して現在地を確かめ、山や海を越えて見覚えのある大峡谷まで来たのも本当の事なので、嘘は言ってない。
「パフ姐さん、もうそのへんにしてやったら。そこまでカズさんを責めようとは思うてへんのやろ。信じられない話やけど、うちにはウソを言ってるとは思えへんわ」
カズを糸でぐるぐる巻にしていた本人がよく言うと、アレナリアとレラは冷ややかな視線をメリアスに向ける。
メリアスはそっと視線の先から、アレナリアとレラを外した。
「カズの目を見れば、本当の事だとわかるよ。でもね、わたしの所に来た時のビワを見て、黙ってはおけないの。メリアスもわかるでしょ」
ビワを居候させてから、家事をしてくれてはいたが、心ここに非ずなのを見ていたので、パフがカズにそのビワの辛さを伝えたいという気持ちは、メリアスも分かっていた。
「もう二度とビワを悲しませるんじゃないよ。そうでないなら、ビワにはこのままうちの店に残ってもらうよ」
「ビワを悲しませないと約束します。ビワは俺の大切な妻ですから」
パフの目を真っ直ぐに見て、カズはビワを悲しませないと約束する。
「ならもう言う事はないよ。ビワを大切にしなさい」
「もちろん」
「そうな事言ってもらえるビワさんがうらやましいわ。うちも生涯を誓ってくれる旦那はんがほしいわぁ」
ビワを想い真剣な眼差しで約束するカズを見て、メリアスが新しい出会いがないかと思い描く。
「何を考えてるんですか? メリアス姉さま」
「な、なんでもあらへん(変な顔してへんかったやろか?)」
「そろそろ言わせてもらうけど、カズの妻はビワだけじゃないのよ。私とレラもいることを忘れないでほしいわね」
「そうだそうだ! あちしとアレナリアも悲しませるな! それとお腹すいた! もう食べていい?」
「レラはまだまだ色気より食い気ね。ビワとフクシアが戻って来るまで待ちなさい」
と言っていたアレナリアの腹部から、ぐぅ~と聞こえた。
野盗と盗賊の討伐に出て以降食事をしてなかったので、レラと同じく空腹なのは変わらなかった。
ただカズが生きて戻って来てくれた事で、空腹だったのを忘れていた。
「せっかくメリアスさんが用意してくれたのに、冷めてしまってはもったいない。俺はビワが料理が出来るまで待ってるから、先に食べるといい。いいですか? メリアスさん」
「そうやね。キッチンの方から匂ってきたさかい、ビワさんの方もそろそろ出来るやろ」
「そんじゃあ、いただきま~す!」
「私も先にいただくわね。メリアスさん」
「何度も街を守ってくれはったんやろ。ぎょうさんおあがりやす。パフ姐さんも遠慮せんで、お酒も用意したさかい」
「ぼちぼちやらせてもらうよ」
大皿から直接食べようとしたレラを制止して、アレナリアが取り皿によそいレラと自分の前に。
それを見ていたクルエルが、パフとメリアスの分を取り分けて、最後に自分の分を。
酒はビワと手伝いに行ったフクシアが戻り、全員が揃ってからと。
レラはソースを口の端につけながらガツガツと食べ、アレナリアも同じくらいパクパクと料理を口に運ぶも、口の周りは汚さずに食べる。
まるで小さな子供のように食べるレラを見かねて、カズが口の周りを拭く。
それを見たアレナリアが、わざと口の端にソースをつけて、カズに見えるように顔を傾ける。
そこにビワとフクシアが料理を作り終え、リビングルームに戻って来た。
「あれ、口の横にソースがついてますよ。アレナリアさん」
フクシアに指摘されて、アレナリアは自分でつけたソースを拭き取る。
「教えてくれてありがとう(カズに気づいて、拭いてほしかったのに)」
目論見が外れて残念がるアレナリアを見て、何を落ち込んでるんだろう? と思うフクシア。
ビワはある材料で手早く出来る野菜炒めを選び、玉葱と人参を細切りにしてキャベツはザク切りに、そこにしめじのようなキノコを炒め過ぎないよう後から入れ、味付けは少量の塩と胡椒だけで。
もう一品は鳥肉を薄く切り、さっと湯がいたら冷水で〆て、少量の酢とハーブオイルのソースにつけて冷しゃぶぽく。
カズの前に二品を並べ、隣にピタりと座り、フォークを渡すビワ。
「さぁどうぞ。カズさん」
「ありがとう。ビワ」
先ずは野菜炒め一口パクり、と。
少量の塩と胡椒での味付けは、野菜とキノコ本来の味が引き立ち美味しい。
全員が揃ったところで、それぞれ飲み物を持ち乾杯をした。
カズが無事戻って再会を事を祝って。
乾杯後二品目の鳥肉の冷しゃぶ風を頂く。
バジルに似たハーブを使ったオイルと、少量の酢が入ったソースは、タンパクな鳥肉と合い、こちらも旨い。
どちらも二人前はあったが、カズが一人で完食してしまった。
「あ、ごめんビワ。俺一人で食べちゃった」
「私はメリアスさんが用意してくれたのを頂くので大丈夫です。それより足りなければ言ってください」
「もう大丈夫。満足した。やっぱりビワの作ってくれた料理が一番だよ」
「なんでも言ってくれれば作ります。何が食べたいですか?」
とても嬉しそうに、笑顔でカズを見るビワ。
「俺はもう満足だよ。ビワもお腹すいてるでしょ。食べな」
カズに促され、ビワはテーブルの大皿か小皿に取り、カズにピタりと寄り添って食事をする。
負けじとアレナリアもカズの右側にくっつき、左腕をカズの右腕に絡ませて、食事を続ける。
ならばとレラは、食べ掛けの料理を両手に持ち、カズの膝の上に移り食べ続ける。
「三人ともそれだと食べづらいだろ。どこにも行かないから、少し離れて食べようか。俺達だけじゃないんだ。行儀が悪いぞ」
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