公爵令息はもふもふ愛好家

さてぃー

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王宮へGO!

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神殿での診断が終わり、家族はその後の観光を楽しむことに決めた。街の賑やかな雰囲気に包まれながら、屋台を巡り、買い物を楽しむために王都の街を歩く。

「ノア、これ見てみて!」
クレイが、色とりどりの飴細工が並ぶ屋台の前で叫んだ。
「これ、すごく可愛いよ!」

ノアは目を輝かせて飴細工を見つめる。
「わぁ、すごい!これ、全部食べたい!」

「ちょっと待って、ノア。」
カイラが笑いながら言う。
「まずは、ちゃんと選んでからね。」

「それに、屋台での食べ物はいっぱいあるから、全部は食べられないよ。」
ニコラスがアドバイスする。
「でも、少しだけならどうぞ。」

家族は屋台を一つ一つ回りながら、さまざまな食べ物を楽しんだ。
ノアは初めての王都の屋台に興奮し、甘いお菓子や香ばしいスナックを味わっていた。
周囲の人々もノアの幸せそうな姿に微笑み、温かい雰囲気が漂っていた。

「ほら、ノア、これも食べてみて。」
ウィリーが焼きたてのクレープを手渡す。
「王都の名物だから、ぜひ試してみて。」

ノアは一口食べると、顔をほころばせた。
「美味しい!ありがとう、父様!」

「よし、次はお買い物だ。」
ウィリーが提案する。
「ちょっと歩いた先に、いい店があるんだ。」

家族はショッピングモールのような場所に向かい、様々な店を見て回った。カイラは陶器の店で気に入った花瓶を見つけ、クレイとニコラスは武器や防具の店で珍しいアイテムを探していた。ノアはおもちゃの店で夢中になり、可愛いぬいぐるみやゲームに目を輝かせていた。

「これ、買っていい?」 
ノアが目をキラキラさせながら、カラフルな積み木を手に取る。

「もちろん。」
カイラが微笑んで答える。
「お小遣いの範囲で好きなものを選んでいいわよ。」

「やった!ありがとう!」
嬉しそうに積み木を抱え、さらに他のおもちゃを物色する。

しかし、その楽しい時間も長くは続かなかった。急にウィリーの表情が曇り、何かが起こったことを示すように周囲を見回した。
すると、王宮から使者が現れ、ウィリーに向かって呼びかけた。

「モートル・ウィリー様、王宮執務室からお手紙をお預かりしています。」
使者が礼儀正しく話しかける。
「王宮にお戻りいただきたいとのことです。」

「え、今?」
ウィリーは困惑した表情を浮かべ、ノアを見つめる。
「今日は家族で楽しんでいる最中なんだが…」

使者の人を目の前に父様はめちゃくちゃ渋る
行きたくない、行きたくないと駄々を捏ねるので、使者の人は困った顔をしている。

そりゃ、宰相には強く言えないよなぁ~、、

ノアはすぐに事情を察し、両親の困った顔を見ながらも小さな声でつぶやいた。
「父様、どうしたの?」

「王宮から急に呼び出されてしまったんだ。」
ウィリーがため息をつきながら説明する。
「でも、今日は家族で楽しむ予定だったのに…」

さすが家族バカ、、、
方程式が家族 〉仕事になってる

「でも大事なお仕事なんでしょ?みんな困ってるよ?
それに僕、父様のお仕事してる姿大好きなんだ!」
キラキラした目を作り、訴えかけると父様は感激したようにうるうる瞳を涙ぐませていた。
「そ、そんなに仕事している父様はかっこいいかい?」
「うん!」
「仕方がない。ノアの期待に応えるためにも王宮に行こうかな」

そう言った瞬間、使者の人が神様を見るかのように僕を見つめる

いや、拝むほどじゃないからその手を下ろして

「ノア、すまないな。」
ウィリーが心配そうに言う。

「でもこのままだと、家族の楽しみが台無しになってしまうな。」

父様は一瞬考え込み、そして決断した。
「よし、みんな一緒に王宮に行けばいいんだ」

「え!みんなで行ってもいいの?」
「いいんだよ。あっちが急に呼び出すのが悪いんだもん」

大の大人がもんって、、、
まぁかっこいいから全て許されるんだけど、、


「そうだね、家族みんなで行こう。」
カイラも微笑みながら頷いた。


「よし、決まりだ。」
ウィリーが使者に向かって言う。
「家族全員で王宮に向かう。」

家族は王宮へ向かうため、馬車に再び乗り込む。ノアは王宮に着く前に、
「ちなみにどうして父様が呼ばれたの?」
と不安そうな表情を浮かべながら母に尋ねた。

「王宮の用事はよくわからないけど、お父さんは宰相として多くの仕事があるのよ。」
カイラが優しく説明する。 
「きっと、何か重要なことがあるんだと思うわ。」

王宮に到着すると、家族は厳重なセキュリティチェックを通り、広大な王宮の内部に案内される。豪華な装飾が施された廊下を歩きながら、ノアは王宮の壮麗さに感動する。

「ここが王宮なんだね。」
ノアは興奮気味に周囲を見渡す。
「すごく大きい!」

「そうだね。」
クレイが微笑んで答える。
「王宮にはたくさんの部屋や廊下があって、探検するのも楽しいよ。」

一行は王宮の奥深くにある来賓室に案内され、待っているように言われた。
ウィリーは仕事のため1人だけ別の部屋に向かった。
家族は用意されていたお菓子等を食べながら楽しく過ごしているとウィリーが疲れた顔で戻ってきた。

「ごめん、ノア、みんな。」
ウィリーが息をつきながら言う。
「会議は長引いてしまったけど、もうすぐ終わるから待っててくれ。」

「うん、父様。」ノアが頷く。
「それまで、ここでちょっと待ってるね。」
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