不自由と快楽の狭間で

Anthony-Blue

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105.咲恵の時間

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「ねえ、わたしたちまた、順番を間違ってないですか」

「えっ」

「ほら、萌さんと間接キッスとか言う前に、わたしたちはキスしてませんよね」

「そ。そうだね。咲恵さんは、そこも大事なんだね」

「そりゃそうですよ。さあ、キスをしましょう。瑞樹さん」

 咲恵は、口角を上げ微笑むと瞳を閉じた。

「じゃあ、しますよ」

 ボクは、少し唇を尖らせて待っている咲恵に唇を重ねた。

「はい、完了です」

「それだけですか」

「はい、おっぱいが途中だし」

 咲恵は、目を開けて不満そうな顔をして言った。

「キスは、愛を確かめるためにするモノなのですよ」

「じゃあ、おっぱいは?」

「お、おっぱいはですね・・・気持ちいいからしてほしいというか」

「じゃあ、いいじゃないですか」

 ボクは、咲恵の乳房を下から持ち上げるように手で支えて、かわいらしく自己主張している乳首に舌を這わせた。乳房の白い肌と、ピンクのグラディエーションがかかる乳輪から輪を描くように中心の突起へと進んでゆく。

「んっ、うっうん」

 乳首に舌が当たるごとに咲恵は小さくあえぎ声を上げて、カラダを小刻みに揺らした。舌を動かすスピードを速めると、細い腰を浮かせて背中を反らせた。息づかいが、浅く荒くなってきた時、咲恵は恥ずかしそうにボクの耳元で息を吐くように囁いた。

「ねっ、わたしのあそこも触ってほしいんですけど」

「あそこって?」

「もぉ、わかってるくせして、意地悪を言ってるでしょ」

「さあ」

「わかりました。言いますよ。わたしの大事な恥ずかしいところです」

「あぁ、なるほどね」

「瑞樹さん絶対意地悪で言っているでしょ」

「そんなことありませんよ。出来れば固有名詞でもう一度言ってくれますか?」

「ん、もうっ。お、おまんこ、を触ってください。でっ、いいでしょ」

 咲恵は、両手で顔を隠しながら、細切れになった言葉をボクにぶつけた。

「はい、よく言えました」

 ボクは、胸を責めるのを止めて、咲恵の太ももの間の大事なところに手を伸ばす。パジャマのズボンの上からなぞると、熱く湿った空気を感じる。

「ねえ、萌はパンツも脱いで行けとは言わなかったの?」

「よくわかりますね。萌ちゃんは『ノーブラ、ノーパンでいったらいいのに』って言われました。だけど、それはあまりにも恥ずかしいのでブラだけ外してきました」

「さすがは萌だね。じゃあ、パンツは履いてるんだね」

「はい、ちゃんと履いてますよ」

「手を入れてもいい?それとも脱いだ方がいいですか。もう、しっかり濡れてるみたいだけど」

「えっ、やっぱりですか。瑞樹さんのベッドのシーツも汚れるといけないからこのままでお願いします。この後、萌ちゃんも来るし」

「萌のことは、気にしなくてもいいのに。萌は、咲恵さんがベッドを濡らしてる方が気合い入るかも」

 ボクは、冗談で笑って言ったのだけれども、咲恵は真顔で言い返した。

「何をバカなことを言ってるんですか。そんなんで萌ちゃんが気合い入れられると困ります」

 咲恵に怒られた勢いで、ボクは言われたとおりにパジャマのズボンのゴムをくぐって手を入れた。確かに、ショーツは履いてはいたが、股間の辺りはもう湿っているというより完全に濡れていた。割れ目はこの辺りだろうと目星を付けて、指でなぞってみる。

「咲恵さん、お漏らしとかはしてないですよね」

「してません。ですけど、瑞樹さんがおっぱいを必要以上に責めたので、そのぉ、気持ちよくなって濡れてしまったんだと」

「ボクとしては、とってもうれしいんですけど」

「恥ずかしいので、あんまり言わないでください」

 咲恵は、ボクの胸に顔を埋めて言った。ボクは改めて、ショーツに手を入れて直接に割れ目を触れてみる。もう恥丘の辺りから濡れているのはわかる。割れ目の一番上の部分に触ると、コリッとしたクリトリスに指が止まる。表皮の上から擦ってやると、ピクピクとカラダが反応する。

「優しくしてください」

「パンツがあるから、手が自由にならなくて。もう少し足を広げてもらえますか」

「そんなことしたら、もっといろいろ触るんでしょ」

「触ってっていったのは、咲恵さんなんですからね」

「お願いはしましたけど、気持ちよすぎてほんとにお漏らししてしまいそうです」

「じゃあ、クリトリスは諦めて、指を入れてもいいですか?」

「う、うーん。ちょっとだけですよ」

「はい」

 ボクは、割れ目の周りを指でさすりながら、花弁を広げて膣の入り口を探った。愛液で溢れている膣口は、何の抵抗もなくボクの中指を受け入れた。中指の第二関節まで入れると、膣内部の肉ヒダが指に絡みついてくる。咲恵は、目を瞑り、声が出ないように口元も強く閉じていた。指を根元まで入れると、指の腹にざらざらした感触の部分が当たる。

指先を曲げて、そのざらざらした部分を押してみると、咲恵は我慢しきれなくなって、大きめのあえぎ声を上げた。

「あっ、ああぁーーー。そこはダメ。なんか出てしまいそうです」

「でも、気持ちいいんでしょ?」

「うっ、うぅん。そうなんですけど、ダメかもしれないんです」

「もう少しやってもいい?」

「ダメって言っても、やるんでしょ」

 ボクは、指を出し入れして、その部分を擦っていった。ボクの腕の中で、咲恵はもがいて空中にないものを掴もうとしているかのようだった。

「あっ、もう、ほんとにダメです。あああぁーーぁ」

 咲恵の太ももが、痙攣してるかのように震えて、ボクの手のひらに粘度の低い液体が溢れ出した。

「はぁはぁ、ほら、言ったじゃないですか。ダメだって」

 お腹で荒い呼吸をしながら、うつろな目で咲恵はボクを責めた。

「ごめん、ごめん」

「ほんとに、お漏らししちゃったかと思いましたよ。あっ、ベッド濡れてないかな?」

 咲恵は、腰を浮かせて手をお尻の下に入れた。

「よかった。大丈夫そう」

「でも、パンツとパジャマは濡れてしまったね」

「誰のせいですか」

 その時、スマホからアラームのメロディーが流れ始めた。

「なに?」

「わたしの持ち時間終了のアラームですよ」
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