不自由と快楽の狭間で

Anthony-Blue

文字の大きさ
178 / 231

178.冷たい

しおりを挟む
「こんな関係、間違っているとは思いませんか」

 ボク自体、咲恵と萌との関係が、倫理的に正しいとは思わない。律子のことも、見る人からすれば異常と言えばそれまでだ。だから、今の状況を間違っていないかと聞くことがナンセンスなのだと思い返した。

「どうせ、世間に声高に言えるわけではないことをやっているんだから、今さらそんな質問をしたってしょうがないんじゃないの。それより、楽しみましょうよ。気持ちいいことして」

 節子はそう言うと、握っていたペニスに頬ずりをして恍惚の表情を浮かべた。

「いい匂いがするわ。直に触ってもいいでしょ」

 パンツに指をかけて、前の部分を大きく引き下げた。ペニスを持ち上げて引き下げられたごみの上に引っかけた。

「瑞樹さんの男の匂いが、プンプンするわ」

 ペニスに鼻をくっつけると、クンクンと息を荒げてボクの匂いを吸い込んだ。

「お風呂入ってないんですから」

「それがいいんじゃないの。せっかくのいい匂いを洗い流すなんてもったいないでしょ」

「でも」

「うるさいわね。そんなに気に入らないんだったら、自分でシャワーを浴びてきなさいよ」

 節子は、ボクからカラダを離して起き上がった。

「わかりました」

 どうしようもなく冷たい節子の言葉に、ボクは怒りに近い感情が湧き出した。ベッドから起き上がると、ずり落ちるように床にカラダを落とした。

「えっ、なにするつもり」 

「シャワーを浴びるんですよ」

 床を這い、バスルームに向かう。しかし、ボクの行く手には5センチの段差が、待ち構えていた。歩けるなら、こんな段差ぐらい気にもならないのだろう。だが、床を這い回る虫のような今のボクには絶望を心に抱くほどの障壁となって立ちはだかった。手を突いて、お尻を段差の上に上げようとするが、まるで接着剤で着けたように床から離れようとしなかった。それを見下ろすように見ていた節子は、疲れた子犬を拾い上げるように、ボクを軽々と抱えあげてベッドの上に戻した。

「ケガするでしょ、そんな無茶したら。そのままの瑞樹さんを、わたしに味合わせてくれたら、シャワーでキレイにしてあげるから。ねっ、いいでしょ」

 ボクをベッドに押し倒して、パンツを剥ぎ取った。もう、抵抗する気力さえもなくしたボクは節子のされるがままを受け入れた。節子はボクの足を広げて、太ももの内側から股間に向けて舐め上げた。ザラザラとした舌の食感さえわかるほど、大きく舌を出して唾液で濡らされていった。それから、ペニスを手で持ち上げて口に含んだ。

「全然、元気がないのね。でも、このふにゃふにゃしてるおちんちんも好きだわ」

 舌で亀頭を転がしながら、頬を凹まして吸いついた。

「あっ」

 快感が電流のように、体中を駆け巡った。ボクのペニスは。逆らうことを忘れて大きく勃起した。

「やっと、大きくなったわ。これで入れられるかしら」

 親猫が子猫を舐め回すように、睾丸からアナルまで、ボクのカラダを清めるように丁寧に舐めた。

「どんな味がしたの」

「ちょっと塩味を感じたわ。さあ、約束通りシャワーを浴びに行きましょうね」

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。 カレンと晴人はその後、どうなる?

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

おじさん、女子高生になる

一宮 沙耶
大衆娯楽
だれからも振り向いてもらえないおじさん。 それが女子高生に向けて若返っていく。 そして政治闘争に巻き込まれていく。 その結末は?

処理中です...