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57話 ミドリムシの接待
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「お2人共簡単にギルドマスターを辞めていいのですか!?」
ピエールとゴードンが自分のせいで辞めた様に感じた緑は慌てて2人に尋ねる。
「「簡単ではなかったぞ」」
2人して声をそろえて緑に返した返事は同じ返答だった。
そこから緑は2人に経緯を聞くがどうも2人は前々からギルドマスターを辞めようと思っており、2人共辞める切っ掛けを探していたとの事だった。
ピエールはこの世界に来た緑を貴族たちの食い物にされないよう保護し、王国とのパイプをつなげた功績でゴードンは緑の力を借りたとは言え緑達が街に到着するまでの間被害を食い止め緑が来てかは、ほぼ人的被害を出さずにスタンピードを終結させた功績でギルドマスターの最後の仕事としたようだ。
「「俺達も元冒険者なんだ好きに生きる」」
経緯を聞いてもなお自分のために2人がギルドマスターを辞めた様に感じている緑にピエールもゴードンも口をそろえて緑に言うのであった。
そんな2人の言葉にようやく緑も冷静さを取り戻す。
「そして相談なんだが緑、ゴランの街での用事がすんだら一度エルフの国にいってみないか? 国まで私が道案内をする」
「汚いぞ、俺も緑にドワーフの国に行くことを誘おうと思っていたのに!」
落ち着きを取り戻した緑にピエールが緑をエルフの国に誘い、それを聞いたゴードンも緑をドワーフの国にさそうのであった。
2人の意見を聞き緑はゴードンに以前からピエールにエルフの国に行ってみて欲しいと言われていたことを話す。
「それじゃ仕方ねぇな・・・・。 緑、エルフの国の後でいいドワーフの国にも行くことを考えてくれないか?道案内なら俺がするからよ」
「わかりました。お2人の国ですし。何よりサークル王国は王都にダンジョンの入り口を作ったので緊急時には直ぐに戻れますので以前の約束から先にピエールのさんのエルフの国にお邪魔します」
そう言って緑は家族にエルフの王国に行くことを伝える。
その日はピエールとゴードンの歓迎会をダンジョン内で開く。そこで緑達はダンジョンさんの各種食べ物や酒をだす。
「緑のダンジョンのワインは上手いな」
ピエールが上機嫌でワインを飲みながら呟く。
「ああ、緑の作った酒は美味い! 緑が作ったエールのルービーだったか? 喉越しが良くてすっきりして旨いな! しかし、俺にはもっと清酒の強い物がほしい!」
「では、これはどうでしょうか?」
そんな2人に緑は日本酒をだす。正式には日本では作っておらずダンジョンで作った物だから【ダンジョン酒】と呼ぶのが正しいと思われる酒をだす。
「これも美味いな! 緑のダンジョンに住めばこれが毎日飲めるのか」
日本酒もどきの【ダンジョン酒】をだすとワインを好んで飲むピエールは絶賛する。
「確かにこれも美味いがやっぱり清酒がたりないのう~」
ゴードンはやはりドワーフせいか清酒の強い物が欲しかったようだ。
そんな2人の他にはアランとシャークのチームのメンバーが居た。彼らは【赤い依頼】をうけダンジョンに入ってきた。
「そう言えばここに入るのに必要な【赤い依頼の数は決まったんですか?」
「ああ、とりあえず国からは1つの依頼で1人1日入れるとの事だ」
「そうだ、俺達は3日程ここに居ていも良いように依頼をこなしてきたんだぜ」
緑の質問にアランとシャークが答える。
【赤い依頼】は労力の割に報奨金が少ないことから依頼主が老人だったり子供や孤児院のものが多いが難易度としてはそれほど高くはない。
その為、国は1つの依頼で1人が1日ダンジョンに入れると決め冒険者達の動向を見ている。
これで人気が出すぎても困るが少なすぎてもダメなため慎重に決める必要があった。
チームメンバーの多いところになるとチームの中でも人数を割って小さなチーム単位で依頼をこなさなければならないと考えられた。
そんな、会話をしていると2チームの女性陣が露天風呂から帰ってくる。
「緑! なんなんあの露天風呂言うやつ! めっちゃええやん! お肌もつるつるなるし、いろんな風呂があるし!」
興奮するセリアは緑をまくし立てる。
「「あれは、ずるいです! ここに居る間できるだけ入りたいです!」」
続いて戻ってきたのはシャークのチームのメンバーであるイルカとマナティであった。
緑は特に女性陣から温泉施設を褒められ、以前の世界にあったスーパー銭湯の多種多様な風呂や露天風呂を再現したかいがあったと喜ぶのあった。
戻ってきた女性陣も男性陣に混ざって酒を飲み始める。全員がある程度酔い始めるとセリアが緑に向かって叫ぶ。
「うち! 緑と結婚する! そんでダンジョンに住む!」
「「それなら私達も結婚します!」」
セリアの発言を聞いて、イルカとマナティもセリアに続く。
「ねぇ、ええやろう緑~」「緑さ~ん、お願いします~」「2人も3人も一緒ですよね~」
酔っ払いの発言のために気にしなけれは良いものを、緑は顔だけでなく体中を真っ赤にして慌てるのであった。
「おお! ええぞセリア緑とお前が結婚したら俺もここにすむぞ!」
アランのチームのセリアの兄ドナまで酔っている事を良いことに悪乗りし始める。
「お前達すでに緑には3人の妻がいるがそれでいいのか?」
アランの言葉に女性陣3人がお互いに顔を見合わせる。
「かまへん!」「「いいです!」
「緑くらいの甲斐性があったら嫁も多くなるだろうな」
ピエールがぼそりと呟くがそれを聞いて緑は慌てて否定する。
その後、遅くまで皆で飲みそれぞれ部屋に帰っていくが酔いがさめてなかった女性達3人が緑の部屋に忍び込もうとして蟲人達にそれぞれ捕獲されるのであった。
「えええええ!?」
翌朝は緑が起きた時叫び声を上げる。それは自分のベッドにヒカリ、クウ、レイが潜りこんでいたためであった。
緑は昨日の行動を思い出し確かに酒を飲んで酔っていたが全ての記憶があり1人でベッドに入ったことも思い出せたので3人が起きてから事情を聞こうと思う。
また、緑の部屋に忍び込もうとしていた3人は起きるなり頭痛で唸りながら緑に状態回復の実を貰おうと探すのであった。
ピエールとゴードンが自分のせいで辞めた様に感じた緑は慌てて2人に尋ねる。
「「簡単ではなかったぞ」」
2人して声をそろえて緑に返した返事は同じ返答だった。
そこから緑は2人に経緯を聞くがどうも2人は前々からギルドマスターを辞めようと思っており、2人共辞める切っ掛けを探していたとの事だった。
ピエールはこの世界に来た緑を貴族たちの食い物にされないよう保護し、王国とのパイプをつなげた功績でゴードンは緑の力を借りたとは言え緑達が街に到着するまでの間被害を食い止め緑が来てかは、ほぼ人的被害を出さずにスタンピードを終結させた功績でギルドマスターの最後の仕事としたようだ。
「「俺達も元冒険者なんだ好きに生きる」」
経緯を聞いてもなお自分のために2人がギルドマスターを辞めた様に感じている緑にピエールもゴードンも口をそろえて緑に言うのであった。
そんな2人の言葉にようやく緑も冷静さを取り戻す。
「そして相談なんだが緑、ゴランの街での用事がすんだら一度エルフの国にいってみないか? 国まで私が道案内をする」
「汚いぞ、俺も緑にドワーフの国に行くことを誘おうと思っていたのに!」
落ち着きを取り戻した緑にピエールが緑をエルフの国に誘い、それを聞いたゴードンも緑をドワーフの国にさそうのであった。
2人の意見を聞き緑はゴードンに以前からピエールにエルフの国に行ってみて欲しいと言われていたことを話す。
「それじゃ仕方ねぇな・・・・。 緑、エルフの国の後でいいドワーフの国にも行くことを考えてくれないか?道案内なら俺がするからよ」
「わかりました。お2人の国ですし。何よりサークル王国は王都にダンジョンの入り口を作ったので緊急時には直ぐに戻れますので以前の約束から先にピエールのさんのエルフの国にお邪魔します」
そう言って緑は家族にエルフの王国に行くことを伝える。
その日はピエールとゴードンの歓迎会をダンジョン内で開く。そこで緑達はダンジョンさんの各種食べ物や酒をだす。
「緑のダンジョンのワインは上手いな」
ピエールが上機嫌でワインを飲みながら呟く。
「ああ、緑の作った酒は美味い! 緑が作ったエールのルービーだったか? 喉越しが良くてすっきりして旨いな! しかし、俺にはもっと清酒の強い物がほしい!」
「では、これはどうでしょうか?」
そんな2人に緑は日本酒をだす。正式には日本では作っておらずダンジョンで作った物だから【ダンジョン酒】と呼ぶのが正しいと思われる酒をだす。
「これも美味いな! 緑のダンジョンに住めばこれが毎日飲めるのか」
日本酒もどきの【ダンジョン酒】をだすとワインを好んで飲むピエールは絶賛する。
「確かにこれも美味いがやっぱり清酒がたりないのう~」
ゴードンはやはりドワーフせいか清酒の強い物が欲しかったようだ。
そんな2人の他にはアランとシャークのチームのメンバーが居た。彼らは【赤い依頼】をうけダンジョンに入ってきた。
「そう言えばここに入るのに必要な【赤い依頼の数は決まったんですか?」
「ああ、とりあえず国からは1つの依頼で1人1日入れるとの事だ」
「そうだ、俺達は3日程ここに居ていも良いように依頼をこなしてきたんだぜ」
緑の質問にアランとシャークが答える。
【赤い依頼】は労力の割に報奨金が少ないことから依頼主が老人だったり子供や孤児院のものが多いが難易度としてはそれほど高くはない。
その為、国は1つの依頼で1人が1日ダンジョンに入れると決め冒険者達の動向を見ている。
これで人気が出すぎても困るが少なすぎてもダメなため慎重に決める必要があった。
チームメンバーの多いところになるとチームの中でも人数を割って小さなチーム単位で依頼をこなさなければならないと考えられた。
そんな、会話をしていると2チームの女性陣が露天風呂から帰ってくる。
「緑! なんなんあの露天風呂言うやつ! めっちゃええやん! お肌もつるつるなるし、いろんな風呂があるし!」
興奮するセリアは緑をまくし立てる。
「「あれは、ずるいです! ここに居る間できるだけ入りたいです!」」
続いて戻ってきたのはシャークのチームのメンバーであるイルカとマナティであった。
緑は特に女性陣から温泉施設を褒められ、以前の世界にあったスーパー銭湯の多種多様な風呂や露天風呂を再現したかいがあったと喜ぶのあった。
戻ってきた女性陣も男性陣に混ざって酒を飲み始める。全員がある程度酔い始めるとセリアが緑に向かって叫ぶ。
「うち! 緑と結婚する! そんでダンジョンに住む!」
「「それなら私達も結婚します!」」
セリアの発言を聞いて、イルカとマナティもセリアに続く。
「ねぇ、ええやろう緑~」「緑さ~ん、お願いします~」「2人も3人も一緒ですよね~」
酔っ払いの発言のために気にしなけれは良いものを、緑は顔だけでなく体中を真っ赤にして慌てるのであった。
「おお! ええぞセリア緑とお前が結婚したら俺もここにすむぞ!」
アランのチームのセリアの兄ドナまで酔っている事を良いことに悪乗りし始める。
「お前達すでに緑には3人の妻がいるがそれでいいのか?」
アランの言葉に女性陣3人がお互いに顔を見合わせる。
「かまへん!」「「いいです!」
「緑くらいの甲斐性があったら嫁も多くなるだろうな」
ピエールがぼそりと呟くがそれを聞いて緑は慌てて否定する。
その後、遅くまで皆で飲みそれぞれ部屋に帰っていくが酔いがさめてなかった女性達3人が緑の部屋に忍び込もうとして蟲人達にそれぞれ捕獲されるのであった。
「えええええ!?」
翌朝は緑が起きた時叫び声を上げる。それは自分のベッドにヒカリ、クウ、レイが潜りこんでいたためであった。
緑は昨日の行動を思い出し確かに酒を飲んで酔っていたが全ての記憶があり1人でベッドに入ったことも思い出せたので3人が起きてから事情を聞こうと思う。
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