5 / 21
深淵への誘い
しおりを挟む
今日はおっさん野球帽の提案で、三人で野球をする事となった。
ポジションは野球が大好きなおっさん野球帽が独断で決めた。
ピッチャーは勿論おっさん野球帽。キャッチャーはおっさんチョコレート。バッターはおっさん伊達メガネ。
おっさん野球帽はのっけから何度も一塁に牽制するボケをしていた。
おっさんチョコレートはそれが壺に嵌まりゲラゲラと大爆笑していた。
おっさん伊達メガネはその牽制ボケとおっさんチョコレートの笑い声の両方、同じ位腹が立って来た。
「いつまでくだらない事やってんだ。早く投げろよ。」
おっさん伊達メガネは怒りを露わにし、叫んだ。
「わかったよ!ちゃんとやるよ!」
おっさん野球帽も少し反省した様子であった。
「おっさんチョコレートもおっさん野球帽が調子に乗るから二度と笑うな!」
「アイムソーリー」
おっさんチョコレートはいつも通り英語を織り交ぜた返事をした。
二人の言葉を信じ、やっと真面に野球が出来ると思ったおっさん伊達メガネの期待は直ぐに裏切られた。
おっさん野球帽とおっさんチョコレートが二人示し合わせた様に敬遠の構えを取りだしたのだ。
これにはおっさん伊達メガネも我慢の限界であった。
「もう帰る!」
おっさん伊達メガネはどんな事があっても、こいつらと二度と野球をやるものかと心の中で思った。
しかし、二人は無神経なので、おっさん伊達メガネが怒っていてもさほど気にしなかった。
「そうだ、昼ご飯もまだだったし、一旦家でごはん食べて次はサッカーするか。」
おっさん野球帽は自ら提案しておきながら野球に飽きていた。
おっさん伊達メガネはサッカー好きなので、サッカーが出来れば何でも良いと思い、一気に機嫌が直った。
すると突然、おっさん野球帽が面白い提案があると言い出した。
「このままただ帰るだけじゃ面白くないから、いつもと違った道で帰ろう。」
「それいいなぁ。」
他のおっさん二人もその考えに大賛成だった。
いつもと違う道で帰るのは三人にとって見る物全てが新鮮で、楽しい遠足の様な気分にさせてくれた。
「おっさん野球帽は面白い事を考える天才だな。」
おっさんチョコレートが感心した口調で言った。
「本当にそうだなぁ。何だか冒険しているみたいで楽しいなぁ。」
おっさん伊達メガネもおっさん野球帽を見直していた。
「これからは毎日違った道で帰る様にしようぜ。」
おっさん野球帽は二人に褒められて調子に乗っていた。
おっさん伊達メガネが遠くに何かを見つけ、声を上げた。
「おい見てみろよ!あそこに汚い模様してる蛾が止まってるぞ!誰が最初に捕まえられるか競争だ!」
「いいだろう。最初に捕まえるのはこの俺だ!」
おっさん野球帽は昆虫採集に関しては二人に負ける気がしなかった。
「待ってくれよ~」
おっさんチョコレートは蛾なんてどうでも良かったが、このまま置いて行かれるのが嫌だった。
三人は蛾を目掛けて駆け出した。
すると、それに気付いた蛾は飛び立ち、三人の汚い手で捕まえられない様に必死に逃げた。
三人も負けじと蛾以上に必死に追い掛けた。
いつの間にか気が付くと三人は人気の無い深い森の中に迷い込んでいた。
三人は直ぐに自分達が遭難した事を悟った。
「今こそワンチームの精神で一致団結してこの森から脱出するぞ。」
おっさん野球帽は体育会系のノリで二人を引っ張ろうと思った。
「我ら生まれた日は違えども 死す時は同じ日同じ時を願わん。」
おっさん伊達メガネはこのままおっさん野球帽に主導権を握られるのは嫌だったので、覚えたての三国志の名言を言った。
始めは勇ましく歩いていた三人も歩き疲れ、先の見えない状況と朝から何も食べていない空腹感で次第にイライラが募り始めた。
さっきまでの助け合いの精神は消え失せ人間の醜い本性が露わになり、お互いに責任の擦り付け合いが始まった。
「お前が蛾を捕まえようなんて言うからこんな事になったんだ!」
おっさん野球帽は怒りの矛先をおっさん伊達メガネに向けた。
「そもそもお前がいつもと違う道で帰ろうって言ったからこんな事になったんだろう!」
おっさん伊達メガネは、自分のせいにされた事に腹が立ち、おっさん野球帽の責任を追及した。
二人の喧嘩を止める為、間に入ろうとおっさんチョコレートが歩み寄る。
おっさん野球帽はその気配を察知し、おっさんチョコレートに言った。
「お前にも責任があるぞ!俺が別の道で帰ろうって言った時に何で止めなかったんだ!」
おっさん野球帽は自分の責任で無い事が証明されれば何でも良かった。
「そうだ!お前の罪が一番重い!」
おっさん伊達メガネもおっさん野球帽と考えは同じだった。
理不尽なとばっちりを受けて、おっさんチョコレートも感情を抑え切れなくなった。
おっさんチョコレートがポケットからドロドロのチョコレートを取り出し言った。
「この唯一の食糧もお前達には分けてやらないからな!俺一人で食べてやる!」
そう言うや否や、二口で大きな板チョコを平らげた。
「お前、さっき聞いた時は食料は無いと言っていたけど、後で一人でこっそり食べようと思っていたんだな!」
二人は怒りを露わにしたが、おっさんチョコレートの耳に、その声は届いていなかった。
そんな事よりも、おっさんチョコレートは喉がカラカラの状態でドロドロの甘ったるいチョコレートを大量に食べた事により、とんでもなく喉が渇いてしまっていたのだ。
喉の渇きが限界を超え、バタンと大きな音を立て倒れた。
次第におっさんチョコレートの呼吸は弱まり虫の息となっていた。
おっさんチョコレートは、もう直ぐ天からのお迎えがあると思い、何か遺言を残そうとしている。
「今までありがとう。お前達と友達でいれて楽しかった・・・」
そのか細い声の遺言を聞いて、二人は自分達が己の事しか考えて居なかった事に気付き、恥ずかしくなった。
おっさんチョコレートは静かに目を閉じ永遠の深い眠りについたと思われたが、寝息を立てて浅い眠りについただけだった。
二人は一先ず安心し、夜も更けて来たので寝る事にした。
おっさんチョコレートの寝息は次第に激しいイビキへと変わり、二人を苦しめた。
いくら叩いて起こそうとしても全く起きる気配が無い。
森の中に住んでいる鹿や猪や熊といった野生動物達もその大きなイビキの被害に遭い怒り狂っていた。
イビキの主の息の根を止めようと、野生動物達は一致団結し、三人の周りを取り囲んでいた。
二人は周囲に火を放ち、恐怖を感じながらも野生動物を威嚇し続けた。
明け方、動物達が消えた後もおっさんチョコレートのイビキのせいで結局一睡も出来なかった。
それから数時間後、おっさんチョコレートが目を覚ました。
「二人とも早起きだな!年寄りかってんだ!ウヘヘヘヘ!」
その無神経な言葉を聞き、二人は何だか無性に腹が立ったのだった。
ポジションは野球が大好きなおっさん野球帽が独断で決めた。
ピッチャーは勿論おっさん野球帽。キャッチャーはおっさんチョコレート。バッターはおっさん伊達メガネ。
おっさん野球帽はのっけから何度も一塁に牽制するボケをしていた。
おっさんチョコレートはそれが壺に嵌まりゲラゲラと大爆笑していた。
おっさん伊達メガネはその牽制ボケとおっさんチョコレートの笑い声の両方、同じ位腹が立って来た。
「いつまでくだらない事やってんだ。早く投げろよ。」
おっさん伊達メガネは怒りを露わにし、叫んだ。
「わかったよ!ちゃんとやるよ!」
おっさん野球帽も少し反省した様子であった。
「おっさんチョコレートもおっさん野球帽が調子に乗るから二度と笑うな!」
「アイムソーリー」
おっさんチョコレートはいつも通り英語を織り交ぜた返事をした。
二人の言葉を信じ、やっと真面に野球が出来ると思ったおっさん伊達メガネの期待は直ぐに裏切られた。
おっさん野球帽とおっさんチョコレートが二人示し合わせた様に敬遠の構えを取りだしたのだ。
これにはおっさん伊達メガネも我慢の限界であった。
「もう帰る!」
おっさん伊達メガネはどんな事があっても、こいつらと二度と野球をやるものかと心の中で思った。
しかし、二人は無神経なので、おっさん伊達メガネが怒っていてもさほど気にしなかった。
「そうだ、昼ご飯もまだだったし、一旦家でごはん食べて次はサッカーするか。」
おっさん野球帽は自ら提案しておきながら野球に飽きていた。
おっさん伊達メガネはサッカー好きなので、サッカーが出来れば何でも良いと思い、一気に機嫌が直った。
すると突然、おっさん野球帽が面白い提案があると言い出した。
「このままただ帰るだけじゃ面白くないから、いつもと違った道で帰ろう。」
「それいいなぁ。」
他のおっさん二人もその考えに大賛成だった。
いつもと違う道で帰るのは三人にとって見る物全てが新鮮で、楽しい遠足の様な気分にさせてくれた。
「おっさん野球帽は面白い事を考える天才だな。」
おっさんチョコレートが感心した口調で言った。
「本当にそうだなぁ。何だか冒険しているみたいで楽しいなぁ。」
おっさん伊達メガネもおっさん野球帽を見直していた。
「これからは毎日違った道で帰る様にしようぜ。」
おっさん野球帽は二人に褒められて調子に乗っていた。
おっさん伊達メガネが遠くに何かを見つけ、声を上げた。
「おい見てみろよ!あそこに汚い模様してる蛾が止まってるぞ!誰が最初に捕まえられるか競争だ!」
「いいだろう。最初に捕まえるのはこの俺だ!」
おっさん野球帽は昆虫採集に関しては二人に負ける気がしなかった。
「待ってくれよ~」
おっさんチョコレートは蛾なんてどうでも良かったが、このまま置いて行かれるのが嫌だった。
三人は蛾を目掛けて駆け出した。
すると、それに気付いた蛾は飛び立ち、三人の汚い手で捕まえられない様に必死に逃げた。
三人も負けじと蛾以上に必死に追い掛けた。
いつの間にか気が付くと三人は人気の無い深い森の中に迷い込んでいた。
三人は直ぐに自分達が遭難した事を悟った。
「今こそワンチームの精神で一致団結してこの森から脱出するぞ。」
おっさん野球帽は体育会系のノリで二人を引っ張ろうと思った。
「我ら生まれた日は違えども 死す時は同じ日同じ時を願わん。」
おっさん伊達メガネはこのままおっさん野球帽に主導権を握られるのは嫌だったので、覚えたての三国志の名言を言った。
始めは勇ましく歩いていた三人も歩き疲れ、先の見えない状況と朝から何も食べていない空腹感で次第にイライラが募り始めた。
さっきまでの助け合いの精神は消え失せ人間の醜い本性が露わになり、お互いに責任の擦り付け合いが始まった。
「お前が蛾を捕まえようなんて言うからこんな事になったんだ!」
おっさん野球帽は怒りの矛先をおっさん伊達メガネに向けた。
「そもそもお前がいつもと違う道で帰ろうって言ったからこんな事になったんだろう!」
おっさん伊達メガネは、自分のせいにされた事に腹が立ち、おっさん野球帽の責任を追及した。
二人の喧嘩を止める為、間に入ろうとおっさんチョコレートが歩み寄る。
おっさん野球帽はその気配を察知し、おっさんチョコレートに言った。
「お前にも責任があるぞ!俺が別の道で帰ろうって言った時に何で止めなかったんだ!」
おっさん野球帽は自分の責任で無い事が証明されれば何でも良かった。
「そうだ!お前の罪が一番重い!」
おっさん伊達メガネもおっさん野球帽と考えは同じだった。
理不尽なとばっちりを受けて、おっさんチョコレートも感情を抑え切れなくなった。
おっさんチョコレートがポケットからドロドロのチョコレートを取り出し言った。
「この唯一の食糧もお前達には分けてやらないからな!俺一人で食べてやる!」
そう言うや否や、二口で大きな板チョコを平らげた。
「お前、さっき聞いた時は食料は無いと言っていたけど、後で一人でこっそり食べようと思っていたんだな!」
二人は怒りを露わにしたが、おっさんチョコレートの耳に、その声は届いていなかった。
そんな事よりも、おっさんチョコレートは喉がカラカラの状態でドロドロの甘ったるいチョコレートを大量に食べた事により、とんでもなく喉が渇いてしまっていたのだ。
喉の渇きが限界を超え、バタンと大きな音を立て倒れた。
次第におっさんチョコレートの呼吸は弱まり虫の息となっていた。
おっさんチョコレートは、もう直ぐ天からのお迎えがあると思い、何か遺言を残そうとしている。
「今までありがとう。お前達と友達でいれて楽しかった・・・」
そのか細い声の遺言を聞いて、二人は自分達が己の事しか考えて居なかった事に気付き、恥ずかしくなった。
おっさんチョコレートは静かに目を閉じ永遠の深い眠りについたと思われたが、寝息を立てて浅い眠りについただけだった。
二人は一先ず安心し、夜も更けて来たので寝る事にした。
おっさんチョコレートの寝息は次第に激しいイビキへと変わり、二人を苦しめた。
いくら叩いて起こそうとしても全く起きる気配が無い。
森の中に住んでいる鹿や猪や熊といった野生動物達もその大きなイビキの被害に遭い怒り狂っていた。
イビキの主の息の根を止めようと、野生動物達は一致団結し、三人の周りを取り囲んでいた。
二人は周囲に火を放ち、恐怖を感じながらも野生動物を威嚇し続けた。
明け方、動物達が消えた後もおっさんチョコレートのイビキのせいで結局一睡も出来なかった。
それから数時間後、おっさんチョコレートが目を覚ました。
「二人とも早起きだな!年寄りかってんだ!ウヘヘヘヘ!」
その無神経な言葉を聞き、二人は何だか無性に腹が立ったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あやかし家族 〜五人の兄と愛され末妹〜
南 鈴紀
キャラ文芸
妖狩りにより両親を奪われ、囚われの身となった半妖の少女・鈴音は浄化の狐火を利用するだけの道具のように扱われていた。呪いにより成長は止まり、容姿も思考も幼いまま、感情が消え失せてもなおただ生かされるままに生きていた。
しかし妖保護部隊本部第一部隊との出会いにより、鈴音の止まっていた時間が動き出す。
掴みどころはないが頼れる氏神・雅仁、兄には厳しいが弟妹には優しい狼の妖・千里、人間嫌いだが人当たりの良い振りが得意な人間・遥杜、可愛いもの好きで元気いっぱいの猫又・鴇羽、大人しいが思いやりに溢れる猫又・瑠璃。
五人の兄と過ごす時間の中で、無いものだらけだった鈴音にもやがて大切なものが増えていく。
妖×家族の心温まる和風ファンタジー。
嘘コクのゆくえ
キムラましゅろう
恋愛
アニーは奨学金とバイトで稼いだお金で魔法学校に通う苦学生。
生活は困窮、他の学生みたいに愛だの恋だのに現を抜かしている暇などない生活を送っていた。
そんな中、とある教授の研究室で何らかの罰としてアニー=メイスンに告白して来いと教授が学生に命じているのを偶然耳にしてしまう。
アニーとは自分のこと、そして告白するように言われていた学生は密かに思いを寄せる同級生のロンド=ハミルトンで……
次の日、さっそくその命令に従ってアニーに嘘の告白、嘘コクをしてきたロンドにアニーは……
完全ご都合主義、ノーリアリティノークオリティのお話です。
誤字脱字が罠のように点在するお話です。菩薩の如き広いお心でお読みいただけますと幸いです。
作者は元サヤハピエン主義を掲げております。
アンチ元サヤの方は回れ右をお勧めいたします。
小説家になろうさんにも時差投稿します。
離婚する両親のどちらと暮らすか……娘が選んだのは夫の方だった。
しゃーりん
恋愛
夫の愛人に子供ができた。夫は私と離婚して愛人と再婚したいという。
私たち夫婦には娘が1人。
愛人との再婚に娘は邪魔になるかもしれないと思い、自分と一緒に連れ出すつもりだった。
だけど娘が選んだのは夫の方だった。
失意のまま実家に戻り、再婚した私が数年後に耳にしたのは、娘が冷遇されているのではないかという話。
事実ならば娘を引き取りたいと思い、元夫の家を訪れた。
再び娘が選ぶのは父か母か?というお話です。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
(完結)姑が勝手に連れてきた第二夫人が身籠ったようですが、夫は恐らく……
泉花ゆき
恋愛
蘭珠(ランジュ)が名門である凌家の嫡男、涼珩(リャンハン)に嫁いで一年ほど経ったころ。
一向に後継ぎが出来ないことに業を煮やした夫の母親は、どこからか第二夫人として一人の女性を屋敷へ連れてくる。
やがてその女が「子が出来た」と告げると、姑も夫も大喜び。
蘭珠の実家が商いで傾いたことを口実に、彼女には離縁が言い渡される。
……けれど、蘭珠は知っていた。
夫の涼珩が、「男女が同じ寝台で眠るだけで子ができる」と本気で信じているほど無知だということを。
どんなトラブルが待っているか分からないし、離縁は望むところ。
嫁ぐ時に用意した大量の持参金は、もちろん引き上げさせていただきます。
※ゆるゆる設定です
※以前上げていた作の設定、展開を改稿しています
妻に不倫され間男にクビ宣告された俺、宝くじ10億円当たって防音タワマンでバ美肉VTuberデビューしたら人生爆逆転
小林一咲
ライト文芸
不倫妻に捨てられ、会社もクビ。
人生の底に落ちたアラフォー社畜・恩塚聖士は、偶然買った宝くじで“非課税10億円”を当ててしまう。
防音タワマン、最強機材、そしてバ美肉VTuber「姫宮みこと」として新たな人生が始まる。
どん底からの逆転劇は、やがて裏切った者たちの運命も巻き込んでいく――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる