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未来へのプレイボール
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おっさん伊達メガネは一ヶ月前にバイトをクビになり、中々次の仕事が見つからないでいた。
貯金もいよいよ底をついてしまったので、直ぐにお金が入る仕事を探す事にした。
携帯電話を片手に、楽に稼げるアルバイトを検索していると、一件の求人に目が留まった。
「何々、日給5万円で荷物を運ぶだけの簡単な仕事だと!?」
おっさん伊達メガネはこの高収入で、楽そうな仕事に直ぐに飛びついた。
メールで指定された荷物の受け取り場所へ行くと、帽子を目深に被り、サングラスを掛けた怪し気な男が立っていた。
男は辺りを気にしながら、おっさん伊達メガネに、手にしていたジュラルミンケースを渡した。
「中身はピザですか?」
「ピザでは無い。兎に角、これを目的地まで届けるのがお前の仕事だ。くれぐれもケースは開けるなよ。」
「任せて下さい。厳しい宅配ピザのバイトもした事があるので、それに比べたらこんなの簡単ですよ。」
おっさん伊達メガネは昔、ピザ屋でバイトをした経験があった。
毎回配達の途中で道に迷い、客の元に辿り着く頃には熱々のピザが冷え切ってしまっていた。
当然、客からお店にクレームが入り、その度に店長から厳しい叱責を受けていた。
時には店長からビンタをされる事もあり、ビンタされた勢いで伊達メガネが熱々の窯の中に入る事も一度や二度では無かった。
店長から叱責を受ける度に、おっさん伊達メガネはクレームを入れた客に激しい恨みを抱いていた。
おっさん伊達メガネは時間だけは持て余していたので、24時間体制でクレームを入れた客を尾行し、弱みを握り脅迫して憂さを晴らしていた。
今回は運ぶ物がピザで無いと聞いて少し安心した。
おっさん伊達メガネは荷物の受け渡し場所へと向かうべく歩き始めた。
目的地まで行くには新幹線に乗らなければならなかったので、近くの駅を目指す事にした。
歩き始めて数分後、おっさん伊達メガネは自分が尾行されている様な感覚があった。
ピザ屋でバイトしていた頃の尾行経験から、これは思い過ごしでは無いと言う確信があった。
おっさん伊達メガネに緊張が走り、額から冷たい汗が流れた。
考えた挙句、意を決して追っ手を撒く為に脇目も振らず全力で走り出した。
すると、追手もおっさん伊達メガネを見失わない様に必死に追い掛けた。
おっさん伊達メガネは久し振りに全力疾走したので、10mも走らない内に足が縺れて、ごみ置き場の生ごみが入ったビニール袋に頭から突っ込んで倒れた。
「一体何なんですか?僕が何をしたって言うんですか?ビックリするから急に追い掛けて来ないで下さい!」
おっさん伊達メガネは追手の方を振り向いて、擦りむいた膝を摩りながら泣きながら叫んだ。
「すみません。財布を落とされたので、届けようと思って。本当にすみません。」
そう言うと、男子高校生の追手は、おっさん伊達メガネの目の前に財布を置いて慌てて去って行った。
おっさん伊達メガネは気を取り直して目的地を目指して再び歩き始めた。
「キューン!」
歩き始めて直ぐに、こめかみを何かが掠めた。
それと同時に、こめかみの辺り痛みを感じたので、その部分を手で押さえると真っ赤な血がポタポタと流れ落ちた。
「ギャー!!!」
痛みよりも血を見て、おっさん伊達メガネは我を忘れてパニック状態になった。
そして、近くにあった頼りない枯れ木を手に取り、振り回しながら力一杯叫んだ。
「おい!スナイパー!居るんだろう!隠れて無いで出て来い!一体何が目的なんだ!」
おっさん伊達メガネは声が枯れるまで叫んだが、スナイパーは一向に姿を現さなかった。
おっさん伊達メガネのこめかみの負傷の原因は、生ごみの臭いを嗅ぎ付けたカラスが嘴で突ついた事によるものであった。
おっさん伊達メガネは命の危険を感じ、助けを求めるべく、おっさん野球帽の家へと向かった。
おっさん野球帽の家には、おっさんチョコレートも遊びに来ており、二人にこれまでの一部始終を話す事にした。
「そのジュラルミンケースの中身は何かまずい物が入っているんじゃないか?」
「爆弾かもしれないし、早く警察に届けるべきだよ。」
「その前に中身が何か気になるから開けてみようぜ。」
おっさん伊達メガネがジュラルミンケースに手を掛け開けようとした瞬間、アパートの階段を駆け上がる大きな足音が響いた。
足音はおっさん野球帽の家のドアの前で止まった。
次の瞬間、雨の様な激しい銃弾がドアを突き破り、おっさん野球帽とおっさんチョコレートの体を突き抜けた。
おっさん伊達メガネは幸い、ドアから離れた所に座っていたので命拾いした。
おっさん伊達メガネは血の海となった部屋を見つめ放心状態となっていた。
「俺のせいだ・・・。俺がおっさん野球帽の家に来たばかりに、二人が殺されてしまった・・・。」
すると、ゆっくりと玄関の扉が開き、全身黒ずくめの服装の男が、おっさん伊達メガネに銃口を向けた。
「あんた達には全く恨みは無いが、これも仕事だ。悪く思わないでくれ。」
おっさん伊達メガネはこの瞬間、死を覚悟した。
自分が死ぬ事よりも、天国で二人に何て詫びれば良いか、その事ばかり頭を巡らせてした。
引き金が引かれる瞬間は、おっさん伊達メガネの目にはその光景がスローモーションの様に映っていて、まるで映画を見ている様な気分であった。
自分の人生の幕切れがこんなに早く訪れるとは思いもよらなかった。
「こんな事になるって分かっていたら、Tバックなんて穿いて来なかったのに・・・」
「ドン!」
目の前が真っ暗になった。
「はっ!」
おっさん伊達メガネが目を覚ますと、そこは緑豊かな公園の芝生の上であった。
ジュラルミンケースを枕に、少しの間眠ってしまっていたらしい。
「あれは夢だったのか?」
おっさん伊達メガネは、今まで見た夢はこれから起こる予知夢では無いだろうかと思い恐怖で震えた。
そして、ずっと気になっていた悪夢の元凶であるジュラルミンケースを恐る恐る開けた。
「ハハハハハ、何だこれは。」
おっさん伊達メガネは安堵感から仰向けに後ろに倒れ、空を見上げた。
すっかり安心し切っていたので、公園を出る時にはジュラルミンケースの存在は忘れてしまっていた。
ジュラルミンケースは公園に置き去りにされたまま、おっさん伊達メガネはその事に気付かず新幹線に乗り込み、届け先の家の前へ辿り着いた。
届け先の家では小学生の男の子が一人でお留守番をしていた。
「ピンポーン!」
おっさん伊達メガネがインターフォンを押した。
「おじさん誰?何か用があるの?」
ドア越しに留守番中の男の子が対応した。
おっさん伊達メガネは何の為にこの家に遣って来たのか、その目的を完全に見失っていた。
財布の中身も空っぽで、ポケットの中に僅かな小銭が残っているだけだと言う事に気付いた。
「おじさんはお母さんのお友達だよ、坊やの面倒を見る様にお母さんから頼まれたから、お家に入れてくれないかい?」
おっさん伊達メガネは得意の嘘で家への侵入を試みた。
「うん、分かった。」
男の子が鍵を開ける音が聞こえるや否や、おっさん伊達メガネはドアノブを回し強引に家の中に押し入った。
「ここまで来るのにどれだけ大変だったか・・・しっかり、帰りの新幹線代払って貰うからな!あるだけ金を持って来い!」
「嫌だよ!何でそんな事しなきゃいけないの!」
「言う通りにしないと痛い目に合わせるからな!」
男の子は泣きながら自分の部屋に入り、ずっと大事にお小遣いを貯めていたブタの貯金箱を泣く泣くおっさん伊達メガネに渡した。
おっさん伊達メガネは迷う事無くブタの貯金箱を地面に叩き付けて割った。
「子供の癖に太った政治家みたいにしっかり貯め込んでやがるな。」
そう言って、おっさん伊達メガネは床に散らばったお金を拾い集め始めた。
「この事は誰にも喋るんじゃねえぞ。」
「うん・・・分かった・・・」
男の子は泣きながら小さな声で答えた。
お金を拾い終えると、おっさん伊達メガネは何事も無かったかの様に家を後にした。
後日、ジュラルミンケースが警察官の手によって男の子の元へと届けられた。
ジュラルミンケースの中身は、離婚して離れ離れになった父親から野球嫌いの男の子へのクリスマスプレゼントの野球グローブと手紙が入っていた。
手紙には短く"いつか二人でキャッチボールしような"と書かれていた。
先日の強盗犯は父親がプレゼントを渡すために雇ったアルバイトである事が警察官の口から告げられていた事もあり、男の子はジュラルミンケースを開けた瞬間、"クソオヤジ!"と言いながら、セール品800円のシールが貼られた野球グローブを地面に力強く叩き付けたのだった。
貯金もいよいよ底をついてしまったので、直ぐにお金が入る仕事を探す事にした。
携帯電話を片手に、楽に稼げるアルバイトを検索していると、一件の求人に目が留まった。
「何々、日給5万円で荷物を運ぶだけの簡単な仕事だと!?」
おっさん伊達メガネはこの高収入で、楽そうな仕事に直ぐに飛びついた。
メールで指定された荷物の受け取り場所へ行くと、帽子を目深に被り、サングラスを掛けた怪し気な男が立っていた。
男は辺りを気にしながら、おっさん伊達メガネに、手にしていたジュラルミンケースを渡した。
「中身はピザですか?」
「ピザでは無い。兎に角、これを目的地まで届けるのがお前の仕事だ。くれぐれもケースは開けるなよ。」
「任せて下さい。厳しい宅配ピザのバイトもした事があるので、それに比べたらこんなの簡単ですよ。」
おっさん伊達メガネは昔、ピザ屋でバイトをした経験があった。
毎回配達の途中で道に迷い、客の元に辿り着く頃には熱々のピザが冷え切ってしまっていた。
当然、客からお店にクレームが入り、その度に店長から厳しい叱責を受けていた。
時には店長からビンタをされる事もあり、ビンタされた勢いで伊達メガネが熱々の窯の中に入る事も一度や二度では無かった。
店長から叱責を受ける度に、おっさん伊達メガネはクレームを入れた客に激しい恨みを抱いていた。
おっさん伊達メガネは時間だけは持て余していたので、24時間体制でクレームを入れた客を尾行し、弱みを握り脅迫して憂さを晴らしていた。
今回は運ぶ物がピザで無いと聞いて少し安心した。
おっさん伊達メガネは荷物の受け渡し場所へと向かうべく歩き始めた。
目的地まで行くには新幹線に乗らなければならなかったので、近くの駅を目指す事にした。
歩き始めて数分後、おっさん伊達メガネは自分が尾行されている様な感覚があった。
ピザ屋でバイトしていた頃の尾行経験から、これは思い過ごしでは無いと言う確信があった。
おっさん伊達メガネに緊張が走り、額から冷たい汗が流れた。
考えた挙句、意を決して追っ手を撒く為に脇目も振らず全力で走り出した。
すると、追手もおっさん伊達メガネを見失わない様に必死に追い掛けた。
おっさん伊達メガネは久し振りに全力疾走したので、10mも走らない内に足が縺れて、ごみ置き場の生ごみが入ったビニール袋に頭から突っ込んで倒れた。
「一体何なんですか?僕が何をしたって言うんですか?ビックリするから急に追い掛けて来ないで下さい!」
おっさん伊達メガネは追手の方を振り向いて、擦りむいた膝を摩りながら泣きながら叫んだ。
「すみません。財布を落とされたので、届けようと思って。本当にすみません。」
そう言うと、男子高校生の追手は、おっさん伊達メガネの目の前に財布を置いて慌てて去って行った。
おっさん伊達メガネは気を取り直して目的地を目指して再び歩き始めた。
「キューン!」
歩き始めて直ぐに、こめかみを何かが掠めた。
それと同時に、こめかみの辺り痛みを感じたので、その部分を手で押さえると真っ赤な血がポタポタと流れ落ちた。
「ギャー!!!」
痛みよりも血を見て、おっさん伊達メガネは我を忘れてパニック状態になった。
そして、近くにあった頼りない枯れ木を手に取り、振り回しながら力一杯叫んだ。
「おい!スナイパー!居るんだろう!隠れて無いで出て来い!一体何が目的なんだ!」
おっさん伊達メガネは声が枯れるまで叫んだが、スナイパーは一向に姿を現さなかった。
おっさん伊達メガネのこめかみの負傷の原因は、生ごみの臭いを嗅ぎ付けたカラスが嘴で突ついた事によるものであった。
おっさん伊達メガネは命の危険を感じ、助けを求めるべく、おっさん野球帽の家へと向かった。
おっさん野球帽の家には、おっさんチョコレートも遊びに来ており、二人にこれまでの一部始終を話す事にした。
「そのジュラルミンケースの中身は何かまずい物が入っているんじゃないか?」
「爆弾かもしれないし、早く警察に届けるべきだよ。」
「その前に中身が何か気になるから開けてみようぜ。」
おっさん伊達メガネがジュラルミンケースに手を掛け開けようとした瞬間、アパートの階段を駆け上がる大きな足音が響いた。
足音はおっさん野球帽の家のドアの前で止まった。
次の瞬間、雨の様な激しい銃弾がドアを突き破り、おっさん野球帽とおっさんチョコレートの体を突き抜けた。
おっさん伊達メガネは幸い、ドアから離れた所に座っていたので命拾いした。
おっさん伊達メガネは血の海となった部屋を見つめ放心状態となっていた。
「俺のせいだ・・・。俺がおっさん野球帽の家に来たばかりに、二人が殺されてしまった・・・。」
すると、ゆっくりと玄関の扉が開き、全身黒ずくめの服装の男が、おっさん伊達メガネに銃口を向けた。
「あんた達には全く恨みは無いが、これも仕事だ。悪く思わないでくれ。」
おっさん伊達メガネはこの瞬間、死を覚悟した。
自分が死ぬ事よりも、天国で二人に何て詫びれば良いか、その事ばかり頭を巡らせてした。
引き金が引かれる瞬間は、おっさん伊達メガネの目にはその光景がスローモーションの様に映っていて、まるで映画を見ている様な気分であった。
自分の人生の幕切れがこんなに早く訪れるとは思いもよらなかった。
「こんな事になるって分かっていたら、Tバックなんて穿いて来なかったのに・・・」
「ドン!」
目の前が真っ暗になった。
「はっ!」
おっさん伊達メガネが目を覚ますと、そこは緑豊かな公園の芝生の上であった。
ジュラルミンケースを枕に、少しの間眠ってしまっていたらしい。
「あれは夢だったのか?」
おっさん伊達メガネは、今まで見た夢はこれから起こる予知夢では無いだろうかと思い恐怖で震えた。
そして、ずっと気になっていた悪夢の元凶であるジュラルミンケースを恐る恐る開けた。
「ハハハハハ、何だこれは。」
おっさん伊達メガネは安堵感から仰向けに後ろに倒れ、空を見上げた。
すっかり安心し切っていたので、公園を出る時にはジュラルミンケースの存在は忘れてしまっていた。
ジュラルミンケースは公園に置き去りにされたまま、おっさん伊達メガネはその事に気付かず新幹線に乗り込み、届け先の家の前へ辿り着いた。
届け先の家では小学生の男の子が一人でお留守番をしていた。
「ピンポーン!」
おっさん伊達メガネがインターフォンを押した。
「おじさん誰?何か用があるの?」
ドア越しに留守番中の男の子が対応した。
おっさん伊達メガネは何の為にこの家に遣って来たのか、その目的を完全に見失っていた。
財布の中身も空っぽで、ポケットの中に僅かな小銭が残っているだけだと言う事に気付いた。
「おじさんはお母さんのお友達だよ、坊やの面倒を見る様にお母さんから頼まれたから、お家に入れてくれないかい?」
おっさん伊達メガネは得意の嘘で家への侵入を試みた。
「うん、分かった。」
男の子が鍵を開ける音が聞こえるや否や、おっさん伊達メガネはドアノブを回し強引に家の中に押し入った。
「ここまで来るのにどれだけ大変だったか・・・しっかり、帰りの新幹線代払って貰うからな!あるだけ金を持って来い!」
「嫌だよ!何でそんな事しなきゃいけないの!」
「言う通りにしないと痛い目に合わせるからな!」
男の子は泣きながら自分の部屋に入り、ずっと大事にお小遣いを貯めていたブタの貯金箱を泣く泣くおっさん伊達メガネに渡した。
おっさん伊達メガネは迷う事無くブタの貯金箱を地面に叩き付けて割った。
「子供の癖に太った政治家みたいにしっかり貯め込んでやがるな。」
そう言って、おっさん伊達メガネは床に散らばったお金を拾い集め始めた。
「この事は誰にも喋るんじゃねえぞ。」
「うん・・・分かった・・・」
男の子は泣きながら小さな声で答えた。
お金を拾い終えると、おっさん伊達メガネは何事も無かったかの様に家を後にした。
後日、ジュラルミンケースが警察官の手によって男の子の元へと届けられた。
ジュラルミンケースの中身は、離婚して離れ離れになった父親から野球嫌いの男の子へのクリスマスプレゼントの野球グローブと手紙が入っていた。
手紙には短く"いつか二人でキャッチボールしような"と書かれていた。
先日の強盗犯は父親がプレゼントを渡すために雇ったアルバイトである事が警察官の口から告げられていた事もあり、男の子はジュラルミンケースを開けた瞬間、"クソオヤジ!"と言いながら、セール品800円のシールが貼られた野球グローブを地面に力強く叩き付けたのだった。
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