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14. 魔法その一
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とうとう、魔法を使うときがやってきた!
これからはマークのそばを離れて、一人で魔法の練習をする時間を設けていく。
マークに心配されたけど、わたしにはスキルがあるから大丈夫だと、なんだか訳のわからない言い訳で、マークを煙に巻いた? 巻けたのかな?
チェリーがいるから 一人のほうが動きやすい。
渋っていたマークに、安全第一を約束させられた。
安全第一 ! これ大事。
まずは危険のない、光の魔法。
自分の部屋で安全な光魔法から使ってみる。
イメージが大切らしいから、わかりやすく声に出して……
「ローソクの小さな明かり、この手の中にでろー」
手のひらを体の前にだして、唱えてみる。
ふゎ~っと、体の中からなにかが通り抜けていって、鳥肌が立つ感じがしたら手の中に小さな光の玉が現れた。
痛くも熱くもない。
自分で唱えて望んでだした光なのに、急に自分の手の中に光があることが怖くなって焦ってしまい、手をおもいっきり振り払ってしまった。
光の玉は、スッと消えてしまう。
「おーー 」
これは凄い! 断然やる気がでた!
怖かったけど、もう一度。
今度もうまく手の中にだせた。
でも、消しかたがわからない。
また、手を振って消した……
イメージ、イメージ……
五回ぐらい同じことを繰り返し、次は無言でやってみる。
「できた!」
フッ、フッ、フッ、フッ、フッ
この光の玉を『光の小玉』と名付けよう!
これで イメージしやすい。
見守ってくれていたチェリーも……
「はい、よかったですね。この調子で、もっと頑張りましょう」
「応援、ありがとう……」
次は、水魔法。
これは外の水場へ。
馬小屋の近くには、馬に水を与えるための井戸がある。
馬の体を拭いたりマークとわたしはここで洗濯もしていた。
お屋敷のほうにも主に厨房中心の井戸と洗濯中心の井戸、あとは水分補給用の井戸など多数あるので、お屋敷からちょっと遠いここの井戸は馬とマークとわたしの専用みたいになっている。
マークは馬小屋の中で作業をしてるし、今なら井戸の周りに誰もいない。
チャンス!
両手を合わせて器を作り、体の前に突き出し……
「手のひらいっぱいの水よ、でろ!」
でたーーっ!
水の感触もある。
わたしの手の中で タップンタップンしていて透明でおいしそう!?
思わず聞いてしまう。
「チェリー、この水は普通の水? 飲んでも大丈夫なの?」
「はい、問題ありません。 むしろ井戸の水より安全で微量ですが魔力も含まれているので高級品になります」
飲んでも大丈夫なら、せっかくだし……
手のひらに残った水を少し飲んでみた。
ぬるい無味無臭の水だった。
まあ、たしかに今の生活では貴重な水かもしれないな。
においをかがないで飲めるし。
そう『前世の記憶』が戻ってから、今の生活水準の低さに今さらながら驚いていることは、マークにもナイショにしている。
こんなこと言ってはなんだけど、少し『きたない』のよ。
だって、お風呂が家にない。
村の人は基本、お風呂に入らないし……
体は毎日拭くのが常識だった。
だからちょっと、におっている人がいる……
しょうがないけどね。
小さな子どもは、すぐに汚す。
オケに水をいちいち入れて体を拭くより、洗ってしまったほうがはやい。
マークも拭くのをめんどくさがり、毎日馬小屋近くの井戸でわたしを大きめなタライの中に入れて行水させていたが……
これがかえって、わたしには良かった。
毎日お風呂に入っているようなものだからだ。
前世はどうも、毎日のようにお風呂に入っていたらしく……
木のお風呂や地面から湧き出るお湯のお風呂に入っていたことを『前世の記憶』を思い出したあとの行水中に フッと、湯気の立つお湯の中で寛いでいる自分の感情がわきでてきた。
『きもちいいなあ~ やっぱりお風呂は最高! 』ただその感情だけを思い出して戸惑ってしまう。
それだけで自分が前世は、毎日たっぷりのお湯の中に浸かっていたと理解したからだ。
だから無意識でも行水に違和感も嫌悪感もなかったのかな?
じゃあなぜ、毎日の行水がおかしいと気が付いたのか。
それは今回のことでシーナが小屋によく来るようになったからだった。
毎日わたしが馬と同じように洗われていることを知り、マークに注意する。
女の子なのに、馬と同じ扱いだと……
でも体を拭くだけよりタライの行水がありがたいしうれしいと、シーナに伝えたら渋い顔で片目をつぶり 了承してくれた。
まだ 三歳だから ギリギリ許してくれたのかな?
六歳になってもわたしは、タライで行水をしていると思う。
シーナにはナイショだけどね。
なにはともあられ、次は火魔法。
これは馬小屋のまだ奥、お屋敷からは正反対の所にある広場で試すことにした。
馬を少し走らせてリラックスさせる所で、草もしっかり刈ってある。
見渡しがよく馬にもそして比較的、火にも安全? な場所。
「チェリー、検索 お願い。 わたしの周りに人はいない?」
「はい。回り 30メートルに、人はいません」
まぁ 見たら分かるけど……
魔法やスキルは、どんどん使わないと。
ねぇ、チェリー!
これからはマークのそばを離れて、一人で魔法の練習をする時間を設けていく。
マークに心配されたけど、わたしにはスキルがあるから大丈夫だと、なんだか訳のわからない言い訳で、マークを煙に巻いた? 巻けたのかな?
チェリーがいるから 一人のほうが動きやすい。
渋っていたマークに、安全第一を約束させられた。
安全第一 ! これ大事。
まずは危険のない、光の魔法。
自分の部屋で安全な光魔法から使ってみる。
イメージが大切らしいから、わかりやすく声に出して……
「ローソクの小さな明かり、この手の中にでろー」
手のひらを体の前にだして、唱えてみる。
ふゎ~っと、体の中からなにかが通り抜けていって、鳥肌が立つ感じがしたら手の中に小さな光の玉が現れた。
痛くも熱くもない。
自分で唱えて望んでだした光なのに、急に自分の手の中に光があることが怖くなって焦ってしまい、手をおもいっきり振り払ってしまった。
光の玉は、スッと消えてしまう。
「おーー 」
これは凄い! 断然やる気がでた!
怖かったけど、もう一度。
今度もうまく手の中にだせた。
でも、消しかたがわからない。
また、手を振って消した……
イメージ、イメージ……
五回ぐらい同じことを繰り返し、次は無言でやってみる。
「できた!」
フッ、フッ、フッ、フッ、フッ
この光の玉を『光の小玉』と名付けよう!
これで イメージしやすい。
見守ってくれていたチェリーも……
「はい、よかったですね。この調子で、もっと頑張りましょう」
「応援、ありがとう……」
次は、水魔法。
これは外の水場へ。
馬小屋の近くには、馬に水を与えるための井戸がある。
馬の体を拭いたりマークとわたしはここで洗濯もしていた。
お屋敷のほうにも主に厨房中心の井戸と洗濯中心の井戸、あとは水分補給用の井戸など多数あるので、お屋敷からちょっと遠いここの井戸は馬とマークとわたしの専用みたいになっている。
マークは馬小屋の中で作業をしてるし、今なら井戸の周りに誰もいない。
チャンス!
両手を合わせて器を作り、体の前に突き出し……
「手のひらいっぱいの水よ、でろ!」
でたーーっ!
水の感触もある。
わたしの手の中で タップンタップンしていて透明でおいしそう!?
思わず聞いてしまう。
「チェリー、この水は普通の水? 飲んでも大丈夫なの?」
「はい、問題ありません。 むしろ井戸の水より安全で微量ですが魔力も含まれているので高級品になります」
飲んでも大丈夫なら、せっかくだし……
手のひらに残った水を少し飲んでみた。
ぬるい無味無臭の水だった。
まあ、たしかに今の生活では貴重な水かもしれないな。
においをかがないで飲めるし。
そう『前世の記憶』が戻ってから、今の生活水準の低さに今さらながら驚いていることは、マークにもナイショにしている。
こんなこと言ってはなんだけど、少し『きたない』のよ。
だって、お風呂が家にない。
村の人は基本、お風呂に入らないし……
体は毎日拭くのが常識だった。
だからちょっと、におっている人がいる……
しょうがないけどね。
小さな子どもは、すぐに汚す。
オケに水をいちいち入れて体を拭くより、洗ってしまったほうがはやい。
マークも拭くのをめんどくさがり、毎日馬小屋近くの井戸でわたしを大きめなタライの中に入れて行水させていたが……
これがかえって、わたしには良かった。
毎日お風呂に入っているようなものだからだ。
前世はどうも、毎日のようにお風呂に入っていたらしく……
木のお風呂や地面から湧き出るお湯のお風呂に入っていたことを『前世の記憶』を思い出したあとの行水中に フッと、湯気の立つお湯の中で寛いでいる自分の感情がわきでてきた。
『きもちいいなあ~ やっぱりお風呂は最高! 』ただその感情だけを思い出して戸惑ってしまう。
それだけで自分が前世は、毎日たっぷりのお湯の中に浸かっていたと理解したからだ。
だから無意識でも行水に違和感も嫌悪感もなかったのかな?
じゃあなぜ、毎日の行水がおかしいと気が付いたのか。
それは今回のことでシーナが小屋によく来るようになったからだった。
毎日わたしが馬と同じように洗われていることを知り、マークに注意する。
女の子なのに、馬と同じ扱いだと……
でも体を拭くだけよりタライの行水がありがたいしうれしいと、シーナに伝えたら渋い顔で片目をつぶり 了承してくれた。
まだ 三歳だから ギリギリ許してくれたのかな?
六歳になってもわたしは、タライで行水をしていると思う。
シーナにはナイショだけどね。
なにはともあられ、次は火魔法。
これは馬小屋のまだ奥、お屋敷からは正反対の所にある広場で試すことにした。
馬を少し走らせてリラックスさせる所で、草もしっかり刈ってある。
見渡しがよく馬にもそして比較的、火にも安全? な場所。
「チェリー、検索 お願い。 わたしの周りに人はいない?」
「はい。回り 30メートルに、人はいません」
まぁ 見たら分かるけど……
魔法やスキルは、どんどん使わないと。
ねぇ、チェリー!
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