104 / 221
104. チェリーと相談
しおりを挟む
家族のテントは広くて豪華だと知っているんだけど……
これも外からよくみたら、中よりだいぶ小さい?
そうだよ。
一人用のテントも見た目は大人が二人寝れるかな? っていう広さしかないように見える小さなテントだし……
この家族用だって見た目は一人用の三倍ぐらいの大きさしかないように見えるのでは?
まず入ってすぐのスペースが一人用と同じように、ダミーになっているのかな?
ゆったりした椅子が三つ置いてあり、小さなテーブルもある。
前はすぐ奥の部屋へ入ったけど、ためしにこの椅子へ座ってみることにした。
あーっ、この椅子は……
「チェリー。この椅子、背もたれが動くし寝れるよ。わたしのテントにあるソファやベッドと同じ感じがする……もしかしてテーブルもなにか? どうにかなっているのかな?」
うわっ!
端のほうにあったテーブルがスッとこっちへやってきた。
呼べば、くるのか?
違う椅子に座ってテーブルを呼んでみると、またやってきた……
「はい。ここに椅子とテーブルは必要ありません。片付けましょう」
この場所はいまは何もないフリースペースにする。
あっ、でも木の椅子なら親方のところにあったかも?
あとで親方に聞いてみよう。
やっと奥の部屋へいける。
リビングのソファから、すごい豪華……
「チェリー、クションはもう普通に片付けたけど、このソファまでなくすと広すぎてなんだかガランとしすぎてしまうよね。どうしようか?」
「はい。なにか別の物を買い直すまでは、しばらくこれで過ごしましょう」
チェリーがそう言って妥協してくれた。
珍しい。
まあ、休憩する場所はやっぱり必要だしね。
食器は白金と金の混ざっているモノや宝石付きのモノばかり、すべてスペシャルな腕輪に入れておく。
「チェリー、すごく豪華な食器だったね」
「はい。豪華な食器でした。ただ、モノをマジックバックへ入れるには腕輪より指輪に変更した方が効率的だと思われます」
チェリーに勧められ指輪に変える。
一番目立たない小指にはめることにした。
モノに触れるだけで自然なかたちで収納できるようになり、ちょっと便利になったかも。
主寝室は、大きなベッドに豪華なソファ。
ここはわたし専用にするので、すべてそのままにしておいた。
チェックも最後で良いだろう。
次へ進む。
「チェリー。これは子供部屋が、二つかな? スッキリした感じの良い部屋だね」
アロさん夫婦にはまだ子供はスピノちゃんだけだったから、将来的に子どもが二人欲しかったのかな?
二つとも白を基調にしている部屋で、チェリーがすぐ助言してくれる。
「はい。良い部屋です。ですがここのソファセットは、片付けましょう」
「そうだね。わたしのいた宿屋のグレードの高い部屋でもソファセットはなかったし、少し部屋が広くなったってこのぐらいの広さならそんなに違和感がないよ」
テントなんだし、ベッドと机で十分かな。
子ども部屋だという二部屋ともソファセットを片付けてしまう。
その上にあった、水瓶セットはウルグベお母さんにもらったモノと似ている……コレは魔道具だ。
こっちのほうが子ども部屋にあったからなのか、ちょっとデザインがかわいいかな?
ためしに水を飲んでみると、ウルグベお母さんのくれた特別な水瓶の水ほどではないけど、わたしの出す魔法水ぐらいの魔力量の水で十分おいしい。
これなら、マークたちも飲めるかな?
これをひとつ、リビングへ置いておくことにした。
あとベッドのマット部分は、どうしよう……
宿屋のベッドにはマットまでなかったけど、辺境伯家の客室にはあったように思うなぁ……
「チェリー。どう、思う?」
「はい。ベッドのマットぐらいよさそうですが、パールを基準に考えると、マットと枕もはずして別のモノに入れ替えておいたほうが無難でしょう」
わたしを基準ってところが、引っかかるけど……
まあ、無難にそうしようか?
「よし、決めた。必要になったらこのマットと枕を指輪から出して使うよ。そうしたらこのマットをどこでも自由に使えていつも快適に寝れるから、かえって便利でいいよね!」
調べてみると上に乗っているだけだったので、マットをなくすと豪華ないつもの見慣れたベッドになった。
子ども用といっても、ぜんぜん小さくない。
なんなら、わたしが宿屋で寝ていた普通のベッドよりも大きいんだけど……
それにこのベッドの素材はなんだろ? 木ではないみたいな……
そんなに光ってもいないし、でもまあこれなら大丈夫でしょう。
下のマットは新しく別のモノを買おうかな?
軽く採寸しておく。
次は鏡、どうしようか……
あると、ぜったい便利だけど……
そうだ!
子ども部屋はマークとシーナそれにトムさんたちの専用の部屋にすれば良いんじゃない?
みんななら大丈夫。
客室の二部屋にも鏡はあるだろうから、それは片付けてしまおう。
あと、浴室のからだを拭く布……
調べてみると子ども部屋の洗濯袋はグレードアップしてあるのか、使いやすい壁に備え付けの洗濯箱だった。
布の横に備えてある。
からだを拭く布を一枚試しに洗濯箱へ入れると、数十秒で元の位置にたたまれて戻ってきた。
すごい……
ここまでしてくれるなら、このタオル専用の魔法の箱だとみんなには説明することにして、そのまま置いておく。
矛盾しているようだけど、マークたちには少しでもくつろいで楽をしてほしいしね……
テントの中なのにちゃんとドアやカギもあるし、浴室には教えてもらったシャワー? もついている。
これだけでも、だいぶ便利なはず。
ベッドの横の机の中には、ペンと紙があったけど……
この紙は、なんだろう?
材質がわからない……
キレイすぎる……しまっておこう。
えっ?!
もしかしてこのペンは、インクいらずのペン?
これも片付けておく。
子ども部屋は、こんなもんかな?
あーっ、今日はここで時間切れ……
ひとつの鐘が鳴っている時間、十二時だ。
疲れた……
もうこのまま主寝室まで戻って寝てしまう。
「チェリー、おやすみ~! 親方との約束があるから四時ごろに起こしてねぇ~」
「はい。お疲れさまでした。また続きをしましょう。おやすみなさい」
うっ、そうか。
まだ続きがあるのか……
アラクネのシーツが気持ちよくて、すぐに夢の中へいきそうだよ……
こんなにいいモノをもらって……
あーーっ、スベスベ……幸せだ…………ぁ。
これも外からよくみたら、中よりだいぶ小さい?
そうだよ。
一人用のテントも見た目は大人が二人寝れるかな? っていう広さしかないように見える小さなテントだし……
この家族用だって見た目は一人用の三倍ぐらいの大きさしかないように見えるのでは?
まず入ってすぐのスペースが一人用と同じように、ダミーになっているのかな?
ゆったりした椅子が三つ置いてあり、小さなテーブルもある。
前はすぐ奥の部屋へ入ったけど、ためしにこの椅子へ座ってみることにした。
あーっ、この椅子は……
「チェリー。この椅子、背もたれが動くし寝れるよ。わたしのテントにあるソファやベッドと同じ感じがする……もしかしてテーブルもなにか? どうにかなっているのかな?」
うわっ!
端のほうにあったテーブルがスッとこっちへやってきた。
呼べば、くるのか?
違う椅子に座ってテーブルを呼んでみると、またやってきた……
「はい。ここに椅子とテーブルは必要ありません。片付けましょう」
この場所はいまは何もないフリースペースにする。
あっ、でも木の椅子なら親方のところにあったかも?
あとで親方に聞いてみよう。
やっと奥の部屋へいける。
リビングのソファから、すごい豪華……
「チェリー、クションはもう普通に片付けたけど、このソファまでなくすと広すぎてなんだかガランとしすぎてしまうよね。どうしようか?」
「はい。なにか別の物を買い直すまでは、しばらくこれで過ごしましょう」
チェリーがそう言って妥協してくれた。
珍しい。
まあ、休憩する場所はやっぱり必要だしね。
食器は白金と金の混ざっているモノや宝石付きのモノばかり、すべてスペシャルな腕輪に入れておく。
「チェリー、すごく豪華な食器だったね」
「はい。豪華な食器でした。ただ、モノをマジックバックへ入れるには腕輪より指輪に変更した方が効率的だと思われます」
チェリーに勧められ指輪に変える。
一番目立たない小指にはめることにした。
モノに触れるだけで自然なかたちで収納できるようになり、ちょっと便利になったかも。
主寝室は、大きなベッドに豪華なソファ。
ここはわたし専用にするので、すべてそのままにしておいた。
チェックも最後で良いだろう。
次へ進む。
「チェリー。これは子供部屋が、二つかな? スッキリした感じの良い部屋だね」
アロさん夫婦にはまだ子供はスピノちゃんだけだったから、将来的に子どもが二人欲しかったのかな?
二つとも白を基調にしている部屋で、チェリーがすぐ助言してくれる。
「はい。良い部屋です。ですがここのソファセットは、片付けましょう」
「そうだね。わたしのいた宿屋のグレードの高い部屋でもソファセットはなかったし、少し部屋が広くなったってこのぐらいの広さならそんなに違和感がないよ」
テントなんだし、ベッドと机で十分かな。
子ども部屋だという二部屋ともソファセットを片付けてしまう。
その上にあった、水瓶セットはウルグベお母さんにもらったモノと似ている……コレは魔道具だ。
こっちのほうが子ども部屋にあったからなのか、ちょっとデザインがかわいいかな?
ためしに水を飲んでみると、ウルグベお母さんのくれた特別な水瓶の水ほどではないけど、わたしの出す魔法水ぐらいの魔力量の水で十分おいしい。
これなら、マークたちも飲めるかな?
これをひとつ、リビングへ置いておくことにした。
あとベッドのマット部分は、どうしよう……
宿屋のベッドにはマットまでなかったけど、辺境伯家の客室にはあったように思うなぁ……
「チェリー。どう、思う?」
「はい。ベッドのマットぐらいよさそうですが、パールを基準に考えると、マットと枕もはずして別のモノに入れ替えておいたほうが無難でしょう」
わたしを基準ってところが、引っかかるけど……
まあ、無難にそうしようか?
「よし、決めた。必要になったらこのマットと枕を指輪から出して使うよ。そうしたらこのマットをどこでも自由に使えていつも快適に寝れるから、かえって便利でいいよね!」
調べてみると上に乗っているだけだったので、マットをなくすと豪華ないつもの見慣れたベッドになった。
子ども用といっても、ぜんぜん小さくない。
なんなら、わたしが宿屋で寝ていた普通のベッドよりも大きいんだけど……
それにこのベッドの素材はなんだろ? 木ではないみたいな……
そんなに光ってもいないし、でもまあこれなら大丈夫でしょう。
下のマットは新しく別のモノを買おうかな?
軽く採寸しておく。
次は鏡、どうしようか……
あると、ぜったい便利だけど……
そうだ!
子ども部屋はマークとシーナそれにトムさんたちの専用の部屋にすれば良いんじゃない?
みんななら大丈夫。
客室の二部屋にも鏡はあるだろうから、それは片付けてしまおう。
あと、浴室のからだを拭く布……
調べてみると子ども部屋の洗濯袋はグレードアップしてあるのか、使いやすい壁に備え付けの洗濯箱だった。
布の横に備えてある。
からだを拭く布を一枚試しに洗濯箱へ入れると、数十秒で元の位置にたたまれて戻ってきた。
すごい……
ここまでしてくれるなら、このタオル専用の魔法の箱だとみんなには説明することにして、そのまま置いておく。
矛盾しているようだけど、マークたちには少しでもくつろいで楽をしてほしいしね……
テントの中なのにちゃんとドアやカギもあるし、浴室には教えてもらったシャワー? もついている。
これだけでも、だいぶ便利なはず。
ベッドの横の机の中には、ペンと紙があったけど……
この紙は、なんだろう?
材質がわからない……
キレイすぎる……しまっておこう。
えっ?!
もしかしてこのペンは、インクいらずのペン?
これも片付けておく。
子ども部屋は、こんなもんかな?
あーっ、今日はここで時間切れ……
ひとつの鐘が鳴っている時間、十二時だ。
疲れた……
もうこのまま主寝室まで戻って寝てしまう。
「チェリー、おやすみ~! 親方との約束があるから四時ごろに起こしてねぇ~」
「はい。お疲れさまでした。また続きをしましょう。おやすみなさい」
うっ、そうか。
まだ続きがあるのか……
アラクネのシーツが気持ちよくて、すぐに夢の中へいきそうだよ……
こんなにいいモノをもらって……
あーーっ、スベスベ……幸せだ…………ぁ。
64
あなたにおすすめの小説
規格外で転生した私の誤魔化しライフ 〜旅行マニアの異世界無双旅〜
ケイソウ
ファンタジー
チビで陰キャラでモブ子の桜井紅子は、楽しみにしていたバス旅行へ向かう途中、突然の事故で命を絶たれた。
死後の世界で女神に異世界へ転生されたが、女神の趣向で変装する羽目になり、渡されたアイテムと備わったスキルをもとに、異世界を満喫しようと冒険者の資格を取る。生活にも慣れて各地を巡る旅を計画するも、国の要請で冒険者が遠征に駆り出される事態に……。
ダンジョンに捨てられた私 奇跡的に不老不死になれたので村を捨てます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
私の名前はファム
前世は日本人、とても幸せな最期を迎えてこの世界に転生した
記憶を持っていた私はいいように使われて5歳を迎えた
村の代表だった私を拾ったおじさんはダンジョンが枯渇していることに気が付く
ダンジョンには栄養、マナが必要。人もそのマナを持っていた
そう、おじさんは私を栄養としてダンジョンに捨てた
私は捨てられたので村をすてる
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
転生したので好きに生きよう!
ゆっけ
ファンタジー
前世では妹によって全てを奪われ続けていた少女。そんな少女はある日、事故にあい亡くなってしまう。
不思議な場所で目覚める少女は女神と出会う。その女神は全く人の話を聞かないで少女を地上へと送る。
奪われ続けた少女が異世界で周囲から愛される話。…にしようと思います。
※見切り発車感が凄い。
※マイペースに更新する予定なのでいつ次話が更新するか作者も不明。
失われた力を身に宿す元聖女は、それでも気楽に過ごしたい~いえ、Sランク冒険者とかは結構です!~
紅月シン
ファンタジー
聖女として異世界に召喚された狭霧聖菜は、聖女としての勤めを果たし終え、満ち足りた中でその生涯を終えようとしていた。
いや嘘だ。
本当は不満でいっぱいだった。
食事と入浴と睡眠を除いた全ての時間で人を癒し続けなくちゃならないとかどんなブラックだと思っていた。
だがそんな不満を漏らすことなく死に至り、そのことを神が不憫にでも思ったのか、聖菜は辺境伯家の末娘セーナとして二度目の人生を送ることになった。
しかし次こそは気楽に生きたいと願ったはずなのに、ある日セーナは前世の記憶と共にその身には聖女としての癒しの力が流れていることを知ってしまう。
そしてその時点で、セーナの人生は決定付けられた。
二度とあんな目はご免だと、気楽に生きるため、家を出て冒険者になることを決意したのだ。
だが彼女は知らなかった。
三百年の時が過ぎた現代では、既に癒しの力というものは失われてしまっていたということを。
知らぬままに力をばら撒く少女は、その願いとは裏腹に、様々な騒動を引き起こし、解決していくことになるのであった。
※完結しました。
※小説家になろう様にも投稿しています
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!
リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?
あくの
ファンタジー
15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。
加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。
また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。
長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。
リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる