奥様は✖️✖️✖️

琥太朗

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奥様は✖️✖️✖️

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「赤ちゃん出来たみたい。生理ないの。」

恵がベッドの中でそう言った。
俺は腕枕をした反対の手で恵の体を摩っていたが、一寸動きを止めた。

「結婚しよう。出来たからじゃあない、そろそろかなと考えていたんだ。」

俺は25歳.恵は18歳だ。未成年と分かって付き合って子供が出来て、しらばっくれてトンズラなんてしたくは無い。
子供が出来たからにはと言うかその前からちゃんと両親に挨拶を、と思っていた。




「私、ホントはね・・・15なの!」
「えっ?」
「私、15歳。中学3年生なの。隠していてごめんなさい。」
俺はベッドから飛び上がった。
「えー?マジかよ!」

遡る事3か月前。
俺は仲のいい会社の同僚と飲みに来て、踊れる所に行った。時代は昭和。ディスコが流行りの頃、ボックス席で呑んで軽く踊って帰るのが主流。あわよくばお持ち帰りも有りの頃。軽い気持ちでナンパをしていた。
 いつも行く店で呑んでは踊って女性を眺めていたら、騒動が起きた。ちょっと威勢の良いお兄さんが3人連れをナンパして失敗したらしく、無理やり外に連れ出そうとしていた。
 その3人の中でまあまあ可愛い子がいて、ちょっといいカッコしたくなり、止めに入った。
案の定、
「やるのか?表に出ろ!」
が始まり、相手4人、こっち3人の試合が始まった。因みに俺は元プロボクサー。でも16~18歳迄でC級、戦績は7戦7敗2KO負けと弱敗だった。だから辞めたんだけど、とりあえず元プロなんで相手の拳は怖くは無い。蹴ってくる距離の見切りはつけられるし、拳も手でいなす事も出来たが、全部それをやると相手の自尊心に傷が付く。ある程度かわした所で、
「俺、ボクシングやってるから」
と言う大概は引っ込んでくれる。
今回も
「なんだ、そうかよ!おい!帰ろうぜ!」
と引き上げてくれた。

彼女達はお礼を言って帰ろうとした時、
「もし、また奴等が来たら困るから送ります。」
俺は駅まで送り、別れ際に名刺を渡した。
きっと電話なんか来ないだろうと思っていたら、昼に電話が入った。
「もしもし、昨日助けていただいた者です。あの~また会っていただけますか?」
もちろんオッケーだったが、彼女は金曜か、土曜の夜じゃないと会えないと言うので金曜日の夜駅の近くの居酒屋で待ち合わせをした。
恵は大学1年で単位を取るのに平日は講義三昧で空けられならしい。こちらとしても金曜日くらいが丁度いい。数回程デートを重ねてホテルに誘った。
「ごめんなさい、・・・初めてなの・・・こういうの。」
「わかった。優しくするから」

俺はキスをしながら服を脱がせる。怖いのか震えている。
足を開かせ、静かに俺のを恵に当てがう。
そして腰を進めた。
「ウッ!あぁ!嫌!」
「大丈夫?」
「ちょっと・・・痛い・・・」


こうして自分と恵は結ばれたのが2か月半くらい。それから会う度に体を重ねていた。非常識だが外に射精するくらいで避妊はしたりしなかったりだ。妊娠するのは当たり前だった。


中学生を妊娠させてしまった!
これはいわゆる
イ・ン・コ・ウって奴?
未成年不同意性交?いや、同意してるから不純異性交遊か?

「恵は産みたい?」
「あなたの子だもん、産みたい。育てたい!」

もう中途半端な気持ちではいられない。
ちゃんとケジメをつけなきゃならない。

「わかった。ちゃんと両親に会って話すよ。結婚させて貰う。」
「うん、私も一緒に怒られる!許して貰うまで頑張る!」
ただ、15歳未満なら結婚は16歳にならないと出来ない。恵の父親には殴られるだろう。
俺は連敗ボクサーだから殴られるのは慣れている。我慢強く粘って結婚させて貰おう!

一週間後、恵の家に行った。恵は母に妊娠していることは伝えていた。義父に言ったのは前の日。
当然、義父怒り心頭になった。
会った途端、
「お前は何を考えているんだ!馬鹿野郎!」

正座していた俺に親父殿がガラスの灰皿を顔めがけて投げてきた。俺はヒョイとかわしたら後ろの壁に当たって、少し壁が凹んだ。

「何でかわす!馬鹿野郎!」

今度は襟を掴み殴ってきた。2、3発は覚悟していた。でもさすがに1発素手で殴られるとキツかったが、親父殿も拳が痛かったようでそれ以上は殴らなかった。
俺を突き放すと
「で、これからどうするつもりだ?」
「恵さんと結婚したいと思います。」
「馬鹿を言うな!|恵は未だ中学生だ!結婚なんかさせられるか!」
「4月には恵さんは16歳になります。その時に籍を入れたいと思います。」
「4月までに恵は腹が大きくなっていくのに学校に通わせるのか?世間体が悪いじゃないか、どうするんだ?」
「それは・・・申し訳ありませんが、学校に事情を話して休学と言う形は・・・」
「駄目だ!許さん!結婚もだ!」
「お義父さん、俺は子供が出来たから結婚すると言う訳じゃないです。恵さんと一緒に生活がしたいから結婚を許して欲しいんです。」
「お義父さんなんて言うな!」
「お父さん!お願いします。満さんとの結婚を許して欲しいの!お願い!」
「駄目だ!俺は許さんからな!」
そう言うと親父殿は自室に入ってしまった。

「あー言うと聞かない人だから・・・」
お袋殿は俺に向かって話した。

「満さん、今回の事、親としてはとても憤りを感じています。 15年間大事に育てた娘ですよ。それを見ず知らずの男との間に子供が出来た。交際していたにしても結婚だってダメでしょう? だって恵は中学生なんです。未成年の子供です。
責任を取って結婚すれば済む。と貴方は思っているかも知れない。そう簡単に考えているのかと私達はそう思ってしまうんです。それが悔しいんです。だから結婚には反対です。簡単に結婚出来るなんて考えないでください。判りましたか?もうお帰り下さい。」

次の日から俺は仕事帰りに恵の家へ通った。しかし家には入れず門前払いだったが、終電迄門の前に立った。
1月の夜は冷え込んだ。寒くて堪らないが、結婚したい一心で毎日門の前に立った。
10日過ぎには門が開いていたが、ドアは閉ざされていた。恵の話だと近所中の噂になるから門の中には入れるようにと母が言ったらしい。
更に1週間が過ぎた時、その夜は大雪だった。俺は頭に雪を被りながらもドアの前に立っていたら突然ドアが開き、恵が中に入れてくれた。玄関には親父殿が立っていて
「まだ続けるのか?」す
「結婚を許して貰うまで何度でも伺います。」
「恵、お前はどうなんだ?」
「結婚したい」
「お前みたいな子供が子供を産んで育てられると思うのか?」
「子供だけど、ちゃんと産んで育てたい!この人の子供だもん!ちゃんと育てる!」

「いい?安易な希望や思いだけで子育てや生活は出来ないの。現実を見なさい。」
母殿も口を出す。
「前にも恵に言ったわよね?子供育てる事がどんなに大変かってこと。」
「それでもは私は頑張る!満さんと結婚したい!」

「わかった、勝手にしろ!恵も家から出ていきなさい。結婚でも何でもしたらいい!お前たちには金輪際我が家の敷居は踏ませない!いいな!」

俺は頭を下げて
「お義父さんありがとうございます。ただ、お願いがあります。恵さんと生まれた子供が来た時にはどうか入れてあげてください。自分は外で構いません。お願いします!」
「ふん!知らんわ!」
義母は呆れ顔で見ていた。それが私達に対してなのか?義父に対してなのか?

こうして結婚が許されたが、出て行けと言われた娘を、はいそうですかと招き入れるわけにもいかず、義母と相談して誕生日までは実家に居られる様にお願いした。そして学校は義母と恵と担任の先生、校長先生の4者で話し、転校と言う名目で休学することになった。事実上の退学である。

恵がアパートに来る前に寝具やら食器などを買い揃えた。

そして4月に恵と暮らし始めた。
 久しぶりに恵を抱いた。少しふっくらしたお腹と乳房、乳輪も少し大きくなって母親体系って奴に変わった。体位もお腹を圧迫しないよう横向きに後ろから浅くと恵からのリクエスト。買った育児書に書いてあったそうだ。
出産の前に引っ越しをした。今のアパートから然程遠くない所でにいい物件があった。
子供が産まれた時の事を考え、もう少し広いアパートを探す事を考えていたので丁度良かった。

 9月、恵は出産した。3,200gの女の子だ。由紀子と命名した。出産から産後の世話は義母殿が来てくれた。

「殿方はこんな時には全然役に立たないのよ~」
と言ってあれこれと出産に必要な物を買い揃えてくれたり、由紀子の沐浴もしてくれた。

恵曰く、
「お母さんが1番張り切っている」
らしかった。義母は40歳。まだまだ子供だって産める歳だから張り切らない訳がない。
そんな義母がポツリ言った事があった。
「恵から赤ちゃんが出来たって聞いた時、考えたんです。もし相手が途中で逃げたりしたら、私の子供として育てようと思ったりしたのよ。恵は産むってきかないから・・・まぁ、良かったわ、貴方が誠実な人で。」 


日が開けて、恵を抱いた。
溜まったのをちょいちょい恵に手伝って抜いてもらっていたが、抱いたのは久しぶりだった。
会陰切開跡がつれて痛いと言っていたが数回の行為の後は何ともなくなったようだ。
由紀子は余り夜泣きもしないので、恵も夜の世話も辛くないとは言っているが、家事に育児、俺の相手とよく出来るものだ。母は強しだろうか?

日が開けて2週間後、義父に由紀子を見せに行くと言うので付いて行く。
義父は孫の顔を見ると私に見せた怖い顔は何処やらである。

「由紀子ちゃん!じいちゃんだよー!」

ってな調子である。
「おい!今日は泊まっていっていいぞ。」
初めて恵の実家で夕食をいただいた。が、出されたビールを義父には注いだが、私には注いでくれない、手酌だ。
まだまだ敷居は高いが跨げるようになったことは良いことだ。

その後は次々と子供が出来、娘3人となった時、義父から
「今の家はもう手狭だろう?どうだこの家をリフォームして二世帯にしないか?わしの退職金もあるし、貸してやる(くれないんかーい!)」
と言う熱意(圧力)に押されて、二世帯住宅にリフォームした。

そして今、私は55歳になり、3人の娘と孫が二人いる。




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