バレたくないけどばれてしまう!!

鮫宵

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第2章

_楽舞の家にてPart2_

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シャャーーーーーー キュッ

琥継「って、なんで入ってきてんだよ。」

楽舞「え、いいじゃんっ!」

琥継「あ?誰がいいつったんだよ。」

楽舞「ぼーくっ!」

琥継「はぁっ!?」

楽舞「先輩の裸姿を拝むだけですよ!」

琥継「なんだよ、裸拝むって。」

楽舞「じゃあ、僕の髪洗ってくれない?」

琥継「は?なんでだよ、自分で洗えよ。」

楽舞「僕、躾のなってない犬だから飼い主様が洗ってくれないとダメなんだもんっ!」

琥継「いや、どういう事だよ…」

楽舞「ダメ…?」

琥継「ダメって言ったら?」

楽舞「泣いちゃうもん。」

琥継「勝手に泣いてろよ。」

楽舞「グスッ、グスッ」

琥継「いや、ほんとに泣くなよ。」

楽舞「だって、ほんとに洗ってほしかったんだもんっ!」

琥継「はぁ、、わーったよ。ほら、椅子に座れ。」

楽舞「やったー!!」

琥継「髪洗うくらいで喜ぶなんてほんとに犬みてぇだな。」

楽舞「先輩、僕の目に泡が入らないようにして洗ってくださいね?」

琥継「要求が多いワンチャンだな。」

楽舞「しょうがないじゃん。」

琥継「わーってますよーだ。」

楽舞「むぅぅー!」

そして俺と楽舞は2人で湯船に浸かりながらのぼせるまで我慢勝負をした。
__________________

琥継「ふぅー気持ちよかった。」

楽舞「はぁ、あっつ、ねぇ先輩、ギューしていい?」

琥継「お前意外とねばったな。てか楽舞は今日俺と始めて会ったんだろ?」

楽舞「ま、まぁ、始めてなのかな?隣人さんだから顔はうっすらと知ってたけど、、」

琥継「ったく、まぁ俺もゲイだってことがお前にバレた以上俺の弱みが握られたもんだし。」

楽舞「あっ!いい事思いついたっ!」

琥継「あぁ?」

楽舞「ねぇ先輩?ゲイだってこと学校中にバレたくなかったら僕のことギューしてくださいっ!」

琥継「え、やだ!」

楽舞「じゃあ、ゲイだってこと学校中にバレていいんですか?」

琥継「それは、ダメだけど…」

楽舞「じゃあ、僕にギューして?」

ギュー

琥継「これでいいか?」

楽舞「もっと強くして?」

琥継「んっ!これ後何秒すればいいんだよ。」

楽舞「え?うーん、ずっと。」

琥継「っざけんなっ!」

楽舞「はいはい、じゃあ離していいよ。」

琥継「ったく、もうっ!」

楽舞「先輩、形勢逆転ですねっ?」

琥継「俺のペットになる話はどうなったんだよ!」

楽舞「え?あぁ、それはもちろんなりたいですよ、てかなりますよ!」

琥継「じゃあ、その弱み使うんだろ?」

楽舞「そんなことしませんよ。僕の力で先輩のペットになりますから。」

琥継「セックスして欲しいってやつは?」

楽舞「先輩もしかしてしてもらいたいんですか?」

琥継「べっ別にっ!?んなわけねぇだろ。俺はもう課題やって寝るからな!」

楽舞「ほんとですか~?じゃあ、僕も一緒に課題やりますっ!」

琥継「好きにしろ。」

楽舞「なーに拗ねちゃって。」

琥継「だから拗ねてねぇし!!」
__________________

楽舞「琥継先輩、ここわかんないんですけど教えてくれません?」

琥継「ん?どこ?」

楽舞「こーこ」

チュッ

パチュ チュッチュッ

琥継「もっ、まっ、はむっ!まっ、ちょっ、んんっっ!!」

チュッ パチュ チュッチュッ

楽舞「でぃーぷきすっ!」

琥継「プハッ、はぁ、はぁ、死ぬかと思った…ってか急すぎるだろ…」

楽舞「こういうのもいいでしょ?」

琥継「もうっ!課題に集中できねぇだろ!!」

楽舞「ごめん…そんなつもりなかったんですけどねっ?」

琥継「はぁ、もうお前についていけねぇ。」

楽舞「ごめんね?飼い主様?」

琥継「まだ俺はお前をペットにした訳じゃねぇからなっ!!」

楽舞「わかってますよっ?」
__________________
先輩やっぱり可愛いなぁ~ディープキスしてあんなにはぁはぁしちゃって、弱み握っちゃった以上先輩と色んなこと出来そう。だなんて思ってる僕はSだ。でも僕が先輩を好きだという気持ちに嘘はないし、弱みを使うより、自分の力で先輩と色んなことしたい。あぁぁぁっっほんとに可愛いなぁ~
__________________
琥継「はぁぁぁっっ疲れた~」

楽舞「僕も終わりましたっ!」

琥継「じゃあ、俺は寝る!」

楽舞「えぇ~でも先輩、ベットは1つしかないですよ?」

琥継「じゃあ、俺は床で寝るからお前はベットで寝ろ。」

楽舞「風邪ひーちゃいますよ?」

琥継「お前が風邪引く方がこっち的にいやだ。」

楽舞「それどういう意味ですか?僕を心配してくれてるのー?」

琥継「うるさいっ!早く寝ろっ!」

楽舞「もう、照れ屋なんだからっ!」

琥継「照れてねーし!!」



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